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軍隊と一般国民

司馬遼太郎が書いているが、「本土内で戦車隊が作戦を実行中に住民が道に溢れて通行不可能な時はどうしますか」と戦車隊隊長に聞いたところ、「住民を踏みつぶして進軍しろ」と答えられたということである。
ここに戦争と軍隊の本質がある、と私は思っている。


(以下引用)



04:01

by みったん

【社会】日本兵が日本兵を銃殺 当事者の元隊員95歳男性が記録に 「住民虐殺、強姦・強奪許せず」


0拍手
1 名前:的井 圭一 ★:2016/12/26(月) 21:11:18.58 ID:CAP_USER9.net

 1945年の沖縄戦で激戦地となった摩文仁で、日本兵が沖縄住民を殺害したり強姦(ごうかん)したり食料強奪をしたりする事態を我慢できず、別の日本兵がその日本兵を殺害する出来事があった。
当時、沖縄で戦闘に参加した元日本兵・飯田直次郎さん(95)=神奈川県在住=は自ら日本兵を銃殺したことを証言した。
飯田さんは知人の協力を得て、中国で戦争に参加した体験や沖縄戦の詳しい足跡を原稿用紙129ページにまとめた。

 45年6月、球部隊に所属していた飯田さんは摩文仁の壕に潜んでいた。
一緒に逃げて仲良くなった日本海軍兵や周辺住民から「自分が隠れている壕で住民にひどいことをしている軍曹がいる」と聞いた。
その内容は、住民や子どもを殺害したり女性を強姦したり食料を強奪したりするほか、その一帯で水が飲めた唯一の井戸を独り占めにしているというものだった。

 ある日、飯田さんも「佐々木」という名の軍曹による「悪行を目撃」した。「見るに堪えない。もう限界だ。
同じ日本の兵隊として許せねえ」と殺意が湧いた。
海軍兵に「このまま見て見ぬふりできねえ。島民が殺されているんだぜ。やつさえいなければ皆なんとかしのげる。水も飲める」と殺意を明かした。

 飯田さんは米軍との戦闘前、那覇市の住民宅で寝泊まりし、沖縄の人々から温かくしてもらったことへの「恩義」もあって「住民を殺す日本兵が許せなかった」と言う。
ある晩、井戸で住民に嫌がらせをしている佐々木を見つけた。
人影がなくなったのを見計らい、軍服を引き裂いた布で拳銃を隠し持って近づき、水を飲んでいる佐々木の後頭部に銃を近づけ引き金を引いたという。

 飯田さんは「全ては島民のためと思ってやったが、私自らの手で日本人をあやめてしまった。70年余たっても忘れられない」と話し、今でもつらい思いが残っていることを吐露した。

 本島南部の激戦時、食料が尽きて飢えた日本兵が夜、米軍の陣地に忍び込んで食料を盗み、その帰りを待ち伏せた日本兵がそれを奪い、殺し合う事態も「よくあった」という。
「戦場では人間が人間ではなくなってしまう」と振り返る。

 飯田さんは「軍隊は住民を守るどころか、軍隊がいることで戦場になってしまう。(辺野古に)飛行場を造ることはいいことではない。
沖縄の人々にとって戦後は終わっていない。戦争は絶対に駄目だ。
勝っても負けてもよくない。自分の命を落としてでも俺は絶対に反対する」と語った。

- 琉球新報 - 2016年12月26日 08:30
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-417850.html

依頼@自治スレ197


引用元:http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1482754278



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Not in my backyard

工作員やレイシストやキチガイのコメントも多いが、幾らかは冷静的確な意見もあり、沖縄問題について興味のある人は読んで損はない記事(スレッド)だと思う。

「私の家の裏庭にはお断り(Not in my backyard)」というのは「迷惑施設」問題には付き物だ。基地や原発はその大きい物で、フクシマは東京都民のために滅んだようなものである。まあ、私の知人にも東京都民はいるから都民を批判するような言葉は大きい声ではいいにくいが、もちろん都民全員が原発賛成論者ではない。原発など最初から、本当は無くてもいいものだから問題外としてもいい。
ゴミの集積所を自分の家の前にされたら、その家の住民はいやだろう。それが他人の家の前なら大喜びだ。ゴミ捨て場は臭いが役に立つからだwww
さて、ゴミ集積所が「必要な存在」であることは分かるが、はたして基地は必要な存在だろうか。そしてそれは本当に沖縄本島に(洒落ではない。沖縄のどこかの無人島にあってもいいはずだ。)必要なのだろうか。
「自分の家の裏庭ではないからいいさ」と思っていない日本人がどれだけいるか怪しいものである。




(以下引用)


2016年12月26日


 

引用元: http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1482727079/

1: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 13:37:59.45 ID:chHtdaec0.net
ヤマトゥー!!

no title

在日アメリカ軍基地が集中する沖縄県をめぐり、中国の大学やシンクタンクが、沖縄の独立を求める団体の関係者と交流を深めているとしたうえで「中国に有利な世論を沖縄でつくることによって日本国内の分断を図る狙いが潜んでいると見られる」と注意を喚起しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161222/k10010815761000.html

24: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 13:45:09.30 ID:n3it4vcx0.net
JAP「米軍が嫌なら独立すれば?w」

JAP「独立するな!!!中国の分断工作!!!!」

952: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 15:08:31.72 ID:/L8B4hVx0.net
独立したいんならはよ独立しろよあわじ市に続け

no title

13: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 13:42:59.47 ID:hvR2zbDR0.net
沖縄なんて独立すればいいじゃんとか書き込んでるネトウヨは中国の工作員

43: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 13:48:32.61 ID:adKqHj9F0.net
対立煽りに乗せられてるバカ共反省しろよ

23: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 13:44:57.81 ID:Lrr+bb5s0.net
できへんできへんと思ってたら
30年後くらいにガチで中国になってそうで怖い

28: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 13:46:22.66 ID:rFaWzJdi0.net
沖縄は出生率あるしチャンスはなんぼでもあるで

33: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 13:47:20.51 ID:+MJj5GKrr.net
>>28
位置も結構重要な位置やし、第二のシンガポールポジねらえるで
もともと一人でやって行けてた国なんやし

68: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 13:51:33.21 ID:rfEHNU8e0.net
速攻中国に支配されそう

64: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 13:51:16.58 ID:qZ8kOHMUd.net
中国からドバドバ移住させて帰化させまくればそれで乗っ取り完了やん

