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体温と血圧を「薬で強引に変える」異常さ

「大摩邇」所載の岡氏の記事で、私もこの内容にほぼ同意見である。ただ、現在降圧剤を服用中だが、かかりつけ医師が私と関係の深い人物なので、治療をやめるかどうかは考え中だ。高血圧で脳梗塞になる可能性が高いことも事実だとは思うからでもある。今は、自分で薬の調節をしている。自分の体調は自分しか分からないし。

血圧の下げ過ぎがいかに危険かは、少し前(4月3日「医療・健康」ジャンル記事。今探すと、記事が読めない状態に改竄されている)に書いた「突然の生ける屍(ゾンビ)状態」体験で熟知してはいる。世間には体質的に異常低血圧の人もいるわけで、彼らが日常的にどういう経験をしているかも少し分かった。
しかし、高血圧は問題にされるが、低血圧は社会的にまったく問題にされない、というのもおかしな話である。まあ、それをやると降圧剤が売れなくなるからだろう。


(以下引用)

解熱剤や降圧剤といった摂理への反逆の日常

人体の自然の摂理やメカニズムに反逆している医療の方法論の中で、最も日常的なもののひとつが「解熱剤」だと思われます。


人間が感染症などの病気にかかった際に、「身体の免疫メカニズムが、どのようにして発動するか」について、今から 5年前の研究でそのことが判明しました。


「体温が 38.5℃以上になって、初めて治癒メカニズムが発動する」


のです。


2019年のこちらの記事で、研究をご紹介しています。


「熱ショックタンパク質 90 (Hsp90)」というものが、免疫細胞の中で発現する中で、免疫システムが発動するのですが、


> 「 Hsp90 は 38.5℃ を超える温度でしか誘導されない


ことがわかったのです。


つまり、風邪でもインフルエンザでも何でもいいのですが、呼吸感染症などの場合、「体温が 38.5℃を超えたときに、やっと体内での治癒が始まる」ということです。


ですので、38.5℃にも達しない状態で、解熱剤などを飲むと、免疫システムが働かないまま進んでいきます。


解熱剤を飲むことによって、熱が収まれば、「何となく治った」というう錯覚にもなるかもしれないのですが、これは人体の「感染防御の自然の摂理」に非常に逆らった状態です。


特に、子どもの場合は、大人より発熱しやすいわけですが、


「小さな子どもの発熱には大きな意味がある」


と私は考えています。


まだ免疫システムが完成していない小さな子どもたちたちの「さまざまな感染症に対してのメカニズムが発熱によって惹起される」というような感覚を私は持ってはいます。


子どもの発熱に関しては、以下の記事に書いています。


子どもがみんな解熱剤でやられてしまう
 In Deep 2022年8月27日


 


小さな子どもに対して「発熱のたびに解熱剤で熱を下げる」ということを繰り返していると、その発熱の病気だけではなく、その他の多くの病気に対しての免疫メカニズムも不十分な発達となってしまうのではないかと考えています。


 


それと、「血圧を告げる薬」というのも、人体の自然の摂理に非常に逆らっているものだと思います。


2018年におこなわれた研究では、当時の新しい血圧のガイドラインで勧告された「血圧を下げる治療」には「何のメリットもない」ことが示されています。


こちらの 2018年の記事で、医療メディアの記事を翻訳しています。


紹介した記事のタイトルは、


「研究によれば、米国の新しいガイドラインによって勧告されている血圧の早期治療にはいかなるメリットもない」


でした。


それどころか、かなり古い調査ですが、1980年に実施された追跡調査では、


「薬で血圧を下げた人たちは、治療をしなかった高血圧の人たちより、自立ができていないことがわかった」


というものもあります。


石原 結實著『高血圧の9割は「脚」で下がる』より


1980年に実施された厚生労働省「循環器疾患基礎調査」対象者1万人に対して、その後 14年に及ぶ追跡調査が行われた。


14年後、脳卒中や心筋梗塞、骨折その他の理由により、人の助けを借りなければ、自分の身の回りのことができない人と、ずっと健康であったか、あるいは病気にかかっても自立できないほどの後遺症が残っていない人について調べられた。


すると、上の血圧が 119 ~ 180mmHg、下の血圧が 69 ~ 110mmHg のいずれの血圧の人も、降圧剤を飲んでいる人のほうが、飲んでいない人よりも自立度が低いことがわかった。


また、降圧剤を飲んで、上の血圧が 120 ~ 140mmHg 未満の「正常血圧」を保っていた人は、降圧剤を飲まずに 160 ~ 179mmHg もある人より、自立度が低かったという結果が出た。



https://amzn.to/3PSa0LF


東海大学医学部名誉教授の大櫛陽一さんの研究では、「降圧剤を飲んでいる人は、飲んでいない人に比べて脳梗塞の発症率が2倍になる」ということが示されています。


血圧というのは、なぜ上がるかというと、


「上がる理由があるから上がる」


わけです。


身体上の理由というのは、すべて「生きるための理由」です。


「身体や脳が元気である状態に保つために血圧は上がったり(場合によっては下がったり)する」わけで、血圧が高くなるということは、その血圧でなければ、身体を維持できないということです。


