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ミョウガという仙人的存在

私はミョウガが好きで、冷ややっこにも蕎麦にも素麺にも入れるので、夏場は毎日のように食べている。記憶力が悪くなったのはそのためかもしれない。(単なる老化だろう。いや、生まれつきか。)
まあ、命冥加という言葉もあるし、ボケて長生きはするという最悪パターンもある。(言うまでもないが、命冥加の「冥加」は食い物のミョウガではない。)
毎日のように食べ、その形からすぐに分かりそうなものだが、これが花の蕾であったことは下の写真を見て初めて知った。しかし、蕾と言うものとも違うような気がする。タマネギに近いのだろう。まあ、わけの分からないところがミョウガにふさわしい。



ミョウガの花。 こうなると食べられないが、綺麗。
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あまりの不快さに視聴者はちむどんどん

京都にいたころはNHKの朝ドラもよく見ていたのでNHKにカネも払っていたが、今はテレビが映らないし、映るようにする気もないのでまったく見ていない。
「ちむどんどん」のあまりの評判の悪さと、その批評内容から見て、脚本家に問題があるのだろうな、と思って調べると「フラガール」など結構有名な作品を書いている人のようだ。まあ、もともと沖縄にも沖縄の人間にもまったく興味の無い人間が適当に書いたからこうなったのだろう。つまり、沖縄の人間は「テーゲー(いい加減)だ」という評判(これは復帰前に沖縄で商売をした本土人が立てた評判だが、「おおらか」と言い換えれば合ってはいる。)だけを元にして脚本を作ったのではないか。しかし、沖縄の人間がいい加減でも脚本そのものがいい加減では困るわけである。ドラマ作りの基本がダメダメなのではないか。要するに、自分が興味の無い題材に手を出してはダメだ、ということだ。
復帰50年記念なのだから、復帰前後の時代を舞台にして書けば、いくらでも面白い話が取材できただろうに。たとえば、沖縄の自民党を中心に「祖国復帰したら戦前のような『芋と裸足』の生活になるぞ」という祖国復帰反対の「芋と裸足」論が撒き散らされながら、復帰したらその自民党が県政の最大派閥になったというミステリーとか、沖縄独立論とか、小学校への米軍機墜落事件とか、コザ暴動とか、B円と円の切り替えとか、右側通行(左ハンドル)から左側通行(右ハンドル)への切り替えとか、沖縄の復帰前後のロックシーンとか、いくらでも面白い風俗や事件があったはずだ。
なお、「ちむどんどん」という言葉は、私が沖縄で成人するまで一度も聞いたことがない言葉である。「ちむ(肝:心)」はもちろんあるが、それに「どんどん」をつけたのは聞いたことがない。「いちゃりばちょーでー」と同様に、新しい「沖縄方言風の流行語」だろう。後者は「行き合えば兄弟」、つまり、出会う人間はみな兄弟と同じだ、という意味のようだが、そういう思想が沖縄にあったなど、私は寡聞にして知らない。私の母などは、本土から来た人間は詐欺師が多い、と警戒していた。流れ者は警戒すべし、というのは、これはどこの田舎でも同じだろう。


【悲報】今週の朝ドラ『ちむどんどん』、余りにも酷いwwww

2: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:15:10.15
野菜→全て沖縄の幼馴染の食品会社から安く仕入れる予定

沖縄料理に欠かせない豚肉→仕入先は未定、兄が養豚所で働いてる

料理に使う食器や調理器具→知り合いから貰う

本来4人以上で回さなければいけない規模の店→暢子と矢作の二人で回す
仮に2人で回せなかった場合は沖縄在住の妹を働かせる
仮に体調不良やつわりなどで暢子や妹が休まなければいけない場合は矢作にワンオペをしてもらう

開店資金は姉家族がハワイ旅行に行くために貯めていた200万円を譲って貰う

保健所や消防の許可は降りてないor申請してない

ちな開店1週間前


19: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:18:36.40
>>2
沖縄の野菜、県外持ち出し禁止やろ


198: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:47:58.81
>>19
瓜はそうやろけど他もあかんのか?


398: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 21:29:49.75
>>198
先週悟が仕入れに来た沖縄の紅芋も加工品じゃないと駄目なんやで


418: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 21:33:14.27
>>2
1週間前に食器や調理器具もそろってないのほんと酷い
さらに言うならメニューの名前も決まってないからメニューすらできてない


13: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:17:21.35
ちむどんどんに関しては擁護してるやつ一人も見たことない


14: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:17:47.03
これなんGでたまに見る事業計画書レベルやん


16: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:18:00.48
純と愛 とこれどっちがヤバい?


