石川九楊という書道家、あるいは書道評論家の「書字のススメ」という、あまり魅力の無いタイトルの本があるが、その中にこういう言葉がある。(赤字部分は夢人による強調。)
「現在の鉄鋼会社やセラミック会社は、実際には原材料の供給者たる「自然」に対しては、まったくの不払いなのであり、われわれの生や生活は、自然や歴史的先輩たちへの不払いの上に花咲いているものである。この意味で、われわれは子や孫の時代の安定を考え、そのために働く歴史的責務を負っているのだ。」
この言葉にはまったく同感であり、ドストエフスキーの定義を借りれば、上記の意味で「人間とは何より恩知らずな生き物です」と言えるだろう。
まあ、自然からの収奪という点に関しては、われわれ庶民でも、水やエネルギーの無駄遣いをしない、という注意をするだけで大きな貢献ができるのだが、そうすると水道会社や電気会社やガス会社は困るわけで、資本主義的発展は自然からの収奪で成り立っているのである。
泥棒(収奪)が栄えることと似た話だが、借金をする人間は金融業のお得意様で、その借金が巨大だと銀行はその借主と運命共同体になるから相手を潰すわけにはいかなくなり、無限に資金提供をすることになり、さらには政府まで資金援助をするようになる。その原資は税金である。まあ、そういうものだ。
なお、「歴史的先輩たちへの不払い」もまったく同感であり、あらゆる創造は歴史的先輩たちの業績の上に成立している。彼らが「著作権」を主張したら、現代のあらゆる創作は消滅するだろうwww
「現在の鉄鋼会社やセラミック会社は、実際には原材料の供給者たる「自然」に対しては、まったくの不払いなのであり、われわれの生や生活は、自然や歴史的先輩たちへの不払いの上に花咲いているものである。この意味で、われわれは子や孫の時代の安定を考え、そのために働く歴史的責務を負っているのだ。」
この言葉にはまったく同感であり、ドストエフスキーの定義を借りれば、上記の意味で「人間とは何より恩知らずな生き物です」と言えるだろう。
まあ、自然からの収奪という点に関しては、われわれ庶民でも、水やエネルギーの無駄遣いをしない、という注意をするだけで大きな貢献ができるのだが、そうすると水道会社や電気会社やガス会社は困るわけで、資本主義的発展は自然からの収奪で成り立っているのである。
泥棒(収奪)が栄えることと似た話だが、借金をする人間は金融業のお得意様で、その借金が巨大だと銀行はその借主と運命共同体になるから相手を潰すわけにはいかなくなり、無限に資金提供をすることになり、さらには政府まで資金援助をするようになる。その原資は税金である。まあ、そういうものだ。
なお、「歴史的先輩たちへの不払い」もまったく同感であり、あらゆる創造は歴史的先輩たちの業績の上に成立している。彼らが「著作権」を主張したら、現代のあらゆる創作は消滅するだろうwww
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