81: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 13:53:20.80 ID:ZRm9FbDna.net
中国人ってまじで世界各国どこにでもいるもんなぁ

115: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 13:56:38.65 ID:14PVF/kS0.net
なお、まにあわんもよう

Q翁長知事を支持しますか。支持しませんか。
 支持する64%
 支持しない18%

Q安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
 支持する22%
 支持しない53%

Q今、どの政党を支持していますか。
 自民20%▽民主7%▽維新1%▽公明3%▽共産7%▽社民4%▽次世代0▽生活0▽元気0▽改革0▽沖縄社大1%▽そうぞう0▽その他の政党0▽支持政党なし40%▽答えない・分からない17%

Q普天間飛行場を名護市辺野古に移設することに賛成ですか。反対ですか。
 賛成18%
 反対66%

Q翁長知事は、名護市辺野古沿岸部の埋め立ての承認を、取り消すべきだと思いますか。取り消すべきではないと思いますか。
 取り消すべきだ58%
 取り消すべきではない23%

Q翁長知事は米国を訪れ、普天間飛行場を名護市辺野古に移設することに反対だと訴えました。こうした翁長知事の活動を評価しますか。評価しませんか。
 評価する73%
 評価しない19%

Q日米安全保障条約をこれからも維持していくことに賛成ですか。反対ですか。
 賛成57%
 反対20%

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/15468

152: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:00:18.86 ID:iS3fXSt3d.net
>>115
日米安保は賛成なのに基地は反対なんか
基地の数多いのは確かやし負担やろうけど米軍基地全部無くなっても中国からは何もしてこないとか思っとるんか?

236: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:07:57.51 ID:hOg3iiBia.net
沖縄失ったら結構な面積の領海とEEZ失う上に中国なんかに寝返られた日にはあいつらウッキウキで要塞にしてくるで

あかんやろ

120: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 13:57:09.30 ID:iS3fXSt3d.net
昨日か一昨日も沖縄と宮古島の間の海を中国の船が通り抜けてったんやろ?
もうガチやん

中国空母、初の西太平洋進出=沖縄本島と宮古間通過-米けん制か、自衛隊機緊急発進
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122500037&g=soc

160: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:00:54.00 ID:+b+bj7lvr.net
ついでに北海道も独立や

172: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:02:05.09 ID:ZkcRGw+Fr.net
>>160
ロシア「おっ、ええな」

158: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:00:51.17 ID:adFvy+mXd.net
分断工作は中露の十八番やな
日本は左系のメデイアが乗るからやりやすい

698: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:47:21.98 ID:T5OHy+OI0.net
翁長になってから急速に沖縄の日本離間が進んできてるよなぁ

240: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:08:45.81 ID:VTJswnv30.net
公安が言い出すって相当やろ
それから県議会は完全に親中らしいな

314: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:15:53.01 ID:rFIQm1Dr0.net
>>240
相手国に工作員作って政情不安にさせるのは中国とロシアの得意技って昔から言われてたが、公安が公に危機感表明するほどというのは現状は相当ヤバいという事やで

あと沖縄マスコミ幹部と県議会議員は中国の接待攻勢で大物になった気になっとるらしいな

256: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:10:08.55 ID:2bHLvxNv0.net
日本は島国やらからこういのに慣れてないねん
中国とか異民族に侵略された歴史やからね
オリジナルの漢民族は三国志辺りで絶滅している

257: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:10:13.80 ID:hOg3iiBia.net
そもそも日本やなくなったら入国にパスポート要るし観光死ぬんちゃうの

267: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:11:27.82 ID:hvR2zbDR0.net
>>257
返還前はそうだったな

286: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:13:42.15 ID:u6Jnd32z0.net
>>257
中国人がいっぱいくるから平気やろ
店も中国資本が増えて、従業員も中国人だらけになって、住民も中国人だらけになるんや

261: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:10:51.74 ID:BLBOg2hu0.net
今独立して中国にすり寄れば目先は生活水準あがるで

893: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 15:04:10.13 ID:ToYx5sZU0.net
これから衰退する国と登りゆく龍を比べたらまともな神経なら中国につくんじゃないの

292: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:13:56.85 ID:7010M6VCd.net
日本に絶望しつつあるから沖縄いきたい
同じような香具師おるやろ

354: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:21:20.42 ID:W2LWd8Xma.net
そら失業率も貧困率も日本一やしなワンチャン独立とかそういう空気になって当然や

741: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:51:21.48 ID:qmzYZYPpM.net
工作員ワラワラで草

826: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:58:12.22 ID:+VDiGkgO0.net
なんJにまで来て工作とか必死すぎやろ中共スパイどもw

757: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:52:37.83 ID:N8DX0Kxsd.net
ヤマトは沖縄に酷いことしたよね

54: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 13:50:07.04 ID:n3it4vcx0.net
JAPさぁ… この植民地はなんだい?

no title

646: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:44:23.81 ID:2AHKcC61p.net
日本政府が沖縄を苦しめてるんだから沖縄の人間が甘言投げてくる中国寄りになるのは当然だろ
そんなに沖縄中国に寄越すのいやならもっと沖縄県民の声を聞くっていう発想にはならないのかね

436: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:29:20.94 ID:qFETp57T0.net
まあこれも交渉術やろ
国に従わないと金回さないで~とか舐めたことやられてるんだしこういう姿勢を見せるのもやり方

457: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:30:30.51 ID:W2d37+aj0.net
>>436
交渉術で独立宣言してたらホントに独立しちゃったンゴ・・・

471: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:31:40.23 ID:hvR2zbDR0.net
>>457
EU離脱後のイギリス人がそんな感じらしいな

903: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 15:05:21.60 ID:5B2jldG9r.net
最近の沖縄叩きの多さ見てると独立するかもと思う
少なくともワイが沖縄県民なら独立してやろうかと思うかもしれん

517: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:34:57.93 ID:SkUiD5uNd.net
このスレ見てもよくわかるやろ
人間感情と雰囲気にはかんたんに押し流されてどんな異常で過激なことでも言うしやるもんなんだよ
沖縄は独立するぞ

533: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:36:15.05 ID:Eb+j4yOQ0.net
>>517
なんJはこんなもんやなと思うけど
最近は他所でも沖縄叩き酷くてなんか可哀想やわ
どこがやってるのか知らんけど

832: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:58:35.98 ID:VTJswnv30.net
yahooとか明らかに沖縄県民そのものにヘイトがいってるし
あんなん県民がみたら悲しくなるやろな

