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自分の体は自分で守るのが当たり前。ネットで勉強しろ。

私が医療と健康に関して前々から言ってきたことのほとんどが、最近は医者の口からも聞かれるようになってきて、結構である。
ひとつだけ言うなら、前にも書いたように、「自分の体は自分で守る」のが当然だ、ということであり、医者は「他人の体を、患者の言葉などから判断する」のだから、それが正解であることのほうが稀だろう。医療検査の数値だけが判断基準になるのがほとんどの診断だろうが、その数値基準のいい加減さは、下の記事に書いてある。
ネットには実は優れた記事がたくさんある。その判断をするのも、あなた自身である。まさに健康とは自己責任なのである。新コロや新コロワクチン問題のように、時には素人の見識のほうが医者より優っている。それで判断するなら、医者の多くは不勉強なのだろうという結論になる。

医者自身、患者に処方する薬をすべて自分の身で体験しているはずがない。つまり、製薬会社の担当社員(セールスマン)の口上を信じているだけだ。そのセールスマンも、自分で試したことはないはずだ。つまり、どんな副作用が起こるか、被害のあった患者以外、誰も知らないのである。


(以下引用)大部分がコピー防止処理で、転載するとまともに読めない仕様だが、まあ、記事タイトルだけでも記事内容は分かる。

健康診断の数値の“落とし穴” 血圧は「加齢とともに上がるのは当然」、コレステロールは「一概に低いことが正解ではない」

女性セブンプラス によるストーリー
 • 3 日 • 


自身の健康状態を把握する第一歩となる健康診断だが、結果として表れる数値には落とし穴がある。代表的なものが血圧とコレステロールだ。



【一覧表】高血圧の基準値は約40年の間にどう変化したのか?その推移


血圧の基準値はここ40年で大きく変化


東海大学名誉教授で健康診断の数値に詳しい大櫛陽一さんが言う。



「血圧の基準値はここ40年で大きく変わりました。現在は140/90mmHg以上だと降圧剤が処方されますが、加齢とともに血圧が上がるのは当然のことで、薬での20mmHgを超える降圧は失神・転倒・浴槽での溺死の危険がある。



また、『悪玉コレステロール』といわれていたLDLコレステロール値も、日本では120mg/dlを超えると要注意とされますが、欧米では190mg/dlまで、受診や精密検査は不要とされています。コレステロールは細胞膜や神経細胞、ホルモンなどの原料として体に必須で、その8割が肝臓で生成されます。LDLコレステロールには肝臓から各細胞にコレステロールを運ぶという重要な役割もあり、“悪玉”ではありません」


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老年医学に詳しい精神科医の和田秀樹さんも言い添える。



「コレステロール値は低ければ低いほどがんになりやすいという研究もあり、一概に低いことが正解なわけではありません」



さらに中性脂肪についても、日本の基準は世界とかけ離れていると大櫛さんは続ける。



「日本では空腹時が150mg/dl未満、非空腹時が175mg/dl未満と設定されていますが、アメリカでは999mdg/dlまで正常値とされています」


数値“異常”となった場合の、薬による副作用の懸念も


数値“異常”となった場合の、薬による副作用も懸念される。新潟大学名誉教授の岡田正彦さんが言う。



「降圧剤をのんだことで、脳に血液が行き渡らず認知症リスクが高まるという指摘もあります。また、中性脂肪を下げる場合、フィブラート系の薬が処方されるケースが多いのですが、血液の流れがよくなりすぎて脳出血のリスクが危惧されています」(岡田さん)



体重と身長から「肥満度」を算出するBMIについても、大櫛さんは「小太りがいい」と一蹴する。



「日本ではBMI25以上は肥満とされますが、国際的な肥満の定義はBMI30以上です。欧米でも日本でもBMI25~27.5の人が男女ともに、どの年代でも病気になりにくく、死亡率が低いというデータがあります」



