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勉強せんとや生れけん 仕事せんとや生れけん

そうなんだよなあ。世界文学などは若い頃の鋭い感受性で読まないと意味がないものも多いのに、読んでいたら勉強する時間がない。また、年を取らないと理解できない文学もあるのに、読んでいたら仕事をする時間がないwww
結局、いつもどちらを取るかという二者択一である。まあ、大半の人は真面目に勉強し、真面目に仕事に行くのだけどね。はたして、それで人生損していないのか。
もしも、5年後くらいに死ぬことが分かっていたら、真面目に勉強したり働いたりする人はどれくらいいるのだろうか。





            

本を読むのは時間がかかるのう。しかも世の中にはいっぱい本があるんだ。いったいみんなどうしてるんだ。働いている時間がないじゃないか。


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安楽死という「殺人」を認めるべし

記事内容はありきたりの「専門家談話」が多くて物足りないが、タイトルだけはいい。今の日本の最大の問題は、保育所問題よりも介護問題だろう。そして、この問題は、日本全体の貧困化に伴って、今後拡大深刻化していくのは確実だ。
で、解決策としては麻生財務大臣流に「老人は死ねばいいんじゃね?」で行くのか、それとも、あくまで生かす方向で行くのかどうかである。
私の予測はだいたい当たるのだが、現政権の重鎮が、老人は死ね、という思想である以上は、その方向で行くことは確実だと思う。実際、老人介護をしている家庭の人間も

「『長く生きて』という気持ちと、『早く死んで』という矛盾した気持ちの葛藤に悩まされた」

というのが正直な気持ちだろう。
「リソース(原資)」という、内田樹好みの言葉を使うならば、個人の生活の精神的物質的リソースが、認知症老人一人のために蕩尽されている、というのが老人介護家庭の現実だと思う。いや、老人には限らず、難病患者や身体(精神)障碍者を持つ家庭はすべてそうではないか。
それを救うのが社会福祉制度であるのだが、その制度がどんどんやせ細っている。カネはカネのあるところにしか行かず、カネの無いところから吸収してカネのあるところに流れ込むのが今の社会体制である。
まあ、私としては、「安楽死」を認めるように法を作ることが現実的な解だと思っている。たとえば、自力で生きる能力の無い老人や病人や障碍者に年金を打ち切ったり、生活保護認定を拒否したりするのは、これは「殺人相当行為」であるが、現実には堂々と行われている。ならば、もっとはっきりと、「自力で生きる能力の無い人間(の家庭)には安楽死を認める」ことにするべきではないか。それによって救われる家庭がどれほどたくさんあることか。
もちろん、「安楽死」を認めることは、「殺人を公認する」ことである。自分の手でやれば自殺だが、現実には、医者や家族が安楽死対象者の殺害を遂行することになるはずだ。
だが、「人を殺してはいけない」と言いながら、実際には「状況的に人を殺すように強制している」のが今の社会ではないだろうか。
いい加減、偽善をやめないと、下の記事のような不幸はこれから増大していく一方だろう

ついでに言っておく。


11年以上介護した寝たきりの妻=当時(69)=を絞殺したとして今年5月に懲役3年6月の実刑判決を受けた70代の夫

のような事件については、今後は「緊急避難の原則」つまり、「相手を殺さないと自分が死ぬという状況での殺人は無罪とされる」という原則の拡大援用が行われるべきである。これは「カルネアデスの舟板」として知られる原則だが、海で遭難して一枚の舟板に二人の人間がつかまり、その板は一人の体重しか支えられないなら、相手を板からひきはがして自分だけ助かっても無罪である、ということである。この70代の夫は、まさにその状況ではないか。いや、自分だけ助かりたいとは思っていなかったかもしれないが、少なくとも、この事件でこの夫が「有罪か無罪か」と言えば、無罪に決まっている、ということなのである。





(以下引用)

相次ぐ介護疲れによる高齢家族殺害 「孤立化」が悲劇招く


 長年の介護疲れから、高齢の家族を殺害する事件が後を絶たない。


 終わりが見えないことから「ゴールのないマラソン」「生き地獄」とも表現される過酷な介護生活。専門家は「独りで抱え込まず周囲や行政に相談を」と訴える。


 「介護が終わるのは、その人が亡くなるとき。子育てのような達成感も明るい未来もない中で、24時間心身ともに休まらずに消耗し続ける生き地獄のような介護生活が続くと、そのむなしさと悲しさから鬱状態となるケースが少なくない」


 NPO法人「心の健康相談室」(東京)代表で、心理カウンセラーの和田由里子さんは指摘する。自身も認知症の母親を介護した経験がある和田さんは「『長く生きて』という気持ちと、『早く死んで』という矛盾した気持ちの葛藤に悩まされた」と振り返る。


 警察庁によると、「介護・看病疲れ」が動機の殺人事件(未遂を含む)は統計を取り始めた平成19年の30件から年々増加。22年の57件をピークに、その後も40~50件台で推移している。


 介護問題に詳しい淑徳大の結城康博教授(社会福祉学)によると、介護殺人の加害者に共通する点は、(1)責任感が強く熱心に介護してきた人(2)仕事と思って手を抜くことができない男性が多い(3)親戚(しんせき)や介護サービスなどの支援を受けず孤立化した人-だという。


 昨年12月、栃木県で11年以上介護した寝たきりの妻=当時(69)=を絞殺したとして今年5月に懲役3年6月の実刑判決を受けた70代の夫の裁判では、検察側が「ケアマネジャーに相談し、ショートステイや施設の利用を検討すべきだった。独り善がりの考えでストレスを抱え込んだ」と指摘。夫も「ケアマネジャーの人にもっと話しておけばよかった」と後悔した。


 和田さんは「介護は独りで抱え込まず、各自治体にある地域包括支援センターなどに相談し、介護体制を整えることが重要」と強調する。結城教授は「介護サービスを受けたり、施設に預けたりすることは、恥ずかしいことではなく、当然のことという啓発をして社会全体に浸透させる必要がある」と指摘している。







(追記)これから、毎日のようにどこかでこういう事件が起こるだろう。



利根川心中「そうか、あかんのか、一緒やで」

| コメント(12)

利根川心中です。「そうか、あかんのか、一緒やで」です。痴呆の婆さんと、歩けなくなった爺さんを抱えた中年の行かず後家が、生活保護の役人に虐められて死を決意。アベノミクスの被害者がまた、ここにも。何が「介護離職ゼロ」だよ。社会保障を削りまくっているから、こうやって弱者が死に追いやられる。

 埼玉県深谷市を流れる利根川で昨年11月、両親を溺死させたとして殺人と自殺幇助(ほうじょ)の罪で起訴された三女、波方被告(47)=同市稲荷町北=に、さいたま地裁は6月23日、懲役4年の実刑判決を言い渡した。母は認知症、一家を養ってきた父も病気に倒れ、生活保護を申請しながら一家心中の道を選んだ3人家族。「死んじゃうよ」「ごめんね」-。生き残った娘は、法廷で心中に至る様子を生々しく語った。

