神社のさい銭箱から20円を盗み、逃げる際に神社関係者の顔を殴るなどしてけがを負わせたとして、兵庫署は10日、強盗致傷の疑いで、自称神戸市兵庫区の無職男(60)を逮捕した。
逮捕容疑は10日午前11時ごろ、同区の神社でさい銭箱をひっくり返して20円を窃取した上、事態に気付いて近づいてきた神職の男性(63)の顔を殴るなどしてけがさせた疑い。男は男性に見つかった直後、20円はさい銭箱に戻したという。
同署によると、男の所持金は300円ほどで「生活費が欲しかった」と容疑を認めている。さい銭箱には全部で20円しか入っていなかったという。