843: 名無しさん@おんJちゃんねる 2016/12/26(月) 14:59:38.36 ID:PksaBAKE6.net
>>832
それこそがデモを起こしとる奴らの思うつぼなんやろなぁ

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超小型自動車の時代も来る可能性あり、か

興味の無い人には読む気もまったく起こらない記事だろうが、「これからの日本社会がどうなるか」に常に興味のある私には、社会における移動手段の問題も関心はある。
記事中にも少し書かれているように、日本における軽自動車は、多くの制限の中で限界に近い発展を遂げ、値段もリーズナブルな「庶民の味方」だが、軽はダサいとか危険だとかいったアンチステマによって、蔑視されている。(軽だけに「軽視」されているwww)
超小型自動車は、都市の駐車スペース不足解消や社会全体の石油消費抑制などの上で意義はあるかと思うが、軽が担っているほどの働きが代替できるか、下の記事を読むかぎりでは少々こころもとない。だが、政府の「軽自動車いじめ」政策(軽の自動車税をどんどん高くして、軽を持つメリットを減らしている。)によって軽自動車が衰退していく可能性も高い。その時、不可避的に超小型自動車が軽に代わる存在として浮上してくるかもしれない。


(以下引用)



1~2人乗り「超小型自動車」はクルマ社会をどう変える-自転車以上、自動車未満のパーソナルモビリティ

1~2人乗り「超小型自動車」はクルマ社会をどう変える-自転車以上、自動車未満のパーソナルモビリティ

2016年09月20日 15時00分

1~2人乗り「超小型自動車」はクルマ社会をどう変える-自転車以上、自動車未満のパーソナルモビリティ

2016年09月20日 15時00分



一般的な乗用車やミニバンの乗車定員は、4~8人が一般的だ。しかし、常に乗車定員いっぱいの人が乗っているわけではなく、日本国内の自家用乗用車の平均乗用車人数は、平日で1.3人だと言われている。

用途も通勤・通学や送迎、買い物など、短距離の場合がほとんどだろう。これは、広大な室内空間や長距離移動にも対応する走行性能を持てあましながらクルマを走らせていることを意味する。



そこで今、注目を集めているのが1~2人乗りのコンパクトなクルマ、「パーソナルモビリティ」だ。モーターショーなどに出展されたトヨタ・i-ROADやホンダ・MC-βが、このカテゴリに当てはまる。しかし、パーソナルモビリティは、ただの「小さい乗用車」ではない。クルマの使い方やライフスタイルを変えてくれる可能性を持つ“新しい乗り物”なのだ。

今回は、パーソナルモビリティの可能性を紐解くため、世界各地のパーソナルモビリティ事情に詳しい自動車ジャーナリストの森口将之さんを訪ねた。


パーソナルモビリティは「自転車以上、自動車未満」


「パーソナルモビリティ」と聞いても、おそらくまだピンとこない人が多いだろう。森口さんは「一言で言えば自転車以上、乗用車未満の乗り物ですね」と話す。



「1~2名乗車のコンパクトなクルマで、近場をサッと移動するのに適したものがパーソナルモビリティだと考えてもらえればいいでしょう。また、その多くが電気モーターで走るEV(電気自動車)であることも特徴です。近距離の移動に特化したパーソナルモビリティは、EVの弱点である航続距離の短さがネックになりません」

なお、広い意味では「セグウェイ」のような立ち乗り二輪車や「シニアカー」と言われる高齢者向け電動車いすもパーソナルモビリティに含まれるが、今回はクルマに近いものに焦点を当てる。




フランスに見る、パーソナルモビリティの使われ方


森口さんによると、今もっともパーソナルモビリティが普及しているのは、フランスだと言う。それもパリのような都市部ではなく、地方なのだそうだ。



合理的な国民性から、「近距離なら高性能車は必要ない」と考えられている部分もあるのだろうが、フランスでパーソナルモビリティが普及したのには免許制度にも関係していて、大きく2つのユーザー層が存在していると言う。

「ひとつは若い人です。フランスでは、14歳になると最高速度45km/h以下の2輪または3輪自動車に乗れる運転免許が取得でき、通学などにコンパクトなクルマを使っています。もうひとつの層は、シニアの人たちです。二輪車は体力的に乗れないけれど、大きなクルマは不要だという人たちが乗っています」

都市部よりも地方で使われる理由は、公共交通機関の少なさだ。超小型車と聞くと、都市部に向けたクルマだと思われるかもしれないが、実際には公共交通機関が少ない地方でこそ利便性を発揮する。


高齢者の「足」としての可能性


では、日本でパーソナルモビリティを活用するとしたら、どんな使われ方が考えられるだろうか。

「いくつか可能性が考えられ、そのうち試験的に運用が始まっているモデルケースもあります。まずは、フランスの事例と同じような、地方での足としての使われ方。地方の人口が減れば、バスや鉄道などの公共交通機関も減便や廃線が余儀なくされます。すると、高齢者は運転をやめたくてもやめられない状況になってくる。ここにパーソナルモビリティの可能性があると言えますね。高齢者向けの移動手段の整備は、福祉のひとつと言えます」

「最高速度を抑えた小型車を運転できる免許制度を作ることも必要でしょう」と森口さん。小さなクルマを安全に走らせるための交通ルール整備も必要だ。


都市部では駐車場や渋滞といった「都市環境」の改善に


では、都市部でパーソナルモビリティを使うメリットはあるのだろうか。

「都市部でパーソナルモビリティが普及するとしたら、環境意識の高い人がまず注目するでしょう。パーソナルモビリティの主流はEVですから、走行中は排ガスを出しません。また、都市環境の改善にも大いに役立つと考えられます」

コンパクトで省スペースなパーソナルモビリティは、渋滞緩和に役立つ。また、小さな駐車スペースで済むため、駐車場により多くの人がクルマを止められるようにもなるのだ。

「問題は、駐車場の整備でしょうね。今の日本の都市部では、パーソナルモビリティを効率よく置ける駐車場がありません。一般的な4輪車用の駐車場に止めるのでは、省スペースのメリットが生かせませんからね」



森口さんは、パーソナルモビリティは個人所有ではなく、カーシェアリングとして専用の駐車場を一体で整備されていくのではないかと予測する。日本には、軽自動車という安くてコンパクトで実用性の高いクルマがすでに存在しているからだ。

