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「アメリカの精神」とは何か

「隠居爺の世迷言」記事で、全体的にはやや散漫というか、その主張の妥当性に疑問を持つ部分もあるが、自分の考察ネタには面白い。
先に、私が市民図書館から借りて、その内容のキリスト教的偏向ぶりにうんざりして読むのを中断した「平気で嘘をつくひとたち」というアメリカの精神医の著作中で私が興味を感じた部分を「引用1」として転載する。で、隠居爺氏の記事引用を「引用2」として、私の考察というか妄想的思念をその後に書く。

引用1は、引用2の「マザコン男性」との対比(参考)として載せる。赤字は夢人による強調。発病前のジョージとの対比が面白いが、それより、妻による夫ジョージへの非難の表現に注意。つまり、女性を含めアメリカ人の、男性評価の基準は「強さ」にあるわけだ。そこに、アメリカという国家の異常性もある、と私は思う。善悪ではなく、強いか弱いかが評価基準になるのである。そして、弱さへの同情はゼロに近い。
前置きとして注意を喚起しておけば、文中の「ジョージ」は次のような男である。と言うか、精神障害になる前は、このような男だった。ある意味、中流アメリカ人男性の理想像かと思う。
ジョージはセールスマンとしては一流、というよりは天性のセールスマンだった。ハンサムで、動作がきびきびしており、気の置けない物腰と話術の才にめぐまれた彼は、流星のごとき勢いで南部諸州の販売地域を手に入れていた。(中略)彼は、持ち前の几帳面さをもって売り上げを三倍に伸ばしている。三十四歳の若さで、とくにハードワークに頼ることもなく、給料とコミッション合わせて六万ドル近くの年収を得ていた。」
この「ジョージ」と、妻のグローリアの「ジョージ」への評価の落差に注意。

(引用1)

私は彼女(注:ジョージの妻グローリア)と面接し、彼女がひどい抑うつ状態にあり、彼女の心はジョージに対する嫌悪感でいっぱいだということを知った。彼女は夫について、「弱くてめそめそしたぐうたら男」だと語っていた。一方、ジョージのほうも、しだいに、グローリアに対する恐ろしいほどの憤りを口にするようになった。彼は彼女を、自己中心的で、まったく非協力的な、愛のない女だと見ていた。

(引用2)


 それはさておき、性別の取り扱いにおいても、アメリカは極端になる。通常の一般社会においては、凄まじいくらいの男女差別があると考えてよさそうだ。妻に対する家庭内暴力(DV)など、殺人の一歩手前までのことがしばしばありそうだ。しかし、それがゆえに反動が生じて、何でもかんでも女性優位にしようとする運動が生じる。

 政治でもそれが起きていて、上に挙げたヒラリー・クリントン、ビクトリア・ヌーランド、ナンシー・ペロシ、カマラ・ハリス、故マデレーン・オルブライトなどの存在は、善政を行うためにではなく、男女差別を思わせない高い地位を与えるためのものだ。
男女差別の激しさが前提にある。


 


 男に負けない地位を与えるだけではなく、彼女らが行う政治の内容についても、男以上の極端で、大胆で、粗暴なものになった。本来の男というものは、表面的な印象とは違って優しいものだ。というのも、男は兵士として生まれてくる。遺伝子的レベルで兵士に適している。それがゆえに、一定の限界も知っている。目の前の人間を無差別に殺してしまっては、人間全体の存亡に関わってくるからだ。

 ところが、女は兵士になることが遺伝子的に想定されていない。ゆえに、安全装置が設定されておらず、戦闘に参加させてしまうと見境がつかず、限度をわきまえず、平気で残忍なことをしてしまう。


 


 ただし、過去においてアメリカが原爆を日本に落としたこと、現在イスラエルがパレスチナ人に対してジェノサイドを行っていることを考えると、アングロサクソンというのは男女の別なく遺伝子的な欠陥を持っているのかもしれない。突然変異を起こした欠陥人種がアングロサクソンなのかもしれない。

 そう考えると、アングロサクソンこそジェノサイドの対象にするべき人種であるとも考えられる。ビル・ゲイツにしてもエマニエル大使にしても、あの気持ち悪さというのは、突然変異種であることが醸し出すものかもしれない。新人類、ガンダムでいうと「ニュータイプ」ということになるのかな。

