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公衆衛生の普及の結果を利用(悪用)した「ワクチン有効神話」

「大摩邇」所載の「さてはてメモ帳」所載のV・コールマン博士の記事の一部である。私も「ワクチンが天然痘を根絶した」ことだけは事実だろうと信じていた部類である。

(以下引用)


6) 医療専門家の最大の自慢の一つは、ワクチンの使用によって天然痘を根絶したということである。私自身、この主張を長年信じていた。しかし、それは真実ではない。


 


史上最悪の天然痘流行の 1 つは、1870 年から 1872 年にかけてイギリスで発生した。これは、義務的なワクチン接種が導入されてからほぼ 20 年後のことだった。天然痘ワクチン接種が効かないという証拠が出たため、イングランド中部のレスターの人々は、ワクチン接種を拒否した。1890 年代初頭に次の天然痘流行が起こったとき、レスターの人々は良好な衛生状態と検疫システムに頼った。その流行の間、レスターでは天然痘による死者は 1 人だけだった。対照的に、他の町の住民 (ワクチン接種を受けていたは、膨大な数で亡くなった。


 


ドイツでは州条例により天然痘のワクチン接種が義務化されたが、このワクチン接種プログラムは天然痘の発生率に何の影響も与えなかった。それどころか、天然痘の流行は拡大し続け、1870 年にはドイツ史上最悪の天然痘流行となった。その時点で、新ドイツ帝国は天然痘のワクチン接種をさらに厳しい法的要件とする新しい国内法を導入した。警察には新しい法律を施行する権限が与えられた。


 


ドイツの医師 (および医学生は、ドイツにおける天然痘の発生率を劇的に減らしたのは帝国ワクチン接種法であると教えられている。しかし、数字をよく見ると、法律が施行される前から天然痘の発生率は既に下がり始めていたことがわかる。そして、法的に施行された国家天然痘ワクチン接種プログラムは、この病気を根絶しなかった。


 


医師や製薬会社は気に入らないかもしれないが、真実は監視、隔離、生活環境の改善が天然痘を撲滅したのであって、天然痘ワクチンがそうさせたのではないということだ。


 


天然痘を世界から撲滅するための国際キャンペーンが最高潮に達したとき、感染しやすい国の住民に大規模な(そして高価な)集団ワクチン接種を行うたびに、天然痘の症例数が増加した。その結果、戦略は変更された。集団ワクチン接種プログラムは中止され、監視、隔離、検疫に置き換えられた。


 


集団ワクチン接種プログラムによって天然痘が根絶されたという神話は、まさに神話にすぎない。天然痘は、患者を特定して隔離することで根絶されたのだ。

7) 
数十年前、結核患者の治療を専門とする肺療養所では、BCGワクチン接種で結核から「保護」された患者の生存率と、そのような「保護」を受けなかった患者の生存率に差がないことがわかった。

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作家の知念氏に賠償命令 名誉毀損投稿、東京地裁

7月時点の話なので、「NEWS」価値はあまり無いとは思うが、新コロワクチン問題に関しては重要な出来事なので転載する。
ワクチン推進派の有名人たちの「犯罪行為」(「犯罪的」ではなく、はっきりと「犯罪」である)はこれからどんどん真実が暴かれ、彼らはその責めを負うことになるだろう。特に医者という、「医療・健康」問題の「プロ」の新コロワクチン推進活動はあまりに社会的被害が大きい。

(以下引用)長い記事なので後半は省略。

2024-07-17 17:00:00

既にSNSでは話題になっていたのご存知の方も多いと思いますが、医師サイトにも医療ニュースで掲載されていたので改めてシェアしたいと思います。


 


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作家の知念氏に賠償命令 名誉毀損投稿、東京地裁

2024年7月10日 (水)配信共同通信社

 新型コロナウイルスのワクチン接種後に死亡した人の遺族を支援するNPO法人の理事長が、医師でミステリー作家の知念実希人(ちねん・みきと)氏によるツイッター(現X)の投稿で名誉を毀損(きそん)されたとして、550万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は9日、110万円の賠償を命じた。