「エアコンもない1~2人乗りのパーソナルモビリティが選ばれるようになるには、費用面でアドバンテージがなくてはなりません。トヨタ車体が生産しているパーソナルモビリティ『COMS』の価格は70~80万円ですが、軽自動車には4人乗りエアコンつきで80万円を下回るモデルもあります。“所有する”と考えると、軽自動車の安さが光るのです」

COMSよりも凝った作りのi-ROADは、さらに高価となるはず。すると、費用面でパーソナルモビリティを選ぶメリットは少ない。これが、パーソナルモビリティがカーシェアリングとして普及するだろうと考えられる一因だ。

実際にトヨタは今、COMSやi-ROADを使ったカーシェアリングサービス「Ha:mo(ハーモ)」の実証を、東京、愛知、沖縄、グルノーブル(フランス)で展開している。


沖縄ではすでに実用化されている「観光」ニーズ


さらに森口さんは、第3の活用方法を教えてくれた。それが「観光地」での使い方だ。一見したところイメージしづらい組み合わせだが、実は相性がいいと言う。

「狭い路地が多い街や住宅が密集しているエリアに、エンジンのついた大きなクルマがたくさん入ってくるのは環境保護に逆行するわけですし、地域の方の迷惑にもなります。小さなEVであればその問題は解消されますし、観光する側にとっても、クルマでは行かれないけれど歩くには距離がありすぎるような場所に行けるなど、観光の幅を広げてくれる乗り物になるのです」



実際に沖縄では、パーソナルモビリティを観光客に貸し出して、普通のクルマでは行けないようなスポットを巡る使い方を実験している。利用者の満足度も高いそうだ。

「未来のクルマ」と言うと、自動運転や無人運転に注目が集まりがちだが、すべてが自動運転になるわけではない。特に高齢化社会が進む地方では、パーソナルモビリティが自動運転とは別の“切り札”となる可能性は十分にありそうだ。


(工藤貴宏+ノオト)


<取材協力>
モビリティジャーナリスト&自動車ジャーナリスト
株式会社モビリシティ代表 森口将之
1962年東京都出身。早稲田大学教育学部を卒業後、出版社編集部を経て、1993年にフリーランス・ジャーナリストとして独立。2011年に株式会社モビリシティを設立。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本デザイン機構理事。日本自動車ジャーナリスト協会、日仏メディア交流協会各会員。

株式会社モビリシティ


 

 

 

 

 

[ガズー編集部]



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安倍一派の「明治政府マインド」

私は、天皇という権威が民衆の側に立って、政治権力の監視役、抑止力になることを望んでいるから、ある意味では「天皇の政治利用」を主張しているとも言えるが、安倍的な意味での政治利用とはまったく正反対であることは言うまでもない。天皇を人形(傀儡)として政治利用し、政府自体の神格化を図ろうとしている安倍一派は、まさに国賊以外の何物でもない。安倍一派にとって天皇がどういう存在であるかは、下の記事で明白だろう。「自分たちの道具、目下の存在」とすら思っているのである。まさに「長州マインド」「明治政府マインド」だ。

「天皇という権威が民衆の側に立って、政治権力の監視役、抑止力になることを望んでいる」と書いたが、それは象徴としてそこに存在し、その無言の姿勢で国民にいい影響を与えてくれるだけでもいいのである。だが、国民に寄り添う、その姿勢こそが、安倍一派にとっては、自分たちへの批判に思われてしかたがないのだろう。


(以下「ギャラリー酔いどれ」から転載)


戦前の天皇絶対制では「不敬罪」だなw 命がない、

◆http://lite-ra.com/2016/12/post-2783.html
リテラ  2016.12.18
生前退位で天皇の意向無視した安倍首相が
 親しい政治家の前で天皇を茶化す発言! 天皇は誕生日会見で何を語るか



天皇の「生前退位」をめぐる安倍首相の諮問機関
「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」が14日、

退位制度の恒久的法整備は困難と判断し、
今上天皇の一代に限る特例法の制定を政府に提言する方針を固めた。

本サイトはこれまで、この有識者会議のことごとくが
政権の意を組んで進められていることをレポートしてきたが、

安倍政権が「一代限りの特別法」で対処したい理由は、

極右陣営が生前退位に必要な皇室典範の抜本改正に反対していること、
また、首相の悲願である改憲のスケジュールに影響を与えないため
である。

しかし、当事者である今上天皇自身は、退位制度の恒久的整備を望んでいる。

今上天皇は、NHKによる「生前退位の意向」の第一報があった今年7月、
学習院幼稚園からの学友で現在も親交の深い明石元紹氏に直接電話し、

「これは僕のときだけの問題ではなく、将来を含めて可能な制度にしてほしい」
と伝えたという(産経新聞12月1日付)。

そしてなにより、現憲法下では天皇の地位は国民の総意に基づく「象徴」であり、
各世論調査では大多数の国民が
天皇の「生前退位」制度の恒久化に賛意を示している。

たとえば朝日新聞が9月に実施した調査では「生前退位」に「賛成」(91%)
のうち「今の天皇陛下だけが退位できるようにするのがよい」が17%に対して、
「今後のすべての天皇も退位できるようにするのがよい」が76%だった。

10月末の日経新聞による調査でも、ほぼ同様の結果があらわれている。

つまり、典範改正による恒久的制度化をせず、
一代限りの特別法でお茶を濁そうとする安倍政権は、

こうした世論及び天皇の意思を完全に無視しているのである。

国民軽視も甚だしいが、そんななか、天皇をめぐる安倍首相の姿勢を物語る、
驚愕すべき情報が飛び出した。

「ある有力政治家の話ですが、彼が官邸の総理執務室で
安倍さんと生前退位の話をしたら、

安倍さんはカーペットに膝をつきながら
こんな格好までしてねと言ったらしいのです

ちょっと何て言うか、天皇陛下が被災者の方々に寄り添うお姿を、
そういうふうにちゃかしてみせるというのは……。信じがたいですね



これは、発売中の雑誌「月刊日本」12月号(ケイアンドケイプレス)で、
毎日新聞編集委員の伊藤智永氏が明かしたエピソードだ。

伊藤氏は、これまで政治部や経済部、ジュネーブ特派員を歴任してきた
毎日新聞入社31年目のベテラン記者。

「月刊日本」は保守系月刊誌だが、今月号で
「天皇陛下のお言葉を真摯に受け止めよ」という特集を組んでおり、

そのひとつとして「安倍総理の天皇観を問う」と題する、
伊藤氏のインタビューが掲載されている。

そのなかで伊藤氏は“毎日新聞ではなく私の見解”としたうえで、
今上天皇個人に敬意を払いつつ、
この間の「生前退位」めぐる有識者会議の運営や宮内庁の更迭人事など、
政府の動きを批判。

