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異文化交流と経済的グローバリズムの混同をすべからず

「ネットゲリラ」から転載。
私は、外来種のアイデアを洗練させて日本独自と言っていいほどのものに高めること自体が日本の文化だと考えているので、そのアイデアがどこの国の起源かなどという問題にはまったく興味が無い。欧米人がよく言う、日本は猿まね文化だ、という悪口は悪口になっていないと思っているわけである。新しい発想は「軋轢」や「衝突」から生まれるのだから、軋轢や衝突自体を避け、それが「存在しない」ことにすらする日本人が新しい発想などできるわけがない。異人種間の衝突や軋轢が日常的である、日本以外の国だからこそ、その衝突や軋轢のなかで新しい発想も生まれるのである。異文化に触れ、その中にある「見知らぬもの」に触発されることで新しい発想も出てくる。(「新しいもの」に圧倒され、萎縮してダメになる、ということもあるwww大学の新入学とか、初めての会社就職とかは、まさに「異文化」との遭遇だ。)
それが異文化交流の意義だが、単なる経済的なグローバリズムは、「安い労働力を労働単価の低い国に求める」だけの話であり、それに伴って労働単価の高い先進国では賃金低下と国民貧困化が自動的に生じるから、私は反対し続けてきたのだ。なお、江戸末期の開国体験で、日本は外国による金銀交換比率の差を利用した詐欺的取引で国家全体の貧困化を招いている。これが最初の経済的グローバリズム体験である。
ついでに言えば、低賃金国の労働単価もしだいに上がるが、儲けるだけ儲けた資本家は新しい貧乏国に労働力を求めて生産地を移転する。それが一巡し、経済的なフロンティア(未開の地)が無くなれば世界中が同一労働同一賃金という、ユニクロの柳井が言っていたような時代になるわけだ。だが、それは現在の先進国の労働者の賃金が最低水準に落ちるということだ。まあ、その最低賃金でも幸福な生活が送れるような社会体制を考えだし、構築していくのが「頭のいい人々」の課題になるのではないか。
現在の日本は、結婚すらできない若者を大量に生み出しているが、それによって若者が「プロの独身」として幸福な生活だと言うのなら、年寄りなどが何を言うこともない。だが、そうすると、子供はますます生まれなくなるし、移民労働者はどんどん増えていくことになる。つまり、在来種の「日本人」は存在しなくなるわけである。
現在は「金融資本主義」が終わって、企業自体が在来的な金融業を不要とする時代に変わりつつあるのだと私は見ている。つまり、大企業の資産蓄積によって銀行などは不要な存在になりつつある、ということである。もちろん中小企業は銀行融資を喉から手が出るほど欲しがっているが、リスクの大きい中小企業に銀行はカネを貸さない。大企業は銀行融資を必要としない。それで銀行は日本国債を買うだけで何とか生き延びているのだが、そんな銀行に何の存在意義もあるわけもない。まあ、庶民の貯金箱の意味だけである。その貯金に「マイナス金利」までかけるとなれば、誰も銀行にカネなど預けないwww


(以下引用)

茶は、南方の嘉木なり

| コメント(14)

茶道の起源が日本だ、という話なんだか、中国には8世紀に既に「茶経」というのがありまして、お茶に関する百科事典みたいなもんだが、その時代にはお茶の知識が教養にまで高められているわけだ。凍頂烏龍茶の生産が盛んな台湾では、「お茶を飲む時に聴くCD」なんてシロモノまで作られている。もちろん、お茶を点てるお作法というのもある。東南アジアで何度も体験した。日本の茶道は独特だが、オンリーワンではない。

記事によると、中国由来なのに日本のものだと思われている九つのものとは、桜、和服、相撲、下駄、茶道、畳、華道、芸者、さしみだ。
これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
「日本文化の8割は中華由来だと言える」
「中国が由来だから何だっていうんだ?中国人は大事にしているだろうか?」
「日本人はこれらのものを輝かしいものにしたが、われわれはしなかった。誰を責めるというのだ?」
「こんなことを言っても意味がない。われわれのものであっても継承していないのだから」
「日本は古典と現代の融合が完璧な国だと思う」
「われわれの文化や礼儀が、敵とみなされている国で保存され伝承され、われわれの方はきれいさっぱり忘れてしまったというのは、実に悲しむべきことだ」

