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日本の軍隊の指導者の馬鹿さは伝統

まあ、サッカーWカップのドイツ戦での勝利と同じであるww
単なる幸運を実力と勘違いして逆に大きな禍根となる。森(訂正:森保)の無能さはコスタリカ戦で証明されている。トップが駄目だと集団全体が無能になる。

丁字戦法(敵前回頭)が愚策であることは私もかなり前に書いている。相手の前で突然横列になるなど、わざわざ自分から相手艦砲の大きな的になることであり、実際、進路を変えている間にかなり被弾している。司馬遼太郎が「坂の上の雲」で秋山真之を名参謀として描いたために世間に誤解が広がっているが、彼の策で成功したものは無いはずだ。日本艦隊の勝利は、相手が地球を半周して疲弊しきっていたところでの戦闘だったことと、ロシア艦隊を待つ間に日本側は十分な射撃訓練を重ね、命中率を上げたこと、そして新発明の白瀬火薬(と言ったか?)の優秀さのお陰であって、参謀は何ひとつ貢献していない。しかし、丁字戦法(これは秋山の建言というより、東郷平八郎の即座の決断だったと思う。)と秋山真之の神話がその後の日本軍での「参謀本部絶対視」の気風を生み、国家を誤らせたのである。



112名無しの歴史部員 2018/11/29(木)19:42:52.51 ID: kN+2y/oDMNIKU.net

>>89
海軍なんか日本海海戦までド無能だったんだが
あれだって一度も成功してない丁字にこだわった挙げ句
艦隊運動が乱れて明後日の方向に進んだ部隊が
たまたまロシア艦隊の逃げ道ふさぐ形になってうまくいっただけ

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いじめという社会的精神病

私自身は、一度だけ、見知らぬ上級生に、すれ違いざまに腹を殴られた以外は、いじめ事件の経験はないが、私が子供のころは、突発的な暴力事件は時々あったが、常習的ないじめという事例は少なかったと思う。つまり、いじめというのは時代的な病気か、地域的な病気なのではないか、という気がする。或る種の抑圧性のあるところに、その憂さ晴らしとしていじめが発生するのではないか。
時代性で言えば、現代の学校教育そのものが子供を抑圧しているように思う。学習することにまったく興味が持てない子供は、机の前で8時間をどういう気持ちで過ごしているのだろうか。他人とつきあうのが苦手な子供には、学校という場は拷問の場ではないだろうか。
下の記事に関しては、方向性としては正しいと思う。

(以下引用)

とある学校でいじめられっ子ではなく“加害者”の方を出席停止にした結果、とんでもない効果が!

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学校 いじめ 加害者 出席停止に関連した画像-01
■ツイッターより
正直学校の雰囲気がよくなった
学級で普段よりのびのび活動できる
あの子に気を使わなくていい、怯えなくていい、攻撃される心配がない
安心感が伝わってくる


それだけいじめっ子の影響力は大きい
学校に残すべきは、いじめをしていない子どもたちです


<この記事への反応>

これいいなぁ。
何故いつも被害者が泣き寝入りで我慢して加害者はのびのびと学校生活を楽しんでるのか…
よく加害者にも環境が~とか心に傷が~とか上から目線の人居るけど、やられる方はそんなの関係ないからね。



いじめっ子は不幸を撒き散らすマシーンなんだからそっちを対処するのが正解よね


海外ではイジメる側の方が心の病気として隔離されると言うことだし、これが正解なんでしょう。


全くもって同意。
加害児童の学ぶ権利と被害児童の学ぶ権利を天秤にかけてどちらを優先すべきは明らか。
親が大人しいから被害児童を休ませるとか、怖い親だから加害児童を指摘出来ないなんておかしい!