 


投稿が理事長の社会的評価を低下させたと判断した。

 判決によると、理事長は2023年1月、死体検案書の氏名をマスキングした画像とともに国の死亡者公表の在り方に関する批判を投稿。


 


知念氏はこれに対し、書式の異なりや誤字があるとして「完全に偽造ですね」などと書き込んだ。

 伊藤孝至(いとう・たかし)裁判官は、死体検案書が重要な文書であることを踏まえても「誤字があり得ないとはいえない」などとし、知念氏が偽造と信じた理由に相当性はないと指摘。


 


その上で「閲覧者は、文書偽造という犯罪に及んだと考えて非難を加える可能性が生じる」とし、実際に偽造したと非難する複数の投稿があり、精神的苦痛を被ったと認めた。


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経緯をご存知ない方のために簡単に説明しますね。


 


ワクチン接種後に亡くなった人の死亡診断書(死体検案書)をご遺族がTwitterに掲載されたのです。


 


その死亡診断書の中にワクチン接種と記載すべき所を「摂取」と書いてあった。


 


だからこれは偽造だと知念先生がtweet。


 


他にも大勢の人の「ワクチンで死んだなんてウソだろ!」「偽造したものを載せるな!」「何ウソついてんの?」という誹謗中傷の言葉が溢れていました。


 


ご遺族の方はひどく傷付いたことでしょう。


 

 


謝罪された方もおられたようですが、傷付いた心は癒されません。


 

 


則武さんが動画で解説されていますので是非ご覧下さい↓


 

 


知念氏は和解金を支払って解決しようとしたようです。


 


鵜川さんも青山先生もお金が欲しくて裁判起こしてるわけじゃない。


 


そんなこと、分からなかったのでしょうか。


 

 


人として最低な行為だと思います。


 


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「高齢者こそ肉を食え」

私がかなり前から言っている、「高齢者は肉を食え」説の正しさが証明されつつあるようだ。特に森永卓郎は、当人自身がこの健康法の正しさを証明している。

(以下引用)

森永卓郎さん「脂っこい肉」を積極的に食べる食生活で「いまは絶好調。死ぬ気がしない」


転載元: https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1731196573/



1: それでも動く名無し 警備員[Lv.11][芽] 2024/11/10(日) 08:56:13.39 ID:JQSvcC0Cd
好きなものを好きなだけ食べることを決意してから、森永さんは「いまは絶好調。死ぬ気がしない」と話す。長年、高齢者医療の現場に携わってきた精神科医の和田秀樹さんは、森永さんの食生活をこう評する。

「まったくもって正しいです。がんに限らず、高齢になったら基本的に体重は落としてはいけないんです。免疫力が落ちますから。

がんの場合は余計にそうで、がん細胞は普通の細胞に比べて高頻度で分裂を繰り返すので、ものすごくカロリーを消費します。だからがんになるとやせてしまう。やせると体力も免疫力も落ちて余計に病状が悪化するという悪循環です」(和田さん・以下同)

「健康のためにはベジファーストとよくいいますが、高齢になったら肉ファーストです。野菜はそれだけでお腹いっぱいになり、やせてしまう。

また、免疫力を上げたいのであれば、好きなものを食べるのがいちばんで、森永さんの姿勢は非常に理に適っています。栄養素がどうとかを考えて、医者の言うとおりにしているから先進国の中で日本だけががんが増えていると思います」

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あなたの周りの「突然の病人」はワクチン被害者かもしれない

「混沌堂主人雑記」所載の記事の一部で、引用元は「Alzhacker」(綴りは不確かだが)というサイトのようだ。もしも、下の記述が真実なら、あらゆるネットブロガーは大拡散すべきだろう。
ファイザー社の新コロワクチン被験者4万人のうち4分の1(あるいはデータ行方不明者を入れれば約3分の1)が後遺症を負ったのである。日本では被験どころか、そのまま一般使用されているのだから、日本のワクチン被害者はとんでもない数に上っているのではないか。