カネの問題だけじゃない。日本の今の社会には、弱者に対する優しい視線というのが存在しない。カネがないのはクビがないのも同じという、ガリガリの拝金主義だけ。江戸時代、明治時代には、年取って食い詰めて、他人の厄介になって死ぬ人もたくさんいた。今は、食い詰めても、誰も面倒見てくれない。足りないのはカネじゃない、「心」だ。



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「同情する」ことは相手を「憐れむ」ことではない

ネット掲示板のスレッドの中には、時々、人生の深いところに触れているものがある。下のスレッドもそうである。くだらない小説を読むよりも、人生の大事なものが分かる。
手を一本失うことで、人生がどれだけ変わるか、自分自身も周囲もどれだけ変わるか、リアルに描かれている。そして、これを読むことで、我々がいかに脆い基盤の上に自分の人生を歩んでいるかが分かる。スレッド主の告白も、コメントの数々も誠実そのもので(コメントの中には、多少、外野の人間の感想にしかすぎないような軽いものもあるが)、これを読むことで、何かが得られる人は多いと思う。
一つだけ蛇足的に言うなら、565,570などが言うように「同情」ははたしてそれほど悪いことなのだろうか。下のスレッドでは、ほぼ全員が同情(されること)に否定的だが、「惻隠の情」すなわち同情は人間が人間である資格のようなものだ。おそらく、同情を「憐れむこと」(相手を「哀れ」と思うこと)と同義と考えている人がほとんどなのではないか。同情とは文字通り「情を同じくすること」であり、「シンパシー(共感)」つまり「感情を共にする」ことだ。相手を自分以下の存在と思うことを前提とする「憐れむ」こととはまったく別だと私は思っている。


(以下引用)




00:02

【愕然】子供をかばって、障がい者になった俺『まぁでも大したことないな!』→しかし周囲の反応に、怖くなった俺は・・・・・

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Comment( 35 )

引用元: 嗚咽 その8


551: 大人の名無しさん 2005/09/26(月) 00:45:22 ID:5lfpNJNB
嗚咽というか怖くてたまらないので
誰でもいいから聞いて欲しい話があるのだが、
書いてもいいかな。チラ裏といわれても仕方ないけど。



554: 大人の名無しさん 2005/09/26(月) 01:15:19 ID:QRyhESLv
>>551
気になる。とても気になる。キボン。



555: 大人の名無しさん 2005/09/26(月) 02:40:57 ID:ITob/yK2
>>551
おーい。
とりあえず寝るけど、いいから書いちまえ。
2chなんて、所詮みんなチラ裏だ。気楽に。

556: 大人の名無しさん 2005/09/26(月) 03:17:50 ID:t/qAakZM
551です。皆ありがとう。ではお言葉に甘えて。

今月腕を喪失したんだよね。

簡単に状況を説明すると、
道路を飛び出した子供を左手で掴んで自分の右手にパス。
逃げ遅れた左腕が巻き込まれて。
ダメになる可能性があったんで喪失することになった。

何の問題もないと思ってた。痛かったけど。
昔手話を学んだ時に障害なんて
単に特徴にしか過ぎないと分かっていたし。
片手になって不便になっても日常生活は十分こなせるし。

子供の両親から神扱いされたし
俺も「二本ある腕の一本くらいで
一つしかない命すくえた俺っていい男じゃん」
なんて一人悦に入っていた。
「足じゃないから来年のWCで君の国を倒すのに問題ない」と
能天気に看護士に馬鹿言ってたよ(関係ないが海外在住)。

その後怖くなった。
見舞いに来てくれた友人に同情される度に怖くなった。
可哀想と言われる存在になった事に気づいたよ。

ベッドで寝てても腕は生えてこないからといって
通院に切り替えてもらって、職場に復帰した。
上司も部下も腫れ物を触れるように扱ってくれる。
 
幾ら大丈夫だと言っても、
今までのように無理な注文は誰もしてくれない。
自然体で明るく振舞っても
「私でよかったら幾らでも相談にのります」
なんて言われる。

557: 大人の名無しさん 2005/09/26(月) 03:21:20 ID:t/qAakZM
皆から優しくされるたびに怖くなる。
持ちつ持たれつの関係を持てる対等の人間として
扱われなくなったような気がして堪らない。
 
同時に他人の思いやりを理解しても
素直に受け止められない自分が怖くなる。

人間としておかしいよね。どうしたんだろう俺。
子供の頃から他人の懐に飛び込む事に長けたお調子者で、
誰とも信頼関係築けたはずなのに。
それゆえに何時もなんとかなると自信満々だったのに、
皆に優しくされるたびに自信が崩れた。

ふとした偶然で
メール交換する間柄になった女性がいたんだよね。
好感持っていたし日本に帰ったら
会いに行こうと思っていたけど、
憐れまれたらと考えると怖くなって
事情を話してお別れを言ってしまった。

「納得できるわけない。勝手に先回りするな」
って文句言われたよ。
益々素敵な人だと思ったよ。

でも仮に彼女がよくても
俺が世間から弱者と思われる事によって
彼女が傷つく可能性は大いにある。
そして俺は彼女の気持ちに応えられる自信が全くない。
もう一度お別れ言ってしまった。

傷は小さいほうが良いと思っての判断だけど
俺は卑怯だよね。失礼だし。

何やってもうまくいかない。
俺はどうなるんだろうと思ったら堪らなく怖くなる。
昔の自分に戻る、或いは新しい自分を築けるのかな。

ごめん。
スレ違いどころか何書きたいのかわからないね。
現実で身近の人に口に出せば、
優しい気持ちの持ち主ほど
傷つけちゃうのが明らかだから言えないけど、
誰かに聞いて欲しかったんだ。

ありがとう。

558: 大人の名無しさん 2005/09/26(月) 04:06:24 ID:mzOhlHLJ
>>556
あなたに助けられた子は、
成長していってもあなたにずっと感謝する。
感謝の気持ちを持ちこそすれ、憐れんだりなんてしない。
その子の親もそうだし。

あなたをよく理解している家族や近いご友人だって、
あなたを誇りに思いこそすれ憐れんだりなんてしないよ。
あなたをよく知らない人は、
もしかすると違うかもしれないけれど、
あなたをよく知っている人は誇りに思うんじゃないかな。

上手く言えなくてスマソ。

559: 大人の名無しさん 2005/09/26(月) 05:40:41 ID:j7zY65nU
>>556-557
うちの社のAさんは車いすに乗っている。
明るい人だけど、一度泣いた事がある。
取引先が同情的だったそうだ。
それは慣れっこだが、同席した担当者が自慢気に
「こんな体で大学も出たんです。大したもんです」
と言ったそうだ。

その場は笑って流したが、
後から我慢できなくなったらしい。

Aさんと親しい社員達が騒ぎ出し、担当者に抗議した。
担当者も譲らなかった。
双方から事情を聞いて話し合ったが、
担当者は何が悪いのか理解できなかったようだ。

後日、
「’車いすだから’と言われるのが一番イヤだ」
と漏らしていた。
頑張り屋であればあるほど、そうだろうなと思う。

でも世間は、頑張れば頑張るほど
「車いすなのに」と言う目で見る。
騒いだ社員達の態度にも
ショックを受けていたんだろうと思う。
 
もしこれが「デブなのに」と言われた場合だったらどうか。
あそこまで騒いだか。

560: 大人の名無しさん 2005/09/26(月) 05:42:14 ID:j7zY65nU
私は極度の近視だ。コンタクトの助けで生活している。
それと車いすはどれだけ違うんだろう。