27: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:20:10.50
>>16
純と愛のがマシじゃね


31: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:21:14.30
>>16
延々と暢子の我儘が通って何の罰も受けないあたりちむどんどんのが酷い


675: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 22:15:56.26
>>16
やばさのベクトルが微妙に違う感


877: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 22:38:40.52
>>16
純と愛は主人公がどうあがいても報われないイライラがあったけどちむどんは一家全員不幸になってほしいとさえ思える


45: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:23:32.65
ここまで登場人物に愛着湧かないドラマってなかなかないやろ


55: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:24:53.85
ワイの中で糞燃ゆと双璧になっとるわ


62: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:26:18.80
朝ドラ欠かさず見てるマッマが見るの辞めたレベルや


69: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:27:39.14
>>62
ワイのマッマ欠かさず見てTwitterの反省会で溜飲を下げてるわ


67: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:27:16.90
マッサンと比べてどっちが酷いの?


124: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:38:46.10
>>67
マッサンの経済効果やばいぞ
ウィスキーめっちゃ売れたし


77: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:28:49.48
歌子がいきなり人前で歌えるようになってて草
こいつの今までの出番って何だったんや


85: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:30:57.11
>>77
中学の頃から病的に人前で歌えない描写あったのに
7年以上何も解決せず、かと思ったら会ったことのない姉の義母に録音したカセット送ったり披露宴ではあっさり歌えたりして
でもその後もまた歌えない描写入れて
結局「講習会にしばらく通ってたら慣れで歌えるようになりました」ってちむどんどんすぎる


84: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:30:47.57
マッサンと同じ人が書いてるって知って驚いたんやけどなんでこうなるんや


93: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:32:51.07
>>84
マッサンの無職時代というオリジナル部分を全部にしたらこうなる


130: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:39:43.95
>>93
そういやヒモマッサンのパンこねパートおかしかったわ


378: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 21:26:25.44
>>84
【レジェンド脚本家・羽原大介さんの代表作】

(映画)
・パッチギ!(キネマ旬報ベストテン第一位)
・フラガール(日本アカデミー賞最優秀脚本賞)

(アニメ)
・ふたりはプリキュア(東京アニメアワード優秀賞)

(ドラマ)
・明日があるさ(ザテレビジョンドラマアカデミー賞特別賞)
・とんび(モンテカルロ国際テレビ祭ゴールデンニンフ賞)
・ダブルフェイス(日本民間放送連盟賞優秀賞)
・マッサン(東京ドラマアワード優秀賞)
・こもりびと(文化庁芸術祭優秀賞)
・ちむどんどん(なんでも実況G糞ドラマ大賞最糞賞)


388: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 21:28:17.15
>>378
凄い


117: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:37:31.44
本来このドラマは視聴者に何を伝えたかったんやろな


153: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:42:29.65
先週先々週の方がひどかったぞ


159: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:44:04.66
>>153
今週はまだ3日あるんやぞ


165: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:44:26.97
そもそもこのドラマ沖縄要素くっそ薄いよな


174: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:45:24.18
>>165
最初は沖縄そば作るシーンとかしっかりあったんやけどね
今は全然料理の説明すらせんから


167: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:44:47.24
見たことないけどそんな酷いの?
自分の思った通り進まなくて批判してるんじゃないのかね


180: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:45:41.07
>>167
議員やNHKにレギュラー持ってる芸能人が苦言を呈すレベルには酷い


217: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:51:02.30
結婚反対されてるところで切ったけど妊娠したってとことは結婚出来たんか?
なんで許されたんや


226: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:52:26.24
>>217
イタリア料理店でマズイ寿司食わせたら「闇市の味♥」ってなって重子がデレた


237: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:54:24.20
>>226
ほんまにこれだから困る


241: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:54:51.10
見てないけどちむどんどんってどういう意味なん?


