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芸能界という悪場所(3月13日追記あり)

まあ、警察はこういうのを全部知っていて、泳がせているのだろう。そして、政治的に大問題な事件(国民に関心を持たせたくない事件。与党政治家の不祥事や、国会で成立させたいが国民にとって不利益な法案の審議)が起こると、そのスピンとして逮捕劇を作るわけである。麻薬などに手を出している人間はたくさんいるだろうし、いざとなれば、使用していなくても、いくらでも証拠を作れるwww
それはそれとして、芸能界はもともとヤクザ利権の商売であり、無知な子供たちが芸能界に憧れたりしないように、彼ら彼女らのこういう「裏の姿」は大いに報道したほうがいいと私は思っている。ちなみに、タイトルになっている新井浩文の事件は、事件とも言えないレベルだろう。役者生命が潰れてもいい程度の存在だったから、上がかばわなかっただけだと思う。下の記事でも、「中堅俳優」のDVは家庭内の問題であり、奥さんが離婚すればいいだけの話だ。それよりは、Tとやらの半グレあるいは暴力団との交際などのほうが大問題だが、ジャニーズ事務所だと言うから、はたして表面化するかどうか、楽しみである。期待して待っていようwww

(3月13日追記)
今日知ったネット情報だと、「2人目」の「大河ドラマにも出た大物俳優」はピエール瀧らしい。コカイン所持で逮捕されたとか。まあ、「大物」と言うほどか、とは思うが、大河ドラマに出たら大物、というのがマスコミ感覚なのだろう。「コカイン中毒」で思い出すのはシャーロック・ホームズで、頭脳が冴えわたると聞いたことがある。コカ・コーラにも入っている(いた)と言うが、私はコカ・コーラを飲んで頭脳が冴えたことは無いwww 大麻も解禁されそうだし、いずれコカインやヒロポンも解禁されるのではないかwww で、煙草だけが弾圧され続けるwww




(以下引用)



2019.3.9
54コメント

【東スポ】3人の大物芸能人が逮捕間近…新井浩文よりヤバイらしいぞ…



1: 2019/03/08(金) 20:47:55.74 ID:PzddCa1C9
3月6日の「東スポweb」が、3人の大物芸能人が逮捕間近であると報じ、ネット上を大きく騒がせている。もしも逮捕となれば、新井浩文以上の激震が芸能界に走るという。

「東スポによると、逮捕が近いとされている芸能人は3人いるそうです。まず1人目は、映画やドラマでは欠かせない中堅俳優で、女性へのDVがいつ事件化してもおかしくない状況とのこと。2人目は、NHK大河ドラマにも出演した大物で、法律違反の薬物に手を染めている可能性が高いそうです。そして3人目は、もし逮捕されれば全テレビ局が真っ青になる人気アイドルで、歌番組だけでなく、バラエティやスポーツ番組などでも活躍。その彼は、反社会勢力と組み、詐欺話に加担しているというのです」(芸能記者)

この3人の中でも、特にSNSで話題になっているのが、3人目の人気アイドルである。今回の報道後、ネットではある人物が疑われているのだという。

「今回、東スポのヒントから名前が疑われているのが、ジャニーズアイドルTです。彼は過去、金塊強奪事件の容疑者と2人で写った写真が出回り、黒い交際が噂となったため、一部ネット民の間で名前が挙がる事態に。しかしTのファンからは『彼は日テレメインだから、“全テレビ局が真っ青になる”条件に当てはまらない!』『みんなこんな記事信じるのやめよう!』『自担が逮捕とか無理なんやけど』と反論や心配の声があふれかえる状況となっています」(前出・芸能記者)

はたして今年、世間を揺るがす大物芸能人が逮捕となってしまうのだろうか。

http://dailynewsonline.jp/article/1722954/
2019.03.08 16:15 アサ芸プラス
188: 2019/03/08(金) 21:18:07.73 ID:XMxTrl/H0
>>1
イニシャルにする意味w
3: 2019/03/08(金) 20:48:47.61 ID:kiUVuyN10
こういうので逮捕された試しがない
644: 2019/03/09(土) 00:39:59.26 ID:If2OAR2I0
>>3
薬物系に関してはなぜか東スポが一番当てるよ
10: 2019/03/08(金) 20:49:35.82 ID:fRKIBLIW0
手越逮捕されたら新井以上の祭りは間違いないが
どうせ飛ばしだろ


