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金星の太陽通過のご利益

「反戦な家作り」の明月氏の今日の記事「革命権のこと」は、素晴らしい文章であり、日本人全体に読ませたいような内容だが、あまり他人の文章ばかり引用するのも憚られるので、ここには転載しない。そう言っても、いつも他人の文章の引用や孫引きばかりじゃないか、と言われるかもしれないが、私の中には引用の基準があり、それは「私自身の意見を誘発するもの、あるいは資料的なもの、あるいは拡散の必要性があるもの」というものだ。で、今日の明月氏の文章に私は100%同意であり、私の意見を付け加える必要は無い。したがって、引用するより、明月氏のサイトに行ってもらったほうがいい、というわけだ。
だから今日は馬鹿話にする。いつも馬鹿なことしか言っていないと言われるかもしれないが、いつもはもっと真面目で真剣な気持ちでありながら、無知やいい加減さのために結果的に馬鹿な発言をしているだけだ。

今朝のテレビのワイドショーで、6月6日の「金星の太陽表面通過」の話をしていて、その観測ができる場所の地図が出ていた。世界の、かなり広範囲にわたって観測できるのだが、ヨーロッパ、アフリカ、中東、南北アメリカでは観察できないらしい。つまり、ユーラシア大陸東側から太平洋西側、およびオーストラリア、アラスカ半島というV字状の部分(逆三角形の内部と言うべきか)でのみ観測できるらしい。
で、ここからが馬鹿話だが、これは世界の中でこれから発展する所と発展しない所ではないだろうか、と私は考えたわけだ。金星の太陽通過を見ることができる場所はこれから発展する。具体的にはロシア・中国・日本、およびマレーシア、フィリピンなどである。
で、アメリカ、ヨーロッパはこれからどんどん低落していく、という、世界の癌である白人の没落が占星術的に示された、というのが私の馬鹿話だ。
そんなのは「マドモワゼル愛」さんにでも任せておけ、というような話だが、案外とこの妄想は当たるかもしれないよ。
ついでだが、ベンジャミン・フルフォードはユーロ崩壊は既定の事実だと言っているそうだ。まあ、彼の言葉はいつも話半分にしか聞いていないのだが、とにかく、白人(もちろん、ユダ金のことだ)による世界支配の一つが終わるならいい事である。

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途中省略……えっ!?

私は、計画や予測をするのが趣味のような人間だが、その予測が当たったためしはない。趣味で易などもやるが、まあ、それも思考補助の道具であって、それで未来が確実に予測できるなどとはもちろん考えていない。そもそも、運命という奴は、誰の予測をも見事に外す形で実現することが多いのである。だから、私が予測をするのは、その行為自体が面白いからである。競馬などをやる人間なら、この気持ちは分かるだろう。レースの勝ち馬を予測するという推理行為の楽しさ自体が競馬の面白さの本質であって、それが当たるか外れるかなどは二の次三の次の問題なのだ。

ここまでは前置きである。というより弁解だ。
前回、私は、「梅ちゃん先生」の現在の登場人物たちが楽しくて面白いから、できるだけゆったりと話を進めて楽しませてほしいと書いた。
で、そう書いた次の朝、つまり今朝だが、話はいきなり4年後だか5年後だかに飛んでしまったのである。
もう、がっかりもいい所である。
これでは、せっかく馴染んできた梅子周辺の人物たちの面白さを味わうこともできないではないか。役者たちにとっても、自分の演じる人物に慣れて、いよいよ個性を発揮できるかと思っていたら、いきなり4年後に飛ぶ、では演技に困るだろう。
ドラマというものは、現実に起きるようなことを現実と同じように詳細に描くわけにはいかないから、省略が付き物だが、ドラマの一番面白くなりそうな部分を端折ってはいけない。まあ、今後のドラマに、今以上の面白い話を構想していて、早くそこに行きたいというのなら、話は別だが。
そうなることを期待することにしよう。