(以下引用)

2022年1月、米テキサス州の連邦裁判所は、米食品医薬品局に対し、COVID-19に対する緊急治療薬として使用する決定の根拠となったファイザー社製ワクチンの臨床試験の公表を求める判決を下した。同社は75年かかると主張しようとしたが、裁判所は8カ月しか認めなかった。
その後、文書は段階的に公開され、ワクチン開発中に合計4,2000人のうち1,223人が死亡したというショッキングな情報が明らかになった。9,400人分の情報が失われ、ワクチンを接種した11,000人が後遺症を負った。

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マイナスイメージだけのマイナカード

さて、いよいよ迫って来た「紙の健康保険証廃止」だが、下の記事はかなりの安心材料になるだろう。しかし、絶対的な安心はできないわけだ。そもそも、役所の窓口業務の激増も、国民の不便もお構いなしで(デマ太郎を中心に)強引に進めてきた「マイナカード」である。今ではマイナスイメージしかない。マイナスカードと呼べばどうかwww
なお、私自身は、政府の脅迫に負けて、この前、マイナカードを申請したが、手元に届いても、それを使う気はほとんど無い。まあ、健康保険ならぬ、いざというときの「生命保険」のようなものだ。

(以下引用)

【荻原 博子】マイナ保険証のせいで「死亡事例」まで…12月から起こる「医療機関パニック」最悪のシナリオ

ライブドアニュースより
https://news.livedoor.com/article/detail/27503495/
<転載開始>



【荻原 博子】マイナ保険証のせいで「死亡事例」まで…12月から起こる「医療機関パニック」最悪のシナリオ

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診療が受けられずに…

12月2日、約60年間、医療制度の軸としてはたらきつづけた「保険証」が廃止され、代わりに「マイナ保険証」が使われることになった。

病院の窓口で「マイナ保険証」を使っている人は7人中1人(9月現在13.87%)。7人に6人は従来の「保険証」を使っているにもかかわらず、それをいよいよ廃止するというのは、多数意見に沿うべき民主主義国と言えるのか。

実は、こうした暴挙に対し、自治体の現場からは「静かな反乱」が起き始めている。12月以降はいわば「裏保険証」の活用が増えていきそうだ。


これまで自治体は、1枚のカードを「保険証」として、被保険者すべてに配ってきた。だが「保険証」が廃止されると、「マイナ保険証」が無い人全員に「資格確認書」が、「マイナ保険証」を持っている人には「資格情報のお知らせ」が全員に配られる。


なぜ「マイナ保険証」を持つ人全員に「資格情報のお知らせ」が配られるのかと言えば、いまだに「マイナ保険証」のトラブルが絶えないからだ。


全国保険医団体連合会の調べでは、今年5月以降で「マイナ保険証」や「オンライン資格確認」のトラブル・不具合があったと答えた医療機関は7割。医療機関1万2700中8929にトラブルや不具合があった。


平正明デジタル大臣は、「マイナ保険証の取り扱いに慣れればトラブルも減る」というが、トラブルの半数以上は「資格情報が無効」「カードリーダーの接続不良・認証エラー」「該当被保険者番号がない」などという、慣れでは解消されない制度の根幹に関わるものだ。


こうしたトラブルで診療が受けられないまま帰宅した人が、心筋梗塞で亡くなるという死亡事例まで出ている。


役所の作業が膨大に

こうしたトラブル対応として、「マイナ保険証」を持つ全員に「資格情報のお知らせ」が配られ、「マイナ保険証」が使えなくても診療が受けられるようにするのだ。


ところが、「資格確認書」と「資格情報のお知らせ」という2種類の紙のカードを全員に出すことは、ただでさえ忙しい自治体の負担を大幅に増やすことになる。


なぜ、カードが2枚だと自治体の作業量が膨大になるのかと言えば、今まですべての人に「保険証」という1枚のカードを出せば良かったのだが、廃止後は「マイナ保険証」を持っている人と持っていない人を正確に分けなくてはいけないからだ。


