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日本の学生運動の「敗北」と「理想」

「ネットゲリラ」常連のtanuki氏のコメントだが、この中の加藤登紀子のエピソードはいいと思う。
私は日本の学生運動の失敗が、日本人の、社会体制を批判する勇気を失わせ、社会改革意識を絶滅させたと批判しているが、確かに「理想」(イデア)という無形の姿で何かを残した功績はあるだろう。私が中学生くらいから学生運動に批判的だったのに、中年以降、どちらかと言えば左翼側に属する思想を抱いているのも、その「理想」の照り返しかもしれない。
「戦いに勝利も敗北もない」という思想も「非現実的平和主義者」の私には好ましい。百人と九十九人が戦ってお互いに九十九人が死に、たった一人(戦場で逃げ回った人間ww)が生き残ったとして、その戦いは「勝利」だと言えるだろうか。勝利(の利益)は常に「戦いに出なかった連中」(政治家、官僚、企業家)の手にだけ残るのである。オリンピックならIOCとかww

(以下引用)


ネトウヨの一つの特徴なんだが、テンプレートというか他人の受け売り、表現や言葉の剽窃が多いんですな。
まあもともと教養のない連中なんで、気の利いた表現があるとすぐパクるというのもそうだが、パクって大丈夫なのかどうか裏を取っておくという最低の作業もやらないんだな。ここにも数名いるが。


加藤登紀子をディスりたいんなら加藤登紀子のプロフィールくらいwikiでも調べられるだろうに、それをやらずに他人がやったディスり文句をそのまま使うんで馬鹿にされる。ここにも数名いるが。


まあ加藤登紀子は自叙的エッセーなんかでも書いているが、東大目指したのも左翼になったのも樺美智子の死に触発されている。旦那以前に本人がゴリゴリの左翼です。


https://www.cinematoday.jp/news/N0024992
シンポジウム終盤には、映画『ANPO』にも出演している歌手・加藤登紀子が特別ゲストとして登場。1960年の国会デモに16歳の女子高生ながら駆け付けたという加藤にとっては、シンポジウムで度々使われた「失敗に終わった反政府運動」や「敗戦」という言葉が引っ掛かったよう。「『失敗に終わった60年』と上野さんはおっしゃった。でも戦争に勝利・敗北はない。勝利しても死ぬ人は死ぬ。わたしは、60年安保は革命は起こせなかったし、止めることもできなかったけど、たくさんの素晴らしい瞬間を、エネルギーを、わたしたちに与えてくれたと思っています。そこから生まれたと思っている人もいるワケで、政府の方は抹殺できたと思っているかもしれないけれど、樺さんたちの信念は、わたしたちの魂に生き続ける力がある。それは敗北ではなく勝利です。心の中に永遠の輝きを残すという勝利を、わたしたちは経験したかもしれない。だから、そんなに簡単に勝った、負けたで歴史を語ってほしくない」と出席者たちを一喝し、会場から「そうだ!」の声援と大拍手を浴びた。


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強盗の後は掃除とお礼、夕飯を作れば腹を殴る

北海道というのは、私の好む漫画家(山岸凉子、吾妻ひでお、ゆうきまさみなど)を輩出していて、天才を生む土壌があるのではないかと畏敬の念を抱いているのだが、犯罪においてもなかなかユニークなようだ。
下のふたつの記事とも、一読して首をひねるのだが、人間がいつも合理的に行動する、という考えのほうが実は間違いなのだろう。

(引用1)赤字部分は夢人による強調。

「10件くらいやった」のこぎり見せ天ぷらなど食べマスク10枚置き逃走61歳男 車窃盗容疑で3度目逮捕


5/8(金) 12:25配信


北海道ニュースUHB


 北海道岩見沢市の住宅に侵入し80代の女性にのこぎりを向けて脅し食事を要求したほか現金を奪ったとして起訴された61歳の男が、近くでトラックを盗んだとして再逮捕されました。

 窃盗の疑いで逮捕されたのは、住所不定無職の横山博明容疑者(61)です。

 横山容疑者は、3月29日から30日にかけて、岩見沢市栗沢町の倉庫の中から、40代の農業の男性が所有する軽トラックなど時価60万円相当を盗んだ疑いがもたれています。

 横山容疑者は3月29日午前11時ごろ、近くの住宅に侵入し、この家に住む80代の女性にのこぎりを向けて脅し、食事の提供を強要したり現金を脅し取ったりしたとして逮捕され、住居侵入と恐喝の罪で起訴されています。

