忍者ブログ

ぜひ、すぐに完全版制作計画に取り掛かってほしい

完全版見たい。でも、「はしょった」は「箸折った」ではなく「端折った」ではないかな、と少し言葉咎めをしておく。日本語と日本文化のために。

なお、片渕監督の「Black Lagoon」をここのところネットフリックスで見ているが、素晴らしいレベルで作られたハードボイルドアニメで、片渕監督の器の大きさが分かる。でも、「この世界の片隅に」の雰囲気が好きな女性などにはお勧めしない。実に面白いのだが、バイオレンスの世界だから。いや、まあ、「この世界」もある意味、戦争というバイオレンスを背景にした物語なのだが。(「この世界の片隅に」の略称は「僕は友達が少ない」の「はがない」みたいにひらがな部分だけを続けて「こののに」とするか。「この野に」みたいで、柔らかな感じで悪くはないと思うが。)




            

「この世界の片隅に」の真木Pがオタキングゼミで10億くらいいったら泣く泣く箸折ったリンさんとのエピーソードも含めた完全版制作できる、しますって言ってくれたから後10回は劇場に足運ぼうと決意した(百合厨並決


拍手

PR

ネットへの圧力

或る種の記事(芸能界の圧力など)を書こうとしたら、ネット上に載せることができなくなることが非常に多い。今も、「のん」への圧力の記事を書いて掲載しようとしたとたん、フリーズして、掲載をあきらめた。詳しくは町山智浩氏のツィッターで見ると良い。


上の文章を書いた後、新たに得た情報などもあるので、追加しておく。コピーするとおかしな画面になるのは、すでにここにも何かの工作があったのかもしれないが、修正して掲載する。


(以下引用)




竹熊健太郎《一直線》さんがリツイート


町山智浩・告知用 ‏@TomoMachi · 4時間4時間前

町山智浩・告知用さんが引禁 ⚠庭の向こう側⊿46ポケGoL28をリツイートしました

いろいろタレコミがあり、彼の動機がわかりました。もう少しで大事な情報をあっちに渡してしまうところでした。


町山智浩・告知用さんが追加






引禁 ⚠庭の向こう側⊿46ポケGoL28 @ohba_kadan
Togetterを読むと、山本一郎さんはレプロの社長と知り合い、あるいは友人だと読み取れる。ゆえにレプロ側の側面が強く、そうでなかった場合、そうであった場合を考慮して「レプロ側」という町山さんの意見は合理的だと言える。 https://twitter.com/GEORGE221/status/805001545989308416 …


4件の返信 134件のリツイート 115 いいね





竹熊健太郎《一直線》 ‏@kentaro666 · 6時間6時間前

町山智宏氏と切込隊長がバトルになっているが、出版界も芸能界ほど酷くはないが干される事例はある。いくつか当事者から聞いている。かつて帝王のように振る舞っていた大物作家の怒りを買い、干された作家も知っているが、現在その大物が凋落しているため、うやむやになって彼の仕事は復活している。



1件の返信 199件のリツイート 164 いいね




 竹熊健太郎《一直線》さんがリツイート


豊崎由美≒とんちゃん ‏@toyozakishatyou · 9時間9時間前

町山さんが連続ツイートしているとおりですよ。芸能プロダクションによる「〜を出したら、うちのタレント、おたくの番組(雑誌)に今後一切出しませんよ」的な圧力はあります。例を挙げるのに事欠きません。確実にあります。みんな泣き寝入りしてるだけです。



1件の返信 540件のリツイート 352 いいね



 竹熊健太郎《一直線》さんがリツイート


ボタQ ‏@bota9 · 8時間8時間前

漫研後輩の町山智浩から某メールのスクリーンショットが送られてきた。今、彼が揉めてるのんこと能年玲奈さんのテレビ出演に圧力がかかった証拠とのこと。メールの送り主が直接証言するのは難しそうだけど、町山君の一連のツイートに嘘はなさそうですね。



0件の返信 128件のリツイート 112 いいね





竹熊健太郎《一直線》 ‏@kentaro666 · 6時間6時間前

竹熊健太郎《一直線》さんが春日太一@熊本を全力で応援しますをリツイートしました

そりゃそうですね。村八分とか、「干す」というのはそういうことです。関係者が公式見解としてそれを認めるはずはありません。


竹熊健太郎《一直線》さんが追加






春日太一@熊本を全力で応援します @tkasuga1977
「圧力かけましたか/かけられましたか?」とライターや記者に聞かれて「しました/ありました」と正直に答える放送局も事務所もないだろうに。


0件の返信 33件のリツイート 28 いいね




 竹熊健太郎《一直線》さんがリツイート


町山智浩・告知用 ‏@TomoMachi · 10時間10時間前

私も関係者ですよ。TBSラジオで「この世界の片隅に」を語る直前に「セッションに能年を出したら旧事務所側から『能年についてこれ以上論じるな』という抗議があったので自粛してください」とお願いされました。「逆らうと音事協のタレントが使えなくなるので何卒よろしく」と。
@kirik




拍手

芸能事務所の執拗な能年玲奈潰し

なお、この出来事を扱った2チャンネル系統の掲示板のスレッドは、コピーしようとすると不具合が起こるようになっていた。本名の「能年玲奈」が使えないようにするとか、これはほとんど人権問題として国会で取り上げるレベルのいじめだろう。




