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日本の労働者と「獅子(レオ)契約」

チェスタトンの「ポンド氏の逆説」の中に「獅子(レオ)契約」という言葉があって、「不利益な条件を受け入れるしかない状況での契約(脅迫下での契約)は無効である」という思想だと思われるが、たとえば、獅子に捕まえられた兎が、命を助けられる代わりに毎年子供(子兎)を自分の食料として寄越せ、と言われて承知するような状況かと思われる。とすると、これは現在の日本においてはほとんどすべての下級労働者が置かれた状況ではないだろうか。そうでなければ、30年も平均給与が上がらないという事態にはならないはずである。もちろん、この場合は社会状況自体が労働者を脅迫しているわけである。
ただし、「獅子(レオ)契約」についてはネットで調べても出て来ないので、私の想像である。

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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