17: 2019/03/08(金) 20:50:56.84 ID:fD+TpkQu0
日テレといえばあいつしかいないもんな
20: 2019/03/08(金) 20:51:05.00 ID:itm08Bwl0
芸能人だったら何をやっても許されるわけじゃないぞ
933: 2019/03/09(土) 08:15:30.11 ID:FJe+p73T0
>>20
これを忘れてしまうんだろうな
もったいないな
64: 2019/03/08(金) 20:55:57.11 ID:ap60XKLB0
反社会勢力と組んでるとか
テレビから完全追放だわwwww
36: 2019/03/08(金) 20:53:00.93 ID:WKi4iecB0
3人目はもう分かったから1人目と2人目考えよう
62: 2019/03/08(金) 20:55:28.80 ID:L2XHxyju0
伊勢谷と手越だったか
もう1人はわからんかったけど
66: 2019/03/08(金) 20:56:16.99 ID:bFwl9vHt0
手越はテレビ局が青ざめるような人気アイドルじゃねーしwww
68: 2019/03/08(金) 20:56:33.29 ID:O3Yn1jAg0
手越なら映画・ドラマの影響少ないから番組的には居なかったことにすればいいだけだな
132: 2019/03/08(金) 21:07:31.89 ID:FvHuwuDu0
3人目さんがもし実際に逮捕されても
意外性がないのであまり興味をひかれないかもしれない
143: 2019/03/08(金) 21:10:44.30 ID:GUL2CIEt0
がっくんならミュージシャンって書くんじゃね
245: 2019/03/08(金) 21:31:26.68 ID:oSKxjUBU0
もし手越が捕まったら
連行されてる車中の顔とか保釈時の拘置所の玄関でのお辞儀とかすごく想像できる
287: 2019/03/08(金) 21:41:30.38 ID:r2Qvh0CK0
手越は相手の女がどんどん安くなってるからマジでやばいんだろうな
310: 2019/03/08(金) 21:46:07.93 ID:stNBASEe0
手越は今まで捕まらなかったのがおかしいレベル
356: 2019/03/08(金) 21:56:50.39 ID:Pm3hwjST0
まあいい歳こいてアイドルやってる奴とか頭どうかしてるのがほとんどやろ
374: 2019/03/08(金) 22:01:20.71 ID:MU1JoBbA0
手越逮捕されて実刑受けたら
赤飯炊くわ
こいつ大キライ
378: 2019/03/08(金) 22:03:00.59 ID:9fwskTUD0
手越は、取り巻きに逮捕者だらけだから、なぜ本人は逮捕されないのか不思議
警察がわざと泳がせてる可能性もある
634: 2019/03/09(土) 00:28:35.89 ID:b+JzqKHC0
>>378
優秀なおとり捜査員なのかも知れない
416: 2019/03/08(金) 22:13:01.86 ID:1jyK3r0R0
芸能人は犯罪との距離が近いね
423: 2019/03/08(金) 22:14:14.83 ID:JvuJQ+uT0
>>416
芸能人になんかになりたい奴は最初からカモなんだろう
493: 2019/03/08(金) 22:36:56.60 ID:kJmJhzP90
またいつものイニシャルヒントかと思ったらかなり具体的でわろた
522: 2019/03/08(金) 22:52:06.08 ID:YQamPJA+0
ファンに危ぶまれてる時点でどうかと思う
事務所が管理出来てないなら
首や謹慎処分にするべきなのにな
637: 2019/03/09(土) 00:30:02.77 ID:UrMoTidm0
もうイッテQ崩壊やなw

