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モンサントによる食糧支配

タイトルを忘れたが、あるサイトからの転載である。
私は日本人の生活と未来を守るためには日本人の一人ひとりが、日本を襲う陰謀的行為に気づかねばならないと考えている。つまり、大手マスコミが「陰謀論」と揶揄して冷や水をかける論説こそが、日本という国の生死に関わる情報なのである。大手マスコミは、その陰謀の手下だからこそ、「陰謀論」蔑視の風潮を作ってきたのである。
さて、モンサントなどの巨大穀物会社による世界食糧支配は急速に世界を覆いつつある。日本にその魔の手が及ぶのも近い。TPPはおそらくその「土台造り」となるだろう。
インドの綿花生産者の悲劇は、やがて日本の農家の悲劇となる。
農家だけの問題ではない。農作物の自宅生産さえも「特許種子」を建前として禁止され、我々の生命はモンサントに縛られるのである。
アメリカで野菜の自宅生産が禁止されたというニュースは、あれは全地球的陰謀の発端だったのである。


(以下引用)

インド綿花生産者の自殺とモンサントの戦略
By Rieko Terui • July 6, 2009

ITで飛躍的な成長を遂げたインド。華やかな発展の影で、綿花生産者が借金を苦に次々自殺を図っているというニュースを読んだ。原因は種子価格の高騰と凶作――と日本の主要メディアは、それが不可抗力であるかのような書き方をしているが、インドの貧しい綿花農家が自らの命を絶った真の背景とはどのようなものだったのだろうか。




自殺者増加の影には、多国籍種子企業の巧みな戦略があった。中でもGM界の巨人、モンサント社による種子市場の独占と、同社の搾取的企業慣行に注目が集まっている。

科学者であり環境活動家としても活躍するヴァンダナ・シヴァは、インドにおける綿花生産者の自殺を、貿易自由化とグローバル化を通じた「生産コストの増加」と「農作物の市場価格下落」の2面から議論する。


1998年、世銀の構造調整プログラムにより、インドは種子部門を多国籍企業に開放。これと共に、企業が独自に開発したGM種子が普及した。インドのワタ種子市場は事実上、モンサントの独占市場と化した。モンサントはまず、農薬と化学肥料による管理が必要な自社製GM種子を売り込む。農民は、種子と抱き合わせでモンサント製の農薬や化学肥料を買わせられ、同社の商品に依存する新たな慣行が生まれた。


さらにモンサントは自社のGM種子に特許権を制定し、来シーズン用に種を保存する自家採種を知的財産権の侵害として禁じた。ヴァンダナ・シヴァは、「本来であれば無料であるはずの資源(=種)が商品化された」として、農産物に対する特許権取得を非難。同時に、「企業製種子への移行は、多品種栽培からモノカルチャーへの移行でもある」と、土壌の生産力低下と多様性の喪失を指摘する。たとえばアンドラプレデシュ州のワランガルは、もともと豆、雑穀、菜種など多品種栽培が行われていた地域だが、GM種子の普及で換金性の高い綿花の単作が一般化。多様な生育環境で育った種子ではなく、均一な無検査種子が急速に普及したことにより、不作のリスクが高まった。


さらに近年導入されたモンサントのBTワタは、低農薬で大量の収穫が確保できることをうたい文句に販売されたが、実際は収穫もあがらず、害虫への耐性にも誇張があった。BTワタの導入で農民の窮状はさらに悪化し、作物には当初以上の農薬が散布されることとなる。

農民自殺に拍車をかけたもうひとつの圧力は、「WTO自由貿易政策による農産物価格の暴落」にある。「農産物貿易に関するWTOルールはダンピングのためのルール」。たとえばアメリカは綿花生産に毎年40億ドルの補助金を投じ、自国綿花の国際競争力を不当に高めている。人為的に安くなった綿花が流通したことで、綿花の国際価格は暴落。高い生産コストと不確実な収穫、価格の暴落という3つの要素により、末端の農民はいよいよ窮地に追い込まれるのである。