この仕分けは、簡単にはではできない。


「マイナ保険証」を返納したけれど保険証登録が削除されていない人や、本人は持っているつもりでも電子証明の有効期限が切れている人、カードを紛失したまま届け出ていない人、「マイナ保険証」を申請中だがまだ手元に届いていない個々人の事情を確認しながら、その上で、「資格情報のお知らせ」と「資格確認書」の2種類を分けて発送する必要がある。


もし間違って発送してしまったら、これは役所の責任になる。


ところが、財政難に加えて人手不足の自治体では、そのために人を割くことは困難。


そこで、苦肉の策として「資格確認書」と「資格情報のお知らせ」の2種類を出すのをあきらめ、すべての人に「資格確認書」を配布することを決める自治体が出てきている。しかも、「資格確認書」の有効期限が切れる前に、新しい「資格確認書」を手元に送ることを決めているところもある。


これなら、従来の「保険証」を送る手続きと変わらず、間違いなくすべての人に有効期限が切れる前にカードが手元に届くことになる。


しかも、「資格確認書」も「保険証」も書面に書いてある内容はほとんど同じなので、利用者にとっては「保険証」が廃止されても、「資格確認書」が「裏保険証」になる。

「裏保険証」の登場

すでに、経費も安くリスクも少ない「裏保険証」を出すことを決めている自治体は多い。


東京では、新宿区、世田谷区などが、被保険者全員に「資格保険証」だけを出すことをことに決めているが、他の区も、「国民健康保険証」の有効期限が切れる来年9月末までに、同様の方向で統一されてくことだろう。


京都では、久御山町、宇治田原町、傘沖町などがすべての被保険者に「裏保険証」とも言える「資格確認書」を送ることを決めている。財政が逼迫して人手がない自治体は多く、こうしたところにも「裏保険証」は広まっていくことになるはずだ。


しかも、自治体の中には、券面まで「保険証」とほぼ同じというところもある。


図は川崎市が、11月下旬に送るはずだった「資格確認書」を、誤って10月に送付したものだが、現行の「保険証」と比べてみると、違うのはタイトル(赤丸部分)だけ。


現行の保険証には「被保険者証」と書かれており、新たに発行されるものには「資格確認書」とあるが、それ以外は内容からデザインまでまったく同じ。おそらくこれを送られた人は、「新しい保険証が来た」としか思わないだろう。


自治体にとっては、「保険証」が廃止されても「裏保険証」があれば、事務作業は楽になるが、「裏保険証」が今後どんどん増えて行くと予想される背景には、もう1つの大きな理由がある。それは、この先「マイナ保険証の2025年問題」といわれる大きな壁が待ち受けているからだ。


後編記事『いきなり「無保険」になって全国民が大パニック…?マイナ保険証「2025年問題」のヤバすぎる全容』へ続く。


いきなり「無保険」になって全国民が大パニック…?マイナ保険証「2025年問題」のヤバすぎる全容

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人類の食生活の変遷と年齢的食生活の変遷の相似関係

「in deep」の過去記事の一部で、内容に信頼性があるかどうか、私自身半信半疑だが、非常に示唆的な、あるいは医療や健康に革命的な意義を持つ可能性もある考え方が示されているので、転載する。
念のためにもう一度言えば、私は書かれた内容のすべてを肯定しているわけではない。特に、炭水化物の摂取が脳(あるいはミトコンドリア)に障害を与える、というのは、全人類が過去の歴史において食生活の基本に置いてきた炭水化物の意義をあまりに軽視し、その根拠も非常に怪しく思えるのである。しかし、老人の場合は炭水化物よりタンパク質を多くするのが正解だとは思う。長命で、かつ晩年まで生産的な仕事をしてきた偉人の多くは、老年になっても平気でビフテキを食うような食生活の人が多かったようなのである。これは、脳の働きには特にタンパク質が重要だ、という可能性を示している気がする。
逆に言えば、炭水化物が害を与えるわけではない、ということだ。年齢的な食生活の比重の問題にすぎない。
若いころは身体を動かすことが多いから、直接的なエネルギー源である炭水化物の摂取は必須だろう。それは、労働のほとんどが肉体労働だった過去の人類の食生活が炭水化物中心だったのと同じである。中学高校大学の運動部員やアマ・プロのスポーツ選手には大量の炭水化物の摂取が絶対に必要なはずだ。要するに、肉体運動などほとんどしない老人が炭水化物を多く摂るのは間違いだ、ということだろう。

