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教師ほど子供を知らないものはない

ネットゲリラ氏が言及していたニュースはこの事件らしい。
たった1キロしか離れていない場所まで歩くだけだから大丈夫だろう、と学校側もこの教師も考えたのだろうが、小1(6歳)の子供の足だと大人の5キロくらいに感じるのではないか。
炎天下だと、屋外で立っているだけで熱中症になるもので、しかも自分では自分の体がおかしいことに気づかないこともあり、子供ならなおさらそうである。気づいても、その異常を他人(特に怖い大人)に伝える術を知らないから、我慢しているうちに取り返しのつかないことになる。
実は、昔から、そうして「突然死」した子供はたくさんいた可能性もある。ただ、子供はたくさんいた時代だったから、「死んでも代わりはいた」し、子供というのはよく死ぬものだという認識だったからあまり騒がなかったのではないか。
なお、子供にとっては、太陽の下で30分ほど立っているだけでもなかなか大変なことなのだが、昔は(今もそうか)子供への配慮などまったく無かったから、全校朝礼の時など、校長などが長話をしている間に倒れる子供が必ず数人はいたものだ。学校側も平気の平左で、そうした子供は保健室で休ませるだけであり、校長が自分の長話が悪いと思ったためしは無いと思う。「今日の戦果は子供3人か。少し少ないな。今度はもっと長い話をしよう」とはまさか思ってはいなかったと思うが、あきれるほどつまらない長話を毎度毎度やっていたことにはある意味感心する。









 17日正午前、愛知県豊田市梅坪(うめつぼ)町の市立梅坪小学校(児童数730人)の教室で、校外学習先から戻った1年の男子児童(6)の意識がなくなり、倒れたと学校から119番通報があった。児童は救急搬送されたが間もなく死亡が確認された。重度の熱中症である熱射病と診断されたという。


 市教育委員会と学校によると、午前10時ごろ、1年生4クラスの112人が校外学習の一環で約1キロ離れた和合公園へ歩いて出発。虫捕りや遊具を使った遊びをした後、11時半ごろに学校へ戻った。11時50分ごろ、担任の女性教諭が男子児童の唇の色の異変に気づき、児童は間もなく意識を失ったという。


1年生の男子児童が亡くなった梅坪小学校=2018年7月17日午後、愛知県豊田市 © 朝日新聞 1年生の男子児童が亡くなった梅坪小学校=2018年7月17日午後、愛知県豊田市

 児童に持病はなく、出発前の健康確認では異常を訴えていなかった。だが、公園に向かっている途中から「疲れた」と話し、ほかの児童からも遅れ気味になっていて、教諭が手を引いて歩いたという。


 豊田市内は午前9時に気温が30度を超え、11時には33・4度、正午には34・8度を観測。児童たちは水筒持参で、こまめに飲むよう指示していたという。教室にはエアコンはないが扇風機が設置されており、戻った際も動かしていた。


 今回の校外学習では、ほかにも3人の女子児童が体調不良を訴え、1人は保護者と一緒に早退したという。近く保護者会を開き、経緯を説明するという。


 校外学習は虫捕りを目的に毎年夏に実施していた。出発前、学校が測定した校内の敷地の気温は32度。最高気温35度以上が予想される「高温注意情報」が気象台から出されていたことも学校は把握していた。記者会見で籔下(やぶした)隆校長は「これまで校外学習では大きな問題は起きておらず、気温は高かったが中止するという判断はできなかった。結果として判断が甘かったと痛感している」と釈明した。








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