大変さは違うだろう。
でも道具の力を借りて生活している点では、違いはない。
頭では理解している。
でも完全に公平かと言われると、自信はない。

Aさんの学歴経歴は、私とは比べ物にならない。
すごいと思うが、
そこに「身障者なのに」と言う気持ちが
1%も混じってないと言えば嘘になる。

Aさんは話題も豊富だ。でも楽しい話しかしない。
苦労に見える話題は徹底的に避ける。
Aさんが苦労する理由は、「車いすだから」だろう。
でも「若いから」「貧乏くさいから」と言う理由で
お店で断られる人もいる。
それはどちらも先方の要求に
合致しなかったと言う点は同じだ。

うまく言えないな。
Aさんはたぶん頑張りすぎるくらい頑張っている。
普通に見えるように頑張っている。
でもAさんの友人や恋人は
手抜きをしても変わらないだろう。

556の周りも同じだろう。
頑張っても手抜きをしても愚痴っても八つ当たりしても、
好きな気持ちは変わらないだろう。
傷つけてしまったら謝ればいい。
556を必要としてる人なら、きっと許してくれる。
デブでもガリでも好きなものは好きだ。
腕の有無ではなく、556だから好きなんだろう。
と思う。
長くてスマン。

561: 大人の名無しさん 2005/09/26(月) 09:47:42 ID:Hp8OlNxS
>>556
周りに流されて、
不幸の先取りをしてしまわないで下さい。
流れに思いっきり逆らうことも、
闘うこともしなくていいと思う。
でも、自分を失うことは、
どんなことよりも一番大きな障害のような気がする。

あなたが腕を失わなくても、
彼女を傷つけることがあったかも知れない。
あなたが振られることも、
あなたが振ることもあったかも知れない。

うまく言えないけど、
できたら彼女にもう一度話しをして。
でないと、あなたは腕を喪失した以上の痛みを、
ずっと持って行かないといけないかもしれない・・・。

562: 大人の名無しさん 2005/09/26(月) 10:38:53 ID:hePNMKxc
>>556
腕を喪失したことで、
外見的なことで同情的な見方をする人もいるかもしれんが
腕を喪失したことがあなたの心も失うことではないはずだよ。

という意味で>>560>>561に完全同意。

563: 大人の名無しさん 2005/09/26(月) 12:57:21 ID:Z/VLyCUM
>>556
誰とでも信頼関係を築けたって言えるんだから、
言っちゃ悪いけどおめでたい性格だったんだな。
それはあなたの個性(容姿、性格、諸々)と
社会的立場をバックグラウンドにした付き合いであって、
ほとんどは人間同士の関係じゃなかったということでしょう。
人間誰しも自分を守りたいから、
「腕を喪失した人を同情する」という行為に走る。
自分のために。

そういう人間じゃなくて、少々のハンデなど関係なく、
本当に心から付き合っていきたいという人間が
少数ながらいるはず。
今回のことは、そういうきっかけになったんじゃないかな。


同情というのは難しい問題だと思う。
ハンデを持った人は
同情してほしくないと思うだろうけど、
そのことに触れられなくなった瞬間に
やっぱり「腫れ物」になる。

相手のハンデを客観的に認識しながら、
同情せずに付き合うというのは
なかなか難しいのは確かだよ。
それだけの近い距離感が必要だということ。

件の女性には、とにかく会ってみたらどう? 
傷つくことを恐れてちゃ前に進まないよ。

569: 大人の名無しさん 2005/09/26(月) 17:57:51 ID:8XQgEyIL
>>556さんのレスを読んだ時、
最初一瞬、ご自分の子供を助けたのかと思った。
でも赤の他人の子供なんだね。私にはとてもできない。
助けられたその子はあなたの姿、
あなたの行為を決して忘れずに大きくなるよ。
間違いなく、未来ある一人の人間を救ったんだ。


ただ同情されたくないという気持ちは良くわかる。
私にも、病気のために
若くして杖に頼る生活を続けている友人がいるから。
「この姿で判断されたくない」といつも言ってる。

やはり当人ならではの葛藤があるんだろうね。
でもその友人には、
私から見ても素敵な友人が男女取り混ぜてたくさんいるよ。
>>556さんも一歩進んでみて。

564: 大人の名無しさん 2005/09/26(月) 14:11:13 ID:LBj4kp1a
>>556
まず、一人の命を救った君に、
心からの敬意を、最敬礼とともに。

自分も、もしも君の知人だったら、
腫れ物に触るような態度になることだろう。
許してほしい。君を憐れんでのことじゃない。
もしも自分に起きたとしたら、と考えるだけで
身震いがするほど恐ろしいことだからだ。
自分の恐れと困惑が、
君への態度として顕れてしまうのだろう。

君は腕を失っても、
以前の君とかわったわけじゃない。
だけど、腕を喪失したという身体的特徴は、
やはり新しい君だ。

少しだけ新しくなった君が、
どんなやつで、どんなことができるのか、
周りに理解されるのには少々時間がかかるのだろう。

そういうふうに考えて、
周りにいる人間を許してやってほしい。
君自身が腕を喪失したという事実を受け入れるのと同じか、
もしかしたら、それ以上に時間がかかるのかもしれない。

件の彼女のことも、なかったことにしてしまうには
早急な判断なんでないかい?
じっくり構えてくれよ。
彼女にとっても、そのほうがいいに違いない。

最後になるが、自分は君のことを心から尊敬するよ。
もしも君に会うことがあったら、力強く握手させてくれ。



565: 大人の名無しさん 2005/09/26(月) 14:58:37 ID:OhE7szv4
「同情する」ってことが、
どれほど失礼なことかわかってない人が多いと思う。

私は自分が他人に同情されてはじめて
「人から同情されるって、なんて嫌なものなんだろう」
と思ったよ。
うまく言えないけど、「蔑まれている」のに似てるような。
人が人を哀れむのって傲慢なことだと思う。

同情したり哀れんだりすることなく、
ただ、いたわってあげられるといいんだけどね。

566: 大人の名無しさん 2005/09/26(月) 16:09:14 ID:ZcNDVqh0
>>556
あなたが怖いとき、苦しいとき、悲しいとき、
励ましたり、慰めたりせず、
ただ黙って話を聞いてくれる女性を選ぶといいよ。

一生懸命励ましてくれる人は
きっと優しい人なんだろうけど
でも、自分のことが大好きな、
あなたの味方でいることが大好きな人かもしれない。
 
だけど、何も言わずただ聞いてくれる人は、
あなたに嘘を言えない人で
あなたに嘘吐きだと思われたくない人なんだと思うよ。
 
誰もあなたにはなれない。代われない。
それを知っている人だと思うよ。
知っていても、それでも、
あなたのそばにいたい人なんだと思う。

だいたいさ、30まで生きてきて、皆さん、
「頑張って」なんて言葉に
本当に励まされた人なんている?