(以下引用)容量の関係で、末尾の論文の後半を省略する。



ミトコンドリアのダメージが原因である可能性がある精神・神経疾患で使われる薬にもまた、ミトコンドリアにダメージを与える可能性がある……。


パラドックスだとは思われませんか?


「これじゃ、薬での精神疾患の完治はないわな」と思わざるを得ません。


私自身にしても、「パニック障害が完全に治ったのは、ベンゾジアゼピンを完全にやめた」あとからでした。数年かかっていますが。


 


 

他にも今の生活の中に多数

他にも、コロナ以降の生活の中にも「ミトコンドリアにダメージを与えるものが数多く存在」します。


たとえば、


 


・消毒剤に用いられる第四級アンモニウム塩


 


がそうです。


[記事] 多くの消毒剤に用いられる第四級アンモニウム塩は、人間の生存に必須の「ミトコンドリア」を殺す
 In Deep 2021年2月24日


ここでご紹介した医学誌の記事には、以下のようにありました。「塩化ベンザルコニウム」というのは「第四級アンモニウム塩」の混合物です。


(2017年4月の医学誌より)


> 結論: 塩化ベンザルコニウムは、ヒト角膜上皮細胞および、薬理学的に適切な濃度でも、レーベル遺伝性視神経症変異を有する細胞のミトコンドリアを阻害し、これが塩化ベンザルコニウムの眼毒性の基礎であることを示唆している。


iovs.arvojournals.org


 


これは、眼細胞についてのものですが、目は露出しているので影響を受けやすいということなんでしょうが、吸入してしまえば、肺や消化管を含めて、ほぼ全身の細胞が同じことになります


 


あと、「スパイクタンパク質」もです。以下は、2021年のマサチューセッツ工科大学のステファニー・セネフ教授へのインタビューからの抜粋です。


(ステファニー・セネフ博士へのインタビューより)


> さらに、健康なヒトの内皮細胞にも、同じ偽ウイルス粒子を投与しました。これら(スパイクタンパク質のみの)偽ウイルスの粒子が内皮細胞の ACE2 受容体に結合すると、内皮細胞のミトコンドリアの損傷と断片化が起こり、関連組織に特徴的な病的変化をもたらしたのです。

 


 


こういうように、今の生活環境は「ミトコンドリアの働きを阻害するものばかり」というようなことになっていまして、仮に、ミトコンドリアの機能障害が本当に「その後の精神疾患と関係していく」とすれば、現在のような生活環境ですと、なかなか、明るくはない近い未来があるのかもしれません。


なお、「ミトコンドリアとは何か」ということについては、専門的な説明は何だか難しいのですが、以下のようなものです。


記事「健康であることの条件は、細胞の中のミトコンドリアがカギを握る!?」より


…一般的に、ヒトの体は約37兆個もの細胞でつくられています。ミトコンドリアは、その一つ一つの細胞の中に数百〜数千個含まれています。単純計算しても約3700兆個〜3京7000兆個ものミトコンドリアが、ヒトの体に存在することになります。



この膨大な数のミトコンドリアは、呼吸による酸素を取り込んでエネルギーを生み出す、いわば人体の「エネルギー工場」ともいえる重要な働きを担っています


fukumitsuya.co.jp


 


金沢大学の増田和実教授は、「ミトコンドリアは、細胞の生死を司る存在である」とまでおっしゃっています。


ともかく、今の私たちは、そのミトコンドリアが損傷をとても受けやすい生活環境の中に暮らしているということは言えそうです。


 


ハーバード大学のクリストファー・パーマー博士の記事をご紹介します。


基本的には「食事の改善で精神疾患が改善できる」という内容で、「へえ」とは思いましたが、その方法が「ケトジェニック食に変える」というものでした。


ケトジェニック食は炭水化物を抑える食事法で、健康そのものへの是非は私には何ともいえないですが、精神疾患には非常に効果的であることが示されているようです。







 



精神疾患の根本原因について、ハーバード大学の教授が語る

A Root Cause of Mental Illness: Harvard Professor
Epoch Times 2023/07/02


精神疾患の根本的な原因は何だろうか?


