6年前に神戸市北区で起きた5人殺傷事件の控訴審が始まりました。
無職の男性被告(32)は2017年7月、神戸市北区で、祖父母と近所に住む女性を包丁で刺すなどして殺害したほか、母親ら2人を殺害しようとした罪などに問われています。
1審では、弁護側が、被告は精神疾患による妄想や幻聴の影響で犯行に及んだと主張。神戸地裁は「心神喪失状態だった疑いが残る」として無罪を言い渡し、検察側が控訴していました。
5月12日に始まった控訴審の初公判で、弁護側が証人として申請した医師は「被告は幻覚や妄想を完全に信じていた」と証言。一方、検察側が申請した医師は「犯行時は妄想を100%確信していなかった」として、限定的な刑事責任能力はあったと指摘しました。
(引用2)
この事件との対比で載せるが、未明に路上に寝ていた(横たわっていた)女性を轢いた運転者が問答無用で「犯罪者」になった(逮捕された)事件の記事も載せておく。それこそ、ほとんど不可抗力の事件なのではないか。もちろん、前方不注意の咎はあるだろうが、まさか未明(午前1時過ぎだから、ほとんど深夜)の路上に人間が横になっていると運転者は思わないだろう。これは明白な「事故」だと私は思うが、運転者は「逮捕」された。
なお、記事タイトルは「ひかれて死亡」と書いているが、この女性が「ひかれて」死亡したかどうかは十分に遺体の検証をしないと分からないだろう。読者をミスリードする可能性(あるいは意図)のある悪質な記事タイトルだと思う。この記事は「報道」ではなく、自称(毎日放送 によるストーリー • 昨日 23:55)するように「ストーリー」なのか。
この「被害者」女性が泥酔、あるいは麻薬で意識不明で路上に寝ていたなら、彼女をひいた運転者はとんだ巻き添えの被害者である。たとえば、伊藤詩織さんのように、薬物で意識不明にされていたという可能性が大きいと思う。そして、運転者がひく前に彼女は既に死んでいた(あるいは殺されていた)可能性もあるだろう。
(以下引用)
5人殺傷 心神喪失で1審無罪 控訴審で検察側の医師『限定的な刑事責任能力あった』
- 兵庫
2023/05/12 17:40