茶経というのは、いまだに世界一のお茶の教科書です。なかなか良い本です。いまではネットで全文読める。著作権を主張する人はいないw

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来年度の「エコノミスト」表紙の解釈

私は、考えがあって書くのではなく、書くことで考えが思い浮かぶ人間なので、下の記事を元にして妄想してみる。そもそも、エコノミスト表紙の写真が無い(掲載禁止なのか?)ので、記事の文章だけを頼りに想像するだけである。

来年度予測の中心であるのは「塔」のカードだろうか。「崩壊」である。これまでの世界秩序(まあ、ユダ金秩序だがwww)が崩壊するのなら、これはその搾取対象であった一般大衆にとっては福音だが、その崩壊による被害はもちろん庶民をも襲う。これは「産みの苦しみ」になると思われるのだが、その被害だけを心配して、世界の変化を庶民側から押しとどめようとする動きもたくさん見られるだろう。

「審判」する座に就くのがトランプで、その審判の結果が「改善・覚醒・発展」となるか、「悔恨・行き詰まり・悪い知らせ」となるかは、「開けてびっくり玉手箱」だろう。開けるまでは分からない。

「世界」は、これは当然逆位置で、「臨界点・調和の崩壊」で、「塔」と同じ。「ピラミッドの崩壊」なら、ピラミッドが象徴するユダ金の崩壊で、万々歳だwww

「隠者」は、世界崩壊に際して、隠者的生き方をする人が増える、ということか。

「死神」は、正位置だと「塔」や「世界」と同じで面白くないから、ここは逆位置と見るのが面白い。つまり、「再スタート、新展開、上昇、挫折から立ち直る、再生、起死回生、名誉挽回、汚名返上、コンティニュー。」である。

「魔術師」も、こういう「世界の旧秩序の崩壊」に際して、新しい創造が活発に生まれてくる、と見るのがいい。「起源、可能性、機会、才能、チャンス、感覚、創造。」である。

「運命の輪」は、フランス、オランダ、ドイツが「オワコン」になるということwww なお、オランダは、私の見立てでは欧州王族とユダ金の陰の本拠地。オランド、メルケルの地位失墜も当然起こる。

「星」は精神的な意味合いが強いカードのようで、「旧秩序崩壊」に際しての精神的なプラス面とマイナス面を示すだけだろう。プラスに働く人には「希望、ひらめき、願いが叶う。」だし、マイナスに働く人には「失望、絶望、無気力、高望み、見損ない。」である。

以上を要するに、「資本主義の転換点」であり「ユダ金秩序の崩壊」と言えるだろう。新しい経済体制や新しい指導者が続々と生まれ、それに伴う創造的な変化もたくさんでてくるのではないか。たとえば、株式会社の起源の基本理念のとおり、出資者が利益の配当を出資金に応じて受け取る、というだけの株式会社が見直されるとか。それがクラウドファウンディングの形で行われることで、新規事業が銀行の束縛なしにスタートでき、起業が活発化するわけだ。いずれにしても「金融(銀行)支配型資本主義」は終わるかと思う。


まあ、エコノミスト表紙の現物写真を見ることができれば、訂正や追加をしたくなる部分も出てくると思うが、大筋ではこの解釈で私自身は満足している。つまり、現実の世界の動きとぴったり連動していると思うからである。







(以下引用) 





19:09  

2017年エコノミストの表紙はタロットがテーマ

世界の裏側ニュースさんのサイトより
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-12221929076.html
<転載開始>

 



 


毎年大きな話題になっているエコノミスト誌の表紙です。


 


今年はタロットがテーマで、右上には「トランプ惑星(Planet Trump)」とありますね。


 


カードは上段左から


The Tower(塔)、Judgment(審判)、 The World(世界)、 The Hermit(隠者)


 


下段左から


Death(死神)、 The Magician(魔術師)、Wheel of Fortune(運命の輪)、The Star(星)


 


 


★カードの絵柄と一般的な意味



The Tower(塔)


*キリスト教徒(右側)と旧ソ連を連想させる旗を持った群衆が、落雷を受けた塔を中心に立っている。


正位置の意味


崩壊、災害、悲劇、悲惨、惨事、惨劇、凄惨、戦意喪失、記憶喪失、被害妄想、トラウマ、踏んだり蹴ったり、自己破壊、洗脳、メンタルの破綻、風前の灯、意識過剰、過剰な反応。


逆位置の意味
緊迫、突然のアクシデント、誤解、不幸、無念、屈辱、天変地異。

正位置・逆位置のいずれにおいてもネガティブな意味合いを持つ唯一のカードである。


 