町山智浩・告知用認証済みアカウント @TomoMachi 18 時間前

「タブーなき」といわれるMXですが、大川プロデューサーが『この世界の片隅に』ののんこと能年玲奈を番組に出そうとしたんですが旧事務所から抗議があって断念しました。テレビの片隅のMXくんだりまでマメに圧力ご苦労様です。


拍手

カジノで経済活性化(笑)

「ヒロポンで体力の亢進を」と同じだろ

は上手い。年寄りでないと出て来ない言葉で、亀の甲より年の功とはこういうものだ。若い連中はそもそもヒロポンが何かすら知らないのがほとんどだろう。




(以下引用)


>>dembo RN:dembo 「平川克美 「カジノを経済成長の起爆剤に」って、「ヒロポンで体力の亢進を」と同じだろ。末期的な思考が、国会でまかり通っている。(-""-;)」





(夢人追記)「スカイヲーカー」さんのブログがヒロポンの広告写真付きでこの件を書いていたので転載しておく。

本剤は強力なる中枢(?)性興奮作用を有し、倦怠感、憂鬱感を除去して爽快活発となし、又眠気の防止或は除去に偉効があり、医界各方面に異常なる注目と愛用を喚起して居ります

だそうで、まさしくギャンブルの効能(倦怠感、憂鬱感を除去して爽快活発とする。)とそっくりだ。日本政府は国民にギャンブルを勧めているらしいから、ついでにヒロポンを含む覚醒剤(ちゃんと広告に「覚醒剤」とあるし、医学界の推薦もあるようだww)を解禁したらどうか。飛鳥容疑者などは、先覚者としてこれからは讃えられるだろう。
一般人より先に覚醒剤を使って覚醒したから「先覚者」だwww

なお、広告文中の文字が一つ不明瞭で読めないので、(?)を入れてある。「性興奮」ではなく、「中枢性興奮」とかのようにつながる。多分、「中枢神経性興奮」ということだろう。


(以下引用)

    

真面目な努力が報われる社会の実現を目指すべきだ。

ヒロポン

















「そもそもカジノは、賭博客の負け分が収益の柱となる。ギャンブルにはまった人や外国人観光客らの“散財”に期待し、他人の不幸や不運を踏み台にするような成長戦略は極めて不健全である。」


ギャンブルにはまるのは、人生大逆転が期待できるからだ。

昔、子供の頃にやった人生ゲームや運命ゲームなど、

双六で、ギャンブル大当たりで人生大逆転・・なんて感じなのがあったな・・

年末になると、年末ジャンボ宝くじ**億円!・・だなんてね・・

基本、人生は大逆転しません。

不断の努力なしに、成功はありえません。

カジノは射幸行為に過ぎず、社会に付加価値をもたらさず、

ありもしない夢追い先行の幻社会に過ぎない。

このような麻薬や覚せい剤を国家、自治体が振興するなんて頭がいかれてる。

真面目が一番。

真面目な努力が報われる社会の実現。

それが正しいのだ。

堕落社会を促進する政党は一切、私は存在自体を許しません。










拍手

銀行の口座凍結

預金者死亡の際の口座凍結に関連した話だが、口座凍結自体は銀行としては正当な対応ではあるようだ。では、凍結された口座を解約する手続きが面倒で、放っとかれた口座のカネは誰の所有になるのだろうか。


(以下引用)




実家の母が他界しました。すでに父も他界しています。
私は長女で嫁いでいますが、妹が子供を連れ実家に帰って母の面倒をみていました。葬儀費用も妹が出しているので、ここで母の定期預金を解約して姉妹で相続したいのですが、銀行が難癖をつけてなかなか解約させてくれません。
やれ、戸籍謄本や印鑑証明書や挙句の果てには面談するとまで言われました。銀行や京都、私は大阪です。会社を休むか早退してまでうちのお金を解約するのにどうしてそこまでされるのか疑問です。
それとも、銀行は決算月まで残しておきたいのでしょうか?
だから、難癖つけて解約させないようにしているのでしょうか?
面談のときにどう言えば解約させてもらえるか、お知恵を拝借願いたいです。本当に困っています。よろしくお願いいたします。


 

すでに答えられているように、銀行としては面談はともかく通常の対応です。


被相続人の定期預金を解約したいと言われてちゃんとした手続きをとらないと、もし遺産相続でもめていたりした場合には、勝手に解約をした銀行も責められかねないため、相続人を全員把握するための戸籍謄本や間違いなく相続人全員がその定期預金を引き出すことを了承したという証拠のために印鑑証明はかならず必要になります。

誰がどの遺産を相続するかを決定する遺産分割協議書を作成されていれば、それらの書類と一緒に提出するだけで事は足りますが、まだ誰が何を相続するかが未定の場合は銀行に相続人全員の同意を得る書類があるかと思います。

御質問者さん他の相続人全員がその書類に印鑑証明と同じ印鑑を押せば、面接までは必ずしも必要ではないかと思われます。
仕事をしていて銀行の営業時間内には行けそうにない旨を伝えればそれなりの対応をしてくれるはずです。
この回答へのお礼

詳細にわたりご回答いただきましてありがとうございます。
銀行の対応が正当なものと知り安心いたしました。

>遺産分割協議書を作成されていれば、それらの書類と一緒に提出するだけで事は足りますが、まだ誰が何を相続するかが未定の場合は銀行に相続人全員の同意を得る書類があるかと思います。