長い間、この差し迫った質問には誰も答えられないままだ。


多くの場合、患者たちは明確な説明を求めており、たとえば、「遺伝によるもの」または「うつ病はセロトニンの欠乏である」などの説明に遭遇する。


実際には、精神疾患は多くの研究者や 科学者たちにとって謎であり、混乱の原因となってきた。医学の進歩にもかかわらず、精神疾患の根本的な原因は不明のままだ。


しかし、精神医学における最近の進歩は、このパズルにピースを与える可能性がある。


ハーバード大学の精神医学教授であるクリストファー・パーマー博士は、精神疾患とミトコンドリア機能不全の関係に関する何千もの研究論文の点と点を結びつけてきた (論文)。


パーマー氏によると、この集団研究は、精神障害に対して現在行われている治療法に対する懸念を引き起こしているという。


2016年に精神科医たちが新たな道を歩み始めた重要な瞬間は、統合失調感情障害の患者の減量を支援したときだった。その患者は重度の精神疾患に苦しんでいただけでなく、向精神薬の服用中に経験した体重増加による自尊心の低下にも悩まされていた。


パーマー氏は当初、統合失調症の患者の症状を、低炭水化物のケトジェニック食に切り替えることで慢性的な幻聴や妄想が止まるとは考えていなかったと語っている。しかし、それが起きた。


彼はすぐにこの介入を他の患者にも使い始め、同様の効果、時にはさらに劇的な結果を確認した。


この経験がパーマー教授に、食生活の変化が重度の精神疾患にどのように役立つかを理解する科学的な旅を始めるきっかけを与えた。


 


パズルのピースを組み立てる


パーマー氏は、代謝と脳の健康の関係を明らかにする数十年にわたる 科学研究を発見した。


パーマー氏は次のように語った。


「この分野では、これまで結びつけることができなかった多くの点が結びつけられ始めています」


2022年11月、パーマー氏は「Brain Energy」というタイトルの最先端の本を出版し、ミトコンドリア障害がすべての精神疾患の根本原因であるという彼の発見と理論を強調した。


パーマー氏は、代謝とミトコンドリアに関する数十年にわたる研究に基づいて、精神障害は脳の代謝障害であると確信している。

これは、これらの精神疾患の状態は永続的な欠陥ではなく、根本原因を特定して対処することで修正できることを意味する。この洞察は、統合失調症や双極性障害などの症状が生涯にわたる障害であるという概念に疑問を投げかけている。


「統合失調症や双極性障害などのレッテルを貼られた人でも、病気を寛解させ、治癒し、回復することができるのです」とパーマー氏は断言した。


「確かに、それは私たち(精神科医)が今日まで人々に伝えてきたことの、多くの理論に反していますが、回復は可能なのです」と彼は付け加えた。


 


ミトコンドリア機能不全とは


細胞生物学を深く掘り下げると、細胞内のエネルギー生成を担う小さな細胞小器官が明らかになる。ミトコンドリアと呼ばれる構造は、脳細胞を含むすべての細胞が正常に機能するために不可欠なものだ。


ミトコンドリアが正しく機能しない場合、心血管疾患、高血圧、肥満、2型糖尿病などのさまざまな健康上の問題が発生する可能性がある。


パーマー氏は、ミトコンドリアが正しく機能しない場合、不安、うつ病、双極性障害、統合失調症などの精神障害を引き起こす可能性があると指摘する (論文)。


脳が効率的に働くためには、かなりの量のエネルギーが必要だ。ミトコンドリアが十分なエネルギーを生成しない場合、脳の構造や機能に異常が生じ、精神疾患を引き起こす可能性がある。