岡田さんも続ける。



「高齢になると、やせている人ほど免疫力が低く、病気になりやすいことがわかっています。適正値は22とされますが、シニアのかたにとっては“やせすぎ”ともいえます」



※女性セブン2025年1月16・23日号


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インチキワクチン推進者の犯罪性

沖縄の恥、知念何とかは、このワクチン推進のデマ活動の功績で、自作ヘボ推理小説のアニメ化までされている。(小説は読んでいないが、アニメで内容は知っている。推理部分が糞。つまり、原作も自動的に糞、となる。ただし、これは私の個人的感想なので、裁判に訴えないようにww )「沖縄の恥」と言ったのは、医者のくせに新コロワクチンのインチキ性や危険性も知らず(あるいは知っていながら、か?)、インチキワクチン推進宣伝行為で膨大な人を傷害し、殺したことである。これ(ワクチン被害件数)は既に統計も出ていることだ。


(以下引用)

今読み返してみると、恐ろしいくらいのデマ

Ghost Riponの屋形(やかた)さんのサイトより
https://ameblo.jp/ghostripon/entry-12882486765.html
<転載開始>
トランプがコロナ茶番をバラしたら、「実は俺もなんかおかしいと思ってたんだよ」とか言い出す人が続出するのだろうか



今読み返してみると、恐ろしいくらいのデマ
・秋くらいには6~7割の人が 接種して、 "集団免疫”を獲得できる。
・"免疫の壁”ができるので、じきに新型コロナウイルスが社会から消える。
・「もうマスクをしなくても大丈夫』という話が、 年末か来年の初めには出る。
・ワクチンを打たない限り、少なくとも数十年は自粛が必要
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耳の「ツボ押し」の抜群の効果報告

昨日書いた「自分の体は自分で守る」記事の中の「耳の各所のツボ」の話は、事実であったようだ。私はここ数か月、目の不調(涙が異常に出る。目に異物感がある。視点が定まらず、細かい字が読めない。目がかすむ。など)に悩まされ、あるいは白内障の初期症状ではないかと思っていたが、耳のツボの中の「目のツボ」を何度か押さえたりマッサージしたりすると、その日のうちにかなり改善され、今日になると、朝起きた時から目の状態が劇的に改善されていたのである。その要点を言うと、視点が自動的に定まり、視野が明瞭になったということだ。この2点が、「物を見る」上でいかに重要かは、その不調を経験しないと他人には分からないだろう。
「耳のツボ」の中の他のツボは、私には今は無用なので試していないが、少なくとも高齢者の初期的な目の不調には大きな効果があると断定できるのではないか。
ちなみに、私は、安い目薬を何種類も試したが、先に書いた症状の良化したものはほとんど無かった。これは、いよいよとなったら手術かなあ、と憂鬱になっていたのである。
まあ、あまり先走って結論するのはマズイかもしれないが、私自身がモルモットとなって得た結果なので、ある程度の実効性と信頼性のある話だと思ってもらっていいかと思う。何しろ、「1日で抜群の効果があった」のだし、そのツボ押し以外の原因は考えられないのだから。

なお、言うまでもないと思うが、長時間のパソコン凝視などは、目に最悪だろう。それは「視点の長時間固定」があり、「画面からの光線を受け続ける」作業だからだ。

と言うことで、私は今後、記事を減らすつもりであるが、まあ、記事を書くのが私には娯楽だから、どうなるかは分からないwww

(追記)朝の散歩に出る少し前に糖分(甘味料)入りのコーヒーを飲んで、散歩から戻ってこの追記を書いているが、どうも目の調子が悪くなっている。おそらく、糖分が即座に目に悪影響を及ぼしているようだ。なるほど、世間の人が糖尿病で失明するわけだ。だが、糖分は麻薬と同じように中毒性があるから、やめるのは困難である。いっそ、やめていた煙草を再開して、甘いものをやめるか。それとも木枯し紋次郎のようにいつも楊枝をくわえるか、幼児のようにおしゃぶりをくわえるか。俺は口唇性欲期の幼児か!