そして、インタビュアーから「保守とされる安倍政権には畏れが感じられません」
とふられると、傍証として上記のような有力政治家の証言を紹介したのだ。

伊藤氏は念を押すように、こうも語っている。

「たとえば陛下は即位後、天皇として初めて被災地に訪問して、
膝をつきながら被災者を慰められました。

当時は一部の人たちが『そんなことをすべきではない』と批判しました。
陛下が皇太子時代から皇后陛下とお二人で誰にも言わずに
ずーっと考えてこられたことを黙って行動に移したら、
『そんなこと』と言われたわけです。

さらにそれから20年以上、誰に何を言われようと黙って続けてこられて、
東日本大震災後には国民から『これが新しい象徴の紛うことなき在り方だ』
と受け入れられているのは、日本社会の現実ですよね」

「天皇陛下が自分はなぜここにいて、何をすべきで、どこへ向かい、
どうバトンタッチしていくのか、ということを、
誰も教えてくれない、お手本もない中で、真摯に考えて実践されてこられた賜物です。
ただならぬことですよ。決して当たり前ではない」

これはまさに正論だろう。

ところが、この天皇と皇后が幾度となく被災者・避難者の元を訪れ、
その声に真摯に耳を傾けてきた様子を、
安倍はポーズを真似てからかったというのである。


にわかには信じがたい話だが、一方で、これは安倍ならやりかねないことでもある。

天皇は「お気持ち」のビデオメッセージのなかでも
「日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、
大切なものと感じて来ました」と語っているように、

国民と同じ目線になることこそ“民主主義国の天皇”の姿だと考えている。

ところが安倍にとって、今上天皇が築き上げてきた民主主義的な“天皇像”は、
まったく面白いものではない。

自民党の改憲草案が第1条で天皇の地位を「元首」に改めている
ことからもあきらかなように、安倍政権が目指すのは、

天皇を現人神として位置付け国民支配の装置とした明治憲法下の日本だ


そのためには、天皇を皇居の奥に引きこもらせ、
国民と一線を画した存在に仕立て上げる必要がある。


天皇は国民よりも一段も二段も上にいなければならない、
天皇が国民の前に直接出てきてひざまずくなどもってのほか。

安倍が今上天皇の被災者訪問を茶化したのは、そういう意識のグロテスクな表出だろう。

実際、こうした安倍の天皇に対する敵意は、ここ数年、
側近を通じて次々とあらわになっていた。

たとえば2014年には、安倍のブレーンである八木秀次・麗澤大教授が、
天皇・皇后の“護憲発言”に対し
「宮内庁のマネジメントはどうなっているのか」とかみついた
(「正論」14年5月号/産経新聞社)。

また、今回の「生前退位」の有識者会議に関しても、
意見を募るヒアリング対象者に、八木秀次をはじめとする“代弁者”を送り込み、
国民世論、そして天皇へのカウンターを狙った。

ヒアリング対象者のひとりである平川祐弘東大名誉教授は、
11月、記者団にたいしてこう述べていた。

「ご自分で定義された天皇の役割、拡大された役割を絶対的条件にして、

それを果たせないから退位したいというのは、ちょっとおかしいのではないか」

これが、安倍政権から天皇へのメッセージだ。

しかし、天皇が「お気持ち」の映像まで出して、
国民に直接「生前退位」の意向を示したのは、
単純に高齢化により公務が負担になったから、ではない。

今上天皇は、「日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を、
日々模索しつつ過ごして来ました」と宣言するとともに、

「象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくこと」を念じた。

そこには、皇太子の代になっても天皇という存在が政治利用されてはならない、
という意味が込められている。

天皇は例年12月の天皇誕生日に先駆けて、宮内庁で会見を行う。

この“誕生日会見”は記者が天皇に直接質問できる唯一の場面だ。

第二次安倍政権誕生からおよそ1年となる2013年には、
今上天皇は記者からの質問に答えるかたちで、
日本国憲法を「平和と民主主義を、守るべき大切なもの」と最大限に評価し、
安倍首相を牽制した。

そして今月20日に予定されている今年の“誕生日会見”。

「週刊新潮」も記事にしていたが、すでに宮内庁周辺からは、
天皇が有識者会議やヒアリングの人選の偏りに激怒している
との情報も漏れ伝わってきている。

国民が「生前退位」の恒久的制度化を支持しているにもかかわらず、
それをはねつける安倍首相に対し、天皇はどんなメッセージを送るのか。

大いに注目したい。

(宮島みつや)


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中央と地方の格差はなぜ生まれるか

中央と地方、あるいは地方間の(経済)格差をなくすにはどうしたらいいか、というスレッドのコメントの中で、少し、考察に値する部分だけを抜き出してみた。一連のコメントの元になった82のコメントが、MARCH以下(未満)の大学を馬鹿にしているが、ご当人が「全然」を「前々」と書いているのが笑える。もっとも、ネット民は、わざと誤字を書くことがギャグになると思っていたりするから、ネットの世界では言葉咎めは難しい。かくして、日本語は破壊されていく。

閑話休題。

秋田の学力ランクが高い、ということは、言われて改めて思い出したのだが、確かに、高校生の学力ランキングではかなり上位のはずである。ところが、その秋田が全国で自殺率が最高というのを何年も続けており、住みにくさでは全国最上位クラスだと推定される。ということは、何を意味しているのだろうか。
ここには、田舎県全般に共通する問題点が存在していると思われるが、それが「大学進学」の問題だ。経済問題がここに密接に関係している。

高校までは学力が高いということは、秋田の教育水準は高い、と言えることになるのだが、高校生が、高い学力を持ちながら、大学進学できないのはなぜか。貧困問題がそこにあるわけで、これは秋田だけの問題ではないが、秋田は高校生の学力が高いだけに、大学進学が学力だけで決まらないという事実が明白になる。

県として経済水準が低いから大学進学者が少ない。大学に進学した連中は東京に行き、東京の人間になる。中央官庁の人間も、ほとんど東京出身者で占められる。他府県出身者でも生活の基盤は東京にあるから、もともとの出身県に寄与する活動は何一つしない。
かくして、中央官庁とは名ばかりの「東京のためだけの行政」が永遠に続いていくことになる。
ということなのではないだろうか。
教育問題は、教育だけの問題ではなく、実は全国の経済に密接につながっている、ということだ。