高齢となり、血管の状況などが変化してきますと、当然、そのままでは身体や脳に十分な血液が回らなくなるため、身体は懸命に血圧を上げてくれているわけです。


もちろん、過剰に血圧が上がった場合、それが原因で何らかの良くない状態、たとえば突然死したり、ということになる場合もあるのかもしれないですが、


「寿命とは何か?」


ということと、この問題を同時に考えるべきだと思っています。


私は、現代の人たちは、「いろんな数値を測りすぎて、それを気にしすぎている」とは思っています。血圧とか体重とかコレステロール値とか、そういうのは基本、「身体機能に任せておけばいいもの」なのではないかと思います。


私自身は、もう 10年だかもっとだか、血圧を測ったことがないですので、自分の血圧は知りません。ものすごく高いのかもしれないし、ゼロかもしれないし(ゼロはチャンピオン)。


 


抗ガン剤、なんていうものも、自然の摂理に反逆している代表格だとは思いますが、これはまあ別の側面もあり、ここではふれません。


ただ、コロナワクチンが出るまでは、日本で最も人間の命を奪っているもののひとつが抗ガン剤であるとは思っていました。


しかし、抗ガン剤のような強烈な作用物質でも、それで生き残る人たちは一定率でいるわけで、つまり「人間は結構強い」と。


だから、これらの薬害というのか何というのか、「過誤」が終わることはないということなんだと認識しています。







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バンドエイドとバンドエイズ

「大摩邇」から転載。記事内容にどれだけの真実性があるかは分からないので、単に「そういう可能性もある」話としての転載だ。
文中で「バンドエイド」が「バンドエイズ」と書かれているのが面白い。まあ、バンドエイドの複数形はバンドエイズだという理屈かもしれない。言うまでもなく、我々がカタカナ表記の「エイズ」という言葉で連想するのは別の何かだ。


(以下引用)

バンドエイドなど多くの絆創膏に、永久化学物質PFASが含まれていることが判明。それは傷口から直接体内に入る可能性がある

地球の記録 - アース・カタストロフ・レビューさんのサイトより
https://earthreview.net/pfas-in-bandaid/
<転載開始>

CDC, ehn.org

非常に身近な「直接皮膚につける」衛生用品に

アメリカの消費者監視団体などが、バンドエイドなどに代表される、いわゆる「絆創膏」に含まれる PFAS についての調査結果を発表していました。


その結果は、これはアメリカでの話ですが、


異なるブランドの 40個の絆創膏のフッ素検査を行ったところ、そのうち 26個で検出可能なレベルのフッ素が検出された。


とのことで、かなりの割合で PFAS などが含まれているようです。


PFAS は、水を弾いたりするようなものに使われるため、おそらくは、絆創膏製品の中でも「水に強い」と銘打たれている製品には、PFAS 等が使われている可能性が高いのかもしれません。


絆創膏製品は、たとえば、日本で使われるものは日本製が主流ですので、日本の絆創膏の PFAS 使用状況がどうなっているのかはわかりません。


しかし、アメリカでそうなら、ある程度は同じような感じとなっているのかもしれません。


なお、研究者たちが懸念しているのは、絆創膏は一般的には「傷などができたときに使う」ものです。つまり「出血部位に直接使用する」ものであり、


「血流から体内に入るおそれがあるのではないか」


ということのようです。



以前、「廃棄されたマスクから、膨大な量の PFAS が環境中に垂れ流され続けている」ことを、こちらの記事で書きましたが、衛生関係の製品には、ジャンルを問わず、かなり広く使われているようです。


今回ご紹介する記事でも、その後半は「女性の生理用品からの PFAS の検出」についてふれていますが、生理用品などを使用する人体の部位も非常に繊細な部位です。


なお、仮に血流に入った場合、PFAS は、「脳に達する」ことが問題のひとつでもあるかもしれません。血液脳関門を突破するのです


先ほどリンクしました In Deep の記事に、2021年の「脳内の PFAS の吸収、分布、毒性」という論文から抜粋していますが、以下のように書かれています。


「脳内の PFAS の吸収、分布、毒性」より


…生体モニタリング研究および PFAS 曝露実験によると、PFAS は人間および野生生物種の脳に蓄積する可能性がある。


特定の脳領域における PFAS の分布に関しては、脳幹、海馬、視床下部、延髄、および視床などが PFAS の蓄積に優勢だ。


脳内での PFAS の蓄積と分布は、PFAS 誘発性の行動障害や認知障害など、中枢神経系に有害な影響を引き起こす可能性がある。


PubMed


以下、絆創膏からの PFAS の検出についての調査の結果を取り上げていたデイリーメールの記事です。

永久に発がん性のある化学物質がバンドエイズに含まれており、開いた傷口から直接血液に入り込む可能性があると報告書が警告

Cancer-causing forever chemicals found in BAND-AIDS where they can get directly into blood through open wounds, report warns
dailymail.co.uk 2024/04/03



バンドエイドや Curad など、最も評判の高いブランド群の絆創膏には、危険なレベルの永久化学物質が含まれていることが衝撃的な報告書で明らかになった。


大手監視機関による検査では、 全国の何百万もの薬品棚にある 20種類以上の絆創膏から化学物質フッ素が検出された。


PFAS 化学物質は接着剤の製造に使用されることがあるが、監視機関はこれらは(絆創膏の)通常の製造プロセスの産物であると考えている。ロケット燃料の製造にも使用されるフッ素は、皮膚の火傷や目の損傷を引き起こす可能性があるが、吸入するのが最も危険だ。