かしこまりました。
銀行に問い合わせてみたいと思います。
お世話になりました。ありがとうございます。


お礼日時:2008/12/29 16:29

遺産相続ですね。


その銀行の対応は正しいです。
いまお母様の口座は凍結されています。

遺産相続で提出する書類は、戸籍謄本(母親出生時、死亡時)、実印・印鑑証明と色々あります。
詳しくは銀行でお尋ねください。

面談ははじめて聞きました。
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
正当なものと知り安心しました。
面談は行って聞いてみます。
ありがとうございました。


お礼日時:2008/12/29 16:21

その銀行の主張は通常のものです。


遺産相続の手続きをしなければ解約できません。
お母さんの財産を相続する権利がある人の中から、
相続する人をひとり決めます。他の人全員が相続を放棄するという
意思を書面で表し、実印の押印と印鑑証明書の添付が必要です。
用紙は銀行でもらえます。
戸籍謄本は相続権があるひとを特定するのに必要です。
ただ、面談というのは異例ですね。これまで電話で交渉されて
いたのでしょうか。面談ではあるがままを言えばいいです。
この回答へのお礼

銀行の主張が正当なものだと知り安心しました。
確かに、父のときも母から相続放棄の書類を渡されました。
相続人の特定するためだったのですね。
納得しました。ありがとうございます。





拍手

細部に神は宿る

「細部に神は宿る」という言葉は、優れた創作のほとんどについて真実であるだろうし、その創作を味わい、感動した人々が、実はその作品の細部を、いや、場合によっては本質すら見逃していることも多いだろう。同じものを見ていても、我々はすべて、実はそれぞれ別のものを見ているのである。



(以下引用)



アニメーション版「この世界の片隅に」を捉え直す(2)「『かく』時間」

2016/11/30 3:26

 マンガ「この世界の片隅に」には、「かく」場面が多い。鉛筆で、絵筆で、羽で。すずはかくことが好きだ。婚礼の日ですら、嫁ぎ先の片隅に居場所を見つけ、行李の前に座り込んで兄に絵入りのはがきを書く。祝いの席で出た食べものをひとつひとつ鉛筆で絵に描いてから、「兄上のお膳も据ゑましたよ。せめて目でおあがり下さい。」とことばを添える。しかし翌朝、はがきの表に自分の名前を書き終えたすずの手がふと止まる。すずは新しい家族に尋ねる。「あのお………… ここって呉市? の何町? の何番ですか?」


 「ぼうっとしている」すずは、嫁ぎ先の住所すら把握していなかったというわけなのだが、ここでわたしがなぜ「すずの手がふと止まる」と書けたかといえば、マンガのコマ運びがこうなっているからだ。


manba03-1
(『この世界の片隅に』上巻 80ページ)

 すずが表書きを書くコマはわずか3つにすぎない。けれど読者はこの3コマから、鉛筆の動きと停滞を読み取ることができる。まず、第1コマ目は名字を書いている途中で(途中、というのが大事なのだ)第2コマ目ではもうすずは名前の濁点を書いている。この2つのコマを比較して、読者はこの氏名が滞りなく記されたことを知り、さらにはいままさに鉛筆は濁点を打ち終わり、氏名の最後までたどりついたのだと知る。ところが3コマ目では、濁点の上に置かれた鉛筆の先が動かぬままアップになっている。ここから、1と2の間には動きが、2と3の間には停滞があることを、読者は割り出す。マンガはたった3コマで、鉛筆の運びの変化を表すことができるのだ。


 何をくどくどと細かいことを、と言われそうだが、ここで問題。ではアニメーションで、この場面はどのように描かれているでしょう?


 わたしは、この氏名を書く場面で、作画と動画の描写力に唸ってしまった。なぜならアニメーションはマンガの1コマめと2コマめの中にさらに踏み込み、名字である「北條」と名前である「すず」の部分を描く速度を明らかに変化させているからだ。特に名前の「す」の字、その丸い部分を書くとき、鉛筆の動きはまるでそのカーヴを待ちかねたように、そして「すず」という名前に「す」の字が二度も表れることが楽しくてたまらないとでも言いたそうに、スピードを上げてくるりとターンする。


 ひらがなの「すず」を書くときのいかにも手慣れた速さに対して、「北條」と書くとき、鉛筆の動きは一画一画確かめるように慎重になる。それは、すずがこの名字に不慣れであることを示している。名字と名前の差は、声によっても示されている。自分の新たな名字を書きつけながら、のんの声は「ほーじょー」とその描線の遅さをたどたどしく声でなぞるのだが、「すず」では無言なのだ。嫁ぐということは、不慣れな名字を書くということ。井戸の水汲み、火起こし、煮炊き、隣組、煮干しの頭と腸とり、嫁ぎ先でのすずの動作は、どこか名字を書くときに発した「ほーじょー」の間延びした声に似て「冴えん」。呉の新しい生活と広島の生活。選んだ道、選ばんかった道。交差する手。かーきーのーたーね。


 アニメーターたちが、すずの「かく」動作にまるで自分の「かく」動作を乗せるように丁寧に描き分けていることは、すずの描線のスピードの変化だけでなく、筆の運び方、持ち方にも表れている。たとえば広島に戻ったすずが街に出てスケッチをする場面では、輪郭を写し取ってから影を描く動作が表現されているのだが、ここですずは鉛筆を持ち替え、芯を寝せてすばやく斜線で影を描く。描く音までが、芯の先が紙に鋭く当たっているときと広く当たっているときを鳴らし分けているようで、この場面を観るとこちらまで絵を描きたくなってしまう。