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自分の身は自分で守るのが正攻法

まあ、嘘か本当かは保証しないが、タダで簡単にできることだから、一度、あるいは何度か試してみる価値はあるだろう。私など、老来、寝つきが悪くて酒の助けを借りるのが常だから、これが成功するなら酒量を減らせるか、あるいは完全に禁酒できるかもしれない。
目も、細かい字が読めなくなっているから目のツボも試すことにする。
老年は身体障害との闘いの日々である。で、医者に行くのが一番の危険だったりするwww 薬も食べ物も毒だらけだし。

(以下引用)

身体のツボは耳にもたくさん!

ツボ押しといえば、足裏というイメージが強いかもしれませんが、実は耳にも全身に通じるツボがたくさん存在します。さらに足裏と違って、移動中、テスト中、食事中など、どんなシーンでもちょっとした不調を感じた時にすぐに対処できるのが耳ツボのいいところ。

耳にはたくさんのツボがある イラストAC© 耳にはたくさんのツボがある イラストAC

耳という小さな面積の中に、全身のツボが集まっているため、耳はどこをマッサージしてもどこかに効くといっても過言ではありません。その中でも、自律神経に効くマッサージを今回ご紹介します。こんな不調を感じる時にお勧めです。


・寝付きが悪い時


・頭痛


・緊張、緊張からくる肩こりや呼吸の浅さ、背中の緊張


・車酔い、めまい


・こころのザワザワ

リラックス効果抜群の耳マッサージ

耳の上のくぼみ部分には、自律神経の中でもリラックスやブレーキといわれている副交感神経系の神経が集まっています。そのため、この部分を軽く押したりもんだりマッサージすると、副交感神経のスイッチがオンになり、短時間で落ち着いたり緊張がほどける感覚を味わえるでしょう。ビフォーアフターを目で見て確かめたい方は、マッサージをする前に前屈をしてみて、マッサージをし、アフターで前屈を行うと、前屈がぐっと深まっているのを感じられるはず。また、前屈をした際の呼吸を観察してみると、深く心地よく呼吸ができているのも体感できるでしょう。


1)耳の穴のすぐ上の凹みに人差し指を置く

耳の上の穴の上のくぼみ photo by 伊藤香奈© 耳の上の穴の上のくぼみ photo by 伊藤香奈

2)軽く押しながらマッサージする

photo by 伊藤香奈© photo by 伊藤香奈

3)心地よければ目を閉じてゆっくりと呼吸を繰り返す


▼動画でも詳しくチェック

伊藤香奈


股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。

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風邪とインフルエンザに関する世間の認識と良識

引用記事の新しい情報は「WHOが、何とかウィルスは既知のウィルスである」と公表したことだけだが、要するに、大騒ぎしてワクチンを接種させようとする「商売人(厚労省含む)」に騙されるな、ということだ。
この関係の記事は、(私が飽きたので)たぶんこれで終わりにする。
世間でも「風邪とインフルエンザは暖かくして寝ていればいい」という「常識でない常識」を発言する人が増えつつあるようだ。
この「常識でない常識」を「良識」と言う。まともな判断力のことだ。デカルトは「ボン・サンス(良識)はあらゆる人が本来持っているものだ」と書いている。つまり、社会が(歪んだ教育と歪んだマスコミで)その良識を捻じ曲げて人々をキチガイにするのである。

(以下引用)

中国呼吸器感染症は想定内 通常の季節流行とWHO

みのり先生の診察室さんのサイトより
https://ameblo.jp/drminori/entry-12881794456.html
<転載開始>

中国で未知のウイルスが流行っているとメディアが報道していましたが、既知のウイルスです。


 

 


WHOがこんな発表をしたようです。


 


医師サイトに掲載されていた医療ニュースをシェア。


 


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中国呼吸器感染症は想定内 通常の季節流行とWHO


【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は7日、中国などで症例が増えている呼吸器感染症の一つヒトメタニューモウイルス感染症について、通常の季節的な流行であり「報告数は冬の時期に想定される範囲内だ。異常な感染拡大の報告もない」と発表した。


 


