これも上手いなあ。
英国のEU離脱をフリテンに例えるという発想は、単に洒落の域を脱して、現実にもぴったり合っている。偉大なるブリテンは大きなフリテンを選んだわけだ。つまり、「ツモ上がりしかできない」道を選んだのだが、それが間違っている、とはけっして言い切れない。
他者の捨て牌に「ロン」と言って上がるのは、いわば他者の犠牲の上に立って自らの利益を増す行為であり、麻雀がゼロサムゲームである以上、それは当然だが、ひたすら自分のツモだけに賭ける、という行為も無意味ではない。完全なセルフヘルプであり、かつての英国では「自助論」(原題は「セルフヘルプ」)という本がベストセラーになったくらい、自助と自立が重んじられていたのだから、それは英国の国民性にも合っているのではないか。
BREXITは短期経済面では確かに不利だろうが、長期的に見て「他国民の血を吸って生きる」行為より、それが間違っているかどうか、即断はできないだろう。
小田嶋隆 @tako_ashi 8時間前
- はい。グレートフリテンって言いたかっただけです。
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- 英国内にはEUへの再加入を望む声もあるようだが、一度捨てた牌でアガるのはグレートフリテンなので気をつけてほしい
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