毒物学者であり、臨床検査を共同主導した国家毒性プログラムの元責任者であるリンダ・バーンバウム博士は、危険な化学物質が開いた傷口に直接接触するという事実は「厄介なこと」だと述べた。


PFAS 化学物質は、水を飲んだり、PFAS 化学物質が含まれた食べ物を食べたりすると、簡単に血流に入る可能性がある。 PFAS は血流に入ると健康な組織内に留まり、免疫系、肝臓、腎臓、その他の臓器に損傷を与える可能性がある。


環境衛生監視機関は、18の異なるブランドの 40個の絆創膏のフッ素検査を行ったところ、そのうち 26個で検出可能なレベルのフッ素が検出された。


消費者監視ブログのママベーション環境衛生ニュースは、EPA 認定の研究所を利用して、CVS、ウォルマート、ライトエイド、ターゲット、アマゾンなどの大手小売店で販売されている絆創膏の吸収パッドや粘着フラップに含まれる PFAS 化学物質を調べた。


100ppmを超える高レベルのフッ素を含む包帯には、バンドエイド、Care Science、Curad、CVS Health、Equate、First Honey、Rite Aidブランド、Solimo(Amazonブランド)、およびターゲット・ブランドの Up & Up などのブランドが含まれる。


バーンバウム博士は、「包帯は開いた傷口に巻かれるため、子どもや、そして大人も PFAS にさらされている可能性があると理解するのは憂慮すべきことです」と語った。


「創傷治療に PFAS が必要ないことはデータから明らかです。そのため、業界が PFAS から国民を守るために PFAS の存在を排除し、代わりに PFAS を含まない材料を選択することが重要です」


PFAS 物質には炭素原子とフッ素原子間の結合が含まれており、環境中に数年、さらには数十年にわたって残留する可能性がある非常に回復力の高い化学物質を生成する。


この化学物質はあらゆるところに存在しており、最も一般的には撥水・防汚製品や焦げ付き防止調理器具に含まれている。


キッチンの定番の焦げ付き防止コーティングであるテフロンは、ポリテトラフルオロエチレン (PTFE) と呼ばれるフルオロカーボンで作られている。


PFAS は水道水や人間の血液からも検出されている 。アメリカ CDC の国民健康栄養検査調査の報告書では、アメリカ人の 97%の血液から PFAS が検出されたことを報告している。


消費者監視のママベーションによると、包帯に含まれる PFAS は耐水性と耐油性を目的として使用されている可能性が高いという。


これとは別に、PFAS は十代の少女の使用など、人気のある月経用品からも検出されている。


サンフランシスコ環境省で働いていたジェシアン・チョイ氏は、お気に入りのブランドの下着をラボテストすることにした。


この検査は、2017年にファストフードの包装紙に含まれる PFAS 化学物質をノートルダム大学で発見したグラハム・ピーズリー博士によって 2020年に実施された。


「オーガニック」と名打たれた製品には高レベルの PFAS が含まれていた。 また、股の内側には数十から数百ppmの銅が含まれており、両側には亜鉛が含まれていた。


この調査はシンクス社にとって悪い評判を呼び、後に集団訴訟で約 500 万ドルで和解することになる。同社は調査結果に反論し、自社製品には PFAS は含まれていないとピースリー博士に主張した。


ピーズリー医師はザ・ヒル誌に次のように語った。「彼らは私に折り返し電話して、『もう手に負えなくなってきたので、(これらの生理用品を)使用しても安全であるという声明を出してくれませんか?』と言ったのです」


「私はこう言いました、『申し訳ないですが、昨日私が言ったことを何も聞いていなかったのですか? 私は自分の娘をこんなことに巻き込むつもりはありません』」


PFAS が含まれる月経用品は生理用下着だけではない。 2020年と 2022年の別の一連の研究室分析では、46種類の生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッドを対象に PFA の証拠が調べられた。


そのうち 48%に相当する 22件でフッ素が検出された。


バーンバウム博士は、「月経用品からの PFAS への経皮曝露は大きな問題となる可能性があります」と述べた。


「膣の皮膚は非常に血管が多いため、内部被ばくはもう少し悪化する可能性があり得ます」


PFAS 化学物質への皮膚曝露の影響はよくわかっていないが、フッ素への曝露は重度の皮膚炎症を引き起こす可能性がある。


カーネギーメロン大学環境健康科学の主任研究員ピート・マイヤーズ氏は、「(PFASが)どれだけが皮膚から吸収されるかという疑問に答えることは現状では不可能ですが、あらゆる可能性のある曝露は避けるべきであることはわかっていることです」と語った。


「 PFAS は消費者製品に含まれるべきではありません、それは当然のことです」

 