どこぞの教頭さんは加害者の未来が大事とか腑抜けたこと言ってたけど、ガキであろうといじめっ子には厳格に対応すべきよね


いじめという名前の暴行・傷害事件を起こしても謝るフリだけしておけば済むと学習したクズどもは成人してから反社・暴力団になるからね。本人の将来に回復不可能なダメージを与えることと保護者への強烈な金銭的ペナルティも課すべきだと思う。そこまでやって初めて誰もやらなくなるよ。


社会に残すべきは、犯罪をしない人々であるべきだと思います
大切なのは犯罪に怯えなくていい、攻撃される心配がない安心感なのですから。



社会人になっても、パワハラやセクハラをする人が休みっていうだけでみんな生き生きと働いてますからね。
がん細胞は切除するに限る。



学生時代にいじめをしたやつは将来ツーブロックになって部下や後輩を退職に追い込む。いじめを許すな。


学校でも職場でもそうですが、加害者にこそ、出席停止、矯正・指導等必要です。他人に迷惑を掛けたことへの責任はとって貰わないと…


いじめっ子なんて優しい言葉で言わず犯罪者とか犯罪者予備軍とかはっきり言った方がいいと思う


が、現実に学校に残るのはいじめっ子。
いじめられっ子は、学校どころか、世の中から消えることすらある。



明らかに周りの子供からも先生側からと嫌われてるようないじめっ子ならそういう処分が可能かもしれないが、実際よくいるいじめっ子はコミュ力が高くて周りからは人気がある、先生からも気に入られてる。だが、自分が気に食わない人はいじめ、周りも巻き込んでいく。それがリアルだと思う。胸糞悪いが。


俺をいじめた奴らも健常者として日の当たる道を歩いてるのかと思うと泣きそうになる。


こういった対応って本来は学校単位はなく国が指導してマニュアル化しなきゃいけない事だと思う。
そして必ず加害者の対応には警察官を同席させる。
罪に問うか否かではなく、どういう事態かを認識させるための圧力として加害者を萎縮させる必要はあると思う。

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心理学的に見た「乙武イズム」への好悪

人に助けられて感謝の言葉を言うというのは、健常者でもなかなか難しいものではないか。というのは、誰かに助けられること自体、「自分が相手より下になった」と無意識的に感じる人間が多いだろうからだ。
そして、それが自分への「奉仕」ならば、まったく自尊心は傷つかない。むしろその奉仕で自分が相手より上位の存在であることを感じるのである。奴隷や召使の奉仕を当然として「感謝しないで」いることで奴隷制度や貴族制度は心理的に成り立っていたと私は思っている。これは現代資本主義社会でも同じだろう。企業幹部は平社員の奴隷的服従を当然と考えることで居丈高な命令が可能になるわけだ。そして命令は居丈高なほど服従されやすい。ただの「正社員」すら、「非正規社員」を自分たちより「身分が下」だと思っている事例は多い。

で、乙武氏が多くのアンチ乙武を発生させたのは「人から援助されても卑下することなく(具体的には感謝の意を特に表すことなく)堂々と振る舞う」ことにあったのだと思う。その言動は多くの身障者を勇気づけ、また身障者対健常者の伝統的な「心理的上下関係」の在り方に一石を投じた意義は大きいが、しかし社会的意義は認めながらも、個人的心理として、それを不愉快に思う健常者は多いはずである。
正直に言って私も乙武氏は嫌いである。日本的な「報恩の美徳」「礼儀」「謙譲の美徳」と乙武イズムは背馳するからだ。別に、身障者に卑屈に振る舞えというのではなく、援助には感謝を表明すべきである、という当たり前の話なのだが、「感謝することは卑屈な振る舞いだ」「不自由な条件を持つ者は援助されて当然だ」というニュアンスを私は乙武氏の言動から感じるわけだ。
「何かを当然視する」ことからは感謝は生まれない。しかし、誰かの援助を当然だとすることは「援助には感謝が伴って当然」という伝統的感情に背くわけである。身障者は健常者と対等の存在であるべきだ、という思想はおそらく正しい。しかし、身障者が援助を必要とする限り、その思想が社会的同意を完全に得るには大きな心理的障壁があるのではないだろうか。
まあ、未来においては身体の機械化(サイボーグ化)で、この問題は解決し、むしろ機械化された身体を持つ者のほうが社会的に上位になるかもしれない。それが良いとは思わないが、身障者にとっては素晴らしいことだろう。WEFなど、いずれ人類の脳まで機械化する計画のようであるwww