本当に届く「頑張って」って
頑張ってる人の姿勢じゃなかった?
頑張る、生きるって、本来、
自分で感じなきゃ意味ないんだよ。

きっと>>556にも、自分の生き方で
あなたを支えようとする人がいるような気がする。
そのときは、今度は、いい格好ができない、
そういう不器用な女性を>>556がどう受け止めてあげるか、
どう支えてあげるかだろうね。

難しいけど、そういう未来って少し楽しみじゃない?

567: 大人の名無しさん 2005/09/26(月) 16:18:53 ID:OhE7szv4
でも >>556さんは幸せだよね。
そんなにきちんと整理された文章が書けるってことは、
脳には障害負ってないだろうし
それなりの教育も受けてるんだろうし、
見舞いしてくれたり、
 優しくしてくれる仲間もいるんだよね。

もしかしたら、
賠償責任を負うのが嫌だからってことで、
助けてもらったくせに
「そっちが勝手に助けただけ、
頼んだわけでもないし、礼を言う義務はない」とか
なんとか言ってばっくれられた可能性もあるのに、
>>556さんは神になれたんでしょう? 
ラッキーだったよね。

医者でもない限り、
人の命を助ける機会なんてめったにないんだし。

「自分は可哀想な人間だったんだ」なんていじけてないで、
彼女に「自分がどれほどラッキーな人間か」を
教えてあげればいいのになあ、と思うよ。

570: 大人の名無しさん 2005/09/26(月) 18:57:16 ID:IAB4buNa
>>556
貴方いい男だね。
私だったらメールの彼女に
成り代わって逢いたいくらいだよ。
何で自分からさよなら言っちゃったの?
そりゃ彼女、怒ると思うな。

ものすごく汚い言い方をすれば、
「同情する・可哀相と思う」気持ちには
「あ~、あの人より自分はまだマシだな!」
って考える優越感が含まれてる。
突き詰めれば、結構卑しい感情なんだよ
「可哀相」ってのはさ。

だからね、本当に「可哀相」なのは、
そういう気持ちを抱いてる人の方なんだよ。
今度そういう態度を取られたら、
それは貴方に向けられたものじゃなく、
実はその人自身に向けられるべきものだったのだと
思ってみるといい。
んでちょこっと「同情」してあげるといいさ。

もしも貴方が相手に「同情」出来ない人なら、
代わりに相手を許してあげるってのはどう?
すぐに気持ちを切り替えるのは
難しいかも知れないけれど、
貴方ならきっと出来ると思うな。

571: 大人の名無しさん 2005/09/26(月) 19:12:35 ID:v9bC0Wa6
>>556さん
廻りの人も貴方にも時間というものが必要なのかも。

私達は普段の生活で
障害を持ってる人たちに触れてない場合が多い
だから何処までが「同情」で
何処までが「手助け」なのかの境が
判ってないんだと思うの。

普段行く飲み屋に視力障害の男友達がいます。
長年友達だった人の行動や言動を見てると
「特別扱い」をしないという事が
暗黙の了解になってます。

危ない場合や頼まれた時だけ手助けをします。
私達は彼の行動力や明るさに逆に励まされてる。
でもそんなこと誰も彼には言わない。
彼も苦労話なんてしない。
それがお互いに心地良い関係となっています。
でもそれは長年培われた経験から
為せる物で有ると思います。

他人の子供を助けるほどの強い精神力の>>556さんだから
今、逆に1番辛い時期だと思うけど
そんな貴方だからこそ廻りの人もきっとわかってくれるよ。

そして本当の気持ちを吐き出せる
友人や恋人が見つかる事を祈っております。

572: 大人の名無しさん 2005/09/26(月) 19:40:42 ID:/fMRCM5k
>>556
昨日、寝落ちしてしまった一人です。すまんかったな。
片手で一生懸命文章を書いてたんだな。

俺が思うに、君はまだ自分の腕を喪失したショックを
自分自身で消化しきれていないと思う。

君は正義感が強くて、真っ直ぐで、
責任感が強い人間だから
このくらいでくよくよしてはいけないと
思い込んではいないだろうか?

片腕を喪失したら誰だってショックを受けるよ。
ミルコ・クロコップだってショックを受けるよ。
くよくよすることは何ら恥ずかしいことではない。

本来、心の傷を癒すために必要な、
くよくよする時間を君は強い意志で押さえてしまった。
だから、今回のように精神的に不安定になっているんだよ。

悪い事は言わない。
まずは、心に傷を負ってしまったことを自分自身の
素直な気持ちで受け止めることからはじめてはどうだろうか。
やり方がわからないなら
カウンセラーや精神科の先生に相談するといい。
相談することは決してかっこ悪いことではないよ。
(海外なら相談しやすいはずだ)

それから、彼女なんだけど。
プライドは男にとって大切なものだが、
プライドを捨てる勇気を持つことも
男として必要なことではないだろうか?
この際、思い切ってプライド捨てて彼女に甘えてみたら?
きっと良い方向に向かうはず。

577: 大人の名無しさん 2005/09/26(月) 20:45:48 ID:Hv8O2dRY
556が彼女にした「やさしさ」は、
他の人たちが556に、良かれと思ってする「やさしさ」と
同じものじゃないかな。
良かれと思っても、結果的に傷つけることもある。
そのやさしさは純粋だから、
責められるものではないけど、
素直になっても罰は当たらないよ。

578: 大人の名無しさん 2005/09/27(火) 10:21:44 ID:cinqCD9V
仕事がら身障の人たちと接する機会が多いんだけど、
慣れないと普通に接するのは難しいよ。
同じような身障の人でも、
知っている人と知らない人では見る目が違っちゃうし。

普段接してる俺でもそうなんだから、
普通の人は同情以外の感情は出ないんじゃないかと思うよ。
それは一般の人にとっては普通のことで、
もちろんみんなが気にせず接してくれれば
良いことなんだろうけどおそらく無理だろうね。

例えば、>>556さんが完全に自分を受け入れても
周りには必ず同情する人がいる。
いちいち気にしていたらきりがないよ。

やはり、自分を理解してくれる人たちと過ごす方が
穏やかに生きられると思う。

>でも仮に彼女がよくても
>俺が世間から弱者と思われる事によって
>彼女が傷つく可能性は大いにある。
>そして俺は彼女の気持ちに応えられる自信が全くない。
>もう一度お別れ言ってしまった。
>傷は小さいほうが良いと思っての判断だけど
>俺は卑怯だよね。失礼だし。


これは本当に失礼だと思うよ、
今は無理かも知れないけど、
一度会ってから判断した方が良いと思う。

579: 大人の名無しさん 2005/09/27(火) 10:34:22 ID:8V7vu7sF
>>556
あなたのレスから、
あなたの前向きな性格と自信が伺えるよ。

そんなあなただからこそ聞きたい。
「あなたの持ち味は健常者であった事なのか?」って。

あなたは障害者として
同情の目で見られる事が怖いと言ってるけど、
>>556-557のレスからは
「障害者に対する同情心」は見えますが
「人を思いやる気持ち」は見えません。
他人に構う余裕がないのは分かる。

