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議会は何のためにあるのか

地方議会というのは税金で議員を養う以上の意味があるのだろうか。無くなっても誰も困らないのではないか。いや、国会も同じかwww


(以下引用)





さんがリツイート

「のど飴」で懲罰を受けた緒方ゆうか議員、知れば知るほど酷い扱いのようです。風邪を引いていて咳をすればうるさいと言われ、のど飴を舐めれば懲罰動議、しかも舐めたのは喋っている途中ではなく自席でなのに。男性議員の居眠りや携帯は黙認なのにこんなことで散々虐めたうえ懲罰って異常すぎます。




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他人を理解すること

「株式日記と経済展望」の引用記事部分だけを転載。
興味深い情報だが、「将来無くなる仕事」の部分は、話を大げさに言っているのではないか、という気もする。
ただし、前半部分は面白い。何に「いいね」を押したかを見れば、その人の嗜好や指向性、あるいは性格の特徴は分かるだろうし、その分析内容は、たとえば夫(妻)が妻(夫)を理解しているより正確だろう、というのは或る意味当然である。
と言うのは、夫(妻)や妻(夫)は自分の配偶者がどんな買い物をしているかなど知らないのが多いだろうし、会話そのものすら夫婦となってから300回も「突っ込んだ」会話などしていないだろうからである。お互いに、相手への遠慮もあるのが多くの夫婦の姿なのではないか。たとえば結婚前の異性関係など、結婚後に相手に聞いたりするものだろうか。
親子の関係にしても、現実は相当に水臭いもののような気がする。つまり、家族でも「遠慮がある」のが上品な家庭の姿だろう。思ったとおりを思った瞬間に言ったり、腹を立てたらすぐに喚いたり殴ったりするような家庭というのはDQN家庭だけではないか。
要するに、我々は家族の真の姿(特に、何を考えているか)など知らないのが当たり前、ということだ。子供のいじめ自殺事件などでも、家族はその子が自殺するまで子供の状況を知らないのが普通だろう。

そして、その事(我々が家族の内面を知らないこと)はべつに不幸なことでも悲しむべきことでもない。家族だろうが、自分とは別の人間なのであり、その真の姿を知ることは不可能である。悩み事など、ある年齢以上なら当人が考え、判断する以外に解決法は無い。相談された時に相談に乗ればいいだけだ。それ以外は余計なお世話というものだろう。それに、他人の暗い内面など知らないほうが幸せなのではないか。悩みを持つ人間が他人に相談をして、悩む人間が二人に増えて、何がいいのか。自分のことは自分でやる、というのは人生の第一のセオリーだ。

要するに、人生、「語らざれば憂い無きに似たり」である。

たまたま相手の目の中を覗き込んで、そこに憂いの色を見るからこそ風情もあり、奥ゆかしいのである。「俺は不幸だ、俺は寂しいんだ」と喚くのはただの馬鹿だ。



(以下引用)




2018年9月30日 日曜日

ぐっちーさん「日本人もGAFAで大量失業する」 今は「確実に訪れる大災害」の前夜に等しい 9月29日 

もはや「単なる巨大IT企業」では片づけられない

そして、これらの企業に共通している点が1つあります。


彼らの資源は無料で入る皆さんの個人情報です。つまり原材料費はタダ同然。


FB20億人のユーザーは誰に頼まれたわけでもなく、喜んで自分のプライベートをFBにタダで売り渡しています。中には子供の写真まで喜んで載せちゃっている人まで世界中にはたくさんいます。彼らはこれを使い、AI(人工知能)を使ってターゲット広告を打って大儲けをしていますから、原価タダ、と言っていい。


皆さんは喜々としてFBにプライベートをさらし、「いいね!」ボタンを平気で押しているでしょうが、この分野の専門家(心理計量学と言う)であるマイケル・コジンスキー博士(スタンフォード大学)の研究によれば、あなたがFBで68回いいね、を押しただけで95%の確率でその人の国籍を当てられ、さらに90%の確率でその人の性的志向まで当てられる、というのです。