 絵を描く場面といえば、見逃せないのが「波のうさぎ」を描くシーンだ。マンガではうさぎに筆が置かれているのはほんの一コマだけれど、アニメーションでは、そのうさぎを描く筆が動いている。胴体がすっと曲線で一塗りされたあと、白い絵の具を景色に置くように、うさぎのしっぽが筆でぽんと描かれる。筆が紙の上を曲線で掃いていくときはさあっと音がするから、このしっぽを描くときのぽん、はとても印象的だ。


manba03-2
(『この世界の片隅に』上巻 47ページ)

 すずが「波のうさぎ」を描き終えてからのマンガの見開きは「この世界の片隅に」の中でもひときわ幻想的だ 。すずの描いた絵は景色にとってかわり、水原が絵の中を立ち去っていき、すずがそれを見送る。このとき、水原は「よいよいらん事するわ」と言ったあと、見開きの絵の中で後ろ姿になっている。水原は絵の中で、二つの吹きだしを使ってこう言う。「出来てしもうたら帰らちゃいけんじゃろうが」「こんな絵じゃ海を嫌いになれんじゃろうが」。吹きだしが見開きの真ん中と左下端に置かれることで、読者の目線は吹きだしのことばを読み進めながら、すずが水原に投げるまなざしをなぞって、地面に咲く椿の花へとたどりつく。この、吹きだしの配置も含めた見事な画面はあえてここでは図示しないので、ぜひ原作で確認していただきたい*1


 では、この場面をアニメーションにするとしたらどうすればよいか。もちろん、絵が景色にとってかわることを表現しなければならない。しかしそれだけでは足りない。いつ、景色にとってかわるかを映画で表現しなければならない。マンガはページをめくること、コマを切り替えること、吹きだしを配置することで読書の時間を進める。めくられたページに思わぬ見開きを広げることで読者を打つ。しかし、アニメーションの時間は人物の動きによって流れ、カットによって切り替わる。その時間の中で、絵は景色にどう取って代わるのか。


 アニメーション版はここで、原作の読者をも不意打ちする試みを行っている。まず、水原は「よいよいらん事するわ」と崖の端に来る。そして「出来てしもうたら帰らにゃいけんじゃろうが」と言いながら絵を見る。マンガでは、絵の中の水原が発するセリフだが、アニメーションではまだ水原は絵に見入ったままだ。そして「こがいな絵じゃあ」と立ち上がった直後、とつぜんその声が遠くなる。画面一面にすずの絵が広がり、波のうさぎが一匹一匹、しっぽを伴って跳ねている。水原の遠い声がする。


 「海を嫌いになれんじゃろが」。


 この活き活きと動いている海は、水原の「嫌いになれん」海なのだ。嫌いになれん海が動いている。うさぎが跳ねている。もっと観ていたい、絵の中にいたいと観客が思いかけたそのとき、絵はすばやく取り去られ、籠の中の椿のアップが目に飛び込んでくる*2 。この、水原のことばの中途で声の遠近を切り替え、そこに動く絵の短いカットを重ね、観客が耽溺するよりも早く消し去る絶妙なタイミングは、絵コンテ集を見るとあらかじめ精密に設計されていたことがわかる*3。ちなみに、すずの絵が画面に現れる時間は、絵コンテではわずか4秒だ。




 アニメーションでは、原作にない場面でも絵が描かれる。中でもひときわ衝撃的なのは、20319日、呉を襲った空襲場面だろう。敵機を撃ち落とさんと対空砲火が空で炸裂する。その煙が、まるで絵に描いたように色鮮やかだ。最初に観たとき、わたしはこれを幻想的な脚色だと思っていた。しかし、片渕監督の談話によれば、当時の対空砲火はどの軍艦から撃ったかを見分けるために煙が白黒を含めて6色に着色されていたのだという *4。原作はモノクロで描かれており、そこに色を思わせるような描写はなかったから、これは監督の調査から生まれた着想に違いない。


 しかし真に驚かされるのはそのあとだ。


 体に響く重い対空砲火が響く最中、空に広がる砲煙に代わって、突然、画面に絵筆が現れ、絵の具をスクリーンに叩きつける。たん、と砲火とは異なる音がする。これは明らかにすずの幻想だ。ぼうっとしているかに見えるすずの思いがけない欲望、たとえそれが戦闘であっても絵筆で描きたいという止めることのできない渇望が漏れ出し、絵の具の音をきいている。その幻想を抑えつけようとすずは叫んでいる。「ここに絵の具があればって、うちゃ何を考えてしもうとるんじゃ!」叫びは観ているわたしをも撃つ。なぜなら、スクリーンの上でたん、たんと絵筆が置かれていくのを観ながら、わたしは波のうさぎのしっぽをふいに思い出してしまっているからだ。あの愛らしいしっぽを描く筆の動きで、砲弾が炸裂している。すずの絵を見るようにわたしはこの場面に見とれている。


 これら二つの場面を結びつけることは、わたしの気のせいなのか。いや、そうではない証拠に、発光する弾子はとつぜん絵となり、ゴッホの星月夜のように輝き出す。物語も、それを動かす側も、そしてそれを観る側も、「かく」ことの魔力、善悪を問わず眼前に現れるものを写し取ってしまおうとする貪婪な魔力に絡め取られている。