リン・コーエン=コールの話によると、借金を重ねながらモンサント依存型の農業サイクルから抜け出せなくった農民が選んだ自殺方法は、皮肉にもモンサント製の農薬による服毒自殺だという。




残念ながら、インド綿花農家の悲劇は氷山の一角に過ぎない。モンサントの農業支配は自国アメリカを始め、中南米、アジアへと着実に及んでいる。しかもペースは驚くほど速い。モンサントが農業分野に進出したのはほんの10年前。もともと化成企業として、サッカリンやアスパルテーム、枯葉剤、DDT、PCBなどを開発してきた同社は、1997~2002年の合併・再編を通じてバイテク企業へと転身。農業分野に進出してからは、遺伝子組み換え技術や農作物の特許取得と、それを通じた零細農家の搾取、市場の独占、そして消費者に対する不当な販売戦略に忙しい。モンサントの企業戦略については、以下の動画やページでわかりやすくまとめられている。







<巨大企業モンサントの世界戦略(前編)45分>



<巨大企業モンサントの世界戦略(後編)45分>


・デモクラシーナウ「農業関連大手モンサント社の恐怖の収穫:
http://democracynow.jp/submov/20080506-2

モンサントは現在GM市場で90%のシェアを誇る。モンサントの農業支配をくじくためには、GM作物が私たちの生活にどれだけ入り込んでいるかを知ることがカギとなる。ただ日本では遺伝子組換え表示に厳格な基準が設けられていない。つまりGM含有食品を見分けるための情報が消費者に望ましい形で提供されていないのが現状だ。これについては、グリーンピースジャパンがわかりやすくまとめている。


モンサントのGM技術にいろんな意味で関心がある方は、モンサント・ジャパンのHPへ。試験場の見学会もあるようだ。GM小麦の導入に向けて米、カナダ、オーストラリアが協力するなど、気になる情報も掲載されている.


<参考>
ヴァンダナ・シヴァ
From Seeds of Suicide to Seeds of Hope: Why Are Indian Farmers Committing Suicide and How Can We Stop This Tragedy?

Categories: 地球環境, 貧困・開発
Tags: 動画資料, 南アジア, 大企業, 貧困, 食物
About the AuthorRieko Terui

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被災者と健康保険

自然災害に遭った時、それに追い打ちをかけるように病気になったらどうするか。特に、津波や地震などで着のみ着のまま逃げ出した人はどうすればいいのか、という疑問について、「ダイヤモンド・オンライン」の記事から一部転載する。これは他人事ではなく、いつあなたや私の身に起こるか分からないことなのだ。


(以下引用)



原則的には失業してもなんらかの健康保険に加入し、保険料を納めなければならないが、今回の東日本大震災の影響で失業した被災者には特例措置が取られている。

 岩手県、宮城県、福島県、茨城県、長野県など、東日本大震災の被災者で、「住宅が全半壊した」「生計維持者が死亡または行方不明」「生計維持者が失業した」「福島原発の避難指示区域などの対象住人」などの一定要件を満たす世帯の人は、健康保険料や病院での自己負担金が免除される。当初5月末までとされていた免除期間は、来年2月まで延長されることになったので、当面、医療費の心配はしなくても大丈夫だ。

 ただし、被災者は氏名や生年月日などを伝えれば、健康保険証がなくても病院や診療所を受診できる特例は6月いっぱいまでとなり、7月からは保険証が必要になる。また、窓口の自己負担分が免除されている人も免除証明書が必要になるので、対象となる人は市区町村の窓口で早めに入手しておいたほうがいいだろう。

 このように、失業しても医療にかかれなくなることがないように、国もさまざまな措置は講じている。しかし、特別措置は期間限定だ。失業期間が長引いたり、仕事があっても収入が低いと、食べていくのに精一杯で、どうしても健康保険は後回しになりがちだ。その結果、社会保障の網の目からこぼれおちる人が急増している。