 警察などによりますと横山容疑者は、女性に「おとなしくしろ」「飯食わせろ」などと食事を要求し、ごはんと天ぷらなどを食べたあと「金ないから恵んでくれ」「金ちょうだい」などと話し、現金2000円を奪いました。

 その後、床掃除をして、マスク10枚を置いて逃げたということです。

 女性は90代の夫と2人暮らしで、2人にけがはありませんでした。

 横山容疑者は、女性宅に侵入した後、盗んだ軽トラックで、150キロほど離れた神恵内村まで逃げていて、2日後、職務質問してきた警察官が乗っていたパトカーに軽トラックを衝突させたとして、公務執行妨害の現行犯で逮捕されていました。

横山容疑者は調べに対し、容疑を認めていて、「ほかに10件くらい盗みをやった」などと話しているということです。


UHB 北海道文化放送



(引用2)赤字部分は夢人による強調。


"夕食時"に惨事「いい匂いで…腹が減った」料理を作っていた母親腹殴り40歳無職の男逮捕


5/11(月) 20:23配信


北海道ニュースUHB


 自宅で60代後半の母親の腹を殴る暴行を加えたとして、40歳の無職の男が逮捕されました。

 暴行の現行犯で逮捕された北海道岩見沢市の40歳の無職の男は5月10日午後6時20分ごろ、自宅で60代後半の母親の腹を殴りました。

 犯行後男自らが「早く来い」と110番通報し、駆け付けた警察官によって現行犯逮捕されました。

 警察によりますと男は母親と同居していましたが食事は別々で、調べに対し「母親が料理をしていていい匂いがした。お腹がすいたので殴った」と容疑を認めているということです。

 警察は日常的に暴力がなかったかなど調べています。


UHB 北海道文化放送




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安倍総理の見事な「出口戦略」www

黒川弘務という名前はやっと覚えたが、役職が検察の何というものかはまだ覚えきれない。これだけ安倍犯罪が毎日のように起こると、国民(私のように記憶力がゼロに近い人間)は出来事を覚える余裕もない。
下の言葉は「ネットゲリラ」記事中のコメントのひとつだが、実に見事である。
維新の吉村が偉そうに使って有名になった「出口戦略」という言葉が効いている。安倍はコロナの出口戦略などまったく考えていないが、黒川定年延長は自分が逮捕されないための出口戦略かwww
いや、みんなそれは知っているが、「出口戦略」という言い方がいい。
これでダメなら、次は「ゴーン」作戦で国外逃亡だwww カネ(賄賂)とともに去りぬwww
私の給付金十万円(本当に給付されるか?)を返上してもいいから、それを旅費にしてさっさと南米にでも去ってほしい。片道分くらいなら何とかなるだろう。日本に帰れることは無いだろうから片道切符でいい。

(以下引用)


安倍が辞めたときに捕まらないようにするための出口戦略だろw

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沖縄の太陽でコロナ死滅?

「ネットゲリラ」常連コメント欄から転載。
沖縄出身者として言えば、沖縄の今の季節は、たぶん、窓を開けておけばクーラーは不要だろう。(ただし事務作業をやるにはクーラーは必須か。つまり、学校などもクーラーが要るとは思う。)昔の民家など、四本の柱の上に赤瓦の屋根が乗っているだけで、壁がほとんど無い。(雨戸はある。)風通しの良さは抜群で、クーラー無しでも夏が過ごせたわけだ。
いや、六月七月でも、日向以外は実はさほど気温は上がらない。周囲を海に囲まれているので、自然冷却されているとも言える。(海水温が上がるのは陸地の温度が上がるよりだいぶ遅れる。)
ただし、日向(直射日光の下)だと恐ろしく暑い。いや日差しが熱い。下手に日焼けするとほとんど火傷状態になる。まあ、強烈な紫外線でコロナウィルスなど一瞬で死滅するのではないかwww

(以下引用)


isopi @isopi15



>北海道のコロナ収束しないな。一方、沖縄は何日も新患者が出てないのは、高温多湿と、窓を開けているからかな? エアコンの季節はわからんけど。





isopi @isopi15



>「三密」では伝わりません。換気だって内循環のエアコンの風を換気と勘違いしているひともいれば、集団でいても換気扇だけを換気と思っている人も。「対角線に二つの窓かドアを開放しましょう」なら発生しなかったクラスター、あると思います。医師会の診療ガイドでは、空調によるマイクロ飛沫、エアロゾルの循環の論文も掲載、窓開けなど空調対策を記載している。 #madoake



http://www.med.or.jp/doctor/kansen/novel_corona/009082.html




PANDAID @pandaid_band



>【換気】 感染症にかからないようにするために、あるいは人にうつさないために。単純なことだけど、とっても大事な換気。ポイントは「こまめに」「風の通り道をつくる」こと。今ハッとした方は、窓開けタイム、どうぞ^^