ダッシュとイッテQの黄金リレーがこうも無残に崩壊するとは誰が想像したか…
657: 2019/03/09(土) 00:45:36.07 ID:BzgzGHBp0
反社会勢力とグルのアイドルなんて怖くて見れない
695: 2019/03/09(土) 01:07:34.44 ID:8vVRi5Fk0
手越が捕まっても全然おどろかない
749: 2019/03/09(土) 01:50:57.55 ID:pL2Cg8j90
>>695
ヤンキーが停学になったって聞いても盛り上がらないもんな
そっかー、いつかなると思ったわーで終わる感じ
652: 2019/03/09(土) 00:44:20.08 ID:BzgzGHBp0
3人とも逮捕されてテレビ業界が右往左往してるところが見たいw

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血の入れ替え

だいぶ前まではユダ金批判サイトがかなりあって、その中で時々言われていたのが、高齢のユダ金(あるいは王族)は若者の血を自分の血と入れ替えて、寿命を延ばしている、という話である。
下の記事だと、血漿だけを入れるという話になっているが、血液全体を入れ替えるのは効果があるだろう、と私も推測している。できれば、臓器そのものも若者の臓器と入れ替えたほうがいいのではないか。つまり、自動車でも20万キロも走ればあちこちの部品にガタが来るのは当然であり、エンジンオイルやブレーキオイルを入れ替えるように定期的に血液を入れ替えるのは何もおかしな話ではないと思うわけだ。吸血鬼伝説(口から血を飲んでも消化されるだけだが)も、視点を少し変えれば、案外、的を射ていたのではないか。いや、これは本気でそう思っているので、いつもの(www)も付けずに書いている。
ただ、長生きすればそれだけで幸福だというはずもないし、「部品の入れ替え」手術に耐え得ない年齢になったら、何をしても無駄だろう。それに、体中の血の入れ替えとなると、犠牲になる若者は(代わりにどんな血を入れるかによるが)たぶん死ぬことになるだろう。

(以下引用)


FDA「若返りたくても若者の血を求めるのはやめなさい 」


Image: Happy cake Happy cafe/Shutterstock.com


ちゃんと調べないとダメ。


若さを保つ方法として、古くは血の伯爵夫人エリザベート・バートリなどが実践していたとされる若者の血を使ったアンチエイジング療法。今の時代、「若者の血しょう(血液に含まれる成分で黄色がかった液体、赤血球や他のたんぱく質を体内に運ぶ)を注入して若返らせる」とうたうクリニックや企業が存在しています。しかし先日、アメリカ食品医薬品局(以下、FDA)はそのような療法は利用すべきでないという警告を出しました。声明文の中で、そのような治療が有効だという確証はない、まして時間を逆戻りさせるなんてとんでもないと述べています。

効果があるかは全くわからない

血しょうを注入する治療の背後にある論理的根拠の全部がバカげているわけではありません。科学者たちは本当に、若くて健康な人の血が年配者の血とは著しく異なる傾向にあると発見しています。若者血液のほうが強靭な免疫システム、高い治癒力、そしてその他の健康の指標を伴い、分子とタンパク質が豊富です。そして、若いマウスの血を注入された年老いたマウスが健康的になったことを科学者らが発見した実験もありました。


現在、若者の血しょうの注入療法を売って急ピッチで儲けようとしている企業が存在します。しかし、FDAが指摘するように何よりも問題なのは、この療法に効果があるのか全く分からないという点です。


FDAのスコット・ゴットリーブ長官はプレスリリースの中で、「簡潔に言えば、若いドナーからの血しょうの治療を療法や改善法として売り込んでいる悪徳な業者によって、患者が食い物にされることを我々は懸念しています」と語っています。「そういった治療法は、このようなクリニックが宣伝しているような利用での臨床的有効性は証明されておらず、害を及ぼす可能性もあります」とのこと。

そもそも一般人が臨床試験に大金を払うことってあるの?