もっと言うと150回の「いいね!」ボタンを押すとAIは配偶者よりその本人を理解することができ、300回に達すると本人も気が付いていないような性格やどのような嗜好かを当てられる、というのですから、これはもう笑っている場合ではありません。


実際にケンブリッジ・アナリティカ社はこの手法を使ってブレグジット(イギリスのEU離脱)の投票捜査をしたことが暴露されていますし、アメリカのドナルド・トランプ大統領の選挙にも関与した、と言われています(コジンスキー博士は自らの関与は否定したが、勧誘された事実は認めた)。


これはあくまでも一例ですが、こんな会社がこの10年間に生まれてしまっているわけです。もはや、単なるIT企業ではなくすべての情報をコントロールする巨大な秘密結社のような会社で、われわれの生活に対するその影響は計りしれない。その結果、もはや人間がやる仕事はほとんどないのです。しかもそのスピードは皆さんの想像よりもはるかに速い。


実際、アマゾンはどんどん無人化を進めていますし、アマゾンゴー(商品を取ってレジを通らずそのまま商品をもって出てくれば課金されるレジ無しコンビニ)が出てきた今、全米にいる340万人のレジ係(全米労働者の2.6%とも言われる)は間違いなく職を失うでしょう。


ここの読者はそうでないことを願いますが、多くの日本人サラリーマンは同様にFB、アマゾンなどによって職を失うことになります。リンクトインなどで、グローバルな人材市場で優秀と評価されれば、恐らく何億円なんて給料は、どうってことのない水準だと思います(現在でもそうですから)。そしてその選別は恐ろしいことにAIがやっている。


一方で、「まあ、せいぜいAI程度だな」、と判定されたらそれはもう、何百万人という世界の同レベルの労働者が競合相手になることを意味しています。もはや日本人同士の戦いではすみません。彼らと職を奪い合えば給料が上がることは期待できないでしょう。事実、われわれが雇っているエンジニアの短期アルバイト(大卒、英語も堪能)はインド人で時給500円程度です。


これはもう「リーマン危機の再来」とか言っているレベルではないのです。とんでもない「災害」前夜にいて、それは大地震と違ってかなりの確率で予測できるのです。


実はこのあたりをしっかり解説している本、『the four GAFA』の翻訳がついに出版されました。さすが東洋経済新報社さんであります。『SHOE DOG』(シュードッグ)、新井紀子先生の『AI VS.教科書が読めない子どもたち』に続いて、最近絶好調ですね。


もちろん、このGAFA本も全米ベストセラー。著者のスコット・ギャロウェイはアントレプレナーの大物で、ワタクシも大変お世話になっている人物です。ここに書かれていることはある意味ホラーに見えるかもしれませんが、これが現実なのです。お早めにぜひご一読を


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H・スペンサーの安部政治(笑)批判


訓練された公務員の集団は、軍隊と同じようにその首長に至上の力を与える。その力は、中世ヨーロッパや日本におけると同じようにしばしば権力の簒奪に至ってきた。--いや、現代の隣国においてもそうなった。ド・モーパス氏(夢人注:ナポレオン時代のフランスの政治家)の最近の告白は、国民全体によって選ばれて信任を受けた憲法上の首長が何人かの良心を欠いた仲間の助力を得れば、いかにして代議政治を麻痺させ自らを独裁者にできるかを示した。」

「人間対国家」(ハーバート・スペンサー 森村進訳)より

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リバタリアンとしてのH・スペンサー

ハーバート・スペンサーの著作の編著をこの前から読んでいるのだが、なかなか面白い。その解説の中で、彼がリバタリアンだとされているのを読んで、そう言えばそうかな、と思う反面、私のイメージするリバタリアン(要するに、新自由主義者)とは少し違うような気もするので、念のためにリバタリアンについてのウィキペディアを読むと、なるほど、スペンサーの主張とほぼ同じである。私もよく引用する「権力は腐敗する。絶対権力は絶対腐敗する」のジョン・アクトンもリバタリアンだとは知らなかった。
ただし、私は、「弱者や社会の犠牲者(貧困者の大多数)への政府の福祉政策はまったく不要だ。むしろ悪である」とするリバタリアンの主張にはまったく同意しないので、私自身は社会主義的リベラリストの仲間かな、と思う。社会主義とリバタリアンは根本的な意見が違うので、スペンサーが私の「政治思想的仮想敵」であるのは確認できたようだ。ただし、政府による悪(戦争や際限の無い政府業務拡大と、それに伴う徴税強化)についての指摘はまったく同意する。