中国当局から、医療態勢の逼迫(ひっぱく)が起きているとの情報もないと付け加えた。

昨年12月29日までのデータによると、主に中国の北部でヒトメタニューモウイルスの感染例が増えている。


 


中国で最も報告が多い感染症はインフルエンザだという。

WHOの報道官は7日の記者会見で、ヒトメタニューモウイルスは新しいウイルスではないと指摘。


 


気管支炎や肺炎など重篤な症状につながるケースもあり、乳幼児や高齢者、妊婦にはリスクが高いが、致死性は高くないと述べた。

WHOは症状が軽くても出歩かないことや、人混みではマスクを着けることなど通常の対策をとるよう勧めた。


 


ーーーーーーーーーーーーーーーーー



風邪をこじらせると気管支炎になったり、ひどくなると肺炎を引き起こすことがあるのは常識です。


 


それはインフルエンザやコロナに限った話ではないです。


 


また基礎疾患のある人など、個体による差もあるでしょう。


 


お年寄りが風邪をこじらせて肺炎を起こして亡くなってしまうということも以前から普通にあったこと。


 


コロナ禍では、まるで風邪をひくことがいけないことのような、下手したら犯罪者のような扱いを受け、過剰な感染対策が行われました。


 


その一貫としてワクチンが登場し、打たない者は非国民扱いでしたが、感染症を口実に社会的にワクチンを含め何かを強制されることがあってはならないと思うのです。


 


医療の選択の自由はいかなる状況にあっても守られなければなりません。


 


コロナ禍で世界が全体主義に向かっていることを感じた人も多かったでしょう。


 


次は一体何が引き起こされるのかとヒヤヒヤしている私です。

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降圧剤と横紋筋融解症

前にも載せたと思うが、降圧剤の中には(かなり広く使用された薬剤だと思うが)「横紋筋融解症」の副作用がある薬があり、私の知っている人が最近歩行困難になったが、その処方薬の中にも横紋筋融解症の副作用を持つ薬があった。つまり、これは現在進行形の問題で、下の「厚労省通達」すら見ていない医者は膨大にいるわけだ。
横紋筋融解症がいかに危険かの記事も、厚労省通達に続けて載せる。私は、歩行困難(筋肉減少)と血尿の症状で、降圧剤が原因だと知った。上に書いた知人も、脚が異常に痩せ細っていた。

(引用1)厚労省通達

血圧降下剤のアジルサルタン、横紋筋融解症などの重大な副作用が判明―厚労省


2016.1.18.(月)

 厚生労働省は12日、血圧降下剤の「アジルサルタン」などに横紋筋融解症などの重大な副作用があることが判明したとして、医療機関に注意を呼び掛けています。


敗血症治療に用いるピペラシリンナトリウム、急性汎発性発疹性膿疱症の恐れ


 今回、新たに重大な副作用などが判明したのは14の医薬品で、製薬メーカーに対しては「使用上の注意」に速やかに追記を行うよう指示しています。14の医薬品と、新たな「重大な副作用」は次の通りです。


(1)血圧降下剤の「アジルサルタン」(販売名:アジルバ錠10mgほか)


  ▽新たな【重大な副作用】:横紋筋融解症(筋肉痛、脱力感、CL(CPK)上昇、血中・尿中ミオグロビン上昇などが現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと)、また横紋筋融解症による急性腎不全発症に注意


(2)血圧降下剤・血管拡張剤の「アジルサルタン・アムロジピンベシル酸塩」(販売名:ザクラス配合錠HDほか)、「アムロジピンベシル酸塩」(販売名:アムロジン錠2.5㎎ほか)


  ▽新たな【重大な副作用】:劇症肝炎、無顆粒球症、横紋筋融解症、また横紋筋融解症による急性腎不全発症に注意


(3)血圧降下剤の「アリスキレンフマル酸塩・アムロジピンベシル酸塩」(販売名:ラジムロ配合錠HDほか)