(以下引用)



82: 名無しさん@おーぷん 2016/12/17(土)10:09:44 ID:dBQ
田舎県に転勤になったワイに言わせると、マジでMARCH以上の大学が必要
こっちの高校生は首都圏の高校生と比べて将来に対する意識が前々違う

84: 風吹けば名無し 2016/12/17(土)10:11:26 ID:zKL
>>82
これこれアンドこれ
学力ランクが高い秋田、福井が大学進学率低いのもこれが原因やし

87: 名無しさん@おーぷん 2016/12/17(土)10:13:58 ID:dBQ
>>84
田舎になるほど進学に必要なお金が必要→そんなお金ない→進学を選択肢から外す→所得の低い家庭が生まれる
今目の前にある負のスパイラルや

89: 風吹けば名無し 2016/12/17(土)10:17:24 ID:zKL
>>87
マジでこれやわ
簡単に「奨学金借りたらええやん」とか言う奴おるけど、家庭事情とか、様々な要因で中央に行けない奴もおるし、自宅から通える範囲で大学無いと厳しいわ


93: 名無しさん@おーぷん 2016/12/17(土)10:23:50 ID:dBQ
>>89
更に言えば、自分が高卒の底辺親は奨学金制度を知らないし理解してない
更に先生も進学する生徒が少ないからアドバイスが弱い
お金借りる→悪みたいな風潮もあって、奨学金が活用されてない現状なんや

94: 風吹けば名無し 2016/12/17(土)10:26:46 ID:zKL
>>93
でもって、地方の私立自称進学校に通う金持ちは、あんまり実力なくても指定校推薦で中央の大学行っちゃうかんね。格差は広がる一方やね。

96: 名無しさん@おーぷん 2016/12/17(土)10:28:53 ID:dBQ
>>94
そして中央に行った学生の半分は地方に帰ってこない
結果、地方の労働力不足と賃金低下を招く

97: 風吹けば名無し 2016/12/17(土)10:31:17 ID:zKL
>>96
うーんこのスパイラル...
どうにか何ないんかね...



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(再説)生産性とは何か

政治経済関係の記事だが、こちらに載せておく。
「生産性は凄惨性」という洒落が一般人の口に上り、生産性の意味や意義そのものをも疑う人が出てきたのはいい傾向だ。企業が「生産性を上げる」とは、実は「同じ人件費で仕事量を増やす」のとほとんど同義であり、労働強化そのものだ。(労働組合がまともに機能している会社では、これに対して労組が厳しく抗議するものである。)したがって、「生産性は凄惨性」という小飼弾氏の言葉は正しい、と私も思う。これは前に書いたか。
冗談半分で言うのだが、超ブラック企業こそが生産性は高いはずだ。従業員に給料など支払わないで仕事をさせれば、経営者にとって最高の生産性だろうwww まあ、これは生産性の定義が異なる話になるが。
それはともかく、下の記事はいいことを書いている。それは、日本では「サービスにカネを払う習慣が根付いていない」ことだ。日本にチップの習慣が無いのは日本のいいところでもあるが、実は、それ以外の場面でもサービスにカネを払うということを「不当にカネを請求された」と日本人は感じてしまう傾向がある。
とすれば、現在のように第三次産業が全産業の中で最大の比率を占める状況において、第三次産業では、従業員数が多いわりに、高い価格を請求できないため収益は低く、したがって生産性は異常に低くなり、それは全産業の生産性をも低く押しとどめる要因になっている、と見ることができるだろう。

たとえば、医者の仕事の本質は薬を売ることではない。患者の病気や病因を見抜き、適切に診断し、処方を決めることだ。これは「サービス」という無形の労働だが、日本では、「サービス」とは「タダ」を意味する言葉だから、医者の技術料、つまりサービス部分の保険単価は異常に安く設定されているはずだ。

一事が万事であり、日本では「サービス産業」の生産性が低いというのは、日本的な「サービス観」に主な原因があると言えるだろう。


ただし、こういう面も考えるべきだろう。
学校の教師が、ひとりの生徒に長時間つきあって、その生徒をすぐれた人間に導いても、その仕事をカネに換算したら、生産性が異常に低い、馬鹿げた行為だ、ということになる。
つまり、生産性という概念自体が当てはまらない事柄もサービス産業には多いのである。(教師の仕事に生産性の概念を持ち込むというキチガイ行為も昨今はあるようにも思う。)サービス産業の単価を上げればすべて片付くという話ではない。

結論めいたことを言うなら、「生産性」という概念は、労働者の尻を叩いて奴隷化を進めるための、経営者にとって都合のよい概念(つまり、労働者にとっては自分の首を絞める縄)という面があり、また、生産性という概念の不適当な仕事もたくさんある、ということだ。






(以下引用)



【悲報】日本のサービス業の生産性はアメリカの半分! でも無理に改善すれば「凄惨性が高まる」おそれも



「日本のサービス産業の労働生産性は米国の約半分」――。そんな衝撃的な調査結果を、日本生産性本部が12月12日に発表した。米国の就業1時間当たりの労働生産性水準を100として、2010~2012年の日本の水準を見ると、日本のサービス産業は49.9%しかないことが明らかとなったのである。


業種別の内訳を見ると、「情報通信業」(74.0%)と「電気・ガス」(62.9%)では比較的健闘しているものの、「金融」(48.0%)や「運輸」(44.3%)では半数割れ。「卸売・小売業」(38.4%)や「飲食宿泊」(34.0%)になると米国の3割台にとどまっている。

識者は「人材の育成が必要」と指摘するけれど

日本のサービス産業の生産性、低すぎ


過去のデータを見ると、日米格差がさらに広がっていることが分かる。1998~2000年には対米比で102.2%を誇っていた「情報通信業」は28.2ポイントのマイナスとなり、「金融」に至っては81.8%から33.8ポイントも減らしている。


その一方で、製造業の生産性は2010~2012年の平均で69.7%と善戦。特に「化学」は143.2%と米国を圧倒しており、「機械」も109.6%と肩を並べている。この結果について、調査の責任者である滝沢美帆・東洋大准教授は、会見で次のように問題点を指摘している。