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妾を持つのも男の甲斐性、と昔は言った

今日の「梅ちゃん先生」は、梅子の兄が惚れている女が、ヤクザか何かの妾になろうとするのを梅子が阻止しようとする話であった。
まあ、これは梅子の勇み足であり、戦後の過酷な状況の中では、生きるためならヤクザや小商人の妾になるというのも立派な選択肢である。妾はけしからんとか、可哀想だとかいうのは、少々現代的すぎる発想ではないだろうか。
他人の数倍金を稼いでいる男なら、妻以外に妾を四五人持つほうが、よほど社会の役に立っているわけだ。それで生活できる女やその家族がたくさんいるわけだから。生活保護申請を門前払いするようなお役所よりも、よっぽど社会福祉的事業である。
現代でも、もしも女が一人で生活できないような状況になれば、妾とか二号とかになるという選択肢があればいいのだが、残念ながら、「妾斡旋所」などは無いから、生活に困窮して自殺したり一家心中したりする女性や母子家庭が出てくる。
ときどき、テレビでそういう母子家庭のドキュメンタリーなどを放映するが、テレビ局自体がそれを救うことはないし、どこかの金持ちがそれに同情して金を出すということもない。全国に無数にいる困窮者を、わずかな篤志家が救うことも不可能だろう。
「同情するならカネをくれ」という名セリフがあったが、本当は同情よりも金よりも、困窮者を救うための実効的な社会制度の確立が必要なのである。

それはともかく、「梅ちゃん先生」は、まず梅子の周囲の男たちが馬鹿で面白い。私は初対面で梅子の姉に求婚し、それを断られるとすぐに梅子に求婚して断られた、あの馬鹿な大学生が大好きだし、最近登場した頭の固い理系大学生の松岡も好きである。
それに、梅子の仲間の女子大生もみんな個性的で面白い。図々しかったりわがままだったり、母性的だったり、ヌボーッとしていたり、それぞれに可愛い。やっとそれぞれの個性が確立してきたところだから、あまりドラマの展開を急がず、しばらくは面白おかしい青春ドラマを楽しませてほしい。
ついでに言うと、梅子の母親の南果歩も可愛いお母さんだし、お婆さんの倍賞美津子はカッコいいお婆さんである。眺めているのが楽しい女優陣だ。

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運命の女神はいい加減な男が大好き

今日はただの雑談。
世間は金環蝕(ってこういう字だったかな? ワードの辞書では一発で出てこない。まあ、ワードは毛唐の作品だから日本人の使い勝手などまったく考慮していないのだが)でかしがましいが、私? もちろん見ましたよ。しかも家の玄関という特等席から。一階が駐車場で、二階が玄関というよくあるタイプの安建築だから玄関から空が見やすい。しかも東方向は特に見やすいので、特等席(今、この字を出すのに、最初は一発で出たのに、二度目は出てこないというのもワードの素晴らしさだ。馬鹿じゃないの?)なのである。
150年に一度だとか、数百年に一度だとかいう金官職(いや、まあ、官職は金になるだろうけど、それを言っちゃあおしまいでしょう、ワード君)、じゃない、金環蝕と言うのだから、へそ曲がりの私でも見ますよ。私に輪をかけてへそ曲がりの娘は金環蝕の間、それを無視して悠々と朝風呂に入っていたが。
でまあ、世紀の天体ショーを見たわけだが、まあ、あらかじめ与えられていた情報通りだね、というわけで、現代人は実物を見る前からその物事についての情報を膨大に与えられているので、実物に触れた感動など、それほど無いのである。
ついでに言うと、観察用メガネなど買ってません。サングラスを重ねれば、まあそれほど目は痛めないし、特にピーク時にはうまい具合に薄雲がかかっていて、裸眼でもはっきり観察できたのだ。
その一方、最適観察地点を求めてはるばる遠征した人、道具を揃えて待っていた人の中には、気象状況が悪くて観察できなかった人も多いようだ。
世の中はそんなものである。だいたいにおいて、準備万端整えてやろうとすると空振りになることが多いというのが私が長年生きて得た人生知の一つだ。