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演劇世界と大衆の乖離、そして知らないものへの嫌悪

「いつか電池が切れるまで」から末尾だけ抜粋。本当は、その少し前の部分が私が一番紹介したい言葉なので、それを先に引用しておく。

 演劇に関しては、前回のエントリで書いた「受益者」の割合が、一部の演劇ファンに限られる、というのも、平田さんが叩かれやすい原因なのだと思います。

これは、以前に私が書いた記事の中で、世間の人間は演劇人にあまり好意的ではない、と見たのと同じことだろう。つまり、「人間(俗人)は自分が知らない物事を恐れ、警戒し、その関係者が『いい目』を見ていると嫉妬し憎悪する」のである。当然、私もその俗人のひとりだ。
なお、引用しなかった部分を含め、下の記事は全体が非常にいい。私も平田オリザという人間を少し理解し、高く評価するようになった。



(以下引用)


僕は演劇や舞台作品から「生きていてよかったな」という体験を何度ももらってきた人間なので、こういう体験を生んでくれる人たちを助けたいのです。
 正確には、僕自身にはそれだけの力がないから、政治や多くの人に目を向けてもらって、サポートしてあげてほしい。




fujipon.hatenablog.com




 ゴールデンウィーク中、家でずっと本を読んだりDVDを観たりしていたのですが、昨年公開された『シティーハンター』の映画のDVDを観て、なんだか泣けてきたのです。「ラーメン屋に行ったら、ラーメンが出てきた感じ」と評されたこの作品なのですが、往年の『シティーハンター』ファンにとっては、懐かしいところだらけでした。90分の映画を観終えて、「ああ、この90分の幸せだけでも、とりあえず生きていて得したな」と思ったんですよ。


 人間が生きていくのには、食糧や水、衣類、電気やガス、その他さまざまなインフラが必要です。それらがないと、生きていけない。
 でも、それが「不要不急」であるとしても、エンターテインメントがない生活って、やっぱり寂しい。




 平田オリザさんのことは嫌いでも、舞台演劇や役者さんたちのことは、嫌いにならないでほしい。
 そして、今回の件での平田さんの発言はあまりにも不用意かつ不躾だけれど、平田さんのこれまでの活動が、それで全否定されるものではないと思うのです。
(ただ、こうなってしまうと、やっぱり「コミュニケーションの技術」とかを教える資格があるのか、と言いたくはなりますね……)


 「上から目線」とか「貴族か」みたいな反応もありますが、僕はアートを生業にする人って、「ふつうじゃない」場合が多いのだと思うし、観客としては「ふつうじゃない発想や作品」を求めるのに、「常識人であること」を必要条件にするのは、ちょっと酷じゃなかろうか。
 アートを支えてきた人には、本物の貴族や「野垂れ死にも辞さない人たち」が大勢いたのも歴史的な事実ですし。




 この騒動で、これまで平田さんがずっと続けてきた「コミュニケーション論」が揺らいでしまうのは、僕にとっては、とても悲しいことなのです。
 それこそ、「コミュニケーション能力と人格とは、イコールではない」のかもしれないけれど。

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国民の権利は国民が不断の努力で守るもの

「紙屋研究所」より引用。
ネットで発言することさえも、それが体制批判的内容だと、(容易に本人特定されるのだから)勇気は要る。しかし、それをやらないと国民の権利はどんどん制限され剥奪されるのである。
私のように頭の回転が鈍いと討論や議論などまともにできない。だから、ブログで(虚空を相手にww)論じるのである。そうすれば、山のコダマのようにどこかで誰かが聞くかもしれない。私がもしも正しい事を言っていれば、聞いた人にほんの少しでも影響を与えるだろう。それで十分である。


(以下引用)


 空気に流されずに異議を唱えることは必要なことであり、それは個別に自分の命を守るというにとどまらず、法と権利そのものに生命を吹き込む。つまり人類社会を前進させるのである。逆に「等閑に附す」ことで、法と権利は死に一歩近づいてしまうのである。