輸血はアンチエイジングの治療法としてだけでなく、アルツハイマー病からパーキンソン病まであらゆる病を食い止める方法として研究されています。しかし、慎重に執り行なわれて真の改善へとつながるかもしれない実験がある一方、早い段階での治療の商業化によって、人々は胡散臭い臨床試験に「登録する」ために数千ドル払うなんてことも…。一般的には効き目があるという証拠を提供するはずの、臨床試験にです。


いとも簡単に関係者全員に偏見を抱かせてしまうので、普通ならば合法的な臨床試験に登録するのにお金を払う必要はありません(たとえば、ある人が長年貯めてきた資金をある治療法につぎ込んだとしたら、それの効果があったと信じる傾向が強いかもしれない)。しかし、さらに心配なのはこういった臨床試験はたいてい、盲検がされてなかったり、きちんと管理されてなかったりする点です。なので、もし注入に効果があったとしても、誰もこういった成果を信頼できる証拠として使えません。

むしろ健康被害を起こす危険性も

それはともかくとして、誰かの血液を自分の血管に打ち込む行為は必ずしも無リスクではありません。ごく稀にですが、感染症を起こす可能性がありますし、提供された血しょうにアレルギー反応を起こすことも。そして一度に大量の血しょうを急激に注入されると、循環系は過負荷を起こす危険性があります。その過負荷によって高血圧、腫れ、さらには増やされた体液により肺への深刻なダメージを負うかもしれません。


FDAは若者の血液注入療法に対して、完全にピリオドを打つわけではありません。ですが、それでもこの実験的な治療法に挑戦する気のある志願者は、その可能性についてちゃんと保証する科学者やクリニックを探すべき。そしてもし治験に登録するなら、FDAからこの治療法を研究する許可と治験審査委員会(以下、IRB)からの承認を得た科学者と団体が運営しているものを選ぶべきです。IRBは、被験者を伴うあらゆる研究を承認する大学や他のグループで構成された独立した倫理委員会のことです。


ゴットリーブ長官は、「一般的に、規制されてない製造条件や、安全性や効果が証明されていないいわゆる"治療"を宣伝することで患者の信頼を裏切り、彼らの健康を危険に晒す企業に対して規制処置と強制処置を取ることを考えています」と述べています。


Source: FDA, Britannica, IFLScience, Science Direct, Statnews, NCBI





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貧困の輸入

いろいろと示唆的な記事だが、日本人のモラル低下の問題はさておき、移民問題は「貧困の輸入」という面があることを考えさせられる。トランプの「国境の壁」も、同じ意味からの国家防衛だろう。もちろん、貧困は犯罪の温床でもある。メキシコや南米諸国の貧困や犯罪の最大原因が米国政府(米企業も含む)の過去の行為にあるからトランプの政策は非難されているのだろうが、日本の場合は単に「低賃金労働力確保」の目的で移民条件緩和をするのだから、上級国民の金儲けのために国民全体に貧困層が増加するということにしかならない。それが移民たちの幸福になるとも思えない。(「実習生」への奴隷労働が問題視されているが、それが解決されたという話も聞かない。)








書店やスーパーなどの小売店にとって万引被害は死活問題につながる=2月、福井県内 © 福井新聞社 書店やスーパーなどの小売店にとって万引被害は死活問題につながる=2月、福井県内

 捕まっても「払えばいいんやろ」と開き直る者すらいるという。万引被害に悩む福井県内の書店やスーパーの担当者は「たかが万引と、罪の意識は薄い」と口をそろえる。「万引は、窃盗という立派な犯罪。考え方が非常に甘い」と憤るのは、小売店にとって被害が死活問題につながるからだ。


 県内のある書店の万引被害は、ひどい時には年間100万円にも上った。活字離れで書籍の売り上げが低迷していることもあり被害額は年々減っているが、今でも年に10万~20万円ほどの被害がある。1冊の本で得られる利益は1割。10万円の被害を取り戻すには、100万円分の本を売らなければならない。


 1冊盗まれるだけでも損失が大きい中、この書店では2008年、発売された「ハリー・ポッターと死の秘宝」が、30代の男に上下巻20セットを盗まれた。被害額は10万円。男は古本屋に持ち込み換金していた。中学生グループに数十冊のコミック本をかばんに入れて万引されたこともある。


 不況が続く出版業界。小さな書店であればあるほど防犯対策にコストをかけられない。社長によると、県外では万引が原因で閉店に追い込まれた店すらあり、県内でもそうしたうわさは聞かれる。