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善意で舗装された道は

私は、赤十字というのは古くからある西欧のスパイ組織だと思っている。人道的名目があれば、どのような場所にも行くことができるし、安全に行動できるからである。そういうスパイ活動に利用できるのは、学術研究隊(ナショナル・ジオグラフィックなどもそれに近い)や報道関係もそうだし、近年ではNGOやNPOがスパイ活動や政治的工作活動に相当に利用されていることが一部では知られている。ハイチへの寄付金のかなりな部分がNPOやNGOの懐に入ったことは前に転載した記事にあった。
もちろん、そうした組織の末端にいる人間の多くはその組織の真の活動を知らずに善意で活動しているのだろう。
募金活動の中にも正体不明の団体は無数にあり、自分の出した金がどう使われているか、わかったものではない。
心臓手術のために米国に行って手術しなければならないから、1億5000万円の金を募金する、などという話を聞くが、なぜそれほどの大金が必要なのか。いったい、金のどれだけが実際の手術費用で、どれだけがコーディネーターの懐に入るのか、知りたいものである。まさか医者の手術報酬自体に1億円もかかるわけはないだろう。もしそうなら、心臓提供さえあれば、毎日でも心臓手術をして大儲けができる。患者のいる家族はおそらく言われるままにその大金を準備するだけなのだろう。そして集まった金の大半は、おそらく手術とは無関係な人間の手に入るのだと思われる。
いかに心臓手術が難しい手術だからといって、1億5000万円を要求できるという、その神経が私には理解できない。相手が日本人だから金額を吊り上げているにきまっているのだ。
もちろん、日本人が金で手術の優先権を手に入れる間に、米国人で心臓提供を待っている患者が押しのけられているのである。私が米国人なら、日本人を憎悪するだろう。
金、金、金、すべてが金である。
募金の話に戻るが、なぜ人々はどう使われるのかも不確かな募金に平気で金を出すのだろう。
最近、車の後ろにリボンマークのステッカーを貼っている車をよく見かける。リボンマグネットという団体の売っているステッカーらしく、売上の一部が様々な人道的活動支援に寄付されるという。
私は赤十字でさえ信じない人間である。赤い羽根の募金も信じていない。社会的弱者の救済は政治の課題として行政が行うべきものだと思っている。ただの詐欺ならまだましだが、民間のそういった「人道的集金活動」の背後に何かの宗教団体や政治団体の存在があるのではないかと私は疑っている。

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医療崩壊の一報告

現在の医療の実態のレポートとして転載しておく。後半には筆者の政治的主張が書かれていたが、与謝野の増税路線賛成の論説であり、えらそうな「ポピュリズム批判」の文章なので省略する。
ポピュリズムとは「大衆迎合」であり、視点を変えれば民意を尊重することである。現在の政治は「民意無視」の政治であるにもかかわらず、ポピュリズムを批判してどうするというのか。増税によって苦しむ無数の貧民を無視して、「俺は増税という苦い薬や痛みにだって堪えてみせる。なぜなら俺は愚かな民衆の一人ではないからだ」、と言わんばかりのエリート臭の漂う文章だ。
「我々は皆、他人の痛みに平然と耐えきれるくらいの勇者である」とはラ・ロシュフーコーの言葉だったと思うが、まったくである。
だが、それでも掲載するのは、前半部分は現場からの事実報告なので、貴重だと思うからである。


(以下「阿修羅」記事より引用)


■from MRIC  □ 与謝野馨氏の死処  ■亀田総合病院 副院長 小松秀樹
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 正月明けの1月13日、かねて予想されていたが、亀田総合病院(千葉県鴨川市)が
パンクした。考えうる限りの調整をしてきたが、入院病床が足りなくなり、救急患者
がこれまで通り受け入れられなくなった。正確には入院病床の不足ではなく、看護師
不足のためである。建物・設備としての病床はあるが、看護師不足のために、数十床
閉鎖している。平均在院日数も12日間と10対1看護体制としては限界まで短くなった。
これ以上労働負荷をかけるのが不可能なので、7対1看護体制を達成することを優先課
題にしている。このため、しばらく、増床できる見込みはない。

 亀田総合病院の入院患者の53%は安房医療圏外に在住している。北東側の山武長生
夷隅医療圏の医療はほぼ崩壊状態にある。北側の君津医療圏も、医師不足のため中核
病院の機能が低下し、あふれた患者が亀田総合病院に押し掛けてきている。

 国立社会保障・人口問題研究所の都道府県別将来推計人口によると、2010年から20
25年(団塊世代の全員が75歳を超える)までの15年間で、65歳以上の高齢者人口が日
本全体で694万人増加する。現役世代の医療需要は小さく、大半の医療需要は高齢者
による。今後医療需要の大幅増加が見込まれる。

 特に首都圏の高齢者人口の増加は著しい。全国の増加の3分の1は首都圏の増加であ
る。厚労省の基準病床数の計算方法を用いて試算すると、東京、神奈川、埼玉、千葉
で、15年間で、基準病床+介護施設対応可能数を26万床増やす必要がある。これは現
在の千葉県全体で必要とされる数の3倍である。さらに、埼玉県、千葉県は人口当た
りの医師数・看護師数が日本で最も少ない。亀田総合病院のパンクの原因は人口問題
に起因するので、今後、悪化することはあっても、改善する可能性はほとんどない。