Judgment(審判)


*ドナルド・トランプ氏が地球の上に座っている様子


正位置の意味


復活、結果、改善、覚醒、発展、敗者復活。


逆位置の意味
悔恨、行き詰まり、悪い報せ、再起不能。
 
The World(世界)
*ピラミッド、仮面、本など(銀行も?)
正位置の意味
成就、完成、完全、総合、完遂、完璧、攻略、優勝、パーフェクト、コングラッチュレーションズ、グッドエンディング、完全制覇、完全攻略、正確無比、永遠不滅。
逆位置の意味
衰退、堕落、低迷、未完成、臨界点、調和の崩壊。
 
The Hermit(隠者)
*狭い谷を歩くデモ隊(反TTIP?)、壊れた地球儀?
正位置の意味
経験則、高尚な助言、秘匿、精神、慎重、優等感、思慮深い、思いやり、単独行動、神出鬼没、変幻自在。
逆位置の意味
閉鎖性、陰湿、消極的、無計画、誤解、悲観的、邪推、劣等感。

 


Death(死神)


*核爆発のような煙と蚊


正位置の意味


停止、終末、破滅、離散、終局、清算、決着、死の予兆、終焉、消滅、全滅、満身創痍、ゲームオーバー、バッドエンディング、死屍累々、風前の灯。


逆位置の意味
再スタート、新展開、上昇、挫折から立ち直る、再生、起死回生、名誉挽回、汚名返上、コンティニュー。

The Magician(魔術師)


*脳の周りに何らかの機器を装着した人が何かを製造


正位置の意味


起源、可能性、機会、才能、チャンス、感覚、創造。


逆位置の意味
混迷、無気力、スランプ、裏切り、空回り、バイオリズム低下、消極性。
 
Wheel of Fortune(運命の輪)
*フランスの国旗とオランド大統領、オランダの国旗、ドイツの国旗とメルケル、「×」と書かれた紙が出てきている箱状のもの
正位置の意味
転換点、幸運の到来、チャンス、変化、結果、出会い、解決、定められた運命。
逆位置の意味
情勢の急激な悪化、別れ、すれ違い、降格、アクシデントの到来。
 
The Star(星)
正位置の意味
希望、ひらめき、願いが叶う。
 
逆位置の意味
失望、絶望、無気力、高望み、見損ない。
 
 


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バスや電車を乗り継いででも行くべし

おそらく今年のヒット作品はそれぞれに素晴らしいものを持っていると思うのだが、あの冷徹なfromdusktildawn氏をしてこう言わしめる力が「この世界の片隅に」という作品にはある、ということだろう。未見の方は、お見逃しなく。上映館数が少ないし、大組織がバックにある作品でもないので、今見逃すと、二度と映画館では見られない可能性もあります。
この作品を見るのは、ほとんど日本人としての「義務」だとすら私は思う。高校生からお年寄りまで、見るべきだ。いや、中学生くらいからなら、この映画の素晴らしさは理解できるだろう。


fromdusktildawn @fromdusktildawn 11月13日

  1. 今年のアニメ映画は豊作すぎる。「君の名は。」も素晴らしかったけど、それよりもはるかに「聲の形」は強烈に面白かったし、「この世界の片隅に」はさらにもっとすごかった。
  2. 58件のリツイート 91 いいね
    1. 最近見た4本の映画「君の名は。」「シンゴジラ」「聲の形」「この世界の片隅に」は、どれも素晴らしい映画だったけど、映画が終わった後、会場から拍手が沸き起こったのは「この世界の片隅に」だけだった。すすり泣きの声があちこちから聞こえてきたのもこの映画だけだった。ほんとすごかった。
    2. 86件のリツイート 117 いいね
    3.  