 すずの「かく」という行為は、できごとを写し取るばかりか、できごとを呼び出しすらする。このすずの力について、アニメーションは原作以上に踏み込んでいる。それがはっきり表れているのが、「大潮の頃」の一場面、天井からざしきわらしが現れるところだ。原作では、すずは両手で蒲団をおさえたまま天井を見つめており、次のコマに突然ざしきわらしが現れる。


manba03-3
(『この世界の片隅に』上巻 27ページ)

 これに対し、アニメーション版では、すずは右手を上げ、まるで天井の木目を手がかりに空中に何かを書き付けるようなまじないめいた所作をし、その手の動いた方向にざしきわらしが現れる。指先が直接なにかの描線を生みだすわけではない。しかし、この動きは明らかに「かく」動きだ。


 天井に「かく」動作は周作との初めての夜に試みられ、そして211月に広島に帰ってすみと語らうときに繰り返される。いずれも原作にない動作だ。いや、正確には、原作の211月の場面には小さな手がかりが埋め込まれている。「あー 手がありゃ鬼いちゃんの冒険記でも描いてあげられるのにね」とすずが右手を天井に向けて掲げたそのとき、すずが小さい頃に使っていた、「ウラノ」と記されたちびた鉛筆が隣に描かれているからだ。さらに先では、読者が姉妹の家族の運命に思いを馳せている間に、幻の右手がこっそりそのちびた鉛筆をつかみ、物語を描こうと身構えている。これもここではその手がかりだけを図示するので、あとは原作で確かめていただきたい。


manba03-4
(『この世界の片隅に』下巻 130ページ)

 マンガのすずは、目を見開き、あるいは手をかざし、ただの天井に目をこらす。ちょうど、広島の街で鉛筆をかざし、そこにあるものをまなざそうとするように。一方、アニメーションは、天井を見つめるすずに「かく」力を読み取り、あえてまじないのような指の動作を入れた。観客はアニメーションを観ながら、すずが天井の木目をなぞる非接触の「かく」動作の中に、右手の存在を感じることになる。


 「右手」の力は、すずが幼い頃、祖母の家の天井の木目をなぞっていたあの謎めいた所作によってすでに発揮されていたのだろうか。そう考えてから、わたしはこのアニメーションがリンの物語に新たな光を当てていることに気づく。

 *1  「波のうさぎ」は漫画アクション11月15日号(11月1日発売)に再掲されており、大画面でこの見開きを見ることができる。
*2  水原がすずのために集めたコクバの上に載せた椿の意味については、ユリイカの拙論を。 細馬宏通「『漫画アクション』の片隅に 『この世界の片隅に』の居場所」 ユリイカ201611月号 特集=こうの史代
*3 「この世界の片隅に」劇場アニメ絵コンテ集(双葉社)p.62
*4 「『世界』を描かないと『片隅』が見えてこない」、映画「この世界の片隅に」片渕須直監督インタビュー


↓↓記事の感想や『この世界の片隅に』について語りたい人はマンバへ↓↓

細馬宏通
1960年生まれ。滋賀県立大学人間文化学部教授。声と身体動作の関わるいろんなことに興味を持っています。高齢者と介護者の声とからだの動きをとらえ直す「介護するからだ」(医学書院)、古今東西の歌のきこえ方を論じる「うたのしくみ」(ぴあ)の他、「今日の『あまちゃん』から」(河出書房新社)、「ミッキーはなぜ口笛を吹くのか」(新潮選書)、「浅草十二階(増補新版)」「絵はがきの時代」(青土社)など著作多数。最近は雑誌「ユリイカ」をはじめあちこちでマンガについての論考を書くようになりました。バンド「かえる目」では作詞・作曲とボーカルを担当。


拍手

「入試のための勉強」という制度もまもなく終わるか

スレ主の出した結論(らしきもの)にはあまり共感しないが、今の日本の根本的問題を真面目に考えようとしている姿勢には好感が持てる。
実際、日本の現在の悲惨な状況は馬鹿生産装置である教育システムのため、と言えると私は思っている。
そもそも、問題を制限時間内に解かねばならないテスト制度の下では、物事を突き詰めて考える人間は不利になり、大量に暗記した「解答群」の中からその問題に適した答えを即座に引っ張り出せる「官僚タイプ」「ロボットタイプ」の秀才だけが高得点を取ることになる。まあ、それ以前に、暗記する努力すら放棄した、私のような阿呆も問題だがwww 何しろ、自分の家族の誕生日や家の電話番号すら覚えきれない人間なのである。もっとも、「ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコリニコフ」などという覚えなくてもいい名前を、大島弓子の少女漫画を読んで覚えたりしたが。しかし、元素番号(周期表)とか、英単語の綴りとか、年号とか地名とか、覚えるのは私には不可能だ。世界史の人名など、特に中国史だと、同姓の人間だらけで区別もつかない。英国史の王様もジェームス何世とか、同姓の人間だらけだ。モンゴル人の名前をテストで答えるのに漢字表記を強制されるのも意味不明だ。
はたして、そのような「勉強」に意味はあるのか、と子供が思うのも仕方がないだろう。「それはお前らを社畜や官僚として選別するための試練だ」とはっきり言う教師はまだマシなほうだろう。だが、社畜にも官僚にもなりたくない子供は、どのような意欲が勉強に対して持てるだろうか。