252: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:56:08.24
>>241
肝(ちむ)どんどんで、心がワクワクする


259: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 20:56:57.12
>>252
はえー
ええやん


377: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 21:26:10.49
見てないんやが何がそんなに悪いのか


415: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 21:32:33.38
>>377
そうはならんやろってのとまたそのパターンかよいい加減にしろって感じかな


380: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 21:27:22.69
見てないやつの想像の10倍くらい酷いからな
途中で降りたやつ許せんわ自分だけ楽になりやがって


391: 名無しのがるび 2022/08/30(火) 21:28:41.13
>>380
これはわかる
ちむどんどんから逃げるな

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蛇の足

前回記事のオマケである。オマケと言うより、「白蛇伝」だけに「蛇足」かww


(以下転載)



アニメの巨匠、宮崎駿氏も影響を受けた? 中国の『白蛇伝』が“日本人”の心を打つワケ

中島恵ジャーナリスト
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京劇「白蛇伝」のポスターより




6月5日まで東京・池袋の東京芸術劇場で行われていた中国国家京劇院の日本公演『京劇 白蛇伝2016』を見に行った。連日好評で、6月9日には名古屋で、11日には大阪でも公演を行う予定だという。京劇にはほとんど馴染みがない素人の私だが、わかりやすいストーリーと俳優の演技や歌の上手さ、衣装や舞台の美しさなどにグイグイ引きこまれ、「京劇ってこんなにおもしろかったんだ!」と感動した。


ごく普通の日本人である私が見ても違和感がなく、こんなに素直に中国の本場の京劇を楽しむことができるのはなぜなのだろう? そう思っていたとき、京劇研究の第一人者である加藤徹・明治大学教授の解説をうかがって「なるほど」と合点がいった。以下、加藤徹教授の解説や『京劇 白蛇伝2016』のプログラムをもとに、『白蛇伝』と日本のつながりについて紹介したい。


白素貞(『白蛇伝』プログラムより)
白素貞(『白蛇伝』プログラムより)

テーマは「愛と憎悪は紙一重」

まず物語は、美しく善良な白蛇が、修練を積んで白素貞(はく・そてい)という女性に姿を変え、下女の小青(しょう・せい)とともに人間界にやってくるところから始まる。西湖のほとりで美男子、許仙(きょ・せん)と偶然出会い、恋に落ちて結婚する。ところが、老僧、法海(ほう・かい)から「人間と化身が愛し合うことは許さない」といわれ、妻に(蛇であるかどうかを確かめるため)薬酒を勧めるようにいわれる。夫から薬酒を勧められた妻は、夫から疑われたくない一心で薬酒を飲むが、そこで自分の正体が蛇であることが明らかになってしまう……。ショックで倒れた許は法海にそそのかされて仏門に入ってしまい、夫婦は離ればなれになるが、白と小青が奮闘して、ついに紆余曲折ののち、白が夫の愛を取り戻す、というラブ・ストーリーだ。


テーマは「愛と憎悪は紙一重」。中国語では「冤家(ユアンジァ)」(憎らしい人、愛しい人)。クライマックスで主人公の白が夫に情感をたっぷり込めていうセリフにもなっている。

日本の安珍清姫伝説にも通じる、わかりやすいストーリー

内容は単純明快でわかりやすく、予備知識がなくても、日本語の字幕を見なくても、誰でも十分に理解できる。日本の歌舞伎やミュージカルとは違う舞台を見ているだけで楽しめるのだが、もっと楽しむためにはいくつかのポイントがある、と加藤教授は指摘する。そのひとつは「異類婚姻譚」(いるいこんいんたん)であることだ。人間と人間以外の動物や妖怪が結婚することをこういうが、日本にも「鶴の恩返し」などの物語があるので、日本人にもすんなりと理解しやすい(ただし、「鶴の恩返し」では、正体がばれた途端、鶴は空に帰ってしまうが、「白蛇伝」の場合は姿をくらますわけではない)のだという。


また民衆の間で語り継がれてきた「世代累積型集団創作」であるという点だ。日本のおとぎ話と同じく、いつ、誰が書いた作品かはわからなくても、長い年月をかけて語り継がれてきており、馴染み深い話になっている。湖にまつわる伝説はイギリスのネス湖など世界中にあるが、とくに東アジアには「蛇女」「湖や川」「名刹」という3点セットがある。日本にも和歌山県・道成寺の安珍清姫(あんちん・きよひめ)の伝説などがあるため、日本人にとっては、より親しみやすい内容となっているのだ。


さらに、日本人にとって『白蛇伝』が親しみやすい理由がある。日本でも江戸時代に人気を得た『雨月物語』という小説があるが、これはまさに『白蛇伝』を翻案した作品なのだ。また、1956年、東宝が香港の映画会社と合作で『白夫人の妖恋』という特撮映画を作ったが、その出演者は、白蛇が山口淑子、許仙が池部良、小青が八千草薫という豪華な顔ぶれだった。


許仙(『白蛇伝』プログラムより)
許仙(『白蛇伝』プログラムより)

宮崎駿作品に洪水のシーンが多いのはなぜか?