  ▽新たな【重大な副作用】:劇症肝炎、無顆粒球症、横紋筋融解症、また横紋筋融解症による急性腎不全発症に注意


(4)血圧降下剤の「イルベサルタン・アムロジピンベシル酸塩」(販売名:アイミクス配合錠HDほか)


  ▽新たな【重大な副作用】:劇症肝炎、無顆粒球症、また横紋筋融解症による急性腎不全発症に注意


(5)血圧降下剤の「カンデサルタンシレキセチル・アムロジピンベシル酸塩」(販売名:ユニシア配合錠HDほか)


  ▽新たな【重大な副作用】:劇症肝炎、また横紋筋融解症による急性腎不全発症に注意


(6)血圧降下剤の「テルミサルタン・アムロジピンベシル酸塩」(販売名:ミカムロ配合錠APほか)


  ▽新たな【重大な副作用】:劇症肝炎、無顆粒球症、また横紋筋融解症による急性腎不全発症に注意


(7)血圧降下剤の「バルサルタン・アムロジピンベシル酸塩」(販売名:エックスフォー時配合錠ほか)


  ▽新たな【重大な副作用】:劇症肝炎、また横紋筋融解症による急性腎不全発症に注意


(8)高血圧・高コレステロールの治療に用いる「アムロジピンベシル酸塩・アトルバスタチンカルシウム水和物」(販売名:カデュエット配合錠1番ほか)


  新たな【重大な副作用】:劇症肝炎、無顆粒球症、横紋筋融解症。また横紋筋融解症による急性腎不全発症に注意


(9)特発性肺線維症の治療薬である「ニンテダニブエタンスルホン酸塩」(販売名:オフェブカプセル100mgほか)


  新たな【重要な基本的注意】:中等度および高度の肝機能障害(Child Pugh B、C)のある患者には「治療上やむを得ない」と判断される場合を除き、使用を避ける


(10)敗血症、肺炎、腎盂腎炎などの治療に用いる「タゾバクタム・ピペラシリン水和物」(販売名:ゾシン静注用4.5ほか)


  新たな【重大な副作用】:急性汎発性発疹性膿疱症、薬剤性過敏症症候群(初期症状として発疹、発熱が見られ、さらに肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現などを伴う遅発性の重篤な過敏症状が現れることがある。ヒロヘルペスウイルス6(HHV-6)などのウイルスの再活性化を伴うことが多い)


(11)敗血症、急性気管支炎・肺炎・肺膿瘍・膿胸・慢性呼吸器病変の二次感染などの治療に用いる「ピペラシリンナトリウム」(販売名:ペントシリン筋注用1gほか)


  新たな【重大な副作用】:急性汎発性発疹性膿疱症


(12)ニューモシスチス肺炎の治療に用いる「アトバコン」(販売名:サムチレール内用懸濁液15%ほか)


  新たな【重大な副作用】:無顆粒球症、白血球減少


(13)経口真菌剤である「イトラコナゾール」(販売名:イトリゾールカプセル50ほか)


  新たな【重大な副作用】:間質性肺炎(咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常(捻髪音)などが認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT、血清マーカーなどの検査を実施し、本剤の投与中止、適切な処置を行う)


(14)マラリアの治療・予防に用いる「アトバコン・プログアニル塩酸塩」(販売名:マトロン配合錠)


  新たな【重大な副作用】:無顆粒球症、白血球減少


 


 厚労省は日本製薬団体連合会を通じて、各メーカーに添付文書の「使用上の注意」を速やかに改訂するよう求めています。医療現場では、これらの医薬品を使用する場合には観察や検査を十分に行い、患者の状態に異常があれば使用の中止や減量を行うとともに、適切な治療・処置を行うことが必要です。