俺の高校だけかどうかは知らんが、ここ4.5年で急に難しい子が

増えてきた。なんつーか、人生に空しさを覚えている子がとても増えた。

大体の意見は「なんで勉強しないといけないの?」「なんでこんな事してんだよ」

ってな感じで。

昔の子だったら適当にいなしていたらまた勝手に勉強するようになっていたんだ

けど、最近の子は再び勉強しようという気力が全く湧いてきて

いないようだった。

もしかすると子供たちは同じ言葉を発しているというだけで、

問題の根はとっても深くなっているんじゃないかと思った。



このような子供が増えてきたことは、むしろ日本の未来にとっては明るいきざしではないか、と思う。

ちゃんと勉強してきた大人が理不尽に首を切られてるからな

将来のためっていわれても説得力が無いよ


こうした疑問を考えることから、日本改革の契機が生まれるのではないだろうか。


(追記)孔徳秋水氏のブログに、上記の内容とシンクロする事例(進学校における「学力」の実際)があったので、追記しておく。ただし、その文章全体は「日本人には論理性が無い」という、例によって日本人を罵倒嘲笑する内容なので、私は賛同しない。それは教育システム全体の問題だろう。かりに日本人に論理性の弱さがあるにしても、それを補う直観力や芸術センスがある、と私は思っている。なお、下の事例はご当人の実体験か、身近に見た事例だと思われる。




進学校とされる高校において、日本史の教師が古代大和王朝の起源について近畿説と九州説があるとして、それはそれは熱心に授業で解説しておりました。


 


おそらく教科書の通り一遍の解説や年号の暗記などより、ずっと知的でわくわくした時間に、生徒にとってはなったのではないでしょうか…と、思ったのですが…


 


日本史のテストで、その大和王朝についての論作文の問題を一題いれたのですが、年号や穴埋めはできているのに、ほとんどすべての生徒が論説問題のところが白紙でした。


 


ただひとりが、ほぼ完璧に先生の解説を要約した答案を書いていましたが、その生徒は、年号や穴埋めはほとんど”零点”でありました。


 


この事実は、何を証明しているでしょうか?


 


進学校で学んでいる生徒の質と、身につけている学力の中身がわかりますよね?





(以下引用)


22:30

高校教師だけど、なぜ勉強しなきゃいけないのか真剣に考えてみた

1: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:13:26 ID:grB
立ったら書く
転載元:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1480511606/
【人類滅亡】イルミナティ・フリーメイソン・ゾルタクスゼイアンについて
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4943237.html
イラストや


2: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:13:51 ID:Wyr
受験に必要だからだろ


4: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:14:19 ID:grB
立ったか、書き溜め無しだが。


5: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:14:30 ID:Wyr
もしくは就職するのに必要だから


7: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:15:03 ID:6xD
教師の立場、からか?


16: 1 2016/11/30(水)22:18:23 ID:grB
>>7
大人の立場から。皆に幸せになって欲しいと願っている


8: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:15:16 ID:Yp8
学校の先生がvipやってるとか考えてくない


11: 1 2016/11/30(水)22:17:16 ID:grB
まずワイのスペック

38歳

教師歴15年
彼女無し

こんなとこか

この事を真剣に考えるようになったのは、ここ4,5年だ


18: 1 2016/11/30(水)22:22:43 ID:grB
俺の高校だけかどうかは知らんが、ここ4.5年で急に難しい子が
増えてきた。なんつーか、人生に空しさを覚えている子がとても増えた。

大体の意見は「なんで勉強しないといけないの?」「なんでこんな事してんだよ」
ってな感じで。



19: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:23:13 ID:qKs
>>18
さとり世代てやつ?


21: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:24:52 ID:xzx
>>18
実際、今の世の中頑張っても返ってくるもんないもん。


20: 1 2016/11/30(水)22:24:44 ID:grB
こんな事昔からずっと言われ続けて来た事だから
最初は俺も「将来の為だよ」「幸せに暮らすためだよ」って
言っていた。俺にも良くわからなかったから、誤魔化していたんだな。


26: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:27:08 ID:6xD
>>20

ああ、なるほどね。
でも、それは大なり小なり何時の時代も同じ。

で、本人が骨身に染みて気付くのは、自分で食い扶持を稼ぐようになってからw
そこで初めて公開する・・・

その繰り返しなんでしょうね


25: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:26:09 ID:YnR
世界史Bと日本史Bって
どっちの方が受験に使える?


265: 名無しさん@おーぷん 2016/12/01(木)03:26:23 ID:sjv
>>25
世界史のほうが一旦覚えたら武器になるからおぬぬぬ


27: 1 2016/11/30(水)22:28:44 ID:grB
だけど徐々におかしい事に気が付いてきた。
昔の子だったら適当にいなしていたらまた勝手に勉強するようになっていたんだ
けど、最近の子は再び勉強しようという気力が全く湧いてきて
いないようだった。

もしかすると子供たちは同じ言葉を発しているというだけで、
問題の根はとっても深くなっているんじゃないかと思った。


30: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:30:57 ID:xzx
>>27
まぁ、昔は今以上に都合の悪い情報を隠しやすかったし、それプラス力でねじ伏せたり、言いくるめたりしてたからな。


28: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:29:57 ID:qKs
現在の子らはちゃんと考えてるから
なまはんかな理論じゃ誤魔化せないよ


29: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:30:44 ID:4hX
ちゃんと勉強してきた大人が理不尽に首を切られてるからな
将来のためっていわれても説得力が無いよ


35: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:33:12 ID:xzx
>>29
昔は最強だった、弁護士資格も今じゃ人が多すぎて仕事にすらありつけない状態だし。

東大出ても社会に出てから挫折→ニート、または過労死じゃな


33: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:32:24 ID:SI5
大人がネガティブすぎるからだな
あと親の労働時間が長すぎて、人の喜怒哀楽に触れる機会が減ったのもあったり?