でも、「障害なんて特徴だ」という気持ちが
表面的なものだったと気付いてほしい。

嗚咽という言葉には
「伝えられなかった想い」や「無念」という意味が
込められていると思う。

あなたが肉体が武器であるスポーツマン等なら理解できるが、
違うのでしたら、まだ嗚咽するには早いと思う。
あなたのできる事と周りの目は変わったけど、
あなたのすべき事は変わらないのでは?
今まで通り、
あなたの評価はあなたの手で勝ち取ってくれ。

580: 大人の名無しさん 2005/09/27(火) 16:43:25 ID:6KhLOabX
でもさ、>>556さんが腕を喪失したのは今月だよ。
まだ一ヶ月も経ってない。

今まで当然のように身体に存在していた物が
ある日突然失われたら、
たった一ヶ月足らずで(あえてこう言うけど)
前向きな気持ちを思い出せ取り戻せ、
と言うのはさすがに酷だろう。

今はまだ何もかもが文字通り怒涛の毎日なんだと思うよ。
まずは生活に慣れることが第一だし。

周囲の気持ちと自分の気持ちを折り合わせようとする
真の余裕が生まれるのはもっと先だと思うよ。

>>556さん、焦らず行こう。
ただ彼女の事はもう一度考えて欲しいと
個人的には心から願う。

581: 大人の名無しさん 2005/09/27(火) 21:59:10 ID:LuY3+KR10
>>556は、今度は車が右側から来たとしても、
また手を伸ばして子供を助けるんだろうな

またいつでも吐き出しに来いよ
待ってる

582: 556&557 2005/09/28(水) 00:30:17 ID:R9sIgeBR
遅くなりました。レスありがとうございます。

でも皆さん俺を買いかぶり過ぎです。
殆ど何も考えずに反応しただけです。
ただ後になって「もし躊躇っていたら」
と想像するとゾッとします。
一生自分を許せなかったでしょうね。
変な言い方ですが、安心しています。

1つずつレスにはお答えできないので、
代わりにレスを踏まえた上での自己分析をしてみます。

誰とでも信頼関係を持てると考えるおめでたい性格でした。
それが最大の長所であり、
自分が自分である理由だと思っていました。

無論計算して接してくる人も沢山いましたが
喜んで利用されました。
損した覚えはありませんでした。
他人の期待に応えられた時は、
自分の強さを確認したようで嬉しく思いました。

勘違いでした。
他人から無条件で優しくされて初めて誤りに気づきました。
相手の目に映る自分が
気になって仕方ない性分でしかありませんでした。

ゆえに周囲の方の気遣い及び戸惑いを十分に理解していても、
不安になって堪らないのだろうと思います。
他人が示してくれる思いやりを
受け止められない自分が嫌になります。

失敗して反省したことは数限りなく。
痛い目にあったことも山ほど。
でも前に進んできました。
それが自信であり、ゆえに楽観的に生きてきました。

勘違いに気づいた今、
自分の過去に後悔してしまいそうで怖くなり、
それゆえに現在及び未来が怖くてたまりません。

583: 556&557 2005/09/28(水) 00:31:32 ID:R9sIgeBR
件の女性には会えません。怖い気持ちを抑えられません。

数年前に結婚前提でお付き合いしていた女性から
裏切られた事があります。
自分の至らなかった点をかき集めて
「これもいい思い出」と
綺麗に自分の中で決着付けたつもりでしたが
自信が無くなるにつれ黙殺した思いが蘇ってきました。

他人を憎みそうな自分に愕然としています。
それは即ち過去の自分を否定すること。
より自信を失くす材料となっています。
その今の自分が彼女に会った後に、
自分は憐れまれるだけ存在であり、
彼女が期待できない存在と判明したら?

完全に自分が崩れ去ってしまいそうで怖くてたまりません。

御指摘を待つまでもなく、彼女を全く“観”ていません。
本人とは全く関係ない事で相手を量っています。
でも卑怯で理不尽だと分かっていても止められません。
何をやっても彼女を人間として侮辱してしまいそうです。
ゆえに会う前に逃げようとしています。

かつての自分は虚であったと認めてしまいそうです。
では実は?との問いに
答えきれないから不安になるのでしょう。

たかが腕の一本で、
毎日を能天気に楽しく暮らしてきた自分が
難しい方向へ悪い方向へ考えるのを止められないから
怖くなるのでしょう。
自他共に認める単純明快な人間だったはずだったのですが。

皆さんの限られたスペースで
最大のメッセージを込めたレスに対して、
頭で理解、それどころか同意しているのに
消化できていません。

今必要なのは、今の自分を受け入れて前に進むこと。
最初から分かっていて
ここで答え合わせしているはずなのにできません。
ひねくれていると分かっていても怖気付いています。

怖いものを怖いと認められるだけ
冷静に考えていたつもりでしたが、
書き込んでみると頭の体操ができますね。
より冷静に自分に向かい合えそうです。
時間が解決してくれればいいのですが。

レスは時々読み返させて下さい。感謝しています。

585: 大人の名無しさん 2005/09/28(水) 01:51:58 ID:nwup8M1/
>>584
それは彼が今必死で自分と対峙しているからだと思うな。
たぶん私たちの想像する労力の
何倍も使って自分と向かい合ってる。

>>583
自分と向かい合うってしんどいことだよね。
私もなんか大事なこと忘れてるんじゃないかって
気持ちにさせてもらったです。
しんどくなったら、吐き出したくなったら、
またここに来て下さい。

あなたとあなたの大切な人たちの未来に幸あれ。
祈ってます。

586: 大人の名無しさん 2005/09/28(水) 03:24:22 ID:yuBBIdQb
>>583
貴方がすごいとか尊敬するとかいうのは
散々ガイシュツなので割愛

貴方が昔付き合った女と今回の「彼女」は別人。
理解している事は承知だがあえて言っとく。

まあ会う会わないなんて当人の自由なんだけど、
個人的に苦い女性経験を経て、
現在は庭付き一戸建て既婚で
なかなか幸せな俺が言ってみた。

相当田舎だけどなw

587: 大人の名無しさん 2005/09/28(水) 04:16:38 ID:6No+AKOn
>>583さん
キツイ言い方かもしれないが…。
「もがき苦しみでも前に進む」
貴方の道は他の人より険しいけど
これは誰でもやっている作業なんだよ。

前の貴方と今の貴方も本当の自分。
2面性は誰でも持ち合わせてる。
どちらも否定しちゃ駄目だしそうする必要もない。

貴方が理路整然と言葉を発してる内は
逆に立ち向かえない気がする。
漫画の「リアル」を読んで見たらどうだろう?