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塩分不足からの「低血圧症」の恐ろしさ

これは、或る意味非常に重要な情報だと思うのだが、私自身が短時間の間に経験した人体実験の報告である。

それとは無関係に思えるだろうが、先ほど、沖縄全域に(台湾の地震による)津波警報が出され、海岸付近は高地に避難するように警報が出され、それは実際にはまったく津波にもならなかったのだが、大勢の人がその警報で右往左往していた。私は近くの川の水位が上がるかと見に行こうとしたが、なぜか体が非常にだるいので、家に戻ってソファにかけているとうたた寝してしまい、その間に津波襲来予定の10時が過ぎて10時半ころ目が覚めた。このことが、私の人体実験と実は関係がある。
先ほどの異常な体のだるさ、思いがけないうたた寝が、何かの病気のためではないかと気になって、とりあえず血圧を測ってみると、とんでもない数字である。
実は、昨日は降圧剤を飲み忘れて、今朝の朝8時ころに測った時には、まあ、普通の数字で(上140下90脈拍78)だったのだが、測定後に一応薬は飲んであった。
で、11時15分の段階で測定すると(上82下51脈拍72)というとんでもない数字だったのである。それで、先ほどの異常な体のだるさ(まるでゾンビになった気分だった。)の原因が分かった。つまり、降圧剤による「低血圧症」だったのである。
そこで、どうしたかと言うと、「塩分は血圧を上げる」のだから、塩分を大至急摂るのが最適解だろうと判断し、ではどうして摂るかと考えた結果、昼食を「盛りそば」にし、そのつけ汁も飲むのがベストだろうと判断した。何しろ、盛り蕎麦のつけ汁は美味い上に塩分が高いのである。いやまあ、塩をそのまま舐めるという手段もあるが、これは味覚的にお勧めできない。(昔は柔道などの練習で、休憩時に丸薬状の塩を舐めたと思うが、今もそうだろうか。)
で、その結果だが、先ほど12時00分に測定すると(上96下61脈拍75)と、かなり正常に近づき、私は命が助かったわけだ。現在、12時20分で、体のだるさは完全に消えている。【12時30分時点での測定では(上106下67脈拍81)で、ぼんやりしていた頭の働きも正常になっている。】

つまり、何が言いたいかというと、人間、あるいは動物は塩分で生きている、ということである。人間や動物の血液は塩分と鉄分が主成分だと聞いたような気がするが、人間は自分で塩分を作れない以上、体外から塩分を補給しないと体が衰えるわけだ。手術時の輸血も、血液ではなく食塩水で十分だ、という説もあるらしい。それだけ、人体に塩分は絶対的に必要であるし、しかも私が経験したように、低血圧は高血圧より恐ろしい、とすれば、世界の「塩分悪玉説」はかなり悪意によって流布された可能性が高いのではないか。

ちなみに、ここ2,3日、食事としてシリアル(の、豆乳かけ)を食べることが多かったので、食事自体に塩分がかなり少なかったわけだ。シリアルは菓子みたいで好きだが、それだけだと塩分不足の原因になるようだ。





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新コロワクチン犯罪が裁かれる日は近いか

各国の「厚生省」的な役所の、こうした「犯罪加担」が明白な犯罪として処罰される日が近いことを望む。
言うまでもなく、最大の犯罪は、新型コロナという「ただの風邪」に、「効果や副作用が未確定で、治験不十分で危険性の高い新型コロナワクチン(DNAワクチン)」の使用を許可し推進したことである。それによる死者や傷害者は膨大な数に上るだろう。
もちろん、現場の医師たちも犯罪加担者ではあるが、それは無知の罪、政府やお役所への盲信の罪という気の毒な面が大きい。つまり主犯ではなく、情状酌量の余地のある「従犯」だ。
一番の主犯はWEFとビル・ゲイツである。

(以下「大摩邇」から引用)

FDAはイベルメクチン訴訟で歴史的な敗訴を喫したばかりである。では、いつになったらFDA職員は、アメリカ人に救命治療を拒否した過失致死罪で逮捕・起訴されるのだろうか? Lance D Johnson

さてはてメモ帳さんのサイトより
http://glassbead.blog.shinobi.jp/medical%20tyranny/fda%20just%20lost%20a%20historic%20i
<転載開始>

日本は番外地なので厚労省はまだ威張っているらしい


FDA just lost a historic ivermectin lawsuit — so when will FDA officials be arrested and charged with manslaughter for denying lifesaving treatments to Americans? 03/29/2024 // Lance D Johnson


https://www.naturalnews.com/2024-03-29-fda-lost-historic-ivermectin-lawsuit.html 



 


Covid-19スキャンダルの間、食品医薬品局FDA)は日常的に医師と患者の関係に介入し、救命情報を隠し、Covid-19や他の呼吸器疾患に対する有効な治療法を抑圧しました。国民を欺くために、FDAは医師会に圧力をかけ、Covid-19の患者を効果的に治療した医師に対して戦争を仕掛けました。医師が処方し、FDAが悪者扱いした治療法のひとつがイベルメクチンでした。



テキサスの裁判所がFDAHHSの役人に断固たる処置を取る


歴史的な事件として、テキサス州南部地区ガルベストン連邦地裁はFDAに不利な判決を下し、イベルメクチンに対する彼らの戦争を打ち消しました。和解の一環として、FDACOVID-19の治療にイベルメクチンを使用しないよう警告するウェブサイトやソーシャルメディアへの投稿を削除することに同意しました。この訴訟の被告には、米国保健社会福祉省HHS)、HHS長官のザビエル・ベセラ[Xavier Becerra]FDAコミッショナーのロバート・カリフ医師[Dr. Robert Califf]が含まれています。


メアリー・タリー・ボウデン医師[Dr. Mary Talley Bowden]、ポール・マリック医師[Dr. Paul Marik]、ロバート・アプター医師[Dr. Robert Apter]3人は、FDAのいじめと検閲に反撃した3人のアメリカの英雄であり、FDAがその権限外で行動したことを裁判所に証明しました。彼らの代理人はBoyden, Gray & Associatesです。