 中には、体調の悪さを自覚しながらも保険証がなかったり、窓口で支払うお金がないために病院に行かれず、死亡にいたった手遅れ事例も報告されている。「自分だけは大丈夫」と思うかもしれないが、景気回復の兆しが見えない今、こうした例は決して他人事ではない。

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これからの家づくり

「反戦な家づくり」の「理想の家」という記事の一部を転載する。
家づくりは生活の基盤であり、日本国民全体が今後どのような生活をするかにつながるものであるから、ただの個人的趣味の問題としてではなく、国家経営の一部として考えていくべきだろう。
そういう意味で、この記事にはいろいろと示唆的なことがある。自然エネルギーの利用や雨水の利用など、たいていの人が考えてはいても、具体的な困難がイメージしにくい。特に太陽光発電は、今のところペイしないというのは確かである。今後、画期的な段階になるまでは、金銭的に余裕のある人以外は手を出さないのが無難だろう。雨水利用については、この記事にある「雨水・水道切り替え」方式が容易にできるなら、これはどんどん取り入れていくべきだろう。洗濯やトイレにまで飲料用水を使うという無駄は、これからはやめるべきである。もっとも、我々が飲まされている水道水の水質が実はひどいものだという可能性もあるのだが。
家の建築材料の中で鉄が一番耐用年数が小さいというのも覚えておきたい。たしかに、鉄というものはすぐに錆びてしまうものだ。我々は鉄が固いから丈夫だと錯覚しているが、固いことと腐食しにくいことは別である。白蟻対策さえすれば、実は木造建築が一番耐久性はある、とも言う。何しろ、法隆寺など、2000年近くもっている。(歴史にはうといので、正確な年数は知らない)
ともあれ、我々が膨大な資源とエネルギーを食いつぶす消費経済から脱出することは、未来の世代への責務でもあるだろう。経団連のように、人々が金を使わなくなると困る連中もいるのだが。


(以下引用)


これが、私の中にある家のイメージ

材料はもちろん、木と紙と土。
屋根と外壁は、これだけでは耐久性に難ありなので、若干の工業製品を使用。
基礎は、法律で決められているので、鉄筋コンクリート。

実は、この鉄筋コンクリートが、家の構造材料の中で、一番寿命が短い。
普通の家に使われているもので、60年の想定だ。
これではちょっと寂しいので、私の設計では、ワンランク上のコンクリートを使う。

それでも、想定は80年。適宜メンテをして100年と言うことになっている。
ちなみに、よく100年住宅なんて言うのを聞くが、コンクリートが60年の想定なのに、100年住宅と謳うのは詐欺じゃないかと思うんだけど、如何。

エネルギーは、太陽熱温水と雨水利用はぜひやりたい。
いま設計させてもらっている家で、これを両方ともやることになっているので、とても楽しみ。

なにせ、確実に元が取れる。
元というのは、オカネだけじゃなくて、エネルギー的に。
ローテクで、利用形態がシンプルなものが、いちばん「使い尽くす」ことになる。

反面、太陽光電池は迷いがある。
原発の電気を使わないために、パネルを屋根に載せるという選択肢もあるが、太陽光電池が元を取れるかどうかは疑問。

オカネの面では、補助金と強制的な売電価格で無理やりペイさせているが、本来は今のところ全然合わない。
エネルギー的には、原料のシリコンを抽出する過程がグレーゾーン。意図的に隠されている。

北陸先端科学技術大学院大学で発明された液体シリコンの利用が実用化すれば、新しい可能性が出てくるかもしれない。

太陽電池、液体シリコンで製造成功 大量生産に期待
2011年2月8日 朝日

もっとも、本当に革新的な技術は、文科省にも経産省にも無視抹殺される危険があるから、予断は許さない。

雨水利用は、これまでは庭に播いたり洗車をしたりという用途に限られていたが、水栓メーカーが画期的な蛇口を開発したので、家の中でも利用が可能になった。
主に、便所の流し水は雨水で賄うことができる。