(以下引用)

乙武洋匡氏 「助けてもらうことを当たり前と思うな」の声に反論 「ごもっともなのですが…」

スポーツニッポン新聞社 の意見 - 昨日 13:53







 作家の乙武洋匡氏(46)が22日、自身のツイッターを更新。世間の声に対し疑問を呈し、大らかな心での深い理解を求めた。

乙武洋匡氏© (C) スポーツニッポン新聞社

 乙武氏は「『助けてもらうことを当たり前と思うなよ』というご意見もじつにごもっともなのですが、「日々、助けてもらわないと生きていけない」という人生も、なかなかしんどいものであるということに、ほんの少しばかり思いを馳せてやってもらえるとうれしいでやんす」と思いをツイートした。


 この投稿に「みんなでお互いに補い合えるような社会がいいですね」「乙武さんに言う人間は妬んでるだけだろうな」「全く同感!!!!!」との声が上がった一方、「社会人として、最低限の『ありがとうございます』ぐらい言わないと」との声も寄せられている。




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自国の軍隊が国を滅ぼす

思ったより冷静で良識的なコメントが多い。
敗戦原因は対中戦争の開戦がすべてであり、責任の順位は

1:関東軍
2:軍隊指導部全体
3:マスコミ

で、政治家は、軍部に睨まれたら暗殺された時代だから、責任は軍部よりかなり下位だろう。開戦したのが敗戦の原因であり、戦術論は無意味だが、対中対米の二方面戦略は愚策中の愚策である。それが対ソも含む三方面になった時点でオシマイだ。日本政府もそれをよく知っていたからソ連参戦で日本は即座に降伏したのである。原爆が終戦を早めたとは言えるが、降伏の直接原因はソ連の参戦だ、というのは多くの人が言っている。米国による原爆投下は原爆の「実験」であり、戦後の世界経営のための「対ソアピール」であり、無辜の民を膨大に殺した蛮行でしかない。
軍隊は、軍隊の損耗だけを計算しているのであり、「戦力」ではない人民がいかに死んでも基本的に無関心である。それは沖縄戦を見れば明白だ。戦闘地域の自国の人民はむしろ戦略の「邪魔者」だったのである。

軍隊にいかにカネを使っても軍は国民を守らない。むしろ軍隊の存在が戦争の可能性を高めるのである。侵略されたら? 即座に降伏すればいい。上級国民が入れ替わるだけのことだ。(ウクライナが、戦争開始と同時にロシアに降伏していたら、現在のように国家が壊滅状態になることは無かっただろう。ウクライナ国民はロシアの支配下になったほうが幸福だったわけだ。まあ、西部の反ロシア地区は待遇が悪くなったかもしれないが、私が言うのは国全体の話である。)


(以下引用)


20220128205337

引用元:太平洋戦争最大の戦犯って誰だと思う?
https://eagle.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1668868272/

3: 風吹けば名無し 2022/11/19(土) 23:32:09.03 ID:/9K58R3UM
国民定期
5: 風吹けば名無し 2022/11/19(土) 23:32:40.89 ID:RnXSepqV0
どこまで遡るか
15: 風吹けば名無し 2022/11/19(土) 23:41:45.67 ID:+ik3zu/V0
板垣征四郎
20: 風吹けば名無し 2022/11/19(土) 23:42:41.79 ID:NRlbTdikr
近衛か松岡ちゃうの
22: 風吹けば名無し 2022/11/19(土) 23:43:28.31 ID:RnXSepqV0
結局なるようにしかならんよなって気がする
29: 風吹けば名無し 2022/11/19(土) 23:47:56.85 ID:jz5v1XQc0
天さんがどこでどう立ち回れば開戦を回避できたんやろうか
31: 風吹けば名無し 2022/11/19(土) 23:49:36.64 ID:53sEMhue0
>>29
関東軍が暴走した時点で終わりや
35: 風吹けば名無し 2022/11/19(土) 23:50:50.16 ID:wXyxWCAZ0
>>29
御前会議で山本五十六がやんごとなき言い回しをせず
陛下にはっきり実情を説明すれば良かった…
34: 風吹けば名無し 2022/11/19(土) 23:50:02.70 ID:xUQGdcad0
列強というなの空気やろな
36: 風吹けば名無し 2022/11/19(土) 23:50:53.80 ID:RnXSepqV0
でも急速に近代化できたのって凄かったんやろ?
44: 風吹けば名無し 2022/11/19(土) 23:55:00.25 ID:W0Pjx7Ml0
>>36
近代化→軍隊の近代化だけ
徴税率→重税