40: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:34:49 ID:WVH
子供の頃はなんで勉強なんかするんだ!大人になって使うのかよ!とか思ってたが
英語数学はバリバリ使うし国語社会も間接的に役立ってる
理系なら当然理科も必要だろうしな

まあ使わないようなブルーカラーなら勉強しなくていいんじゃない


53: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:40:12 ID:2PP
>>44
ブルーカラーでも資格必要な職種はあるし
勉強必須な仕事もあるよ


46: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:38:16 ID:RsB
勉強が後に役立つ可能性があるから勉強するってのじゃダメなの?


51: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:39:24 ID:xzx
>>46
可能性がある、で嫌なことを何年も続けられるほど強い人間ばっかじゃないしな


47: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:38:32 ID:y9W
誰も教師の話聞かなくて草
お前ら教室にいたらこんなんなんだろうな


49: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:39:06 ID:wdc
>>47
興味あるけどまだ核心めいたこと言ってないからなんとも


50: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:39:17 ID:6xD
そもそも
勉強が嫌なら中卒で社会に出ればいいのに
「高等学校」なんて、勉強を続けたい者だけが行けばいいのに

いつからか、小学校6年、中学校3年・・・の続きで「高校3年」があるとでも言うように
どこのバカが錯覚したのか

嫌なら、中学校を出た時点で社会人になってればいいのに
昭和30年代の大昔は、そうだったんでしょ


60: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:41:08 ID:xzx
>>50
そりゃ、中卒じゃ就職できるとこも限られてるし、社会に出るほうがしんどいから学生でいたほうが圧倒的にらくじゃん


54: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:40:19 ID:8tU
高校で人生決まるつて人いるけどどう思う?
高校の人脈が最強だら、大学どこいこうが関係ないみたいな


64: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:41:47 ID:2PP
>>54
高校レベルの友達に仕事で使える人脈なんてないよ
自営業をするなら話は別だけど会社員ならいらない


67: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:42:17 ID:8tU
>>64
自営業したい
高校の人脈必要?


75: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:43:09 ID:i3L
>>67
地元でこじんまりした商売するなら高校の人脈の方が有用なのは否定しない


58: 1 2016/11/30(水)22:40:31 ID:grB
子供たちが疲弊する理由も痛いくらい分かった。
早朝に起きて夕方まで学校に行って、学校が終わったら塾へ。
夜十時に帰ると冷えた晩御飯が置かれていて、家族と
コミュニケーションをとる時間なんてないんだよな。

お父さんとかお母さんと喋ったり、見たり、遊んだりしながら
色んな人とのコミュニケーションの取り方を図っていくのに、
それが出来ない。できないから社会に出てバカにされる。

こりゃ苦しいよなーと思って、本気で考える必要があると思った。


63: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:41:40 ID:i3L
>>58
それ相当な進学校やな


80: 1 2016/11/30(水)22:44:10 ID:grB
>>63

うん。これが365日だもんな。本当につらいと思う。
人間関係もツイッター、ラインの発達でかなり複雑になっている
もう学校に「いる」こと自体が苦痛なんだよね。
「(この何重もの苦痛を犯してまで)なんで勉強しなきゃいけないの?」
って意味なんだと思った。


76: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:43:15 ID:y9W
でも絶対こういう教師って昇進しないんじゃないかと思う。
というか、まあ教師と言う立場上、一番生徒のことを考えられるのに、一番生徒に何もしてやれない仕事だと思う。
かなしい


78: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:43:42 ID:WVH
俺子供の頃アホだったから英語なんか勉強しても俺アメリカ旅行する予定ないしとか思ってたが
大人になると世界の共通語って完全に英語だし日本語の情報が1とすると英語の情報は50くらいあることに気付いた
文句言いつつも最低限勉強しといてよかったなあと思ってる


83: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:44:58 ID:y9W
>>78
でもさ、日本語で勉強ができて、思考ができている以上はさ、日本語でいいんじゃねと思ってしまう。
同時翻訳のアプリとかあるし、本格的に言語の壁はなくなる方向にシフトスべきだと思うな


92: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:46:29 ID:WVH
>>83
院は当然だが学部レベルでも卒論書くとなったら英語の資料は読まなきゃいけないぞ
まあ日本語でも基礎的なことは学べるけど深く学ぼうと思えば英語必須


94: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:46:54 ID:Ttg
労働は対価を得られる
勉強は得られるものが目に見えにくい


98: 1 2016/11/30(水)22:48:31 ID:grB
色々考えた。何で勉強をしなきゃいけないのか。
だけれど考えても考えても全く結論が出ない。


ある日、一本の動画に出会った。


なぜ勉強しなければいけないのか分かった。


100: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:48:40 ID:wgF
欲求だとか暇な時間だとか孤独感だとか、そういうもんが一人で部屋にいてと清算できるようになったのも大きいよな