 近年は外国人グループによる大量万引も全国的に問題になっている。県内でも昨年、ドラッグストアで一度に化粧品100点以上を盗まれる事件があり、ベトナム人の男女3人が逮捕された。化粧品を転売しようと考え、ショルダーバッグに商品をごっそり入れるという荒っぽい手口だった。県警や福井地裁であった公判内容によると、4県で化粧品など総額648万円の被害が確認されている。


 警察庁のまとめによると、17年に摘発された来日外国人による万引は3240件。氷山の一角とも考えられ、県内のある量販店の担当者は、外国人労働者の受け入れを拡大する改正入管難民法が4月に施行されるのを念頭に「外国人窃盗団による大量万引も警戒しないといけない」と話す。


 県内で複数のスーパーを経営する会社の担当者は、万引の抑止には刑罰を重くする必要があると指摘する一方で、「万引はなくならないだろう」とも話す。加害者側に「たかが万引くらい」という認識があると思うからだ。


 書店の社長は、万引した中学生の父親から「うちの子も悪かったけど、取られる方も悪いんじゃないの」と開き直られたことまである。「万引は犯罪だという当たり前の認識を世の中全体で持ってほしい」と切実な声を上げる。







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道交法のキャッチ22

なお、ライトをつけたままだと「対向車への幻惑」で切符を切ることも可能だという話もあるらしいwww


(以下引用)




信号待ちでヘッドライト消す→警察官「はい、違反ね免許証出して」←これwwwwwww

1: 2019/03/07(木) 10:07:14.54 BE:468394346-PLT(15000)
夜間の走行時に対向車のライトを眩しく思うことは運転をしたことが
ある人であれば、経験があるものです。その際、交差点などの
信号待ち時に対向車や前走車へ配慮して、ヘッドライトを消灯し、
スモールランプ(車幅灯)にしている人を見かけます。

一見、相手を思いやる行為として捉えがちですが、意外にも「交通違反」となるのです。
なぜ、思いやる行為が違反対象なのでしょうか。

 道路交通法の第五十ニ条には、『車両等は、夜間、道路にあるときは、
政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。(略)』と
記載されています。

 そのため基本的には、交差点などでのヘッドライト消灯やスモールランプのみの点灯は
違反行為の対象です。実際に、ヘッドライトを点灯しておく理由として、
「夜間の視認性向上」「自車の存在を知らせる」という大きな役割が存在します

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190307-00010001-kurumans-bus_all



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本屋が潰れていく理由

「オルタ広場」より転載。
まあ、日本中の書店はもうすぐ消滅するだろうし、出版業もかなり淘汰されるだろう。
下の記事はその理由を明確に示している。「再販制度」にあぐらをかき、書店が取次店にすべてを任せていた結果である。

しかし、本がアマゾンでしか買えない状態というのも、電子取引が嫌いな私としては来てほしくない。困ったものである。


有閑随感録(3) 本屋に欲しい本がないわけ


矢口 英佑



 手元に1冊の本がある。昨年11月に刊行され、それからわずか2カ月後に増刷された『出版の崩壊とアマゾン——出版再販制度〈四〇年〉の攻防』がそれである。出版不況がますます悪化していて、出版界の底なしの凋落事態について書かれた本が増刷とは、なんとも皮肉な現象と言えるかもしれない。
 この書籍は私が身を置き始めた論創社から出版されたのだが、出版関係者以外で、この本の存在を知る人はあまり多くないのではないだろうか。ましてや自分から、街の本屋で目にして手にした人は少数に留まるだろう。なぜならこの本が店頭に置かれている街の書店は、おそらく日本全国でもごく少数の店舗だと思われるからである。



 それにもかかわらず、なぜ増刷されたのか。単純に考えれば「売れた」からである。さらに言えば、版元(論創社)が捌ける部数の読み間違いをしたからである。
 ただし〝捌ける部数の読み間違い〟は、しばしば起きる。版元とすれば、こうした〝読み間違い〟が起きないことには、この商売、面白くもなんともないし、やってられないといってもいいだろう。ただし増刷の場合だけではあるが。その逆も残念ながらあるわけだが、〝読み間違い〟は決して恥ずかしいことではない。とはいえ、マイナスの〝読み間違い〟はできるだけ避けたいところではあるが。