 その点、ドナルド・トランプは明らかに旧人類、オールドタイプに思える。どこか安心できる雰囲気を感じとれる。前回大統領のときに、新たな戦争を起こさなかったということだけでも、バイデンよりは評価できる。

 ただし、私はトランプのファンではない。なぜなら、トランプはアメリカの大統領であるからだ。かつてアメリカファーストと言っていたように、大統領である以上、自国の利益を最優先させるのが当然であり、日本と利害が衝突するようなときには日本を攻撃するだろう。これは、プーチンについても同じことで、ロシアの利益が第1であることは間違いない。

 では岸田総理はどうだろうか。残念なことに岸田総理は完全に狂っている。箸にも棒にも掛からない。日本の利益、日本国民の利益よりも、アメリカの利益や財界の利益を優先させようとするからだ。どこをどうしたら、そんな人間になるのだろうか。

 そんなことを考えていたら、「冬彦さん」が頭の中に浮かんだ。「ずっとあなたが好きだった」というドラマで、佐野史郎が上手に演じた役柄だ。1992年の放送だったらしい。何となく、「冬彦さん」と岸田総理のイメージがかぶるのだけれど、「冬彦さん」といえば " マザコン " になる。マザコン男性というのはどのようなタイプだろうか。

(1)臆病
(2)自信がない
(3)他人の目を気にする
(4)優柔不断で流されやすい
(5)思い込みが強い
(6)言い訳が多い
(7)自立ができず人のせいにする
※マザコンの特徴7つ。マザコン彼氏と結婚したらどうなる?

 岸田総理に対する私のイメージは「男らしくない」というもの。とにかく男らしくない。言うことがコロコロ変わるのが第1だけれども、コロコロ変えた挙げ句に結局どこに行きたいのかはっきりしない。その理由は簡単で、要するに「お母さん」の方しか見ていないからだ。

 男というもの、家庭を持ったのであれば妻子を第一優先にすべきところを、「お母さん」の方ばかり見ている。それが岸田総理になる。「お母さん」とはアメリカと、日本の財界になる。2人のお母さんに気に入られるのであれば、妻など、子など、つまり、日本や日本国民などどうなってもいい、そんなマザコン男が岸田総理になる。離婚案件だと思うけれど皆さんはどのように思われるだろうか。

 やはり国として独立することは大切だね。そうでないことには、今後の日本の総理大臣は次から次へと「冬彦さん」ばかりになってしまう。あ、そうそう、今思いついたけれども、岸田総理主演(冬彦役)で「ずっとあなたが好きだったスペシャル」を1本撮影できないだろうか。きっとピッタリのはまり役だと思うけどな。



(考察)

前書き部分で主な考察をしてしまったので、詳細な考察は省略する。いずれ気が向いたら再度考察するかもしれない。
要するに「アメリカの精神とは何か」であり、それはアメリカ侵略をした欧州人による原住民インディアン大虐殺に如実に現れている、というのは隠居爺氏も何度も書いている。私は、その「弱肉強食」の精神がアメリカ女性も同じだ、という点に注意を喚起しただけである。
なお、日本では妻が夫の母親役もしていることが多いが、それが良いか悪いかは詳しくは論じない。ただ、「善悪より強さが価値判断基準」という精神(欧米的価値観)は戦争と闘争の世界にしかならないとだけ言っておく。
基本的に「母親」的存在は戦争を望まないと私は見ている。当たり前である。戦争で死ぬのは、もしかしたら我が子なのである。夫なら、死ねばいくらでも代わりがいるが、我が子の代わりはいないwww さらに言えば、我が子とは自分の分身であり、母親から見れば精神的には自分の一部なのである。(中には、子供は自分の「所有物だ」とひそかに思っている母親もいるかもしれないがww)それこそが、実は「平和な世界」を作る精神だとも言えるかもしれない。つまり、他者は敵ではなく、自分とつながる存在だ、ということだ。


(追記)前記した「平気で嘘をつく人たち」の中に、なかなか優れた「悪」の定義があるので引用しておく。これも同書にあるが、悪(evil)は、生・生命(live)を逆に読んだものでもある。

「したがって悪とは、とりあえず、人間の内部または外側に住みついている力であって、生命または生気を殺そうとするものである、ということができる。また、善とはこれと反対のものである。善は、生命と生気を促進するものである。」










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