1958年になると、今度は東映が長編アニメ『白蛇伝』を制作する。日本アニメ史上に残る画期的な作品だったといわれており、声を森繁久彌と宮城まり子が担当した。当時高校生だった宮崎駿氏がこの作品を見て感動し、のちにアニメの世界に入るきっかけとなったという。宮崎氏が手掛けた作品といえば、『千と千尋の神隠し』や『崖の上のポニョ』など数々あるが、思い出してみると『白蛇伝』のように洪水が出てくるシーンが多くはないだろうか。また『魔女の宅急便』は魔法少女の話であり、変身や妖怪にも通じる部分がある。このことから、『白蛇伝』は宮崎氏に何らかの影響を与えていた、といえそうだ。


加藤教授は「子どものときに見ておもしろかったり、印象深く思い出に残っている作品は、大人になっても、繰り返し見たいと思うもの。『仮面ライダー』や『キングコング』なども同様で、子どもだけでなく大人も楽しめるというところが“ミソ”です。『白蛇伝』も、子どもも大人も感情移入して楽しめる場面が何カ所かあり、それがこの作品が長年愛される魅力につながっています。ディズニー作品が『白蛇伝』を参考にしている、という話もありますし、あらゆる年齢層の人が見て、楽しめる作品ですね」と解説する。


解説する加藤徹・明治大学教授
解説する加藤徹・明治大学教授

今回、中国国家京劇院を招聘した「京劇中心」理事長の津田忠彦氏も「昨年は『孫悟空』を公演しましたが、今年もポピュラーな作品をこうして日本に持ってくることができてよかったです。とくにこの作品は『わかりやすい』、『楽しい』というお客様の声を多数いただいており、手応えを感じています」と喜んでいる。


なるほど、確かに私の右隣に座っていた40代くらいの女性は、3年連続で京劇を鑑賞しているといい、「4か月前にもうチケットを買って、今日を楽しみにしていました」と話していたし、左隣の20歳くらいの女子大生は「中国でも京劇を見てみたい。ねえお母さん、今度中国に見に行こうよ」と母親に熱心に話しかけていた。


また、ツイッターなどでも「初めての京劇だったけど、おもしろかった!」「おもしろかったし感動したし、やばかった!!」「京劇、白蛇伝を観劇してきたんだが、なんかもう、ボロ泣き」「白蛇伝つくった中国人ほんとうに神でしょ……むり……ありがとう……」など、文面から想像して若い人が書いたと思われる感想が多数アップされている。

中国では申年にちなみ、京劇『孫悟空』が大人気

京劇の本場・中国でも、伝統演劇が復活し、各地で京劇が公演されるようになってきている。昨今は若い女性のファンも増えているようだ。今年(申年)にちなんで、『孫悟空』が話題になっている。中国人の手によるアニメ『西遊記之大聖帰来』が昨年からヒットしているし、京劇『孫悟空』も各地で上演されている。日本にも留学経験があり、国家一級俳優として有名な厳慶谷(イエン・チングー)氏は今年、年間を通して『孫悟空』を演じており、話題となっている。『孫悟空』はいわずと知れた物語で、これも日本人にとって馴染み深い作品だ。この機会に一度中国で『孫悟空』を見てみたいと思った。


京劇というと「とっつきにくい」「見たことがない」「中国語がわからない」と日本では敬遠されがちだが、百聞は一見にしかず。『白蛇伝』はここまで述べてきたように、大人も子ども楽しめる作品である上に、役者のセリフを聞いていると「日本人も中国人も同じ人間なんだな。似たような喜怒哀楽の感情を持つのだな」、「自分もこういうときには、同じように感じることがあるな」と思わせられて、爆笑したり、共感したりできる。だからこそ、すんなりと、違和感なく見られるのだなと納得し、心が少し豊かになったような気分になった。