ボウデン、マリック、アプターの3人は、FDAが医師の診療能力を「不法に妨害」したことを証明しました。FDAは、医療専門家や患者を含む一般市民に対し、イベルメクチンを使用しないよう指示しました。たとえその薬がFDAによってヒトへの使用が承認されていても、です。


この判決によって、FDAは国内のすべての医師や医療専門家に対する最終的な権威として振る舞うことを止められました。FDA職員は製薬業界とずぶずぶの関係を共有し、医療システム全体に対する画一的な命令として特定の薬を優遇していました。


今回の判決により、FDAイベルメクチンやヒドロキシクロロキンのような特定の薬剤の適応外使用を禁止することはできなくなりました。FDAはもはや、承認された薬剤を服用するよう患者に助言することは許されません。FDACovid-19患者の治療に細心の注意を払い、たゆまぬ努力を続けてきた医療専門家の意見に耳を傾けるべきでしたが、それどころか、FDAは彼らとの戦争に突入し、彼らの治療プロトコルをあざけり、あるいはブラックリストに載せたのです。


 


FDA職員は過失致死罪で起訴されるのか?


2022年、ジェフリー・ブラウン[Jeffrey Brown]連邦地裁判事は、FDAには民事訴訟から守る「主権免責」があるとして、この訴訟を棄却しました。ニューオーリンズの第5巡回区控訴裁判所に持ち込まれると、判決は覆されまし20239月の判決では、FDAが連邦法の下での権限を超えていることが確認されました。判決は、FDAは「医師ではない」と述べています。FDAは「情報を提供することはできる」が、消費者に「薬の服用を止める」ことを勧める「権限はない」と述べています。


マリックはこの判決について述べました、「大きな勝利だ。なぜなら、FDAは医薬品を承認することはできるが、患者と医師の関係に干渉することはできない、と言っているのだから。」 「FDAは、医師が処方できる薬とできない薬を決めることはできない」と、彼は付け加えました。


FDAのイベルメクチンとの戦いのために、医師たちは免許を失い、薬局はイベルメクチンの調剤を拒否し、免疫不全患者は有効な治療計画を持たずに放置されたのです。


FDAによる有効な治療法の抑圧、検閲と悪意のさらなる行為は、最終的にCovid-19 「ワクチン」の緊急使用認可を早めるために使われました。実際、「緊急使用承認」が制定されるためには、対象となる感染症に対して利用可能な治療法が存在しないのでなければなりませんでした。FDAは、特定の医薬品を優遇し、未試験で効果のないmRNA実験を国民に押し付けるという重要な役割を果たしたのです。


この判決によって、「パンデミック」の幕がはがされました。治療を検閲し、家族を引き離し、患者を隔離し、Covid陽性の患者にレムデシビル、鎮静剤、人工呼吸を強制したことは、集団医療ミスと不当死の不正なプロトコルであることが明らかになったのです。


さて、FDA職員は過失致死罪で起訴されるのでしょうか?


Sources include:


ChildrensHealthDefense.org


ChildrensHealthDefense.org [PDF]


NaturalNews.com


NaturalNews.com

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基本的には「薬はすべて毒物」と見るのが安全

まあ、情報の真偽はともかく、本当だとしたら有益な情報が集まるのが、こうした情報サイトのメリットだろう。個人ブログでありつつ情報サイトでもある、というのが「神戸だいすき」の長所だ。
ただし、「コレステロール降下薬」自体が危険だという可能性がありそうで、ワクチンとの複合効果の問題だとは即断できないのではないか。つまり、スタチンが危険なら、紅麹もやはり危険な薬物だったと言えると私には思われる。薬でコレステロールを減らすという安易な手段を見直すべきだろう。そもそも、コレステロール自体が体に必要なのではないか。デブは運動して痩せろ!!

(以下引用)


      • 柴さんのコメントが、すべてですね。戦ってほしいですね。
      • そして、なぜ、この件に触れたときに「わけのわからん失礼な」コメントが来たのか、わかりました。思った通りだわ。このことが、一番いやな話なのよね。
      21. 柴 
    • 2024年03月30日 11:26
    • コロナワクチン接種者は
      コレステロール降下薬スタチンを服用すると筋炎などが激化
      スタチンは小林製薬の紅麹に含まれている 

      2024 年 3 月 30 日

      鹿先生によると、
      コロナワクチン接種者はコレステロール降下薬スタチンを服用すると
      自己免疫性筋炎などが激化するという論文が英国から出ているそうです。

      「コロナワクチンて゛自己免疫性筋炎か゛激増したという論文」
      (JPSikaDoctor ニコ動 9分22秒 2024/1/25)
      https://www.nicovideo.jp/watch/sm43312835

      「A Large Cluster of New Onset Autoimmune Myositis in the Yorkshire Region
      Following SARS-CoV-2 Vaccination」 (Gabriele De Marco, et al. published 2022/7/26)
      https://www.mdpi.com/2076-393X/10/8/1184

      小林製薬の紅麹には、スタチン系の成分ロバスタチン(モナコリンK)が含まれています。

      つまりこのサプリを服用していた人がコロナワクチンを打つ、
      あるいは打った人がサプリを飲むと、
      横紋筋融解症等が悪化し腎機能が低下し、
      最悪の場合、亡くなる可能性があるのではないかと指摘されています。