概要[編集]


リバタリアンは、「権力は腐敗する、絶対権力は絶対に腐敗する」(ジョン・アクトン)という信念を持っており[1]、個人の完全な自治を標榜し、究極的にはアナキズム同様、国家や政府の廃止を理想とする[6]。 また、自律の倫理を重んじ、献身や軍務の強制は肉体・精神の搾取であり隷従と同義であると唱え、徴兵制に反対する。徴税は私的財産権の侵害とみなすので、税によって福祉サービスが賄われる福祉国家は、否定する。なお、暴力詐欺、侵害などの他者の自由を制限する行為が行われるとき、自由を守るための強制力の行使には反対しない。自然権的リバタリアンと帰結主義的リバタリアン[7]などに分類される場合がある。


アメリカ合衆国では、選挙年齢に達した者のうちの10%から20%が、リバタリアン的観点を持っているとされている。[8]


リバタリアニズムの基本理念[編集]


リバタリアニズムでは、私的財産権もしくは私有財産制は、個人の自由を確保する上で必要不可欠な制度原理と考える。私的財産権には、自分の身体は自分が所有する権利を持つとする自己所有権原理を置く。(→ジョン・ロック)私的財産権が政府や他者により侵害されれば個人の自由に対する制限もしくは破壊に結びつくとし、政府による徴税行為をも基本的に否定する。法的には、自由とは本質的に消極的な概念であるとした上で、自由を確保する法思想(法の支配/rule of law)を追求する。経済的には、市場で起きる諸問題は、政府の規制や介入が引き起こしているという考えから、市場への一切の政府介入を否定する自由放任主義(レッセフェール/laissez-faire)を唱える。


リバタリアニズムにおける自由[編集]


マレー・ロスバードによると、自由とは個人の身体と正当な物質的財産の所有権が侵害されていない事という意味である。またロスバードは犯罪とは暴力の使用により、別の個人の身体や物質的財産の所有権を侵害する事と定義した。[9]


またロスバードは、古典的自由主義者が使用してきた積極的自由の概念は所有権の観点から定義されていないので曖昧で矛盾に満ちており、知的な混乱と、国家や政府が公共の福祉や公の秩序を理由に個人の権利を恣意的に制限する事を許す事に繋がったとして批判している。[10]


所有権、財産権の根拠[編集]


マレー・ロスバードは万人の為の平等な自己所有権を否定した場合の二つの論理的な選択肢を検討し、万人の為の100%の自己所有権だけが唯一正当化可能な普遍的倫理であると結論した。また物質的な財産についても同様に、最初の占有者がその物質的な資源の所有権を獲得する事を否定した場合の二つの論理的な選択肢を検討し、最初の占有者がその物質的な資源の所有権を獲得する事だけが唯一客観的に正当化可能であると結論した。[11]


ハンス・ヘルマン・ホッペは、人々の間に恣意的で主観的な分類的差別を作る規範は客観的、間主観的に正当化される事は出来ず、それ故に全ての人に等しい権利を認める規範だけが正当化されると述べ、次に、立論には彼の身体の使用を必要とするので、彼の身体を彼の意思のみで使用する事を許す自己所有権原理と両立しない全ての規範を主張する人は、もし人が本当に彼の身体を彼の意思のみで使用する権利を持たないならば、彼はそれを主張する事さえ許されない筈であり、このような主張を行う人はそれを主張するや否や彼自身の主張に反する行動を取っており、実践的な矛盾に陥っていると指摘し、それ故に全ての人の平等な自己所有権を認めるリバタリアニズムだけが先験的に正当化されるとした。また彼は同様の推論から最初の占有者がその物質的な資源の所有権を獲得するとする財産原理も矛盾無しに異議を唱える事は出来ないと主張する。(en:Argumentation_ethics)