ジャーナリスト

山梨県生まれ。ジャーナリスト。著書は最新刊から順に「いま中国人は中国をこう見る」(日経プレミアシリーズ)、「中国人のお金の使い道」(PHP研究所)、「中国人は見ている。」、「日本の『中国人』社会」、「なぜ中国人は財布を持たないのか」「中国人の誤解 日本人の誤解」、「中国人エリートは日本人をこう見る」(以上、日本経済新聞出版社)、「なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか?」、「中国人エリートは日本をめざす」(以上、中央公論新社)、「『爆買い』後、彼らはどこに向かうのか」、「中国人富裕層はなぜ『日本の老舗』が好きなのか」(以上、プレジデント社)など。主に中国、香港、台湾、韓国などを取材。


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恋する理由(「白蛇伝」などなど)

別ブログの過去記事を読んでいるうちに、昨日ネットテレビ(アマゾンプライムビデオ)で見た「白夫人の妖恋」を思い出して、それと対比してみる気になった。
先に「白夫人の妖恋」について書くと、これは中国の説話を元にしたもので、同じ東映のアニメ映画「白蛇伝」も同じである。映画の内容もアニメとほぼ同じで、単に映画の方は少し濡れ場があるくらいの違いだ。アニメの方は子供相手の商売のために話に無関係な動物たちが添え物で出てきて、子供のころの私はそういうシーンがあまりに下らなく思ったものである。相原コージの持論のように「子供は子供騙しに騙されるものである」というのが大半だろうが、私のようにひねくれた子供もいるわけだ。私はむしろ、道士の道術でヒロインの白娘(ぱいにゃん)が空中で苦悶する姿にひどく印象づけられたのだが、成長してサディストになったりしてはいないwww
「白夫人の妖恋」のヒロイン白娘は白蛇の変身したものだが、俳優は山口淑子である。残念ながら現代人の私の目には美女には見えなかったが、お供役の八千草薫よりは色気だけはあったようだ。可愛さでは後者が百倍上である。こちらは青蛇が変身したもの。
で、主人公で白夫人に一目ぼれされる貧乏青年(おそらく童貞ww)が池辺良である。まあ、演技が童貞青年のそれなのだが、これが煮え切らない性格で、せっかく相手が惚れてくれて、自分も惚れるくせに、周囲の人々から「あの女は怪しい。たぶん妖怪だ」と忠告されると、あっさり逃げ出すのである。それを白夫人がどこまでも追いかけるから「妖恋」なのだろう。何であんな薄情な男をどこまでも追いかけるのか、というのが私の抱いた疑問である。
で、ここで、別ブログに書いた記事につなげる。
ちなみに、アニメの「白蛇伝」は、これを見た宮崎駿がアニメ界に入る決心をするほど感動したという話がある。

(以下自己引用)

私がまったく理解できないのは、女性から見ての男の魅力とは何かということである。これは本当に理解できない。ひとつ言えることは、バルザックの小説で或る貴族の夫人が言った「女は、他の女が評価しない男にはまったく興味を持たないのよ」という言葉である。
とりあえず、有名文学作品の男主人公の中で女性読者から見て魅力的だと思える人物の人気投票をしたらどうなるだろうか。私の予想だと「嵐が丘」のヒースクリフあたりが人気上位になりそうな気がする。で、男からの人気投票だと、おそらくかなり下位だろう。つまり、「恋愛の相手になる男」「誰か(女主人公、つまり読者のアバター)のためにすべてを犠牲にする、恋愛のためだけに生きる男」が人気を得るのではないか。で、そういう男は男から見ると糞なのである。いくら愛した女でも、既に結婚した相手の家庭を壊す行為は唾棄すべきものだと感じる男のほうが多数派なのではないか。つまり、人生における恋愛の価値が男と女ではかなり違うだろう。いや、これは私が日本人だからそう思うので、西洋の小説には、男が書いた作品でも、恋愛のために身を滅ぼす男は無数に描かれている。
これは不思議な現象だと思う。たとえAという相手に失恋しても、Bという相手と恋愛して幸福な人生を送ることは無数にあることだし、Aを得られなければ相手を殺して自分も死ぬということの何が偉いのか、素晴らしいことなのか、私にはまったく理解不能なのである。
ただし、バルザックのウジェニー・グランデのように、恋愛妄想だけのために一生を費やすという行為もまた「凄い人生」だとは思う。だが、やはりそれは女性の生き方の特殊例であって、恋愛機会の少なかった時代の話であり、社会の中で生きる男の生き方としてはかなり奇形だろう。