 ではなぜ〝読み間違い〟が起きるのか。
 版元は何でも書籍にしているわけではない。版元の刊行趣旨や主義・主張も反映されるはずである。ただ、そうだとしても日本のあらゆる現況に目配りをし、情報を手に入れながら、売れ筋を見極めて刊行に向けて動き出す。しかし、どのような本であろうとも、必ずついてまわるものがある。それは、どのように見極めて刊行したとしても、それが売れるかどうかは出してみなければわからないということである。あなた任せの典型とも言えそうだが、出版社であれば、ジャンルに関係なく、例外なく繰り返されているはずである。
 そして、確実に言えるのは、増刷となる〝読み間違い〟はそれほど多くは起きないということだろう。〝読み通り〟であれば、なんとか利益が出るのだが、それでも完売は難しい。マイナスの〝読み間違い〟も少ないとは言えない。版元とすれば、マイナスの〝読み間違い〟から受けるダメージを極力避けようとするのは当然である。



 そのため、版元は発行部数を決める際には、かなり慎重にならざるを得ない。かりに発行部数を多くした場合には、組版代、製版代、刷版代、印刷代、用紙代、製本代といった制作費がかさむことになる。それでも〝読み通り〟に本が売れるなら、もちろん問題はない。だが、売れなかった場合には制作費さえ回収ができない上、倉庫に保管をしておかなければならず、保管料さえも発生して、大きな赤字が生まれることになってしまう。
 そしてもう1つ慎重になるのには、本の売れ行きには不透明感が漂うからである。私が言う〝不透明感〟には少々、注釈が必要だろう。



 これには出版業界に存在する「出版再販」という制度が関わってくる。冒頭に示した本の書名にこの言葉が含まれている。この著作物再販制度とは、出版社が一般の書店などに対して商品の販売価格をあらかじめ決めて、その定価で販売させる、言い換えれば、値引き販売をさせない制度をいう。そのため日本全国どの本屋でも、どの本も定価で販売されていて、値引きされないのである。これは一般的には、不公正な取引方法として独占禁止法で禁じられているのだが、本や雑誌については例外的に許されている。本屋で安売りセールがないのはそのためである。
 この著作物再販制度については、冒頭の本に詳細を極めて記述されているが、機会をあらためて、私なりに取り上げてみたい。



 さて不透明感に戻ると、現在の本の流通システムでは、版元が直接、街の書店に新刊本を持ち込むことは容易ではない。北海道から沖縄まで新刊本をくまなく届けることを考えれば、運送費と人件費が厖大になるのは明らかである。
 そこで新刊本を街の書店に届ける代行業務をおこなう取次店が登場する。その代表格が「日本出版販売会社」(通称は「日販」)や「東京出版販売会社」として創立され、1992年に改称された「トーハン」で、大手であるだけに一般の人にも知名度はあるのではないだろうか。



 版元は取次店に新刊本を卸し、街の書店は取次店から新刊本を入手するシステムである。これによって版元は「本を作る人」、取次店は「本を売る助けをする人」、書店は「本を売る人」の分業が生まれ、維持されてきていたのである。
 ただし読者となる一般の人びとは気づかれていると思うが、書店に並んだ本がすべて売れるわけではない。読者から買ってもらえなかった本はどうなるのか。返品として取次店を通して版元に戻されるのである。つまり、取次店は書店に新刊本を届けるだけでなく、回収する業務も行うことになる。



 さてここで〝不透明感〟が生じてくることになる。1冊の新刊本が書店に置かれ、買い手がつかずに版元に戻ってくる期間が最長でおよそ6カ月である。この間はその本が売れたかどうか、版元では正確にはわからないのである。言い換えれば、書店に一定の部数を取次店を通して納入しても、それが売れたことにはならないのだ。これは増刷の場合でも同じことが言える。
 1冊の新刊本製作に費やした原価に対して利益が生じたか否かは、およそ半年後にわかるわけで、この間、版元は持ちこたえなければならないし、売れ行き不振であれば、大きな損失を出す可能性もあり得るわけである。こうした連鎖の方式によって、版元は〝捌ける部数の読み〟を慎重に進めながら、新刊本の発行部数と価格を決めることになる。