こんなもんやで
47: 風吹けば名無し 2022/11/19(土) 23:57:05.63 ID:W3+mIQd50
最大は近衛一択
54: 風吹けば名無し 2022/11/19(土) 23:59:45.84 ID:76J3wRVp0
>>47
国民党政府を対手とせず発言だけで
人類の戦犯になった男
55: 風吹けば名無し 2022/11/20(日) 00:00:32.04 ID:BuIDiDv5dHAPPY
割とガチで世論
63: 風吹けば名無し 2022/11/20(日) 00:05:01.15 ID:/0mQnouL0HAPPY
>>55
報道を軍部が弾圧しまくった結果や
66: 風吹けば名無し 2022/11/20(日) 00:08:56.40 ID:ImI3bbfEaHAPPY
>>63
なお満洲事変
59: 風吹けば名無し 2022/11/20(日) 00:03:22.72 ID:oYbkhbam0HAPPY
もうちょっと早いうちに大陸進出してればという話に
71: 風吹けば名無し 2022/11/20(日) 00:13:11.63 ID:jjV+gRCA0HAPPY
東条だろ
74: 風吹けば名無し 2022/11/20(日) 00:16:33.90 ID:so8GeXpF0HAPPY
軍部全般
77: 風吹けば名無し 2022/11/20(日) 00:20:07.02 ID:NOUWX6SxMHAPPY
そもそも中国進出した関東軍のせい

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政治要因としての「狂犬主義」

「櫻井ジャーナル」記事で、政治的記事だが、私が長い間田中宇の「隠れ多極主義」という言葉に違和感を持っていたことへの、ある解答が得られたように思うので、ここでは政治的随想としての記事を書く。そのきっかけがこの「櫻井ジャーナル」記事であるわけだ。
田中宇の持論である「単独覇権主義」対「隠れ多極主義」の争闘という考えの欠点は、「米国の隠れ多極主義者が、意図的米国自滅策を推進することで得られる、当人たちの利益は何か」というのが分からないところで、「隠れ多極主義者」がロシアや中国のスパイでもない限り、米国の自滅による当人たちの利益は無いだろう。そして、米国が自滅した時、彼らがロシアや中国から褒賞されることは、まずありえない。使用者は、彼らを捨て去るか無視するか抹殺するのが一番確実な安全策だからだ。歴史の上で、スパイが褒賞された事例はほとんど無いはずで、スパイというのはそういう覚悟でしかできない仕事だろう。
そこで、米国の政治や政策の混乱をもっと単純に「狂犬(強権)派」対「穏健派」と見れば、田中流の「単独覇権主義」対「隠れ多極主義」の対立と見かけ上の現象はまったく同じでありながら、より説得性が増す、というのが私の考えだ。つまり、米国の政治は理性(利益)だけでなく、感情で動いているという考えである。感情で動いているのが「狂犬派」であり、理性で動いているのが「穏健派」である。これは人間個人の場合と同様である。我々は、理性では相手を許容すべきだと考えても、虫の好かない相手と仲良くすることはできない。これは民族対民族でも、国家対国家でも同じだ、というのが私の言う「感情政治」である。集団意思の決定の場においても感情的煽動のほうが理性的(合理的)弁論に勝るというのは実によく見られることだ。
基本的に我々は異物(外物)を怪しみ、下に見たがるのだが、この気持ちは常に国際関係の根幹にある。ほんの少しのことでこうした蔑視と相手への恐怖感と排除心は表面化するのだ。