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この人を見よ

写真は衝撃的だが、この女性の心情は同情させられるし、その決断力は素晴らしい。
こうした行動力は日本人に最も欠けているところだろう。まあ、そういう日本人の慎ましさも私は好きだが、それが、因循姑息で、悪への批判が堂々とできない社会を形成してもいる。

(以下引用)



上海でロリータファッションをする50代の中年女性がSNSで賞賛されている、ある理由

中島恵ジャーナリスト


中国メディア「捜狐号@四令大叔」より引用





今年6月ごろから中国のSNSで話題になっている1人の中年女性がいる。派手なロリータファッションに身を包み、上海市内のストリートを闊歩している姿が注目されているのだ。当初は「あの人、頭がおかしい?」などと揶揄されたが、その服装をしている経緯がわかった今、SNSは賞賛の嵐に変わったという。


頭にはティアラ、ロリータ衣装の中年女性


上海市のおしゃれなストリート、安福路(アンフールー)。もともとフランス租界だったエリアで、今では西洋料理のレストランや流行のカフェなどが立ち並ぶ一角として有名だ。ここを毎日のように派手なロリータファッションで歩く1人の中年女性がいる。



年齢は50代くらい。かなり太っていて、髪は短髪だ。それだけならよくいるおばさんの1人だが、特徴的なのは派手なロリータ衣装を着ていることだ。



ここ数年、中国でも10代~20代の女性を中心にロリータファッションは大流行しているので、ただロリータの衣装を着ているだけでは、人々は振り向かないし、SNSで話題に上ることもない。



だが、中年の、しかも、一見男性かと見間違うような容姿や体形の中年女性がこのようなファッションをしていることに、通りかかった人々が驚き、女性を撮影した写真がSNSに出回り、話題に上るようになった。




中国メディア「捜狐網」より引用
中国メディア「捜狐網」より引用



写真の通り、女性は頭にお姫様のようなティアラをかぶり、ロリータの衣装を着ている。手には小さなハンドバックを提げ、靴は低いパンプスを履いている。買い物袋などを提げていることもあり、頻繁にこのストリートに出没している。



中国メディアで検索してみると、この女性は「安福路の小公主」(安福路のお姫様、安福路のリトルプリンセス)などと呼ばれていることがわかった。



関連して「安福路のお姫様は女性か男性か?」「安福路のお姫様の若い頃は?」などのワードもヒットする。SNSには通行人が撮った写真が多数掲載されており、この女性が頻繁に出没する安福路に、わざわざ写真を撮りに出かけている人まで増えているという。



当初は「あの人、頭がおかしいのでは?」「おっさん?おばさん?気持ち悪い」などと批判されたり、嘲笑されたりしていたが、メディアで多数取り上げられるようになり、この女性がなぜそのような奇抜なファッションでストリートを歩いているかがわかってくると、人々の反応は一変した。


女性の生き方に賞賛の声


報道によれば、女性はこの付近に住んでおり、もともと家庭は裕福だったが、数年前に大病を患った。長期間、薬を服用した影響で髪が薄くなり、身体もむくみがひどくなって、太ってしまったという。



女性は、自分の変わり果てた容姿や体形に落胆し、悲嘆にくれた時期が長かったが、気を取り直し、「今後、残された人生はもっと自由に、自分の好きなように生きてみよう」と決意。以後、若い頃に着たくても着られなかったロリータファッションで、思い切って外に出てみよう、と思い立ったという。



通常の既製服では体形に合わないため、衣装はすべて手作りだ。大きなフリルやリボンもあしらい、色もコーディネートしている。ティアラも身に着け、気分だけはお姫様になろうと決めた。



そうした、吹っ切れて堂々とした姿が人々の目に留まったわけだが、ロリータを着る理由が分かった今、SNSでは賞賛の声が巻き起こっているという。



「人にはそれぞれ自分の人生があるよね」「この人は誰にも迷惑をかけていない。好きなように生きていて、カッコいいよ」「残された人生、自分の好きなように生きるべきだと思う」と感銘を受ける人が続出するようになった。