パーマー氏は、ミトコンドリアの機能不全は脳にいくつかの変化を引き起こし、それが精神疾患の発症を引き起こす可能性があると主張する。これらの変化には、神経伝達物質レベルの変動、酸化ストレス、炎症が含まれる。


 (以下省略)

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「老人のボケ」は病気ではなく老化の必然的現象

まあ、昔から、老人になれば頭がボケるもの、と相場が決まっていたわけで、それを「認知症」という「病気」にしたこと自体が間違っていたのである。
で、老人のボケというのは、脳の記憶容量がいっぱいになった結果、新しいことや「不要なこと」を覚える「空き」がなくなった結果と見るべきだろう。その「不要なこと」の中でも、人名など最たるものであり、特に一人暮らしをしていると、人の名前などまったく不要になるわけだ。そもそも、名前というのは、その人間の人格や個性と本来無関係だから、覚えにくいのが当たり前なので、従って、忘れやすいわけだ。「星野瞳」などというアイドルのような名前を持っていても、どブスや老婆である可能性もある。電話番号などの数字も覚えにくいもののひとつである。自分に電話をかけることはないから、自分の携帯番号など、記憶しにくいのが当たり前である。さらに、一人暮らしだと日付や年号もほとんど不要だ。まあ、曜日はゴミ捨てに必要なだけである。
つまり、こうした類の記憶は「社会生活を送るため」のものであって、生きるため(娯楽も含む)に必要なものではないから忘れやすいのである。
冗談だが、記憶力が悪いと、前に読んだ本の内容を忘れたりするから、同じ本を何度でも楽しめるのではないかww いや、冗談抜きで、私は、昔読んだ本を読み直そうかと考えている。特に子供のころや若いころに理解できなかった本が、案外、もの凄い感動や知的刺激を与えるかもしれない。記憶力は悪くなっても、知的能力(理解力や論理思考力、判断力)自体は昔より良くなったと私は認識しているのである。「記憶力=知能」ではまったく無い。

(以下引用)

認知症になったら何もわからなくなり、何もできなくなる……。そう考える人は多いが、これまで3000人の認知症の患者を担当してきた精神科医の和田秀樹さんは「認知症ほど誤解されている病気はない。認知症にはポジティブな面があることを知れば、無用な恐怖心を手放すことができる」という――。

※本稿は、和田秀樹『脳と心が一瞬で整うシンプル習慣 60歳から頭はどんどんよくなる!』(飛鳥新社)の一部を再編集したものです。

頭のよい人は認知症をやみくもに怖れない

病気を必要以上に怖がらないということは、シニア世代の方が、これからの人生を賢く生きていくための知恵だと思います。


高齢を迎えた多くの人、あるいはその家族が抱える悩みとして、認知症に対する不安があるでしょう。


個人的に、認知症ほど誤解されている病気もほかにないのではないかと思います。


「認知症になったら最後、何もできなくなるし、何もわからなくなる」という誤った解釈が横行していますが、決してそんなことはありません。


認知症になったからといって、すぐに人の顔がわからなくなるようなことはないのです。意外に思われるかもしれませんが、最初の5年間くらいは、それまでとさほど変わらない生活を続けていける人がほとんどです。

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さらに、認知症の症状が進行した状態でも、知的な能力は残り続けます。


69歳でアメリカの大統領になったドナルド・レーガン元大統領は、退任して5年後に、自身が実はアルツハイマーであったことを公表しました。その時にはかなり症状は進行していて、自分がまだ大統領だと思っていたようです。


おそらく、大統領就任中にはすでに初期の認知症にかかっていて、記憶障害などの症状は起きていたと思います。それでもレーガン氏は人望のある大統領として活躍し、偉大な功績も残しました。