 その結果、部数はおおむね低めに抑えられ、たとえ売れ行きが芳しくなくても、少なくとも損益を出さないような価格が設定されていく。たとえば、同じ原価でも〝捌ける部数の読み〟によって、価格が異なってくるのである。そして、全国の街の書店に新刊本がくまなく行き渡らないのは、書店側が売れ筋の本だけを選択して取次店に注文を出すのと、版元が発行部数を低く抑えているからにほかならない。
 日本中の書店に常に新刊本が並ぶことは先ずあり得ない事情がおわかりいただけたのではないだろうか。



 冒頭で示した本について紹介するつもりで書き始めたのだが、今回は書店に求める本がないことが多い理由の説明で終わりそうである。
 ここでの説明はあくまでも中小出版社の状況に照らしたもので、講談社、角川、集英社、小学館といった日本有数の大手出版社と異なっていることは言うまでもない(大手出版社でもあらゆる書物・雑誌類の発行部数が減少しているのは紛れもない事実だが)。
 また私の説明が十全でないことも言うまでもない。あるいは説明が細部で誤っている可能性も無きにしもあらずである。あくまでも概要だということでご容赦願いたい。



 それにしても日本におけるアマゾンの存在はあまりにも巨大化し過ぎてはいないだろうか。別に書籍だけの話ではない。およそ買うことのできる物はネットを通してアマゾンから購入できるシステムが瞬く間に、恐ろしいほどの堅実さで日本人の生活に浸透してしまっているからである。
 アマゾンを利用したことのない私などは、日本人の生活を支配してきている(と私には思える)このアマゾンに警戒心、恐怖心すら抱き始めているのだが。聞くところによると、出版界に関してだが、アマゾンは更なる動きに移ろうとしているという。それはアマゾンが1つの巨大書店として、版元から直接、新刊本を入手するという新たな流通システムの構築である。



 これが現実のもとなると、私が述べてきた従来の流通システムに大きな影響を及ぼすことは火を見るより明らかである。
 出版界に身を置き始めた私には、非常に大きな関心事となり始めている。



 (元大学教員)

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「私はカモメ」は誤訳?



私は今まで「ヤー・チャイカ(チェイカ?)」は、「私はカモメ」だとばかり思っていた。少し、ナルシスティックだな、と思っていたが、勘違いだったようだ。「こちら、カモメ」なら宇宙船と地上との通信として当たり前である。
私と同じ勘違いを今までしていた人は膨大にいるのではないか。誤訳は罪作りであるし、それを訂正する、下のような記事(ツィート)は貴重である。



さんがリツイート

今日はワレンチナ・テレシコワの誕生日。1963年にソ連のボストーク6号で地球を回った世界初の女性宇宙飛行士。宇宙から発した「ヤー・チェイカ」(こちらカモメ)の言葉が有名。「ウルトラQ」のM1号がラストで言う「わたしはカモメ」はこれが元ネタです。





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政治的な真情吐露と処世術の衝突

「いつか電池が切れるまで」の記事後半を転載。
前半で記事筆者は東京新聞の望月記者に対する批判を述べているが、まあ、意見はそれぞれであり、望月記者の「突撃ぶり」を「自己宣伝」「自己陶酔」と見る皮肉な人も(特に保守側の人間には)あるだろう。だが、今の安倍独裁政治に単身立ち向かう「ドン・キホーテ」がひとりでもいるというのは素晴らしいことだ、と思っている人も(私も含め)多いはずである。
この記事を転載したのは、記事筆者を批判する意図ではなく、この部分には非常に共感するからである。


(以下引用)