リベラリズムとの違い[編集]


リベラリズムは自由の前提となるものを重視して社会的公正を掲げるため、リバタリアニズムと相反する。例えばリベラリズムは、貧困者や弱者がその境遇ゆえの必要な知識の欠如、あるいは当人の責めに帰さない能力の欠損などによって、結果として自由な選択肢を喪失する事を防ぐために、政府による富の再分配や法的規制など一般社会への介入を肯定し、それにより実質的な平等を確保しようとする。


しかし、リバタリアンは「徴税」によって富を再分配する行為は公権力による強制的な財産の没収であると主張する。曰く、ビル・ゲイツマイケル・ジョーダンから税金を重く取り、彼らが努力によって正当に得た報酬を人々へ(勝手に)分配することは、たとえその使い道が道義的に正しいものであったとしても、それは権利の侵害以外の何物でもなく、そうした行為は彼らの意思によって行われなければならない。すなわち、貧困者への救済は国家の強制ではなく自発的な仕組みによって行われるべきだと主張する。

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沖縄県知事選から学べること

町山智弘のツィッターから、沖縄県知事選関連のツィートを抜粋。
今後の「安部打倒運動」の参考になる発言が多い。気になるのは津田大介氏の言っている「10代~20代の若者が佐喜眞候補に投票」であるが、記事自体は未読なので、後で読む予定。まあ、少し前に書いた、DQNは安部を支持する、ということと類似の話だろうと思う。


  1. さんがリツイート
  1. 安倍一強と言われますが、一番強いのは無党派層です。無党派層が動けば政治が変わることを沖縄県のみなさんが示してくれました。来年の参院選でも野党は結束してたたかう必要があります。魅力ある政策を打ち出し、無党派層の期待に応える本気の共闘を広げましょう。
  1. 今回の選挙で10~20代が玉城候補ではなく佐喜眞候補に投票したことについては、仲村清司さんのこの記事を読むと背景がよく理解できるはずです。ここで書かれていることが全ての要因ではないでしょうが間違いなく一因ではあると思います。ぜひご一読を。
  1. 出口調査、自民党支持層の2割、公明党支持層の25パーセント、無党派層の七割が玉城だそうです。
  1. 当確インタビューも素晴らしい!! 「私は誰一人取り残さない政治を訴えてきました。佐喜真さんに投票された方々もそうですし、佐喜真さんに対しても、出来るなら一緒に沖縄をつくっていきましょう、と伝えたい」 デニーさんの選挙事務所からは一言一言に拍手喝采!
  1. 争点隠し、デマの拡散、有権者の締め付け、討論からの遁走、ペテン公約を撥ね付けた沖縄の選挙戦に勇気付けられました。最近は「正直者が馬鹿を見る」構図ばかり見せられてきましたが、まだ日本には健全な民主主義が息づいているのだと再認識できました。玉城新知事の誕生に心からお祝い申し上げます。
    1. さんがリツイート
    1. 沖縄にはそれだけの怒りがあるってことでしよ。洗脳されたカルトな心より、それに勝つ心があるってことでしょ。これ、沖縄だけのことではない。日本全体も同じ。さあ、皆さん。目を覚ましましょう‼️気がついてないだけで。今の日本は辺野古の海より汚れてしまっているんですよ‼️


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これは、これは、大事件





小堀邦夫宮司(共同通信社) © SHOGAKUKAN Inc. 提供 小堀邦夫宮司(共同通信社)

 天皇が「深い悲しみを新たにいたします」と述べた平成最後の終戦記念日、靖国神社(東京・九段北)には安倍晋三首相はじめ現役閣僚の姿はなく、中国や韓国も一頃ほど神経をとがらせなくなった。しかし、その落ち着きの裏で、靖国神社は“爆弾”を抱えていた。来年、天皇の「代替わり」と創立150年が重なる大きな節目を目前に、前代未聞の問題発言が神社トップである宮司から飛び出したのだ。