話が長くなったので、「感情政治(狂犬主義)」の説明となる部分を引用文に赤字にしておく。

(以下引用)狂犬主義とは、要は「ヤクザ的な恫喝」である。恫喝だから、基底には感情がある。憎い相手だから恫喝するのだ。もちろん、かつての西欧人の対東洋人姿勢のように、演技的恫喝で相手を従わせる、ということもある。

2022.11.15

 
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 ウクライナでも冬が本格化しようとしている。ステップ(大草原)の地面が凍結して戦闘車両の走行が容易になり、木々の葉が落ちるこの季節にロシア軍は新たな軍事作戦を予定している。すでにT-90M戦車や防空システムS-400を含む兵器がドンバス周辺へ運ばれ、部分的動員で集められた兵士のうち約8万人はすでにドンバスへ入り、そのうち5万人は戦闘に参加しているというが、訓練中の約32万人も新作戦が始まる前には合流するはずだ。


 そうした中、アメリカの​ビクトリア・ヌランド国務次官が11月末までにモスクワを訪問する方向で調整しているロシアのメディアが伝えている​。アンカラでアメリカの要請により、米露が秘密会議を開いたともいう。状況が悪いと考え、例によって時間稼ぎを目論んでいるのかもしれないが、バイデン政権の思惑通りになるとは言えない。



 ヌランドはネオコンの中核グループに属し、2013年11月から14年2月にかけてバラク・オバマ政権がキエフで実行したクーデターを現場で指揮していたことで有名。当時は国務次官補だった。そのクーデターの手先がネオ・ナチだ。彼女の夫はロバート・ケイガン。ロバートの弟はフレデリック・ケイガン、その妻はISW(戦争研究所)を創設したキンバリー・ケイガン。いずれもネオコンの主要メンバーだ。



 キンバリーはアメリカ中央軍やISAF(国際治安支援部隊)の司令官、そしてCIA長官を務めたデイビッド・ペトレイアスと親しい。ペトレイアスはオバマ政権で国務長官を務めたヒラリー・クリントンと親しく、ウクライナでの戦争継続を有力メディアで主張してきた人物だ。



 オバマ政権で副大統領だったジョー・バイデンは大統領に就任した直後からロシアのウラジミル・プーチン大統領を愚弄、挑発、経済戦争を仕掛けてきた。昨年12月7日にバイデンはプーチンとオンライン会談を実施、その際にロシア大統領はNATOの東への拡大は止めるように求めたが、米大統領はウクライナのNATO加盟へロシアは口を出すなという態度を示した。



 NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務局長もロシア政府の要求を拒否していたが、その​ストルテンベルグが11月9日、スカイ・ニュースのインタビューの中で「ロシアを過小評価するべきでない」と口にした​。恫喝すればロシアは屈するといういう姿勢を貫いていた人物にしては慎重な発言だ。西側の力関係に変化があったのかもしれない。



 アメリカが何をしでかすかわからない「狂人」のような国だと相手に思わせれば自分たちが望む方向へ世界を導けるとリチャード・ニクソンは考え、イスラエルは狂犬のようにならなければならないと同国のモシェ・ダヤン将軍は語った。ネオコンも同じように考えてきた。



 NATOの東方拡大はロシアに対する軍事的な恫喝であり、ウクライナの制圧は「緩慢なオデッサ作戦」の始まりを意味する。それでもロシアは戦争を恐れて出てこないとネオコンは信じていた。以前からそうした「信仰」を持っていたのだが、1990年の湾岸戦争でその信仰は確信になっている。



 1991年12月にソ連が消滅するとネオコンは世界制覇プランを作成し、ビル・クリントン政権は第2期目に旧ソ連圏の制圧に乗り出す。1997年1月に国務長官を戦争に慎重なクリストファー・ウォーレンから好戦的なマデリーン・オルブライトへ交代してからだ。1998年4月にアメリカ上院はNATOの拡大を承認しする。



 しかし、「封じ込め政策」で有名な​ジョージ・ケナンはそうした政策はロシアを新たな冷戦に向かわせると警告​している。ケナンは反コミュニストの外交官として有名だが、その彼でも危険だと感じたのだ。