  1. 映画館で「この世界の片隅に」を見てきた。控えめに言って、傑作だった。終わった後、館内から、すすり泣きと共に、自然と拍手が沸き起こった。「これ」を描くのに、これ以外の方法では描きようのないやり方を、最高度に洗練させて描ききっていた。見れて、本当によかった。




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テレビは完全に「この世界の片隅に」を黙殺しているらしい

「日刊リウイチ」から転載。
観た人はほとんど全員絶賛の映画だのに、テレビではほとんど黙殺という異常事態。それほど芸能プロの圧力は強いのか。しかし、片淵監督が、こうなる可能性をおそらく予測していたにもかかわらず、あえてのんを主演声優に起用した創作者としての誠実さと勇気と義侠心を讃えたい。


(以下引用)



【11月14日】 目が覚めたんで朝の情報番組とかボーッと見ていたけれども映画「ミュージアム」の封切りとか「溺れるナイフ」の顔ペロシーンとかが紹介されても片渕須直監督による長編アニメーション映画「この世界の片隅に」に関する話はいっさいなし。あれだけ世間を騒がせ年末の紅白でも寸劇にされた国民的ドラマ「あまちゃん」のヒロインが初めて主演の声を担当したアニメーション映画が公開され、テアトル新宿は土曜日だけでなく日曜日も全席完売になって立ち見すら売り切れる事態になっているというのに、どうしてテレビがトピックとして取り上げようとしないのか。理由は薄々分かっているけど事ここに及んでやっぱり異常としか言いようがない。

 これが誰も知らない単館上映のアート作品で、新聞各紙でも隅っこにベタで紹介している程度の映画だったらテレビが食いつかないのも仕方が無いけれど、公開前日の11月11日の新聞は朝日読売毎日東京日経が夕刊で画像入りで評論家によるレビューとして大きく取り上げ、東京では夕刊のない産経も朝刊で片渕須直監督のインタビューを載せて大いにプッシュしていた。その週末に公開される映画として全国紙が揃ってナンバーワンとしての推しっぷり。これはとてつもないことなんだけれど、テレビというメディアに舞台を写すと欠片も扱われないで半ば存在しないことにされてしまっている。新聞が紹介している以上はバリューがない訳じゃない。芸能的にも推せる要素はいっぱいあるにも関わらず、スルーするテレビメディアを異常と言わずして何と言う? 普通だったらあり得ないだろう。

 そんなあり得ないことが起こってしまうメディアにテレビってところは成り下がってしまった。もしかしたら女性誌なんかも成り下がってしまっているかもしれない。あれだけふんだんに存在する女性向けの雑誌でまともに「この世界の片隅に」なり主演ののんさんを取り上げていたのって「婦人公論」くらいだったし。あるいはテレビの中でも昔ながらの反骨精神で、権力が何と言おうとも凄いものは凄いと言う真っ直ぐさを持っている人がいたり、そうではなくって他がやろうとしないなら自分ところは抜け駆けしてでも大きく取り上げ、将来の超メジャー化に備えて青田買いしておこうと企む人がいたりしたって良いかもと思っていたけど、そんな人は終ぞ現れなかった。もう本当にダメになっているのかもしれないなあ、テレビってところは。それに世間は気付かないと思っているのなら、ますますダメになっていくんだろうなあ。

 そんな「この世界の片隅に」の週末の興行成績が出て10位はとりあえずランキングには入っているものの、後がない感じてやっぱりもうちょっと上にいて欲しかったかなあという印象。そりゃあ60館ちょっとで数百館が公開するメジャー映画に挑んで10位なら万々歳だけれど、世間の人はそうした事情なんて斟酌せずに10位は10位なんだとしか認識しない。そして来週にもラインキングからいなくなったらもう過去の物として忘れ去っていってしまう。そうさせないためにももうちょっと、地方の劇場でいっぱいの動員が欲しかったけれど女性層へと届く回路がごっそりと抜けていると、新聞くらいしか読まない高齢者を除いてミドルの女性層が存在すら知らないでいたりする。そうした層を惹起していけばランキングもアップして世間も存在を話題にするようになるんだけれど。だから来週末こそが大事。また行こうどこかの劇場へ。


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松本もゲスなら浜田もゲス

私は沖縄、東京、京都などで暮らした経験があるが、もちろん、自分の周辺の世界しか知らない。その範囲で人品を評価するなら、京都人が一番いいのではないか、と思う。まあ、京都で生まれ育って、京都が日本の中心である、というような夜郎自大的なところはあるが、他者との距離感が抜群にいい。親切だがうるさく相手に干渉はしない。言うべきことははっきり言うが、言い方は穏やかだし状況をよく考えて発言する。そのあたりは、人間関係が洗練されている。本当の都会人、あるいはある意味文化人、文明人だなあ、と思う。しかもそれが庶民の世界の話なのである。
もちろん京都にも嫌な人間はいるが、それはどこでも同じことだ。
下の記事の中の浜田何とかの発言はいわれのない京都差別発言であり、京都府知事や京都市長は断固として抗議するべきだろう。「京都の子だから当然万引きする」とか、「車が道を譲らない」とか、何を根拠にして言っているのか。車の件に関しては、たまたま自分がそういう車に一度くらい出遭っただけのことではないか。そもそも、京都の街は一方通行だらけで、外から来た人間が簡単に車を運転できるところではない。浜田の方が、道を譲るべき立場だったとも考えられる。まあ、尼崎という土地の人間がそれほど根性がきれいなのか、漫才などで他人を嘲り、笑い者にしてばかりいる人間の根性がそれほどきれいなのかは知らないが、少なくとも、この浜田の発言は京都人が黙視していいものではないと思う。
黙視していると、前に書いた