渇望することが無くなって無気力になる


114: 1 2016/11/30(水)22:52:22 ID:grB
この動画を見てほしい。全く気持ちのいいものではないが。当然
生徒にも見せる予定は無い。

https://www.youtube.com/watch?v=mHnvkRajbac





128: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:56:11 ID:6xD
>>114
これ、「メデューズ号の筏」と同じですね
17世紀の大昔の話。

学校の授業でも、やろうと思えば触れられたはずの話かもね


126: 1 2016/11/30(水)22:55:44 ID:grB
この動画は、アフリカの難民が地中海を渡ってヨーロッパに
亡命しようとしている動画だ。
アフリカ側に居る亡命専門の請負人は、莫大な金と引き換えに
このボートにアフリカ人を乗せて送り出すわけだ。

定員の何倍もの人間を乗せる。途中で船は沈む。

このアフリカ人たちは、途中で偶然漁船を見つけた。
その時の動画なんだ。


132: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:56:38 ID:2PP
>>126
これが勉強とどう関係があるの?


137: 1 2016/11/30(水)22:58:07 ID:grB
なぜ勉強しなければいけないのかわかると同時に、
現代の若い子供たちがなぜこんなに苦しんでいるのかも分かった。


142: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)22:59:48 ID:2PP
>>137
ごめん、よくわからない
この動画のどこで勉強大事って思ったの?


151: 1 2016/11/30(水)23:08:54 ID:grB
この動画のアフリカの方々は、俺達日本人で言う「普通」
が無かったんだろうと思った。

俺達の「普通」があれば、

普通こんな浮力のボートで地中海を渡ろうとは思わない。
普通こんな大人数で乗れば沈むと分かる。
普通、ほかの手段もあり得るのではないかと疑う。別の方法を探す。
普通ほかの手段を考える。
普通泳げる。
普通、後悔しないために万全を尽くした状態で乗り込む。
普通、普通、普通・・・・・・・。

つまり勉強するというのは、自分の中で「普通」を増やす
作業なんじゃないかと思った。それが出来ると出来るほど、危機的状況は勿論
様々な状況において
自分の身を守れるという事なのだろう。

そしてそれが、これがこの子たちの苦しみの正体なのだろう。


153: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)23:12:00 ID:2PP
>>151
言いたいことはわかるけど
この動画を見ても勉強が大事とは直接的には結び付かないかも
日本にいる限り勉強しなくても最悪「生活保護」があるし
その「普通」が結婚して、子供作ってみたいな生活だったら就職が絶対条件だから勉強は必要になるけど


154: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)23:12:21 ID:WVH
「普通」の感覚がないのではなく「普通」の環境がなかったんだろ
万全を尽くせる余裕があるなら難民になんてならないから


156: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)23:13:13 ID:ErB
自分のため、自分のやりたいことを実現するためだと思っている
深くは考えていないが


162: 1 2016/11/30(水)23:15:12 ID:grB
今、子供たちに求められている「普通」が膨大な
数になっているんだろう。

普通高校出ているし、普通スマホ使えるし、普通PC使えるし
、普通塾行ってるし、普通泳げるし・・・って。

これが子供が苦しんでいるものなのかもしれないと感じた。

長、乱文失礼しました。


171: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)23:17:04 ID:qSp
>>162
所謂情報リテラシーという奴だな
それ以外にも価値観の多様化によって色々な分野が出来てるしね


175: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)23:19:18 ID:qKs
>>162
良スレおつ!

まずは彼女見つけようぜ
他人を幸せにするには

まず君が幸せになってくれ
頼むぜ


163: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)23:15:13 ID:WVH
紛争地域において勉強してれば助かったなんて状況が言うほどあるかって話だし
アフリカ人は馬鹿と言われてるようで腹立つんだが


169: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)23:16:21 ID:2PP
>>163
同意する
全く環境が違う人を引き合いにだしても
『日本でよかった』としか思わない
紛争で大変だとは思っても勉強しようには結びつかない


181: 死にたい◆H60mpPAFpD3F 2016/11/30(水)23:21:26 ID:qth
受験のためとしか言えないけど、なんで受験に勉強が必要なのかはわからない。本来、受験の最終目標である大学っていうのは専門分野を学びに行くところであったのに、
今は企業の新卒採用の判断基準になってしまってるもんだから、特にやりたいこともないけど大学行くっていうのが普通になった。
でも一般の企業が求めてるのは勉強じゃなくて統括的な社会能力であって、
傾向として学歴で選んだらそういった能力を伴うやつを取れるから今の状況になってる。
悪いのは学歴社会。
教養なら義務教育で十分。


195: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)23:32:08 ID:SI5
>>181
大まか理解できるけど、大学レベルの教養は違うって
義務教育レベルの知恵と知識は教養のうちに入らないと思う
異論はそこだけ


198: 死にたい◆H60mpPAFpD3F 2016/11/30(水)23:33:37 ID:qth
>>195
じゃあ、補足しとこう
義務教育は一般教養。


191: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)23:31:03 ID:0Eh
俺は今日塾の先生引退しました。

勉強が何に繋がるか子どもたちに伝えられていない、なぜ学ぶかの目的が見えてない、未来のビジョンが見えてない。


197: 名無しさん@おーぷん 2016/11/30(水)23:33:22 ID:qKs
>>191
おつかれさまでした



拍手

カレンダー

04 2025/05 06
S M T W T F S
9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

カテゴリー

最新CM

プロフィール

HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

ブログ内検索

アーカイブ

カウンター

アクセス解析