 異議を唱えることは自分にとってどうしても必要なことだし、社会をよくすることでもある

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著名人が政権批判デモに参加する勇気

(引用1)は、自分自身の政治的意見は言わないが、その代わり、安倍政権擁護のツィートや左翼批判のツィートはよくリツィートする、総理と同郷の某漫画家のツィートである。
検察人事を内閣が左右できるようにする法案への反対の声が膨大な数に上っており、著名な人々もその「ツィッターデモ」にたくさん賛同している。
著名人(マスコミが生活基盤である人が多い。)というのは、その政治的意見を表明すると上の人から圧力をかけられ、生活の基盤を失ったりするので、滅多に政治的意見を言わないものだが、あえて自分の不利益を覚悟で多くの著名人(漫画家に特に多いようだ。芸能人もけっこういる。)が声を上げたのは、非常に珍しいことである。ある意味では、コロナ禍で「自分の生存基盤などいつ崩れるか分からないものだ」ということを実感し、「それなら、思ったままに行動しよう」という勇気を持つようになったのではないか。織田信長が「死のうは一定」と覚悟を定めて、思いのままに生きたようなものだ。

(引用1)意見というのは相手の考えを変える意図で行うものであり、私も当人に意見する意図はまったくない。外野から眺めて批評しているだけだ。

私は基本的にプライベートでも公式でも政治の話は一切しません。最愛の妻といっしょに選挙は欠かさず行きますがどの党と政治家に入れるかとか一切聞きませんし話しません(たぶん私とは違います)親ともしませんし、まして家族以外とすることはありません。一切不干渉で墓に持っていくのでご意見無用。

(引用2)下の記事の「著名人」はほんの一部で、美内すずえとか吉田戦車とかゆうきまさみなど著名漫画家も多く抗議に参加している。

検察庁法改正に抗議、ツイッターで470万超 著名人も


配信


朝日新聞デジタル
検察庁法改正に抗議、ツイッターで470万超 著名人も

10日午前7時50分ごろまでに、ツイッターでは「#検察庁法改正案に抗議します」が約150万件以上投稿されていた


 国会で審議が始まった検察庁法改正案への抗議が、ネット上で急速に広がっている。政府の判断で検察幹部の定年を延長できる規定が「人事や捜査への政治介入を招く」と問題視され、ツイッター上では9日夜から10日朝にかけ「#(ハッシュタグ)検察庁法改正案に抗議します」という投稿が相次いだ。コロナ禍が続くなか成立を急ぐ姿勢にも反発が出て、リツイートも含め、その数は10日夜までに470万件を超えた。

【写真】検察庁法改正をめぐる経緯と疑問点

 「もうこれ以上、保身のために都合良く法律も政治もねじ曲げないで下さい。この国を壊さないで下さい」。俳優の井浦新さんが10日朝に投稿すると、昼までに2万件以上リツイートされた。

 歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさん、音楽グループ「いきものがかり」の水野良樹さん、俳優の浅野忠信さん、秋元才加さん、芸人の大久保佳代子さん、漫画家の羽海野チカさんらも同様に、ハッシュタグ付きで抗議の意思を示した。「政治の話はいつもはしないけど、これは黙っておけない」「コロナのどさくさ」「国民が感染症で苦しんでいるのに」といった投稿も目立った。

 安倍内閣は1月、政権に近いとされる黒川弘務・東京高検検事長の定年延長を閣議決定し、検事総長になれる道を開いた。国家公務員法の延長規定を適用したとし、過去の政府答弁との矛盾を指摘されると、法解釈を変えたと説明。その上で改正案を提出した。野党側は森雅子法相が出席した形での審議を求めたが、与党は応じないまま8日に強行する形で委員会審議が始まった。早ければ13日にも採決される可能性がある。

 8日夜に、ハッシュタグを含んだ最初のツイートを投稿したのは東京都内の会社員女性(35)。もともと政権に強い不満があったわけではないが、新型コロナウイルス騒ぎが見方を変えた。「みんなが困っているのに対応できていない。そういう政府の思うままになったら危ないと思った」

 街頭デモの強い口調には違和感があり、冷静に議論できるようにハッシュタグの言葉づかいを選んだという。「こんなに広がるとは思わなかった。政治家たちがこれでも無視して強行採決をしたら、本当に恐ろしい国になる」と話した。

 投稿は9日夜から急増し、10日午前2時には100万件を突破。明け方になっても伸び続けた。

 ネットメディアや言論に詳しいジャーナリスト津田大介さんは「深夜にこれほど投稿が伸びるのは見たことがない」と驚きを隠さない。「新型コロナウイルスへの政府の対応は緩慢なのに、『不要不急』にみえる法改正は迅速に進む。一般になじみがなく、わかりにくい問題だったが、政府に注目が集まる今だからこそ気づかれることになった」と読み解く。




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HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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