      それなら、2016年に発売後、コロナワクチン接種が始まるまで
      とくに問題が起きなかったことが理解できますね。

      まだ、はっきりしたことはわかりませんが、十分可能性のある説だと思います。

      とにかく、コロナワクチンを打つとろくなことは起きないので、打たないことです。  

      http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/379.html
    • 22. 柴 
    • 2024年03月30日 12:42
    • 明日の世界2《政治・芸術・霊性》ワク珍‍♀️打つと
      @shiroi_suna_2

      腎臓病の原因はコロ奈ワク珍です❗
      紅麹は関係ありません‼️

      >紅麹食後の死亡が話題だが、
      腎不全の超過死亡が激増しだしたのは2022年2月以降である。
      腎不全数千人の超過死亡は3回目コロナワクチン接種後に激増している。

      https://twitter.com/shiroi_suna_2/status/177388495236046039

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高齢者の「死因」判断の困難さ

混沌堂主人のブログでしばしば転載されるrakitarou氏のブログ記事で、お医者さんが本業らしい。
老衰や「死因」とは何かについて、素人では知らない知識が得られるので、有益な記事だろう。
この記事でも、(私が前に書いたのと同じように)お医者さん自身が超高齢者への「救命医療」の馬鹿馬鹿しさ、有害さを書いている。
簡単な話、老衰で死にかかっている患者に心臓マッサージをし、人工呼吸器を付けて、意識不明のまま数時間命を延ばして、病院や医者の「治療報酬」が高くなる以外に何かメリットがあるか?
仮に意識があったとして、人工呼吸器を咽喉から突っ込まれる苦痛に、何か意味があるか? 


(以下引用)コピーした記事の半分しか掲載されていない。容量を減らされたようだ。

老衰で死ぬということ

2023-12-30 18:17:55 | 医療

病院で亡くなった人の死亡診断書とカルテのチェックを10年以上続けていると、全科にわたる疾患の知識と共に、法医学的な知識も豊富になってきます。長期にわたって入院した患者さんが亡くなる場合は、老衰が死因になることは多くない(ゼロではない)のですが、ほぼ心肺停止で搬送された高齢者の方は死亡診断書の死因に老衰が記載されることも多くあります。80台後半以上の方が疾病でなく老衰で亡くなるのは、保健医療においては喜ばしい事で理想は全てのお年寄りが老衰で亡くなる事とも言えます。


 


死亡診断書の記載は医師でないとできませんが、厚労省の定める「記載の手引き」があり、それに従って記載する必要があります。死因については全ての患者が心停止、呼吸停止で亡くなるので「心不全」「呼吸不全」が直接死因になりますが、必ずその原因が明らかであれば原因を記載し、厚労省の統計に表れるのは原因となった死因の方です。集中治療室で、多臓器不全で亡くなる方の原因は、熱中症であったり、術後感染であったり、ウイルス肺炎であったりするので、主たる死因は多臓器不全でもその原因の記載は別になります。「老衰」は亡くなった状況から原因となる疾患が明らかでなく、高齢でだんだん食事や水分が摂れなくなって衰弱して亡くなった経過が明らかであれば死因とされます。まったく元気で食事もされて活動していた方が突然亡くなった場合は、肺梗塞や不整脈、心筋梗塞などが除外されると「不詳の内因死」と診断されます。


 


死因のチェックをしていると、救急外来などで、心肺停止で搬送されて亡くなった方や、院内で急変して亡くなった患者さんの死因が「診断書の記載は誤りだ」と気づく場合も時々あります。それは直接死因と死亡に影響した疾患が別であったり、心肺停止で搬送された人の死亡時CT(Autopsy Imaging AI)や血液検査の読み間違えによるものによるのですが、若い医師たちにとって、夜間に通常の救急外来もやりながら死亡診断書も記載するという状況では完全を期する事は不可能とも言えるので仕方ありません。死因に「誤嚥性肺炎」とあってもどう見ても「老衰」だろうということもあり、血糖値7(通常は70以上)で低血糖が死因だという事もあります。血清カリウムは死後上昇するのですが、腎不全を合併して上昇していた場合は高カリウムが死因になりえます。出血がないのにヘモグロビンが3(通常は10以上)であれば明らかに貧血が死因であり、白血球なども減っていれば再生不良性貧血であるし、それらが正常であればウイルス疾患などを契機とした赤芽球癆を考える必要があります。AIで生前に気づかれなかった全身リンパ節が腫脹したリンパ腫が見つかることもあります。


 