【関連記事】
新たに保険収載されたC型慢性肝炎治療薬の「ヴィキラックス配合錠」、肝不全の副作用―厚労省


(引用2)東邦大ホームページより

実は身近な横紋筋融解症

「横紋筋融解症」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。“筋肉が溶ける”…文字面から連想すると、不気味な印象を受けます。それでは「横紋筋融解症」とは一体何なのでしょうか。
横紋筋とは、心臓を動かす「心筋」と体を動かす「骨格筋」を指します。横紋筋融解症は、特に骨格筋に見られ、骨格筋を構成する筋細胞が融解・壊死することで、筋肉痛や脱力を生じる病態です。そのまま放っておくと、起き上がることや歩行が困難になり、腎不全などを合併し、回復に長期間を要すことがあります。
骨格筋が融解すると、骨格筋細胞に含まれる様々な物質が血中に大量に放出され、それらの代表としてミオグロビンとクレアチンキナーゼ(CK)が挙げられます。どちらも骨格筋が融解後、血液を介して腎臓に到達すると物理的に尿細管閉塞になり、急性腎不全を来します。ミオグロビンは尿中に排出されると尿が赤褐色を呈し、血尿のような色になります。この特徴的な症状を「ミオグロビン尿症」と呼びます。一方、CKはミオグロビンのような特徴的な症状は認められませんが、骨格筋の融解程度によって血中に放出される量が変化し、CK値が5,000U/L以上(基準範囲:40~250U/L)に顕著な上昇が認められ、また半減期が12時間程度と短いため横紋筋融解症の治療効果のモニターとして用いられます。このように特徴的な症状と検査所見から、横紋筋融解症はミオグロビン尿の検出と血中CK値の上昇が診断に重要とされています。
横紋筋融解症を発症する原因として、直接的原因と間接的原因があります。直接的原因は、過去のコラム「クラッシュ症候群をご存知ですか?」でも述べていますが、災害などによって長時間に渡り、四肢が圧迫された場合などに発症します。一方、間接的原因としては、過度のアルコール摂取、過度の運動などが挙げられます。また、この季節に注意すべき熱中症も原因となる可能性があります。これは、高温下において体温調節機能が破綻し、身体の深部温度が40℃を超えると筋細胞が変性し、横紋筋融解症となります。脱水症状がある場合さらに筋肉が損傷しやすい状態となるため、水分補給が重要です。また、身近で気を付けて頂きたいのが、薬剤による副作用として発症する場合です。スタチン系高脂血症治療薬(スタチン)やニューキノロン系化学療法薬(ニューキノロン)による横紋筋融解症がよく知られていますが、この他にも抗精神病薬や麻酔薬など様々な薬剤の副作用によっても発症することが報告されています。
前述のように、横紋筋融解症の症状として筋肉痛、筋力低下、脱力、麻痺、ミオグロビン尿があります。筋肉痛や筋力の低下などは運動後にも起こるので分かりづらいかもしれませんが、ミオグロビン尿は見た目にも血尿と似ており、分かりやすいと思います。「手足・肩・腰・その他の筋肉が痛む」、「手足がしびれる」、「手足に力がはいらない」、「こわばる」、「全身がだるい」、「尿の色が赤褐色になる」などの症状が見られた場合は、すぐに医師に相談してください。

免疫・臨床化学検査室 加藤大樹


参考文献

  1. 「薬剤性横紋筋融解症」大矢 寧・水澤 英洋
    医学のあゆみ Vol.251 No.9 2014.11.29
  2. 「重篤副作用疾患別対応マニュアル横紋筋融解症」
    http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/10/dl/s1019-4d8.pdf
  3. 「病院の検査の基礎知識」
    http://medical-checkup.info/article/53660221.html
  4. 「スポーツ科学・栄養についての研究 6-1.クレアチンとは」
    http://www.glico.co.jp/laboratory/health_science/sports/sports06_1.html
 

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老人医療での「薬害」

和田秀樹の文章で、前半というか、全体の3分の2は専門医批判で、一般人にはあまり関係の無い話なので、省略。医療改革は医者自身がやる話で、素人にはどうしようもない。年齢による「薬効の半減期」の違いの話や、薬の「足し算処方の害悪」は一般人も知る価値がある。