 実は、ここからが僕にとっての本題なのですが(これではまるで、「ブログによる牛歩戦術」だな)、この14歳の女の子の言動に「親と子というもののややこしさ」を感じずにはいられなかったのです。
 「14歳の子どもが、こんなことを考えるわけがない。無理矢理母親の意見を代弁させられているか、『洗脳』されているのだろう」
 そういう意見を読むたびに、「えっ、あなたは、そんなに『世の中のことに対して問題意識のない14歳』だったのですか?」と思うのです。
 14歳は法律上「子ども」だし、40代半ばの僕からすれば、未熟というか「世の中を知らない年齢」ではある。
 でも、僕は14歳のとき、今よりもずっと、世の中の不公平に敏感だったし、いじめや戦争をなくしたい、なくせるはずだと、本気で思っていました。おとなではないけれど、おとなびてはいた。
 だから、彼女は「親の操り人形」ではなくて、自分自身の感性で、「記者がいじめられている姿に耐えられなかった」可能性は十分にあるのではないかと考えているのです。
 そして、彼女は自分ができることをしようと、ああいう形で、ネットで書名活動をした。親のサポートを受けながら。
 もし、今の時代に14歳だったら、僕だって、なんらかの矛盾に対して、そういう行動をとったかもしれない。
 僕が14歳の頃には、そういうときにどうしたら良いのかわからなくて、本を読んだり、あれこれ悩んだりしているうちに、何が正しいのかわからなくなって、いつのまにか、こんな年齢になってしまった。




 もしこれが14歳の女の子の「自分の意思」に基づくものであれば、親としては、「そんなことに関わると、ネットで身元を特定されてバッシングされるからやめなさい」と言うだろうか。それが、親として正しいのだろうか。
 それこそ、先日のエントリのように「処世術」としては、子どもがリスクに飛び込んでいくのを止めるべきなのだろうけど、それは、子どもの可能性を摘むことにはならないのか。




fujipon.hatenablog.com




 自分の子どもの発言や行動をみていると、子どもがある「思想信条」を抱くようになるには、親の影響というのは、多かれ少なかれあるのだよな、と考えざるをえないのです。
 僕の子どもは、最近「医者になりたい」と口にすることが多いのですが、僕は正直、自分自身には向いていなかった仕事というのもあって(でも、親が医者で、結局自分もなってしまった、という負い目もあり)、息子には「世の中には、もっといろんな仕事があるし、医者って感情労働と肉体労働のきついハイブリッドだから、おすすめはしかねる。なんかお前は僕に似ているような気がするし……」って、言いたくて仕方が無いのです。でも、言えない。
 結局のところ、「医者になってほしい」というのも、「医者にはなるな」というのも、子どもにとっては「将来を規定するかもしれない言葉」だし、それを突き詰めていけば、親が医者である、ということそのものが、子どもにとっての「呪い」になる可能性もある(いやもちろん、「誇り」や「希望」であればありがたいのだけれど、自分自身のことを思うと、そこまで楽観的にはなれない)。
 子どもは、親が思っている以上に、親のことをみている。そしてときには真似をし、ときには反面教師にするのです。
 この14歳の女の子が、親に強制されたわけでもなくて、身近な存在として影響を受けて、「自分でこう考えるようになった」と認識していたのだとしたら、それは「洗脳」なのだろうか?
 まあ、将来いろいろと生きづらくなりそうな話ではあるのですけど、こういうのって、「そんなに珍しくない、14歳の主張」であり、誰が良いとか悪いとかいうよりも、「多様な意見のひとつ」として、淡々と消化していく、しかないと僕は思っています。
 神ならぬ身としては、真実を知りようがないので、「わからない」前提で身構えておくしかない。




 インターネットが世に出たときには、年齢や性別、人種や社会的な地位などにとらわれずに、「正しい意見」が尊重される時代が来るのではないか、と夢見ていたのだけど、この20年でわかったことは、インターネットでも、人は発言者の「属性」にこだわらずにはいられない、ということなのです。結局、「何を言ったか」よりも「誰が言ったか」が、重視されているのですよね。


 「(自称)国民の代表同士の、うんざり頂上決戦」を見ていると、何かに苛立ちをぶつけたくなるのは僕も同じなんだけれども、この14歳の女の子と母親が、問題の「本丸」だとは思えないし、「親の顔が見たい」っていうのは、現代人がもっとも不快になる「呪縛」だと、多くの人が、わかっているはずです。

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酔生夢人
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仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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