事件性が明らかでなければ、既に葬儀も済ませた患者さんの家族に「死因が違いますよ」と連絡することはありませんが、診断書を記載した若い医師たちには後学のために連絡しています。そのような中、私の母がこの年末に「老衰」で他界しました。認知症もあり、家の近くの施設に入所して世話をしてもらっていたのですが、1か月ほど前から食事が摂れなくなり、量を減らしたり、易消化食にしたりしていたのですが、いよいよ危ないですと連絡があり、嘱託医にもあらかじめ施設看取りの承諾を得ていたので極めてスムーズに老衰による安らかな死を迎えることができました。亡くなることが予想されていた場合は、心臓が止まった時に医師が看取りをする必要などなく、翌朝診断書に記載すれば良いことになっています。しかし看取りの承諾が家族から得られていないと、救急車を要請してルーカスと呼ばれる餅つき機の様な人工心マッサージ機を装着されて救急病院に搬送されることになります。せっかく安らかに老衰死を迎えたのに、人生の最期に機械に心マッサージをされて気管挿管されたうえ無理やり蘇生される(ほぼそのまま亡くなる経過を取ります)事になります。老衰死は「大往生」であり、遺族はお祝いをして天国に送り出す事が亡くなった家族への最大の供養と言えます。老衰を迎えるお年寄りを持つ家族の方は是非「看取り」をしてもらえるようにかかりつけの医師にあらかじめお願いをしておく事をお勧めします。


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急性硬膜下血腫への対策

まあ、緊急治療ができなかった場合は、回復可能性がほぼゼロなのではないか、と思われるような記事内容だと私には思えるし、予防もほぼ不可能に思えるのだが、私の勘違いかもしれない。
気にするだけムダな気がする。
外傷性が大半だと私は解釈したが、それなら、老人に多い転倒事故に細心の注意を払うのがベストの安全策だろう。
もっとも、そのまま死ぬほうが当人や家族の幸福という考え方もできる。


(以下「大摩邇」から引用)


突然発症する急性硬膜下血腫は、緊急性が非常に高いのが特徴です。そのため、発症後は早期の迅速な対応が重要です。「ある日、急に自分や家族が脳の病気で倒れたらどうしよう」「急性硬膜下血腫にはどのような検査や治療があるのだろう」など、不安や悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。

この記事では、急性硬膜下血腫の症状や治療に関する様々な疑問に答えています。また記事後半では、急性硬膜下血腫の発症に伴う後遺症や予後についても触れています。詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

※この記事はMedical DOCにて【「急性硬膜下血腫」を発症する原因・症状はご存知ですか?医師が監修!】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]



急性硬膜下血腫の原因や症状
 


編集部:
急性硬膜下血腫とはどのような病気ですか?

甲斐沼先生:
急性硬膜下血腫とは、頭部外傷により脳を覆っている硬膜と脳の間に出血が起こり、血腫が生じることを指します。受傷直後から意識障害を伴うことも多いのが特徴です。血腫量が多く、脳への圧迫が強い場合には血腫除去術や開頭減圧術などの治療を行います。

編集部:
発症する原因を教えてください。

甲斐沼先生:
急性硬膜下血腫の主な原因は、頭部外傷によるものです。例えば、交通事故や転倒した際の頭部に強い衝撃を与えるなどの頭部外傷が挙げられます。また、高齢者の場合は外傷だけでなく、血管壁が硬いことや高血圧も血管破裂の原因となります。

編集部:
どのような症状がありますか?

甲斐沼先生:
急性硬膜下血腫の症状には以下の6つがあります。
・頭痛
・呼吸困難
・意識障害
・呼吸停止
・舌や手足の麻痺
・瞳孔散大
それぞれについて以下で詳しくみていきましょう。

1つ目の代表的な症状に頭痛が挙げられます。最も一般的な初期症状が急激な頭痛で、強い痛みや圧迫感を覚えたりします。

2つ目は呼吸困難です。血腫発生の影響により中枢神経系のバランスが崩れ、呼吸中枢に影響を与えます。その結果、呼吸困難を引き起こします。

3つ目は意識障害です。呼吸障害と同様に中枢神経のバランスが崩れることにより、意識障害が起きます。意識障害は急性硬膜下血腫の症状の中で最も深刻な症状です。

4つ目は呼吸停止です。重度の頭蓋内圧亢進により、最終的に呼吸が停止します。

5つ目は舌や手足の麻痺です。発生した血腫が脳神経や脊髄神経を圧迫し、障害を与えることで、舌や手足に麻痺を生じることがあります。

6つ目は瞳孔の散大です。症状のひとつとして、瞳孔の散大を生じることがあります。この場合、重度の脳圧の上昇を示しています。




急性硬膜下血腫の検査や治療
 


編集部:
急性硬膜下血腫が疑われるときに行われる検査は?

甲斐沼先生:
急性硬膜下血腫ではCT検査MRI検査が一般的に行われます。以下でそれぞれについて詳しく解説していきます。

1つ目のCT検査は、最も一般的な急性硬膜下血腫の診断方法であり、高精度で迅速な診断が可能です。CT検査は頭蓋骨内のX線像を数多く撮影し、パソコンで三次元的な画像を生成するもので、異常腫瘤と異常血管や血流量の増減を確認できます。

2つ目のMRI検査(磁気共鳴画像法)は、CT検査よりも高い解像度で、組織の柔らかい部分の検査に適しています。MRI検査は磁気を利用して、脳の内部構造の詳細な画像取得が可能です。硬膜下血腫の診断にも使用されていますが、CT検査に比べて撮影に時間がかかるため、緊急性のある診断にはあまり使用されません。また、脳血管撮影検査が行われる場合もあります。

脳血管撮影検査は、異常な血流量・血流速度・血管の形状を調べられ、硬膜下血腫の診断に役立ちます。血管造影剤を用い、X線装置で撮影された脳血管を詳細に調べられます。

編集部:
どのように診断されますか?