◆「そう思わん?」「わかるか?」


 靖国神社では今、来年の創立150年に向け、境内のいたるところで改修工事が行なわれている。だが、その内部では、修復不可能なほどの“綻び”が生じていた。


 6月20日、靖国神社の社務所会議室で行なわれた「第1回教学研究委員会定例会議」で、その重大事は起きた。今年3月に第十二代靖国神社宮司に就任した小堀邦夫氏(68)が、創立150年に向けて新たに組織したのが「教学研究委員会」だった。これからの靖国神社がどうあるべきかを考えるとして、第1回の会議には、小堀宮司以下、ナンバー2である権宮司など職員10人が出席したことが当日の議事録に残されている。


 その会議の場で、靖国神社のトップである小堀宮司から、驚くべき発言が飛び出した。


「陛下が一生懸命、慰霊の旅をすればするほど靖国神社は遠ざかっていくんだよ。そう思わん? どこを慰霊の旅で訪れようが、そこには御霊はないだろう? 遺骨はあっても。違う? そういうことを真剣に議論し、結論をもち、発表をすることが重要やと言ってるの。はっきり言えば、今上陛下は靖国神社を潰そうとしてるんだよ。わかるか?」



 さらに発言は、代替わりで次の天皇となる皇太子夫妻にも向けられた。


「あと半年すればわかるよ。もし、御在位中に一度も親拝(天皇が参拝すること)なさらなかったら、今の皇太子さんが新帝に就かれて参拝されるか? 新しく皇后になる彼女は神社神道大嫌いだよ。来るか?」


 静まり返る会議室で小堀宮司の高圧的な口調の“独演”と、速記のキーボードを打つ音だけが響く──。


 この会議は、小堀宮司の意向もあって複数の出席者が記録のために録音していた。宮司の「総括」から始まる110分に及ぶ音声データを本誌は入手した。


 小堀宮司が語気を強めたのは、今上天皇が即位以来、一度も靖国を参拝したことがない一方、かつての戦地を訪れ、戦没者の霊を慰める旅を続けてきたことを指しているとみられる。皇室ジャーナリストの久能靖氏はこう言う。


「今上天皇が靖国を参拝されない理由はわかりません。が、あえて推察すれば、昭和天皇が1978年のA級戦犯合祀以来、靖国においでにならなくなった、その思いを咀嚼されたのではないかと考えられます。今上陛下は戦争体験をお持ちで、戦中の国民の苦しみは直接ご存じでした。だからこそ、国内外にわたるすべての戦地で慰霊を行ないたいというお気持ちになられていたと思います。天皇陛下の慰霊の旅は、強い信念に基づいて行なわれているものでしょう」


 その慰霊の旅が、小堀宮司の目には靖国神社を否定する行為に映っていると、靖国神社関係者が言う。



「小堀宮司からすれば、英霊の御霊は靖国にこそあり、戦地にはない。にもかかわらず、今上天皇は靖国よりも慰霊の旅を選んでいるとなると、靖国の存在意義を否定することになってしまうという思いがあったのではないか」


 しかし、この発言は靖国神社内でも問題視された。


「勅祭社(天皇が例祭などに勅使を派遣し、奉幣を行なう神社)としての靖国神社の性格を考えると、天皇陛下を批判するような発言は、宮司として問題ではないかという声が上がっています」(同前)


◆「お前の説教、聞きたくないよ」


 靖国神社は来年までに天皇の参拝を実現させようとしていた。靖国神社職員はこう語る。


「平成の御代のうちに天皇陛下にご参拝をいただくことは、私たち靖国神社からすると悲願なのです。小堀宮司は、“平成の御代に一度も御親拝がなかったらこの神社はどうするんだ”と口にしていました。そうして宮内庁に対し、宮司自らが伺って御親拝の御請願を行なうための交渉を内々にしているのですが、まだ実現の目処は立っていない」


 小堀宮司は専門紙「神社新報」で、〈(創立)五十年目に大正天皇が行幸され、百年目には昭和天皇が皇后とお揃ひで行幸されてゐます。そして来年、百五十年といふ大きな節目の年がやってくることの重大さは、御代替りと相俟って深刻に考へてゐます〉(7月30日付)と語っていた。