Fling dirt enough and some will stick.

となり、嘘が真実とされてしまうのである。


(以下引用)



浜田雅功 京都人をディスり放題「根性が汚い」


提供:リアルライブ

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 18日放送のフジテレビ「ダウンタウンなう」でダウンタウンの浜田雅功が、京都人をディスりまくった。

 赤裸々に本音を語る「本音でハシゴ酒」のコーナーには、NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」や日本テレビ「ゆとりですがなにか」などに出演し、今人気急上昇中の若手女優・吉岡里帆がゲスト出演。

 京都出身で自身の性格についてバカ真面目だと明かした吉岡に対し、兵庫県尼崎出身の浜田は「京都の子やから、当然万引きとかはしてるやんか?」と決めつけ発言をし、さらに「京都の人間は根性が汚い」と言いたい放題。

 そんな浜田に対して吉岡は「偏見がすごい!」と応戦、相方の松本人志も「うちの相方がすみません」と謝罪した。

 しかし、浜田の毒舌は止まらず、「車は道も譲らないし…」と実例をあげつつ、「汚いねん!!」と京都人をディスったが、吉岡は「そんなことないですよ」と否定した。


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世界が驚いた理由

特に新しい情報は無いが、面白い文章なので、それだけでも読む価値はある。
しかし、この坊主の字には品が無い。
坊主の字はひどい、と或る書道家(石川九楊氏だったか)が言っていたが、「商売としての坊主」をやっていれば、人格が堕落するのも当然だ。上手い字は品性下劣な人間でも書ける(腕や指先の運動神経と観察眼と修練次第だ。)が、美しい字は品性が下劣では書けない。本来、坊主は「出家」であり、俗世を離れた人間のはずで、商売ではない。死人に戒名をつけてカネを取る、とか、寺を観光名所にしてカネを取る、とか最低である。
まあ、坊主批判は措いておく。(置いておく、か?)


 歴史家として見るなら、起きたのは当然のことです。ここ15年間、米国人の生活水準が下がり、白人の45歳から54歳の層の死亡率が上がりました。で、白人は有権者の4分の3です。

 自由貿易と移民が、世界中の働き手を競争に放り込み、不平等と停滞をもたらした、と人々は理解し、その二つを問題にする候補を選んだ。有権者は理にかなったふるまいをしたのです。


というエマニエル・トッドの言葉は正鵠を射ていると思う。ごく当たり前の観察であり、むしろ常識的な見方でしかない。ただ、ネット民の多くは、「最後は不正選挙が発動して、クリントンが結局勝つだろう」と思っていたから、意外に思ったのである。そして、ネットに触れない層はマスコミに洗脳されきっているからこちらもクリントンが勝って当然だと思っていた。だからこちらもトランプの勝利を意外に思ったのだ。

 奇妙なのはみんなが驚いていること。本当の疑問は「上流階級やメディア、大学人には、なぜ現実が見えていなかったのか」です 。


もしもトッド氏が本当にこれを意外に思っているなら、トッド氏の「歴史眼」も「現実観察眼」もたいしたことはない。やはり、ただの「本(データ)を読むのではなく、本(データ)に読まれた学者」の一人だろう。

しかし、社会について語る場面では、真実を口にしていたのはトランプ氏の方でした。


まあ、こういうことを言うだけでも、他の学者たちの百倍はマシである。



(以下「逝きし世の面影」から引用)


真実を語っていたトランプ 

2016年11月17日 | 政治
2015年末に京都の清水寺管主が書いた『今年の一字』は安だった。ところが誰が見ても漢字ではなくてひらがなの『あ』にしか見えない代物で、あっと驚く2016年のトランプ・ショックを予言していたのでしょうか。