レーガン元大統領の例からもわかるように、認知症になったら一切の判断力がなくなる、何もできなくなるなどと思うのは大きな間違いで、認知症になってもできることはたくさんあります。

認知症の人にこれだけは絶対してはダメなこと

危険を察知する能力、怖いものを怖いと思う感覚も、認知症を発症してからかなりあとの段階まで残りますし、むしろ、危険を回避するための防御反応は高まります。


私はこれまで3000人以上の認知症の方を視てきましたが、徘徊中に転んでしまった人はいても、道で車にぶつかったという人は一人もいませんでした。車にぶつかるのは危険なことだと認識する能力は残っているからです。


私が高齢者医療の現場である浴風会病院に勤務していた当時は、年間100例ほどの解剖が行われていましたが、その結果判明したのは、85歳を過ぎると、脳にアルツハイマー型の神経変性がない人は一人もいないということです。

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つまり、認知症は誰もが罹患するもの。病気というより老化現象の一つです。高齢になって体の機能が衰えるのと、何ら変わりはありません。


そして老化であるがゆえ、その進行速度もゆっくりしたものですし、個人差があります。


一番避けたいのは、認知症だからといって悲観的になり、家に閉じこもってしまうことです。頭と体をしっかり使うことで、認知症の進行は遅らせることができます。


ですから認知症になったときこそ、意識的に以前と変わらない生活を送ることが重要です。無理に行動を制限するほどに、進行は早まってしまいます。


私自身、医師としてたくさんの高齢患者さんを診察してきましたが、一人暮らしをしている人ほど、認知症の症状は進みにくいことがわかりました。それは、いろいろな家事をするなかで、必然的に頭を使うからです。日常生活を送るというのは、思っている以上に脳を働かせるものなのです


認知症の方が一人で暮らすのは不可能なのでは? と思う方もいるかもしれませんが、先に述べたように、認知症になると防御反応が高くなるため、多くの場合、食事の用意なども自分でしっかり行います。食べることは自分の生存に関わることだからです。


認知症になっても、できることはたくさんあります。その「できること」を失わないように、残存機能をとことん活用し続けることが大切なのです。

認知症のポジティブな面を知っておく

「認知症にだけはなりたくない」と、認知症になることがこの世の終わりかのようにとらえている人は多いと思いますが、認知症になってもまだまだやれることはたくさんありますし、医師の見解としては、ポジティブな面も大いにあると思っています。


認知症の症状が進んだ人ほど、嫌な記憶がなくなるせいか、ニコニコと温和な性格になり、多幸感にあふれているような印象を受けます。老人ホームなどでも、患者同士でレクリエーションを楽しんでいたり、職員とにこやかに会話をしていたりといった光景をよく目にします。


周囲がいくら不憫に思っていたとしても、当の本人が幸せでいられるのならば、それに勝るものはないのではないでしょうか。

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また、かつては偉そうな態度だった人も、認知症が重くなると、いつしか誰に対しても敬語で丁寧に接するようになっていきます。


先にお伝えしたように、認知症になると防御反応が高まりますから、失敗やトラブルを起こさないように、相手が誰かわからなくても、ひとまずあらゆる人に丁重に接しようという意識になるのです。結果的に、朗らかでソフトな印象を与える、まさに理想的なシニアになっていきます。


認知症は誰もが経験する老化現象であることに加え、このような側面も持っています。であればこそ、「なったらなったでよい面もあるかも」という意識を持つことで、過度に怖れることはなくなるのではないでしょうか。


---------- 和田 秀樹(わだ・ひでき) 精神科医 1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、アメリカ・カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。国際医療福祉大学教授(医療福祉学研究科臨床心理学専攻)。一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)。川崎幸病院精神科顧問。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている。2022年総合ベストセラーに輝いた『80歳の壁』(幻冬舎新書)をはじめ、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社新書)、『老いの品格』(PHP新書)、『老後は要領』(幻冬舎)、『不安に負けない気持ちの整理術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『どうせ死ぬんだから 好きなことだけやって寿命を使いきる』(SBクリエイティブ)など著書多数。 ----------

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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