588: 大人の名無しさん 2005/09/28(水) 09:17:59 ID:xFIdrFI+
>>583
何も考えてない行動にこそ、
その人の本質っていうのは出てくるもんだよ。
やっぱしあなた、いい人だよ。

今は全て同意できなくったって、
消化できなくったっていいんじゃないかな。
私達は>>556-557のレスを読んで
物を言ってのにすぎないんだし。

あなたが今実際にどれだけ苦しんでるかっていうのは、
書き込みをする以上のものだと思うんだけど。

だけど>>587の言う通り、
みんなそれぞれ悩みながら生きてるものなんだよ。
あなたの場合は何の前触れもなく
いきなり降って来てしまったから、
戸惑いであるとか混乱であるとかあると思うし、
みんなのレスを受け止められない気持ちはすごく分かるよ。

私だってそうだった。
はじめて子供に自閉が見つかったときは、
みんなあなたが言われたように大丈夫よとか同情されたよ。
でも何が大丈夫なんだって思った。

その時は、その向こうの人の気持ちなんか
理解できる心理状態じゃなかったから。
でも、時間が経つとそれは
その人が精一杯言えることなんだろうなって
思えるようになったんだ。

あなたにはまだたくさんの時間があるんだよ。
ゆっくりやっていこう。焦らずにね。

今日ばぁちゃんが手術なんだ。
とうとう面会謝絶になったもうた。
おととい会った時、
私が昔のばぁちゃんの家から来てくれたって喜んでたよ。
「元気が一番だねぇ」としみじみ呟いて笑ってた。

ついに夫のことまで「この方は誰?」って言ってたけど、
うまく立ち回ってくれた夫に感謝。

ばぁちゃんと>>556
そしてこのスレみんなの平穏を願わずにはいられないよ。



589: 大人の名無しさん 2005/09/28(水) 10:16:38 ID:FqlpXtvk
>>583
>その今の自分が彼女に会った後に、
>自分は憐れまれるだけ存在であり、
>彼女が期待できない存在と判明したら?
>完全に自分が崩れ去ってしまいそうで怖くてたまりません。

乱暴な言い方かも知れないけど
ここまできたら一度完全に崩れてぶっ壊れてから
前に進んでもいいんじゃない
あなたならきっと完全にぶっ壊れても
ちゃんと立ち直るような気がするから書きました。

590: 589 2005/09/28(水) 10:22:19 ID:FqlpXtvk
追記します。
よく軽い怪我より
完全にやっちゃった怪我のほうが直りが早いとも言うし
人間には自然治癒力があります。

痛みが強ければ強いほど、回復は早いもんです。
それは、身体だけでなく心もそうだと思います。

591: 大人の名無しさん 2005/09/28(水) 11:19:03 ID:tdeOCyoE
あえてここで>>556
だれかに叱ってほしいんじゃないかと言ってみる

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人工知能の可能性と人間の未来の生活

ながたかずひさ氏のブログ「犀角抄(旧ユルネバ!)」から転載。
非常に面白い思考素がたくさん入っている文章なので、とりあえず保存のみ。


(以下引用)

2016年04月11日

AIがとまらない? よろしい、ならばBIだ。


 いやAlphaGoは衝撃的でしたね。


 チェスや将棋のソフトの強さは、原理的に人間にも理解できる強さでした。総当りで良さそうな手を深く読んで、評価関数の高い手を選んでいく。評価関数の作り方のところに一応機械学習は入っているのですが、まあ理屈はわかるし、わかるからこそ三浦八段(当時)みたいなトッププロが負けても納得はいく。
 ところがAlphaGoは、僕も後追いダイジェストでしか見てないのですがトッププロが「なんだその手」という手を放ってそれが後になって効いてくる。あるいは囲碁では難解な、中央からの攻めに果敢に取り組む。観戦してる人間も知らないうちに形勢が逆転されて負ける。
 慌てて解説とか読むと、どうもまだ秘密のベールに包まれている部分も多いそうですが、どうやら「読んで」戦っているのではなく、「感覚で」、
「この絵から勝ちの絵に向かうにはこのへんに打つのが良さそう」
というのを見出して、打っているらしい。まず現状認識からしてどこに石があるか論理的に把握しているのではなく、画像として「こんな感じ」と把握してるらしい。
 つまり理屈は無い。勝ったら勝ったで(たぶん)AlphaGoも「なんで勝ったか」はわかってない。

 そう言われてみるとそれは非常に「人間くさい」行動パターンであり、ということは逆に、「知性の限りを尽くしている」と思い込んでいる囲碁の対戦においても人間は勘に後付けで理屈なすりつけてるだけで、そうであるならば日常などもっとそう。いやむしろ「知性」という言葉は
「直感で感じた方向性(これだ!)に、理屈を捏ね付ける感覚・行為」
と言い換えるべきかもしれない。
 ここにおいてデカルト以来の「近代」が崩壊してですね(笑)

「どこまで人間に似ているか」というのは結局わからないのでさておいて、擬似的にでも「かなり人間みたいなことができる」となると、具体的には「『判断』も人間に近いものができそうだ」となると、「AIにいろいろ任せよう」という考え方も加速します。
 自動運転が最たる例ですが、
「機械なんか危なっかしくて任せてられない」と
「機械の方が人間よりずっと優秀」の
垣根はある日突然外れる。現にABS(アンチロック・ブレーキ・システム)でもDSC(横滑り防止装置)でも既に人間なんか逆立ちしたってかなわない芸で人間を助けてくれているんだから、これもう一壁越えると、
「人間が運転するバスなんか危なくて乗ってられるか」
になる。75ぐらいの目の下にクマできてるおじいちゃんがヨボヨボと運転席に乗り込んで「えーっと」とか言いながらシフトレバー弄ってるバスと、同じマシンなら鈴鹿でセバスチャン・ベッテルに勝てるAIが運転するバスと、どっち乗ります?

 ウチも電力自由化で別のところから電気買ってみようかなと画策中で、電気のメーターをスマートメーターに換えてもらったのですが、これあるともう「検針員」という仕事要らないわけですよね。
 ホントは今までもそうやってコツコツ人の仕事が「コンピュータ」に剥ぎ取られていってたわけですが、「判断」まで取られちゃうとこりゃ大変。いままでよりずっと「高度だ」と信じられていたジョブが、上の例のように「むしろ」AIに取られる。
 薬剤師とかねえ。弁護士とか。
 学校の先生とか。
 AIきっと我慢強く丁寧に教えてくれるし、世界中のビッグデータで「だいたいの詰まり方」とか持ってるから「ここがこうわからないんじゃないんですか?」みたいなところもヘタな先生より詳しいよきっと。
 むしろ師とか士とか付いてる方が危ないですね。
 複雑な条件から判断せねばならぬほど、AIの方が強い。
 つまり今まで「高度」という言葉は「知性が必要」を表現していたわけですが、その知性とやらが上述のように実はたかだか「直感にあとから色を付ける行為」だとすると(あるいは実際にはそうでないにせよ、現実へのアウトプットとしてはそうであってもさほど差がない場合)、AIで十分。いや、AIの方がいい。

 奥さん翻訳者なんでわりと顔面蒼白になってるんですが、うん、AlphaGoのように本気で取り組まれると、特に産業系とか、論文とか、ニュースとか、だいたいフォーマットが決まってるものはなんかもう、人がチェックする必要もないぐらいの翻訳AIがすぐにでも出てきそうです。
 幸か不幸かGoogleや最先端のAI研究者にとって「英語を他言語に訳す」という行為そのものにほぼ価値が無いから放置されてるだけで。
 もちろん「翻訳」という仕事がある日全部無くなるわけではなくて、責任主体として「私がチェックしました」という判子を押す役が人間に残るんでしょうけど、量も変われば質もまったく違う仕事になりますね。あるいは文芸系ならばしばらくは大丈夫でしょうし。できれば「この訳者さんの訳で読みたい」までいけてれば、その人が現役の期間ぐらいは持つかも。