『「トランプ氏は真実を語っていた」フランスの人類学者の分析とは2016年11月17日 朝日新聞デジタル

「トランプ氏は真実を語った」 エマニュエル・トッド氏(クリントンの語ったポリティカル・コレクトネスpolitical correctness、PC は真っ赤な嘘だった)


■仏人類学者・歴史学者、エマニュエル・トッド氏

 今年夏、米国に滞在しました。そして10月初め、日本での講演で「トランプ氏とクリントン氏の勝率は半々だ」と言いました。彼の当選を予言したというより、可能性を指摘したわけです。

 歴史家として見るなら、起きたのは当然のことです。ここ15年間、米国人の生活水準が下がり、白人の45歳から54歳の層の死亡率が上がりました。で、白人は有権者の4分の3です。

 自由貿易と移民が、世界中の働き手を競争に放り込み、不平等と停滞をもたらした、と人々は理解し、その二つを問題にする候補を選んだ。有権者は理にかなったふるまいをしたのです。

 奇妙なのはみんなが驚いていること。本当の疑問は「上流階級やメディア、大学人には、なぜ現実が見えていなかったのか」です 。

 選挙戦では、候補個人について多くのうその応酬がありました。しかし、社会について語る場面では、真実を口にしていたのはトランプ氏の方でした。

 彼は「米国はうまくいっていない」と言いました。ほんとうのことです。「米国はもはや世界から尊敬されていない」とも言いました。彼は同盟国がもうついてこなくなっている事実を見ています。そこでも真実を語ったのです。

 クリントン氏は、仏週刊紙シャルリー・エブドでのテロ後に「私はシャルリー」と言っていた人たちを思い出させます。自分の社会はすばらしくて、並外れた価値観を持っていると言っていた人たちです。
それは現実から完全に遊離した信仰告白にすぎないのです。

 トランプ氏選出で米国と世界は現実に立ち戻ったのです。幻想に浸っているより、現実に戻った方が諸問題の対処は容易です 。
(朝日新聞デジタル 2016年11月17日 )


『コーランでは命は守れない』との有料の仏週刊紙シャルリー・エブドのイスラム教を侮辱する下品で面白みに欠ける低俗な諷刺画。その品性下劣な画像を『シャルリー・エブドでは命は守れない』とパロディで諷刺したユーモアあふれる画像を作成しネットに無料で公開した高校生を問答無用とばかりに即座に逮捕したフランス当局。欧米先進国が誇る民主主義とか平等、言論の自由の原則なとポリティカル・コレクトネスpolitical correctness(PC )は真っ赤な嘘であり、絵に描いた餅以下だったのである

『今回の世論誘導(情報操作)のマスコミの遣り口が余りにも浅ましく露骨すぎた』

今回のアメリカ大統領選挙のような、不思議なものを今まで見たことが無い。
政治(選挙)に介入したマスメディアの方は『今までの通り』であり少しも珍しくない出来事である。
ところが、今回のように『まさかの大失敗』というか、マスコミを総動員した大がかりな仕掛けのプロパガンダ(世論誘導による選挙への介入で、クリントン当選を演出)の結果が180度逆(大失敗)になる。
普通の注意力さえあれば誰が見ても、
『メディアが一方的にトランプを悪者に仕立て上げようとしている意図が感じ取れ、かつその叩き方が不平等であったからである。』と思われる摩訶不思議な展開になっていた。
今回フランスの人類学者エマニュエル・トッドが語っているように『奇妙なのはみんなが驚いていること。』に尽きるのである。
本当の疑問は、『上流階級やメディア、大学人には、なぜ現実が見えていなかったのか』なのです。
(我が日本国は世界的に珍しい巨大な全国紙の存在と、その巨大新聞社と全国一律のテレビ局の放送網がマスメディア集中排除原則の観点から違法とされているクロスオーナーシップで不可分に結びつき、何処を切っても同じ金太郎あめのような同一ニュースを流している北朝鮮も真っ青な世にも珍しい完璧な情報統制国家が出来上がっている) 
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2 コメント