 2008年度に、国の指示で、各都道府県で一斉に地域医療計画が改定された。この改
定は、従来の病床数抑制政策に則って立案された。当時、多くの自治体病院は、2004
年頃から目立ってきた医師の立ち去り現象のため疲弊していた。加えて、総務省が20
07年12月に出した自治体病院改革ガイドラインで、民営化、独立採算化が求められた。
具体的には、経費と定員の削減圧力が強まった。民営化の受け皿はほとんど現れなか
った。経費削減圧力のために、病院設立者と管理者の溝が広がり、一部で病院管理者
が立ち去った。この間、日本全体で、病床数が密かに減少し、一方で、増床はストッ
プした。千葉県の既存病床数は名目上2007年3月31日45,537から、2010年4月1日45,65
9とほとんど変化していない。その間に基準病床数は、2008年44,241から、2010年48,
482(千葉県健康福祉部試算)と増加し、病床数は1,296の過剰から、2,823の不足に
なった。既存病床数には、利用されていない、あるいは、存在しない病床が含まれて
いる。許可病床が既得権として病院で保持されているからである。千葉県に問い合わ
せても実態を把握していないという。ある専門家は、千葉県では、実際に稼働してい
る病床数は既存病床数の70%程度ではないかと推定している。

 どう対応するのか。これから医師や看護師を養成しても間に合わない。必要な費用
も膨大になる。これまでと同様の方法で医療サービスを提供しようとする限り、サー
ビス水準を大幅に下げざるを得ない。

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雇用問題に解決策はあるか

日本あるいは世界的な雇用問題は、今後の最大の問題である。つまり、生きるための食糧をどう自給するかというのが第一の問題であり、次に、その食糧を手に入れるための金をどう手に入れるかというのが第二の問題だ。もちろん、食糧だけではなく、住居・医療・教育など問題はいろいろあるが、まず基本はこの二点だ。そこで、問題提起のために、「阿修羅」投稿とそのコメントをまず転載しておく。次回はこれについて考えてみたい。


(以下引用)



雇用問題は、ロボット自動化電子化による人減らし競争激化時代、景気では解決できない
http://www.asyura2.com/11/senkyo105/msg/630.html
投稿者 heiwatarou 日時 2011 年 1 月 26 日 23:26:27: Bioiw4SmLoqDQ


国民は政治家もエコノミストもマスコミも全てが雇用問題は景気が良くなれば解決できると信じているようだが不思議でならない。
解決できないとの反対意見はないのか。
景気対策としての金融緩和も合理化投資、すなわち人件費削減投資となり、投資が終われば人減らしとなる。
十数年にも及ぶ預金金利ゼロ、なのにさらなる金融緩和が必要だとは、預金者を馬鹿にしている。
そもそも金融緩和による景気対策が仇となり、人減らし、雇用減、消費減、の原因にもなり失われた15年というのが現実ではないのか。
製造部門ばかりでなく自動改札ATMネット販売それに飲み屋まで人減らし競争、紙まで必要なくなる時代、
人減らしの上手い企業は優良企業で下手な企業は潰れる。今後ますます人減らし技術は向上するはず。

▼1994年以来大企業ですら人件費が下がることがあっても上がることはない、
株の配当は3~4倍になっているにもかかわらず。こんな時代になったのです。
http://www.garbagenews.net/archives/990472.html

▼人減らしは人間努力の結果で快適な社会が作れるはず、労働者の地位を高める社会構造改革が必要
http://www002.upp.so-net.ne.jp/HATTORI-n/001.htm  

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コメント
01. 健奘 2011年1月27日 00:20:51: xbDm84QDmOFmc : rYd4I1Qido

投稿の通りです。
以下に、見方を変えて、その見方はあまり良くないかもしれませんが、話をしてみたいと思います。

古代ギリシャ、畑仕事は奴隷にやらせていました。市民は、兵役、奴隷の管理、そして、劇、スポーツ、哲学、数学などをやっていました。

古代エジプト、やはり奴隷に畑仕事をやらせました。農閑期には、平民は、ピラミッド建設をやって、麦をもらったのです。

現代、ロボットも工作機械も、農業機械も、奴隷と見なせば、平民は、劇、スポーツ、ピラミッド建設、数学など、様々なことをやって、日常品をもらえるはずです。実際、日常品は、機械が作ってくれます。そして、あふれています。

時代が変わったのだと思っています。思いたくないのは、奴隷を集中的に所有している資本家、そして、経済学者ではないでしょうか。





02. 2011年1月27日 06:24:48: hQoskZtVx2
景気政策ってのは、金融対策と所得再分配の2面政策ですから。一面的なら失敗するのは当然でしょ?

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仙人
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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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