 というようなことで、世の中の「仕事」の総容量がものすごい勢いで減っていったら、失業者で溢れかえるわけです。
 大変ですね。
 とりあえずワークシェアみたいな、「労働は1日3時間、週3日まで」と決めてみんなで分け合う。あるいは以前は「仕事」ではなかった、たとえば「家事」とか「留守番」みたいなのをネットのマッチングと補助金かなんかで「仕事化」してコツコツばらまく。さらにはお家の前でたこ焼きを焼くような小商いに精を出す。街の人が寄り集まって小銭を落とす、じゃ明日は○○さんの立ち呑みで一杯、とみんなでくるくる小銭を回してですね。
 結局経済って回ってりゃいいので、本来的にはまったく無価値なモノやコトやサービスでも「お金を回すための手段」だとみんなが納得してりゃそれでいいわけです。『ザブングル』のブルーストーンがそうですな、なんて例を出さなくても、現在の日本の公共投資とかたぶん8割方そういうためのものです。
 それが気持ち悪い・あるいは環境や次世代からスティールしてるだけだ、と叫ぶならはっきり地域通貨みたいな、地域独立経済圏を小さく区切ってその中と外で「貨幣」の価値を変えてもいいかもしれません、けどこれはちょっと僕にはよくわからない。昔の中国はそれに似てて、ある人が使う通貨が何十種類もあったりしたそうです。日々状況に応じてレートが変わっていたそうで、わりと人間もそういう環境ならそういうものとして動けていたようです。ただ、それが結局統一通貨になっていくのはその方が便利だからで、まあ貨幣って物々交換より便利だから流通してる面が大きいわけで、そんな状態だと物々交換とあまり変わりませんもんね。
 明示的に地域通貨みたいなことをしなくても、人間の社会的活動から「貨幣仲立ち」を剥がしていく手もあります。「経済成長」というのは貨幣仲介ではなかった人間活動を貨幣仲介にするってことですから、これを逆回しにする。保育園に入れるんじゃなくておばあちゃんに預ける。葬式は地域みんなで出す。
 はい、無理ですね。
 まあ一部取り返した方が幸せなコトもきっとあるでしょうけども。

 などなど、そういう弥縫策でも足りなくなったら最後はBI、ベーシック・インカムかなあ、と思ったりもします。国民全員に月何万円か渡す、という。「そんな財源どこにあんねん」とお思いでしょう? 渡す額にもよりますが、年金・健康保険・生活保護など社会保障を大幅に(どこまでかはやり方次第ですが)減らせるので、意外と非現実的なお金が必要なわけでもないようです。
 月5万×1.3億人で78兆? 合ってます?
 国家予算96兆で社会保障32兆(地方交付税交付金を加えると47兆)なので、工夫すればなんとかいけそうですよね。
 社会というのは(あたりまえですが)構成員が居ないと成立せず、かつ構成員ができるだけしあわせでないと暴力が支配して崩壊する。そうすると「儲けている」人々もその基盤を喪って元も子もないわけですから、そのぐらいだったらまだ税金を払って「社会」を維持した方がいい。
 Appleが困った時にJobsはMicrosoftにお金借りに行って、Gatesも機嫌よく貸したわけです。
 これ。
「働かざるもの食うべからず」
は資本主義では嘘で、資本転がしている方が労働するより儲かる仕組みになってるのは皆さんご存知のとおり。「働く働かない」と「食う食わない」は独立事象なんですな。だからもし国内に十分なリソースがあるなら、とりあえず「食う」を全員満たす、のは倫理的にもそんなに無茶な話ではない。
 経済的な不安や不満が小さくなると、だいたい国家に要求することなんて治安維持と安全保障、あと災害対策ぐらいになるでしょうから国(や地方自治体)としても本来は大助かりだと思うんですが。

「AIに人類は滅ぼされないか」
といえば、我々だって犬猫を滅ぼしてないわけで、彼らが知性から進んで意思みたいなものを持ったとしても、持ったならばこそ、滅ぼすというエネルギーに対して見合うメリットが無ければ放置されるんじゃないでしょうか。SFなどでよく言われることですが、私達だって飼い主としてネコを飼ってるのか、使用人としてこき使われてるのかわかりませんで。エサ用意して寝床あっためてグルーミングしてさあ。人間相手にだってしないのに。

 これ、AIにジョブを奪われる、は決して他人事ではなくて、誰にでも起こることなんです。AlphaGoが考えもしなかった手を打ってくるように、彼ら彼女らは思いつきもしなかったやり方である「仕事」を自分たちの物にしてしまうかもしれない。
 芸術家とかいちばんヤバイ。
 少なくとも「ウケる」とか言い出したらディープラーニングの出番でしか無いですやんか。
 いや、もう実はラノベとかPixivの絵とか、AIが作ってるのがポツポツあったりして。マッドサイエンティストが、というか、デミス・ハサビスがニヤニヤしながら閲覧数とか評価とか眺めていたり。あの人アニメ好きそうだしなあ。
 上の「知性」の定義が実は違いそうだ、というのと同様、「創造性」の定義が実は間違ってるのかもしれません。
 でもそういうAIが活躍するようになって、それでも対抗できるアーティストが居て、そこではじめて「美とはなにか」「快感とはなにか」「おもしろいとはなにか」みたいな難問にあるていど輪郭のある答えが見えてくるのかもしれません。

 ぼく思いますに、極端に言うと「美しい」とか「おもろい」とかって「それが好き」の表現バリエーションに過ぎないんじゃないかと。
 で「好き」ってなにかというと、それはよくわからない。
 よくわからないままにAIが各人の「好き」なものをたくさん作ってくれるでしょうから、それをずらり並べてようやく「ははあ、好きってこういうことか」と腑に落ちるのかもしれない。

 いったい本当にはどのようになるのか検討もつきませんが、AIの時代になるとガラッと社会が変わりそうで、ちょっと楽しみではあります。
 社会は変わっても世界は変わらない。
 とりあえず人間は、桜の花を愛でていればいいのではないですかね。

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カルリクレスに対するソクラテスの議論

「ゴルギアス」の中の、ソクラテスの主張の要約を先ほどまで書いていたのだが、どこかのキーを触ったとたんにそれが全部消えてしまったので、1時間ほどかかった仕事がパーである。まあ、誰も求めていない仕事だから、それはウィキペディアなどに任せることにする。今は、その気力も出ないので、その報告だけにする。報告しないと、言ったこともやらない無責任な奴だ、ということになるだろうから。やらなかったのではなく、アクシデントで、やったことが消えたのである。

簡単にまとめておく。

「カルリクレスは欲望の満足が幸福と言うが、欲望の満足は当人に害悪になることもある。それよりも、正義や節制のほうが、当人にも周囲にもよいものだ」というような話である。
だが、これは、「周囲の満足や不幸などくそくらえ。俺は、自分が満足しさえすればいいし、放埓のかぎりを尽くして身を滅ぼしても満足だ」という人間を納得させる議論ではない、と私は思う。