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日本のマスコミも現実が見えていないのでは (潔)
2016-11-18 10:23:10
 日本のマスコミは、トランプ氏が欧州諸国からの会談オファーを断る中、日本とだけはスピード会談に応じたことを、
トランプ氏が日米関係を重視している証拠だとして喜んでいます。
 トランプ氏がアメリカを立て直すにあたって、外交面ではブログ主様のおっしゃる通り、アラブ諸国への干渉を今後どうするか、NATO加盟国や、ロシアも絡む困難な課題であるため、じっくり戦略を練る必要がある事に比べ、実質属国の日本が、今現在何を言ってきたところで大したことではないからとりあえず会った、という可能性には思い至らないように見えます。
 トランプ会見後の安倍晋三は、“暖かい雰囲気”、“信頼関係を構築できる”という、本人のコメントとは裏腹に、ずいぶん硬く、困惑しているようにも感じたのですが、いずれにせよ、安易な売国行為だけはやめて欲しいものです。
政権移行の2か月間のタイムラグ (宗純)
2016-11-18 16:39:02
潔さん、コメント有難う御座います。

国家のトップとして腰が軽すぎるというか。一貫性が無いというか。今まではクリントン勝利ですべての物事を進めていたのですから、変わり身が早すぎる。
71年前に鬼畜米英が1夜で全員がアメリカ民主主義バンザイに変化した恥ずかしい日本人としては、むべなるかな。仕方がないのかも知れないが、それにしても浅ましい限りである。
日本では総選挙が終われば即座に政権が新しく作り直される仕組みだが、
ところが、オバマ大統領ですが今でも現職で1月まで、今後2ヶ月間は今でもアメリカのトップですよ。
丸々オバマさんを無視してトランプ次期大統領とだけ直接会談した安倍さんですが、いくら非公式でも、これは非礼に過ぎるでしょう。
あわてる乞食はもらいが少ない。
これからトランプ大統領の就任までに、何が起きても不思議ではありません。
今の世の中は常識がまったく通じない、なんでもありのトンデモナイ激動期に入ったのは明らかですよ。たぶん、とうとうアメリカのカタストロフィが始ったのです。
その最初の兆候が今回のまさかのトランプの勝利で間違いないでしょう。


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世界に届けるべき映画

原作を知らないままで観ることができる人は、ある意味この上なく幸運である。おそらく、中盤からの展開は、先を知らない人のほうが衝撃的だろう。もちろん、原作を既に読んでいる人は、ほぼ100%この映画を観に行くだろうし、アニメの表現でしか為しえない部分も映画にはたくさん含まれていて、さらなる感動を得るはずである。
逆に、原作漫画の中の、このエピソードもこのエピソードも、この場面の絵もこの場面の絵も欲しかった、というところも幾つもあるだろうが、それは子供のわがままと言うものだ。とにかく、漫画のアニメ化として、稀有な、おそらく今後も達成されることの無い水準に達した傑作なのだから。(原作とは違う形にすることで傑作となった例はたくさんあるのだが、オリジナルに忠実な形でのアニメ化という点では二度と到達不可能、ということである。)


(追記)今、「エキサイトレビュー」の中の「この世界の片隅に」を絶賛する記事を読んでいたのだが、その末尾に引用されているのんさんのこの言葉は、この映画の本質を一番良く表しているようだ。大山くまお氏のこの映画の評全体も素晴らしいが、長くなるので転載はしない。


「生きるっていうだけで、涙があふれてくる」というのは、のんが完成披露試写の挨拶で語った言葉だ。この言葉とともに映画の内容を振り返ると、やっぱり涙があふれてくる。『この世界の片隅に』、ぜひ劇場でご覧ください。
(大山くまお)



(再追記)今、このような記事を見つけたので、一人で喜んでいる。マスコミが芸能プロの圧力などで無視しても、宝石は自ら光を放ち、人を呼ぶのだろう。いや、この作品のために自らのブログで多くの発信を続けたゆうきまさみ氏や他のブロガーの働きも大きい。弱小無名ブログの私も貧者の一灯として、その末端に加わったつもりだ。




「この世界の片隅に」 全国各地の映画館で満席が続出

ざっくり言うと

  • 「この世界の片隅に」が12日に公開され、各地の映画館で満席が続出している
  • わずか63館でのファーストランながら、全国映画動員ランキングで10位
  • イギリス、フランスなど14カ国での配給も決定し、世界からも注目されている

わずか上映63館で10位! パンフ品切れ続出!『この世界の片隅に』現象が日本を席巻中


わずか上映63館で10位! パンフ品切れ続出!『この世界の片隅に』現象が日本を席巻中

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 公開前からマスコミ試写や先行上映会で異例ともいえる賞賛を集めていた映画『この世界の片隅に』が12日に公開され、わずか63館でのファーストランながら全国映画動員ランキングの10位に食い込む快挙を成し遂げた。


