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気の赴くままにつれづれと。
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お笑いなことに私は下記の詩中の「haply」を「happily」と勘違いして訳していた。全体にthouとか wiltなど古英語の出てくる詩なので、これもその一つと思ったのかもしれない。しかし、偶然ではあるが、その誤訳も、詩としては結構うまくつながっている気がする。と言うより、面白い気がするので、お目にかける。
まあ、誤訳は誤訳だから、その部分だけ訂正した訳も誤訳の後に載せておく。ただし、私の貧弱な英語力による訳であるから、まだ誤訳があるかもしれないのはもちろんだ。
なお、原詩は新倉新一氏の『英詩の構造』(名著だと思うが、引用された詩は全部英語であり、訳はついていないので、まだ全部は読んでいない。)から採った。
Song
When I am died, my dearest,
Sing no sad songs for me;
Plant thou no roses at my head,
Nor shady cypress tree.
Be the green grass above me
With showers and dewdrops wet;
And if thou wilt, remember,
And if thou wilt, forget.
I shall not see the shadows,
I shall not feel the rain;
I shall not hear the nightingale
Sing on as if in pain.
And dreaming through the twilight
That doth not rise nor set,
Haply I may remember,
And haply may forget.
CHRISTINA ROSSETTI
歌 クリスチナ・ロセッティ
もしも私が死んだらあなた
悲しい歌は歌わないで
お願い 楽しい歌を……
私の枕元にバラや
陰深い糸杉を植えないで
雑草の生い茂るままにして
通り雨や露の濡らすにまかせ
そして
あなたが望むなら思い出して
そして、あなたが望むなら忘れて
私は影を見ることはないでしょう
雨を感じることもないでしょう
苦しむように鳴く夜鶯の声を聞くこともないでしょう
永遠の夕暮れの薄明かりの中で夢見て
幸せに私は思い出すでしょう
そして、幸せに忘れるでしょう
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