女性は見ず知らずの通行人やインフルエンサーなどから声を掛けられても気軽に応じ、堂々とストリートを闊歩しているという。



上海といえば、今年3月から約2ケ月、中国の厳しいゼロコロナ政策の下でロックダウンされたことが記憶に新しい。人々は自由に外に出ることも許されなかった。



そうしたこともあり、「人生、何が起こるかわからない」「好きなように生きる」という女性の言葉に共感し、勇気づけられた人が多かったのかもしれない。










ジャーナリスト

山梨県生まれ。ジャーナリスト。著書は最新刊から順に「いま中国人は中国をこう見る」(日経プレミアシリーズ)、「中国人のお金の使い道」(PHP研究所)、「中国人は見ている。」、「日本の『中国人』社会」、「なぜ中国人は財布を持たないのか」「中国人の誤解 日本人の誤解」、「中国人エリートは日本人をこう見る」(以上、日本経済新聞出版社)、「なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか?」、「中国人エリートは日本をめざす」(以上、中央公論新社)、「『爆買い』後、彼らはどこに向かうのか」、「中国人富裕層はなぜ『日本の老舗』が好きなのか」(以上、プレジデント社)など。主に中国、香港、台湾、韓国などを取材。


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読点ひとつでも大事

とある、滑落死した登山家についての批判的連続ツィートへのコメントだが、一読した時には文意が分からず戸惑った。文章のニュアンスは、その批判的連続ツィート(亡くなった登山家は実力の無い、無謀な登山家だった、という主張)に同意している(「~だったんですね」が、その書かれた内容への同意を示している。)ようなのに、「実力のない登山家とも言えない方だったんですね」と書いてあるからだ。これだとつまり「実力のある登山家だった」となるのだが、と首をひねっているうちに、「あっ、これは『弁慶がな、ぎなたを持って』や『(数珠を)二重にしてくびに掛ける』と同様の読点の問題だ」、と分かった。
実力のない、登山家とも言えない方だったんですね」と、読点をひとつ入れれば解決である。「なぎなた」に勝手に読点を入れて読むと「な、ぎなた」のようになるし、読点が無いと「二重にして、首に掛ける」のか、「二重にし、手首に掛ける」のか分からなくなる。
最近のネット文章の粗雑さ(特に句読点のいい加減さ)への警鐘になる話だろう。
なお、私も段落の頭の一字下げを守っていないが、これは操作が煩雑だし、さほど読解に影響は無いからである。

(以下引用)

久しぶりに栗城さんの名前ききました。実力のない登山家とも言えない方だったんですね…知らなかった…

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目は心の窓、とやら

「目は人間のマナコなり」という、小泉進次郎も及ばない名言を言ったのは志ん生だったか誰か忘れたが、目に人間性というのは現れるようだ。東海アマ氏も、人を殺したことのある人間は目で分かる、と書いていた。
で、荻生田だが、彼の高校生の頃の写真を見たら、将来は確実に暴力団入りか人殺しだろうという目をしている。まあ、それと大差ない商売に入ったわけだwww 太って眼鏡をかけ、ニコニコしていても、その暴力的な本性は目に表れているだろう。それは身近な人間、彼と関わった人間が知っているのではないか。

顔に嘘をつく心の葛藤が出てこない

というのは重要なところで、詐欺師の特徴だが、これは長年の修練の結果でもある。素人はそうそう嘘をつく機会が無いから修練しようがないwww
普通の人間は、嘘をつくとその不利益がすぐに自分に跳ね返るから、さほど嘘はつけないものだ。一般には「正直は最善の政策(Honesty is the best policy)」なのである。ところが不思議なことに、一番正直さが求められる政治家や官僚が、いくら嘘をついても黙認されるという社会風土がこの日本にはある。

ちなみに、ナマコにはマナコは無い。

(以下「ネットゲリラ」常連コメント欄より)

こういうこと、レッテル貼りで言いたくないんだけど、それでも言わざるを得ないこと、それは・・


安倍晋三・萩生田光一・下村博文・杉田水脈・稲田朋美・田中富弘..


息を吐くように嘘をつく人達は皆同じ顔の動き・臭いがするんだよねw これはもう独特のフォーマットだと言える。これが詐欺師の共通フォーマットなのかは知らんけど、嘘つきが自然集合して似た者同士が集まったのか・・ 類は友を呼ぶわけだなー


こいつら何の躊躇いもなく嘘をつく、顔に嘘をつく心の葛藤が出てこない、敢えて多少の差異を見るならば、杉田水脈は少し違ってて、やたら攻撃的で顔の歪みが強く出てはいる。安倍晋三は平気で嘘を吐く、典型的なサイコパス。




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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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