 またヘンリー・キッシンジャーは今年5月にスイスのダボスで開かれたWEF(世界経済フォーラム)の年次総会で、ロシアとウクライナとの特別な関係を指摘、​平和を実現するためにドンバスやクリミアを割譲して戦争を終結させるべき​だと語り、ジョージ・ソロスと対立した。



 2001年9月11日以降、ホワイトハウスはネオコンに掌握されてきたが、支配層の内部にも非ネオコン派は存在しているようで、ここにきてそうしたグループの発言が聞かれるようになっていた。



 また、アメリカの統合参謀本部はジョージ・W・ブッシュ政権がイラクを先制攻撃を決めた2002年以来、戦争に慎重な姿勢を維持している。大義がなく、作戦が無謀だという理由からだ。2011年春にオバマ政権は中東から北アフリカにかけての地域で「アラブの春」と名づけられた体制転覆作戦を展開した。



 その際、マーティン・デンプシー統合参謀本部議長をはじめとする軍の幹部もオバマ政権が進めていたバシャール・アル・アサド政権の崩壊は混乱を招き、ジハード過激派(アル・カイダ系武装集団)がシリアを乗っ取ると懸念していたが、アサド政権は倒れない。そこでオバマ政権は「穏健派」を支援するとしてアル・カイダ系武装集団を支援した。



 ​そうした支援を危険だとする報告書をアメリカ軍の情報機関DIAは2012年8月、ホワイトハウスへ提出​している。オバマ政権が支援している武装勢力の主力はサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)やムスリム同胞団で、アル・ヌスラ(AQI/イラクのアル・カイダ)と実態は同じだと指摘されていた。その中で、オバマ政権の政策はシリアの東部(ハサカやデリゾール)にサラフィ主義者の支配地域を作ることになるとも警告していた。その警告は2014年、ダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国とも表記)という形で現実になった。



 ウクライナの構図もシリアと同じ。中東や北アフリカではサラフィ主義者やムスリム同胞団が傭兵の中心的な存在だったが、ウクライナではネオ・ナチということにすぎない。



 2007年からNATOの秘密部隊ネットワークに参加、21年11月からウクライナ軍参謀長の顧問を務めているドミトロ・ヤロシュはウクライナにおけるネオ・ナチの幹部だが、07年5月にウクライナのテルノポリで開かれた欧州のネオ・ナチや中東の反ロシア・ジハード主義者を統合するための会議で議長を務めている。



 そして2014年3月に彼が発表した声明の中で、チェチェンやシリアでロシアと戦ったサラフィ主義者などイスラム系武装集団への支援を表明した。



 ちなみに、ウクライナへ欧米から流れ込んだ兵器の相当部分は闇市場へ流れたと言われているが、その行き先はイラクにあるPKK(クルディスタン労働者党)の基地で、イランのクルドへ供給されると言われている。

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これからの日米関係と日中関係

副島隆彦の10月26日の「学問道場:重たい掲示板」の記事の一部を、再転載しておく。米中間選挙に関してはほぼ大正解で、素晴らしい予測だったと思う。まあ、上院はわずか1議席差で民主党の勝ちになったが、DSによる不正選挙であるのは明白だろう。下院も本当なら共和党の大勝だったはずだ。民主党が勝つ要素など、妊娠中絶問題以外はゼロに等しかったのだから。電子集計と郵便選挙をやる限り、国民の意思がまともに選挙に反映されることは無いだろう。
下の記事では、習近平の「独裁体制」を副島は支持すると書いていて、面白い。私も同意見である。日本が中国の属国になることも肯定する、と書いているが、私の考えでは(属国になっても別にいいが)中国は他国を属国とすることはしないと思う。
日本も中国の「属国」であった歴史的事実は無いだろう。ただ、文化的属国であっただけだ。つまり中国は日本文化の産みの親なのである。日本の中で沖縄(琉球王朝)は中国に対して「冊封体制」を維持してきたが、属国ではなく、むしろ恩恵を受けてきたのである。冊封国(というのか)から中国王朝へ貢納をするが、それ以上のお返しを受けるというのが冊封体制だ。中国王朝はそれで「王者としてのプライド」を持ち、冊封国は実利を得るわけである。薩摩による支配が収奪しか無かったのとは大違いだ。
今後の中国と日本の関係は、日本が「友好国」であれば中国はそれで満足すると思う。国家として大人(たいじん)であるか、アメリカのように小人(しょうじん)であるかの違いだ。
望ましいのは、日本が米国との安保条約を破棄し、米軍基地をすべて追い出して「独立」することだろう。国家として論じられる(議論可能な)のはそれからの話だ。軍事費を増強するなら、安保条約を維持する意味などもはや無いはずではないか。なぜ米国は味方で中国やロシアは敵だと、アプリオリ(先験的)に決定しているような話としてネットやマスコミで論じられているのか。