ちなみに私は降圧剤を飲んでいるが、自分で調節している。「年齢+90」より低い時は、むしろ低血圧になるほうが危険だとして、飲まない。高年齢で140以下など、かえって問題だと思っている。
ただし、性別や体格差によっても、適正血圧は違うのではないか。低血圧のプロレスラーなどいるとは思えない。彼ら(スポーツ選手は概してそうだが)は馬鹿のように肉を食べるから脳の血管も丈夫だろうが、運動選手は若い人でも瞬間的には最大血圧が200を超えると思う。かなり前にベジタリアンのマラソンランナー(ではなく、ジョギングのカリスマみたいな人か)が脳溢血か何かで死んだ話もあった記憶がある。マラソンやジョギングなら菜食主義でもできるだろうが、健康にとって菜食主義は危険だと私は思っている。まあ、これも一般論としての話だ。基本的には「菜食主義では脳の血管がもろくなる」可能性があると思う。もちろん、体全体の筋肉量も落ちるだろう。(降圧剤の中には「横紋筋融解症」の副作用のあるものもある。私はたぶん、その被害者である。いや、であった。自分で診断して、その薬をやめたが、その後遺症は残っている。)
要は、自分の体格や、仕事や日常生活でどの程度肉体負荷があるかの判断だ。私の祖母は、一日中部屋に座っているような生活だったが、100歳を超えるまで生きていた。生きるだけなら手足の筋肉すらさほど必要は無いのだろうが、体格がいい人間は手足を動かすだけでも筋肉量が必要になる。

(以下引用)

薬の飲みすぎの弊害は高齢者ほど深刻である

専門分化型の医療から総合診療型の医療への移行が進まない限り、高齢者は不調の数だけ薬を処方され続けます。教科書通りの診療であれば、一つの病気に対して3〜4種類の薬を出すのが「正解」なので、実際には、不調の数×3くらいの種類の薬を飲まされているのではないでしょうか。


誤解のないように申し上げておきますが、私は何も、薬を一切飲んではいけないとか、すべての薬がダメだと言っているわけではありません。


ただし、薬の飲みすぎには明らかに弊害があります。だから、数々の書籍で私も繰り返し警鐘を鳴らしているのですが、特に高齢者の場合はその影響は深刻です。


なぜかというと、高齢になるほど肝臓や腎臓の機能が落ち、薬を分解したり使い切れなかった成分を排泄したりするのに時間がかかるからです。


薬を飲むと15〜30分後の血液中に流れる薬の濃度が最も高くなりますが、一定の時間が経つとその血中濃度は半分くらいになります。それまでに要する時間のことを「半減期」といい、薬の種類によっても異なりますが、多くは8時間から半日ほどだとされています。

薬を毒にしてしまう過剰な「足し算処方」

薬を処方されるときに、一日に2回飲んでくださいとか3回飲んでくださいとか言われると思いますが、その根拠になるのも「半減期」です。血中濃度が半分くらいになるタイミングで次の薬を飲めば、効果を持続させることができるので、そのような指示が出されるのです。


ただし、若い人であれば半減期が6時間くらいの薬でも、高齢者の場合は8時間くらい経っても血中濃度が高いままで、実際の半減期は12時間以上になるということはザラにあります。


高齢の患者さんに対してはその点を考慮して、薬の量を調整するのが常識だと私は思うのですが、それが考慮されずに処方されてしまうケースは驚くほど多く、ただでさえ高齢者は体に薬が蓄積しやすい傾向にあるのです。

過剰に残った薬は、もはや薬ではなく、毒となる可能性のほうが高いと言わざるを得ません。


それだけでも問題なのに、総合診療という発想のない臓器専門医は体のあちこちに不調を抱えた高齢者に対し、それぞれの不調に応じた多種類の薬を「足し算処方」するのです。


そんなことをすればあっという間に薬漬けになり、かえって健康を損ね、場合によっては命を縮めることにもなりかねません。


総合診療型の医療への移行が阻まれるせいで、この国の高齢者はそういう危険に日々さらされているのです。


---------- 和田 秀樹(わだ・ひでき) 精神科医

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