ざて、あなたはソクラテス派か、カルリクレス派か。上級国民はほとんどがカルリクレス派であることは確かだろう。

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「ゴルギアス」より、カルリクレスの言葉(承前)

(前回の続き)カルリクレスの発言である。

けれども、始めから王子の身分に生まれた人たちだとか、あるいは、自分みずからの持って生まれた素質によって、独裁者であれ、権力者であれ、何らかの支配的な地位を手に入れるだけの力を備えた人たちだったとしたら、およそそのような人たちにとっては、節制や正義の徳よりも、何がほんとうのところ、もっと醜くて、もっと害になるものがありうるだろうか。その人たちには、数々のよきものを享受することが許されているし、しかもそれを妨げるものは何もないのに、自分たちのほうからすすんで、世の大衆の法律や言論や非難を、自分たちの主人として迎え入れるようなことをしたのではね。
いや、彼らは、正義や節制の徳という、その結構なものによって、かえって不幸にされるのだということは、これはどうしても避けられないのではないかね、もしも彼らが、自分たちの味方の者に対して、敵に与えるよりも、何ひとつ余計に分けてやることをしないというのではね。しかも、せっかく自分が支配している国の中において、そのありさまだとしたならばだよ。
いや、ソクラテスよ、真実には―その真実を、あなたは追求していると称しているのだがーこうなのだ。つまり、贅沢と、放埓と、自由とが、背後の力さえしっかりしておれば、それこそが人間の徳(卓越性)であり、また幸福なのだ。しかしそれ以外の、あなた方の言うようなあれらのもの(夢人注:正義や節制の徳)は、上べを飾るだけの綺麗事であり、自然に反した人間の約束事であって、愚にもつかぬもの、何の値打ちもないものなのだ。


(引用終わり)

さあ、どうだろうか。このカルリクレスの言葉は、道徳や倫理や法律の存立基盤を脅かす、明晰な論難ではないだろうか。私だったら、この言葉の前に、何の反論もできず、呆然と立ち尽くすだろう。少なくとも、考えをまとめるのに数十分以上は必要で、即座の応酬が前提の弁論の場では何一つ言えないと思う。そこに、「弁論術」を身につけることの必要性もあるのだが、その「弁論術」も、この「ゴルギアス」の前半部分でソクラテスに存在意義を否定されている。
要は、弁論術は真実追求の目的ではなく、その場の聴衆の賛意や弁論での勝利を得るための「迎合」だという理屈であるが、それは「哲学」や「真理の探究」を絶対視した立場だけに通じる理屈であることは言うまでもない。
そして、上記したカルリクレスの言葉に対しても、ソクラテスは「哲学的理屈」あるいは「純論理性」だけに基づいて反論し、相手を黙らせるのだが、その沈黙が同意の上での沈黙ではないことは言うまでもない。まあ、「言うまでもない」とは、その後の世界の歩みを見れば、権力者はほとんどがカルリクレスの徒であることを見れば分かる、ということである。詳しくは同書を自分で読んでいただきたいのだが、ここで、あるいは『国家』において、プラトンが正義や節制の絶対的意義の証明に「失敗」している(と私は思うのだが)ことが、その後の哲学の展開というか、人類の道徳思想が2000年以上もの間、ほとんど進歩しなかった、どころか低下していった理由がある、と私は思うのである。
何しろ、プラトンですら失敗しているのだから、これを論じるのは哲学者にとって鬼門である、と思われたのではないか。その結果、哲学は無益の学となったわけだ。

なお、ソクラテスがカルリクレスに反論した内容を、そのうち気が向いたら要約するかもしれない。
これも追記しておく。私がカルリクレスの言葉を面白く思うのは、「自由」とはまさに贅沢と放埓のことだ、という、誰もが無意識に思っていることをはっきりと言語化したことである。もちろん、倫理とは束縛の体系(カルリクレスに言わせれば、「自然に反している」もの)であるから、「自由」の対極なのであり、心から倫理を好む人など、ほとんどいないだろう。だが、好むものが当人にとって「よきもの」か、嫌われるものが当人にとって「悪しきもの」かと言えば、「忠言、耳に逆らう」を想起すれば、そう単純ではないことが分かるだろう。ソクラテスの論点も、大方、それに基づくものだ、と私は理解している。






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プラトンの「ゴルギアス」より、古代の新自由主義者、カルリクレスその1

少し長い引用になるが、同書から、問題のポイントとなる部分を抜き出しておく。同書後半にある、カルリクレス(「ル」の字が小文字だが、面倒なので大文字のままにしておく。引用先は岩波文庫、加来彰俊訳。同書p161~p163)の発言である。世界の上級国民のほとんどは彼の意見と同意見ではないだろうか。そして、この世界の悲惨の多くはここに根本原因があるのではないか。


カルリクレス:なんてあなたは甘い人なんだろうねえ! あなたのいう節制家(夢人注:自分で自分自身に打ち勝ち、節制する人。自分の中にあるもろもろの欲望やそれに伴う快楽を支配する者)とは、なあんだ、あのお人好しの、とんま連中のことかね。
(中略)
けれども、人間、およそどんなものにせよ、何かに隷属しているのであれば、どうして幸福になれるだろうか。いや、むしろこういうふうにするのこそ、自然本来における美しいこと、正しいことなのだ。それを今、ぼくはあなたにざっくばらんに話してみよう。

つまり、正しく生きようとする者は、自分自身の欲望を抑えるようなことはしないで、欲望はできるだけ大きくなるままに放置しておくべきだ。そして、できるだけ大きくなっているそれらの欲望に、勇気と思慮とをもって、充分に奉仕できる者とならねばならない。そうして、欲望の求めるものがあれば、いつでも、何をもってでも、これの充足をはかるべきである、ということなのだ。

しかしながら、このようなことは、世の大衆にはとてもできないことだとぼくは思う。だから、彼ら大衆は、それをひけ目に感じて、そうすることのできる人たちを非難するのだが、それはそうすることによって自分たちの無能を覆い隠そうとするわけである。そして、放埓はまさに醜いことであると彼らは主張するのだが、ぼくが前の話の中で言っておいたように、こうして彼らは、生まれつきすぐれた素質をもつ人たちを奴隷(夢人注:道徳や倫理や法の奴隷、の意味だろう。)にしようとするわけなのだ。そしてまた、自分たちは快楽に満足をあたえることができないものだから、それで節制や正義の徳をほめたたえるけれども、それも要するに、自分たちに意気地がないからである。

(次回に続く)


どうだろうか。現代の新自由主義者や、多くの世界的大企業経営者やその幹部たちの思想はこれではないか。そして、保守主義者や右翼の思想の中に、こうした「力こそ美徳であり、権利である」という思想は無いか。あるいは、ニーチェやラスコリニコフの思想も要するに、これではないだろうか。はたして、プラトン(ソクラテス)はこの思想に対して、有効な反駁はできるのか。その前に、カルリクレスの言葉の後半を次回に載せる。



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