(以下引用)

私は、習近平が、独裁体制を敷いて、英と米の デープステイト=カバールとの、これから、の厳しい、核戦争を含めた、世界戦争に耐えようとする決意を、評価し、支持する。

 だから、習近平たち中国共産党が持つ、悪(あく)の部分を、肯定する。そうしないと、カバールの巨大な悪(あく)に、勝てないからだ。

 プーチンの、優れた政治天才として持つ、正義と善(古代ギリシアの ”賢帝” ペリクレスの)を、はっきり知っている、ロシア民衆は、これから、自分も死ぬ覚悟で、西側同盟を支配する悪魔教の者たち(カバール)との戦いを、続けるだろう。

 私たち日本人は、どうするのだ? 人間が持つ、小さな悪を自ら自覚して、こじんまりと、この島国(島嶼=とうしょ=国 )に、立て籠もって、上手に立ち回って、世界から吹いて来る、大きな嵐を乗り切るだろう。これで、よし、と私も、する。

 そして、日本は、やがて、この2千年間、そうだったように、歴代中華帝国(れきだいちゅうかていこく)に、従順に従う、属国のひとつに、静かに戻って行く。これもよし、とする。

 私は、これから、急いで、超特急で、自分の、今年の中国本を書いて、出さないといけない。やる。どんなに、粗製乱造(そせいらんぞう)でもやる。編集長と2人で、突貫工事で、たったの1か月で書き上げるだろう。だからと言って、私の本が、内容の無い、つまらない本になる訳(わけ)が無い。

あ、そうだ。最後に、アメリカの政治 ことも、短く書いておきます。
 再来週の11月8日(水)に、アメリカで中間選挙(ミッドターム・エレクション)が行われる。 私の予測(予言)では、残念ながら、米民主党は、それほど負けないで、悪辣(あくらつ)な、又してもの不正選挙(ヴォウター・フォロード)も手伝って、上院も下院も、過半数は割るが、ボロ負け(大敗)することはない。だから、今のボケ老人のバイデンが、残りの2年を続けるだろう。つまり、このまま、イヤな政治が続く。

 我らが英雄の、ドナルド・トランプが率いる共和党は、勝つことは勝つが、大勝はしない。愚劣、極(きわ)まりない、今や、LGBTQ の気色の悪い思想(それでも、これが、変態=へんたい=のまま、曲がりなりにも、人類の最先端で進歩思想だ。トランスジェンダー=性転換者=という、奇形の、オカマとゲイたちの世界)の信奉者たちが、のさばる、民主党が、それほどは、負けない。

 この民主党(本来は、労働者と貧困層の政党 )を、上から支配するカバールたちが、そんなに簡単には、負けない。なぜなら、彼らは、人類の悪(あく)であり、悪(あく)そのもの、だからだ。このことを、私は、今、深刻に考えている。    副島隆彦記

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あのチャチなデザインの新札が意味するもの

「アトラス」という「情報教育」関係の会社のネット記事だが、わりとまともな記事に思えるので、新札発行(並行してマイナンバー強制も含む。)も近い今、再読する価値もありそうだ。
ポイントは、新札発行と同時にデノミを行う可能性があることで、その理由はタンス預金をすべて表に出させると同時に、電子マネー(銀行預金も電子マネー、つまりいつでも即座に消滅させられる「架空のカネ」である)に切り替えさせることだろう。これで銀行の所有する数字上のカネだけが「通用するカネ」になる。そして、それに対抗する防衛手段はほぼ存在しない。つまり、国民全員があの敗戦直後のような貧困状態になるわけだ。毎度言うが、カネを実物に換えておくのが賢明だろう。ただ、それでも数ヶ月しかしのげないだろうから、後は個人の才覚だけである。