 同作は『マイマイ新子と千年の魔法』『アリーテ姫』などで知られる片渕須直監督が6年の歳月をかけた力作。公開初日には、テアトル新宿、テアトル梅田、シネ・リーブル梅田で全回満席。その勢いはとどまらず、翌13日にも全国各地で満席が続出し、さらに上映終了後には拍手喝采が沸き起こる現象が発生するなど、かつてない熱狂を巻き起こしているという。


 また作品への高い満足度から主要劇場でのパンフレット購買率が驚異の30%以上を記録。公開初日から品切れになる劇場が続出し、初日夕方から追加発注の問い合わせが相次いでいる状態。


 さらに、先日閉幕した広島国際映画祭2016にて「ヒロシマ平和映画賞」を受賞、池袋HUMAXシネマズで行われた舞台挨拶ではLINE LIVEの生配信を実施。期待度の高さから30万人以上が視聴し、放送直後は公式ランキングで第1位を獲得。Twitterのトレンドでも第2位にランクインし、「ぴあ映画初日満足度ランキング」と「Filmarks初日満足度ランキング」ともに堂々の第1位を獲得するなど、日本中が『この世界の片隅に』の感動に包まれている。


 今後、全国50館以上の上映がすでに決定、累計100館以上の劇場が決まっており、また、イギリス、フランス、南米を始め世界14カ国での配給も決定し、日本のみならず世界からも注目を集めている『この世界の片隅に』。2週目以降も、さらに数字を伸ばすことは間違いなさそうだ。


●劇場用長編アニメ「この世界の片隅に」公式サイト
http://konosekai.jp/












(以下引用)

ぴあ映画初日満足度ランキング

ぴあ映画生活で紹介している上映中映画を満足度の高い順にランキングしています。

毎週、新作映画の公開初日に、ぴあ出口調査隊が映画館前でアンケートを実施して独自に集計しているランキングです。


順位作品名満足度調査人数
1
この世界の片隅に
95.2 111 
2
弁護人
92.3 63 
3
オケ老人!
90.8 67 
4
華麗なるリベンジ
90.3 95 
5
ミュージアム
88.2 109 
6
ジャック・リーチャー NEVER GO BACK
86.9 107 
7
ホドロフスキーの虹泥棒
80.4 38 
8
誰のせいでもない
79.3 30 
■ぴあ映画初日満足度ランキング概況■
2016年11月14日(月)時点

ぴあ調査による2016年11月11日、12日のぴあ映画初日満足度ランキングは、広島を舞台に、18歳で呉に嫁いだ主人公すずの日常を描いたアニメーション『この世界の片隅に』が首位を飾った。

劇場には10代から70代までの観客が来場しており、出口調査では「胸が苦しくてなにも答えたくない」と話す人もいたが、「戦争の内側を知ることができた。主人公が抱える葛藤が印象的で、戦争について考えるきっかけになった」(21歳・男)、「130分の中に戦争の悲惨さと希望を描いていて、バランスがいい」(41歳・男)、「全編を通じて日常を描いているが、何かが迫ってくる感覚が濃厚で、あの日がやってくるという流れはわかっていても衝撃的で、気が付いたら泣いていた」(45歳・男)、「当時はしんどかったと思うが、それが日常であることがわかる。苦しくなる場面も多かったが、懐かしさを感じる田舎の風景に、温かい気持ちになるシーンもあった」(37歳・男)、「キレイな絵と感情移入しやすいすずという主人公が映画をより面白くしている。自分の隣にいた子が突然いなくなってしまう、そんな非日常が実際に起きてしまったら…と考えさせられた」(24歳・男)など、感じたことをじっくりと話す観客の姿が目立った。

そのほか、「アニメーションでよかった。リアルで観るよりも冷静に事実を受け止められた」(64歳・女)、「平和について改めて考えた」(18歳・男)、「この映画を観て、生きたいという気持ちが強くなった。生きる力をもらった」(24歳・女)、「絶望的な状況に置かれながらも、懸命に生きようとする姿に心を打たれた」(41歳・男)、「玉音放送のシーンが印象的で、すべてが変わってしまうときの衝撃は言葉にできない」(18歳・男)というコメントや、「『君の名は。』『映画 聲の形』を観た人は、アニメ大作3本目として、ぜひ観てほしい」「家族や大切な人と観てほしい」「戦争を知らない多くの人に観てほしい」という声もあがっていた。



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HN:
酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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