 天皇の参拝を求める焦りが発言の背景にあったのだろうか。問題発言に至るやり取りを見ると、小堀宮司の真意が分かる。


 この日の会議は、靖国の創立百五十年史略年表の作成・出版などについて話した後に「戦犯に対する誤解や東京裁判の不当さについて調査考証する」という議題に入った。そこで出席者の職員が「富田メモ」について言及したことが、小堀発言に繋がった。


 富田メモとは、富田朝彦元宮内庁長官(在任は1978~1988年)が昭和天皇の非公開発言を記したメモで、靖国にA級戦犯が合祀されたことに関し、「だから、私はあれ以来参拝していない。それが私の心だ」との記述があった。2006年に日経新聞がメモの存在をスクープすると、「昭和天皇の真意が分かる超一級史料」と評価される一方、「陛下の真意とは限らない」と否定的意見も上がり、真贋をめぐる大論争となった。それに伴い、A級戦犯の靖国神社への合祀の是非や、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝議論も過熱した。


 靖国神社はこの富田メモについて、現在に至るまで一切コメントしていない。だが、実際は“深い棘”として刺さっていたようだ。


 この富田メモについて、職員が、「もしそれが本当の昭和天皇の発言だったらどうするんだ、ということで私は真剣に考えましてですね」と言い出し、合祀の経緯を振り返った上で、こう熱弁を振るった。


「このまま時代を50年、100年経過していったときにどういうふうな説明をして、国民が理解していけるのか、というところの先読みしたような考え方を持っていく必要があるんじゃないか」


 ところがこの職員の発言を、小堀宮司はいきなり遮り、切って捨てた。



「お前の説教、聞きたくないよ。しょうもない。お前のどこに戦略があんねん。『これ知ってます、私はこれ知ってます』っていう話ばっかりやないか。どうやって戦うかを考えるんがこの仕事やないか。何も恐れる必要はない。間違ってたら間違ってたと言えばいい。


(中略)戦略を考えるのは俺が考える。君らが考えんでいい。一番大きな問題はあの慰霊の旅です。気がつかないのか君たちは」


 そうして、冒頭の発言が飛び出した。つまり、小堀発言は富田メモから連なる、天皇と靖国の“複雑な関係”が伏線にあったのだ。


「富田メモについては靖国神社の中でも“タブー扱い”されてきた。昭和天皇、今上天皇の御親拝が途絶えている真意についても触れないできたわけです。


 小堀宮司は、そうした空気の中で、トップとしての風格を見せる狙いもあってああした物言いをしたのではないか。『戦う』『戦略』といった言葉からは、どんな事情が背景にあるにせよ、とにかく天皇の御親拝を実現させたいという強い意思を感じます。しかし、それが実現しないことの不満となれば、天皇陛下への批判となってしまう。靖国神社が抱えるジレンマが、ついに噴出してしまったということでしょう」(前出・靖国神社関係者)





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「リアリスト」という衣装を着た中学生頭脳の連中

現実世界にウンコは普通にあるからと言って、ウンコを人々の目の前に提示したらリアリストとして尊敬されるわけではない、と世間の中二病患者(使い方が中二病の本義とは違うが、「小児病的」よりはマシだろう。)のネトウヨたちに言っておきたい。


(以下引用)言うまでもなく、小田嶋師の意見に完全に同意。


  1. 反人権的だったり差別的だったりする言葉を撒き散らすことで、冷徹な世界認識を提示したつもりになるゲームは、中学二年生段階の人間に特有な遊びだと思うのだが、その悪い子ぶりっこバトルを大人のボキャブラリーで粉飾することでフォロワーを集めているアルファもいたりするわけでね。



  2. 印象に残る言葉を言ってみせたいと思ってはいるものの、特段に優れたアイディアや卓抜な視点を持っていない人間は、単に残酷な言葉を吐くことで自分の自尊心を防衛する。本人の自覚の中では、偽善的な人権思想に洗脳された世間のバカどもが気づいていない世界の本質をズバリと突いたつもりでいる。



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酔生夢人
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男性
職業:
仙人
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考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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