「日本のサービス業は新しい技術を取り入れて効率的にモノを売ることができていない。そのための人材の育成が必要だ」


しかし、このような差は「新しい技術」だけの問題なのだろうか。「労働生産性」とは、従業員1人当たりが一定の労働時間にどのくらいのモノやサービスを生み出しているかを示す指標であり、「生産量」を「労働投入」で割って算出する。


つまり日本のサービス業の生産性が低いということは、米国と同じ「生産量」のサービスを生み出すために、「労働投入」が多すぎる可能性がある。例えばポテトチップス1袋を売るために、米国では日本の半分の労働量しか投入していないということだ。

サービス業従事者の給与水準は平均以下

確かに日本人と米国人の購買行動は大きく異なる。24時間営業のコンビニで一袋ずつ買う日本人と、郊外の大型スーパーに車で乗り付けて大量に買い込む米国人では、自然と生産性に差がついてしまうのは仕方がないのかもしれない。


ネットには、日本の「おもてなし」が足を引っ張っているという指摘もあった。


「コンビニに『”いらっしゃいませ”がなかった!何を考えているのか?』ってクレームがくるんだぜ」


そういう「過剰サービス」が日本の生産性を下げているのかもしれないが、文化の違いもあってすぐに改善されるとは思えない。


もうひとつの可能性は、分子の「生産量」が低すぎることだ。接客サービスにおける「サービス対価」のことで、従業員の給与にも直接反映してくる。ちなみに平均年収が約400万円だった2012年時点で、「卸売・小売業」では356万円、「宿泊業・飲食サービス業」は235万円と、いずれも平均額に届いていない。

「日本のサービスはオマケだから生産性はゼロ」

サービスの対価として顧客が支払うお金が少ないから生産性も上がらないのであれば、「値上げをすれば生産性が上がる」という考え方もできる。ネットでも、


「日本で『サービス』って言ったら『オマケ』の意味でタダなんだから生産性はゼロ」
「日本は米国の半額でサービスが受けられる。旅行客には天国だが、働くにはクソ」


など、サービスに対する日本人の認識の低さを指摘する声がある。逆に言えば値上げをしないまま、無理に生産性を高めようとすれば、賃金を支払わない「サービス残業」が発生する。ネットにはこれを危惧してか「凄惨性が高まりますな」と皮肉をいう人もいた。



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トランプ、ロックフェラー、ロスチャイルド

政治経済関係の記事だが、「徽宗皇帝のブログ」は一日分としては多すぎる記事をアップしたので、こちらに資料として保存しておく。
「株式日記と経済展望」の記事で、書かれた内容や意見には、何とも判断のしようがない。というのは、世界の政治経済におけるロックフェラーやロスチャイルドの位置づけをどう見るか、私には決定的な判断が無いからだ。だから、いつも漠然とユダ金と書いている。ロックフェラーとロスチャイルドがライバルなのか仲間なのか、親分子分関係なのかも分からない。アメリカの政治と経済におけるロックフェラーの影響力も、大統領以上なのか、それほどでもないのか、よく分からない。ということで、下の文章は大きな勘違いがあるのか、正鵠を射ているのかの判断もつかないので、とりあえず資料として保存するだけだ。


(以下引用)




トランプ次期大統領は、ロックフェラー離れとともに、
金融政策主導から、財政政策主導に大きく舵を切りました。

2016年12月16日 金曜日

ロックフェラーに喧嘩を売るトランプ。2017年のパワーバランスはこう変わる=斎藤満 12月13日

急接近するトランプとプーチン

2017年は国際的な政治バランスが大きく変わり、その結果、経済面でのパワー・バランスも大きく変わりそうです。


今年前半のG7メンバーのうち、すでに英国のキャメロン首相、イタリアのレンツィ首相がいなくなり、来年は米国のオバマ大統領、フランスのオランド大統領もいなくなります。新年はメンバーの過半が入れ替わり、残るは安倍、メルケル、トルドー各国首相だけとなるのです。


【関連】「史上最大のボロ儲け」天才ポールソンの手法から個人投資家が学ぶべきこと=田渕直也

「米・英・ロ連合 vs. 欧州・中国」へ

加えて、それ以上に大きな変化となるのが、まず第1に、従来の「欧米中心の西側連合 vs. ロシア・中国」の構図が、「米・英・ロ連合 vs. 欧州・中国」の構図に移行しそうなことです。


トランプ大統領は選挙中に英国を訪問し、エリザベス女王、ロスチャイルドの了解、承認を得たようで、一時冷え込んでいた米英関係が、トランプ大統領の下で改めて強化されると見られます。


そのトランプの米国が、ロシアのプーチン大統領と急接近しようとしています。中東でともにイスラム国と戦う「同志」とも言っています。


米ロが接近し、NATOへの支援を米国が後退させるというだけに、欧州の政治的軍事的立場は弱くなり、欧州ではロシアの脅威が高まります。トランプ大統領は、対ロ経済制裁の解除を提言する可能性があります。

「EUから米国に乗り換えた」イギリス

英国はEUからの離脱を決めましたが、これも英国がEUに見切りをつけ、米国に乗り換えたとも言えます。同時に、米ロが接近する中で、英国もロスチャイルドがロシアに影響力を持ち始めている節が見えます。


例えば、ロシアがウラジオから北海道に鉄道をつなごうとの構想は、ロスチャイルドのアイディアと言われます。


ロシアがイランとサウジの間に立ってOPECの減産合意に協力し、結果として原油価格の引き上げに成功したことは、トランプの米国にも大きなプレゼントになっています。


その中東について、トランプ氏はロシアとともにイスラム国を攻めると言います。これはもう1つの大きなパワー・バランスの変化を意味します。ここには、さらに2つの変化が含まれています。

本当の「イスラム国」掃討作戦が始まる

まず、これまでは米国が中東を管理し、シリア反政府軍やスンニ派のイスラム国をサポートしていた面もあり、米国のプレゼンスが大きくなっていました。これを、ロシアのリーダーシップに委ね、米国も一緒になってISを攻めるとなると、ロシア陣営のシリア、イランが勢力を強め、親米であったサウジが苦しくなります。


つまり中東は、米国主導によるスンニ派優勢の状況から、ロシア主導によるシーア派系のイラン、シリア、イラクが勢力を強める形に変化し、これにトルコが加わります。これと関連して、トランプの米国は、イスラム国を側面から支援していたサウジや米国のロックフェラー・グループと距離を置く、ないしは反目する形になります。