甲斐沼先生:
急性硬膜下血腫は、CT検査やMRI検査などの検査結果と症状を総合的に評価し、診断されます。急性硬膜下血腫の症状は、急性の頭痛・意識障害・嘔吐・片麻痺・瞳孔異常(散大・対光反応遅延)などです。これらの症状と、患者の過去の病歴や現在の症状、脳神経検査などを総合的に評価して診断がなされます。

編集部:
治療方法を教えてください。

甲斐沼先生:
治療方法には3つの方法があります。

1つ目は手術です。急性硬膜下血腫の初期段階で発見され、症状が進行していない場合には、緊急手術が行われます。手術は病変部を肉眼で確認しながら、血腫を切開して除去することが可能です。病状の回復のためにも、可能な限り早期の手術を行うことが重要です。

2つ目は穿頭(せんとう)です。血腫発生部の穿頭を行い、硬膜下洗浄を行います。血腫の広がりや大きさによっては開頭手術が必要となりますが、穿頭の場合は、大きく開頭する必要がないのがメリットです。

3つ目に硬膜下ドレナージが挙げられます。硬膜下ドレナージとは、硬膜下血腫腔にドレーンを挿入し、体外へ血液を導く方法です。この方法は治療時間が短く、入院期間を短縮するのがメリットです。また、硬膜下ドレナージは手術や穿頭と併用して行われることもあります。

編集部:
どのような方法で手術が行われますか?

甲斐沼先生:
手術は開頭血腫除去術と呼ばれる血腫を取り除く方法です。全身麻酔をかけた後、血腫の発生部の頭皮をメスで切開し、頭蓋骨を取り除きます。その部分から手術用顕微鏡を使用して血腫を除去します。一時的に取り外した頭蓋骨を戻し閉頭したら、手術が終了です。

急性硬膜下血腫の予後や後遺症
編集部:
急性硬膜下血腫の予後について教えてください。

甲斐沼先生:
急性硬膜下血腫の予後は、以下の要素によって左右されます。

1つ目は症状の重篤度です。急性硬膜下血腫の症状は、場合によっては失神・意識障害・痙攣など重篤なものとなるため、症状の重篤度が高いほど予後は悪くなる傾向にあります。

2つ目は治療の素早さ・適切さです。急性硬膜下血腫の早期発見・適切な治療が行われた場合、予後は比較的良好となることが多いです。しかし、適切な治療が遅れた場合、脳に重大な障害が残る場合もあります。

3つ目は患者の年齢や基礎疾患です。高齢者や基礎疾患のある患者の場合、予後が良くない傾向にあります。

4つ目は病変の大きさ及び位置です。血腫の大きさや位置によって、脳への圧迫や損傷が生じ、予後に影響を与える場合があります。

編集部:
急性硬膜下血腫の余命について教えてください。

甲斐沼先生:
急性硬膜下血腫の余命は、一般的に入院時の意識障害の程度によって異なります。なお、昏睡状態で重症度が高かった場合の死亡率は70%程度です。また、脳の損傷が強い傾向にあることから、受傷後半年~1年経過すると症状は固定し、それ以上の回復は見込めず後遺症となって残るケースが多いです。

編集部:
後遺症が残ることはありますか?

甲斐沼先生:
急性硬膜下血腫の治療が適切に行われた場合、後遺症を残さずに完全な回復を期待できることが多いです。しかし治療が遅れた場合や、病変が大きかった場合は、後遺症が残る可能性もあります。

具体的な後遺症は、脳機能の障害・運動麻痺・感覚障害・認知症・言語障害などです。また病気や手術によるストレスや、入院生活の影響によって、睡眠障害・うつ病・不安障害などの精神的な後遺症が残る場合もあります。

編集部:
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

甲斐沼先生:
急性硬膜下血腫の予後は、症状の重篤度や治療の適切さなど、多くの要素によって影響を受けます。そのため早期の診断と治療が重要であり、患者自身も症状の早期発見・医療機関での適切な治療を受けることが大切です。

後遺症が残った場合でも、早期のリハビリテーションやストレスマネジメントなどで、後遺症を改善することが可能です。治療後も定期的な検査やフォローアップを受けることで、再発や後遺症の予防にもつながります。

編集部まとめ
一般的に頭部外傷によって発生する硬膜下血腫は、発症後の迅速な対応が重要となります。

急性硬膜下血腫は、患者の症状・病歴・病変の大きさ及び位置・年齢によって治療方法や後遺症の状態は異なりますが、いずれにせよ早期の診断や治療が最も大切です。

また発症後の再発や後遺症の予防にも、早期のリハビリテーションなど、早い段階での介入が重要となります。

【この記事の監修医師】
甲斐沼 孟 先生(上場企業産業医)

甲斐沼 孟 先生(上場企業産業医)
大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。大阪急性期・総合医療センター外科後期臨床研修医、大阪労災病院心臓血管外科後期臨床研修医、国立病院機構大阪医療センター心臓血管外科医員、大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、大手前病院救急科医長。上場企業産業医。日本外科学会専門医、日本病院総合診療医学会認定医など。著書は「都市部二次救急1病院における高齢者救急医療の現状と今後の展望」「高齢化社会における大阪市中心部の二次救急1病院での救急医療の現状」「播種性血管内凝固症候群を合併した急性壊死性胆嚢炎に対してrTM投与および腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し良好な経過を得た一例」など。




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