(以下引用)

新紙幣発行が5年も前に発表された理由と「デノミネーション」

新しい日本銀行券と五百円硬貨について記者会見で説明する麻生太郎財務相=2019年4月9日(東京・霞が関)
新しい日本銀行券と五百円硬貨について記者会見で説明する麻生太郎財務相
=2019年4月9日(東京・霞が関) Image from President online



2024年に紙幣が新札に変更されるというニュースが、新元号「令和」発表からちょうど1週間後に報道されました。


麻生太郎財務大臣は、2024年度上期を目途に1万円札と5千円札、千円札の紙幣を刷新するとそのデザインを公表し、新しいお札の顔は、1万円札が渋沢栄一、5千円札が津田梅子、千円札が北里柴三郎となり、明治維新以降の日本の実業や女子教育、医学研究を切り開いた人物が選ばれたわけです。


しかし、発行される新札と旧札交換時には「デノミネーション」、つまり1万円が千円とするような通貨単位の変更を行う可能性があるということです。しかもその時、米ドルは現在の1ドル110円ではなく、1ドル50円、あるいは10円にまで下落していることも考えられます。


今現在、1ドル=111円という円安ドル高によって日本の製造業は安心しているようですが、トランプ政権による覇権主義の放棄がこのまま続けば、数年後にドル暴落が起き、ドルの価値は現在の5分の1にまで下落することになりかねません。


簡単に言うと、「デノミネーション」というのは、例えば10000円が0が1つ2つ減らされ、1000円や100円になることです。


また、500円硬貨についても2021年上期を目途に発行されることが発表されており、これまでのニッケル黄銅に白銅と銅も混ぜた2色3層にするなどの変更を加えていると報道されています。財務省は、「新紙幣・硬貨が発行された後も現行のお金は引き続き使える」としています。


新紙幣の発行を決めたのは、安倍首相と麻生財務大臣ですが、発表から発行まで5年もかかることになり、前回2004年の新紙幣発行と比較すると、前回の発表は2年前の2002年であったことから3年も早いことに注視すべきです。


4月1日の新元号の公表と5月1日の改元、そして天皇の即位とタイミングがうまく重なっているのは明らかです。さらに、4月7日からは統一地方選挙が実施されており、安倍政権が祝賀ムードの盛り上がりに乗じて自らの支持率を高めようとしているように思います。


紙幣のデザインは、財務省と日銀、そして国立印刷局が協議して決め、最終的には日銀法に則って財務相が決めるとされています。しかし、紙幣のデザインの変更は偽造を防ぐためであるはずですが、財務省の可部理財局長は「経済対策ではない」と答弁しているのが気になります。


実際に、現金を使わないキャッシュレス化が進みつつある中、2004年のように新札発行に経済効果があるかどうかは定かではないということです。しかし、安倍政権は政権維持のためにお札を利用しています。当然、経済効果も狙っているものと思われます。


さて、欧米諸国だけではなく、実は日本でも一部の富裕層と大量の貧困層の経済格差が、年々開き続けているのがわかります。今こそ、アベノミクスが生んだ格差を批判し、安倍政権を批判する必要があるはずです。


いつものように、産経新聞の社説では安倍政権を擁護する主張が多く、「令和6年」と元号で書き、財務省が懸念する経済効果にまで言及しています。一方の読売新聞の社説では、「新産業育成による経済成長を重視する政府の狙いが込められている」と書かれています。


経済成長を重視する政府の狙いだとしても、裏を返せばそれだけ安倍政権の経済政策が上手くいっていないことの証拠であって、安倍政権擁護の産経や読売新聞がここまで指摘する意味として、アベノミクスは完全に失敗であり、景気は回復していないということがわかるということです。

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