イスラム国については、当初モンサント社系の民間軍事会社が訓練指導し、サウジなどが資金支援していたと言われます。モンサントはロックフェラー系の有力企業です。ですから、これまでは、表向き米国もISを攻撃しているように見せて、間違って武器がISにわたってしまった「事件」や「誤爆」が続き、IS掃討はなかなか進みませんでした。


トランプ氏は選挙キャンペーンのなかで、「ISはオバマ大統領やクリントン氏が支援している」と非難していました。そのトランプ氏が勝利し、ロシアとともにISを掃討するということで、にわかにISの支配地域が縮小しています。


ロシアにイラン、シリア、イラク、トルコがつき、これに米軍がつけば、ISも厳しい状況に追いやられます。

「トランプのロックフェラー離れ」低インフレ・低金利は修正へ

もっとも、これで中東がロシア、シーア派系の秩序で安定するとも言えません。入り繰りがあるためです。


トランプ氏はロシアを同志とする一方で、イスラエルを最後まで守ると言います。そのイスラエルとイランは天敵の関係にあり、米国内にもイランに反発する勢力がいます。


中東では依然としてイランが不安定要素として残り、彼らはペルシャ帝国の復活を考えています。


同時にトランプ次期大統領は、ロックフェラー離れとともに、金融政策主導から、財政政策主導に大きく舵を切りました。その影響はすでに世界市場を動かしていますが、世界の政策にも、次第に金融緩和の終息、財政政策への転換が出始めています。


世界的な低インフレ、低金利が修正されようとしています。

日本でもゴールドマンの影響力増大

日本経済から見ると、ロシアが経済的苦境にあれば、経済支援が「ニンジン」になって北方領土平和条約への道が開けるかもしれませんが、ロシアへの経済制裁が解除され、ロシアが経済的に強い立場になると、日本の交渉力が低下し、領土問題、平和条約が遠のきます。


トランプ氏がISを攻撃することは、その背後にいるロックフェラー・グループに喧嘩を売るような面があり、結果としてロックフェラー系企業(エネルギー、金融、食品、化学)の影響力が低下し、一方でロスチャイルドの影響力が高まります。


すでに金融市場ではシティ・グループよりゴールドマンの存在感が強まっていますが、これもその一環と見えます。

読めない中国

その中で、中国の位置づけがもう一つ不透明です。


米国は先般親中派のキッシンジャー元国務長官を北京に派遣し、中国大使に習主席と親しい者を任命し、またトランプ陣営の中には米国がAIIBに参加しなかったのは間違いだという声も聞かれます。


しかし、同時に台湾総統と電話会談をし、為替操作や中国製品のダンピングを批判し、南シナ海への侵略も批判しています。


米国が中国を大国として承認し、経済協力を模索するのか、米国第一を脅かす存在として中国を叩くのか、まだ今の段階では読み切れません。何より、中国自身が読めなくて困惑しています。


今般、東シナ海から中国船が日本の領海を侵犯してきましたが、これには米国の出方、トランプ氏の動きを探ろうとの意図もうかがえます。日本もしばらくは中国との関係を模索せざるを得ません。


※本記事は、『マンさんの経済あらかると』2016年12月12日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。



(私のコメント)

NHKスペシャル「ドラマ 東京裁判」を4話の最後まで見ましたが、結局は事後法で裁く事が正当かどうかの答えが無いままにドラマは終わった。判事たちの意見を集約すれば、事後法で裁く事が不当なのならば、ニュルンベルク裁判を否定する事になってしまう。だから東京裁判も事後法が正当化された。

しかし事後法で裁く事が出来れば、裁く事が権力者の意のままになるということであり、連合国も自分で自分の首を絞める事になる。日本でも東京裁判が不当なものだと言う意見がくすぶり続ける事になり、アメリカやイギリスもロンドン裁判やワシントン裁判が開かれることになった場合、事後法で裁かれる事を覚悟すべきだろう。

事後法で裁けるのだから、アメリカ政府をインディアン大虐殺の罪で有罪にする事も可能であるし、イギリス政府をオーストラリア原住民を大虐殺した罪も問う事が出来る。しかし当時の大統領や首相は既にいない。ならばブッシュ元大統領やブレア元首相を中東戦争の罪で問えばいい。共同謀議が明らかにされるかもしれない。

ナポレオンが結局死刑にされなかったのは、該当する法律が無かったためと、権力者が戦争で負ける度に死刑にされてはかなわないと思ったから、ナポレオンを死刑にはできなかった。つまり戦争を裁判で裁く事は不可能な事であり、裁判と言う名の報復が正当化されるのならば収拾がつかなくなる。


トランプ次期大統領の外交政策は昨日も書きましたが、ビル・クリントン大統領からオバマ大統領に至る24年間の外交から大きく変わるような気がする。対中国融和外交からレーガン大統領のような強面の外交に変わる。トランプ政権には軍人OBが多く加わっている。オバマ大統領は8年間に何もせずノーベル平和賞を貰っただけだ。

それに対するアメリカ国民の不満がくすぶり続けている。オバマ大統領は経済でも外交でも何も出来なかった。経済はFRBの金融政策でリーマンショックは切り抜けましたが、ようやく金融政策から財政政策へとアメリカ政府は舵を切るようだ。それは製造業のアメリカ回帰であり、保護貿易の復活も噂されている。

齋藤満氏は、『従来の「欧米中心の西側連合 vs. ロシア・中国」の構図が、「米・英・ロ連合 vs. 欧州・中国」の構図に移行しそうなことです。』と述べていますが、欧州と中国が手を組めばロシアは両者に挟まれる事になる。だからロシアはアメリカと組まざるを得なくなり、イギリスは欧州と手を切ってアメリカに付く。日本はどちらに付くのだろうか、米英ロ側につかざるを得ない。

これに戸惑っているのが中国ですが、トランプの親ロ外交は標的を欧州と中国においているようだ。問題はトランプとプーチンが手を組めるかどうかですが、安倍総理が両者と会談している。標的はメルケルと習近平だ。EUと中国が手を組めばアメリカにとっても脅威になるし、その為にイギリスをEUから離脱させた。

トランプとレーガンは共和党の非主流と言う共通点がありますが、対外強硬派でも共通している。レーガンはソ連を崩壊に追い込みましたが、トランプは中国を崩壊に追い込むだろう。だから台湾カードを切って来た。南シナ海へもクレームをつけている。中国はアメリカの虎を尾を踏んでしまったのであり、トランプの揺さぶりに中国は狼狽している。



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