これまでは、雨水と普通の水道を、同じ蛇口に切り替えで使うことができなかった。
水道に雨水が逆流する危険があるからだ。
だから、雨水タンクがからになると便所が流せないという大問題があった。

しかし、メーカーが開発した蛇口は、雨水と水道が混じらないようになっていて、水道局もOK。
雨水タンクが空になったら、便器に座ったままコックを切り替え。
無事水が流れる と言う次第。

それと、ぜひやりたいのが、屋根と壁に水を流すこと。
雨水を小さいポンプで屋根まで上げて、夏の最中はちょろちょろ出しておく。
西日の当たる壁にも、できれば流す。
これだけで、家の中の体感温度は激変する。

冬には、やっぱり薪ストーブ。
隣近所に迷惑にならない限りは、薪ストーブがほしい。
ただし、薪ストーブは工事費入れると100万円コース。
たぶん、経済的な元は取れないが、炎を眺める魅力は捨てがたい。

これまでも、何軒か入れさせてもらったけれども、なんというかシビレルものがある。

同じ炎で言うと、ランタンもいい。
割り切るところは、LEDで節約して、「あかり」が欲しいところにはランタン

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福島の大学教授たちが山下俊一退治に乗り出す

さすがに、福島の学者たちも、山下俊一という詐欺学者の同類となることを恥じたのだろう。保身を事とする日本の学者世界ではなかなか珍しい、勇気ある行動である。


(以下「阿修羅」より転載)


ついに福島大学の学者達が山下俊一大先生解任に向けて立ち上がる
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/406.html
投稿者 東京電力放射能拡散中 日時 2011 年 6 月 07 日 07:45:52: p1PPUA.SiPAKw


http://fukugenken.up.seesaa.net/image/E8A681E69C9BE69BB8ver8.pdf


福島県知事 佐藤雄平 殿
2011 年6 月6 日


荒木田岳(福島大学 准教授)
石田葉月(福島大学 准教授)
井本亮 (福島大学 准教授)
遠藤明子(福島大学 准教授)
熊沢透 (福島大学 准教授)
後藤忍 (福島大学 准教授)
小山良太(福島大学 准教授)
澁澤尚 (福島大学 准教授)
中里見博(福島大学 准教授)
永幡幸司(福島大学 准教授)
村上雄一(福島大学 准教授)
森良次 (福島大学 准教授)


要望書


この度は、東日本大震災という未曾有の災害のなか、不眠不休で復旧作業をされてい
る知事以下県職員のみなさま方には、心より敬意を表します。震災、津波の被害に加え、
福島第一原子力発電所の爆発事故にともなう広域の放射能汚染は、福島県の浜通りのみ
ならず、中通り、さらに会津地方にまで及んでおります。その汚染レベルは、一部の地
域を除き、年間被ばく量が20mSv を下回るとされておりますが、本来、公衆の被ばく
線量限度は年間1mSv であり、この基準を適用すると、中通りをはじめとする多くの地
域について、早急に被ばく線量低減のための手立てを講じる必要があります。
年間100mSv を下回る、いわゆる低線量被ばくがもたらす健康影響については、専
門家のあいだでも意見が分かれています。したがって、行政としては、予防原則に則り、
低線量被ばくは危険であるという前提にたち、県民ができるだけ無用な被ばくを避けら
れるよう諸策を講じることが急務であると思われます。以上を踏まえ、我々は、以下の
ことを要望します。これらの要望は、一時的には、福島県民に不安を与え、県に対する
イメージを悪化させるような内容かもしれません。しかし、被ばくの健康影響を矮小化
しようとせず、むしろ、予防原則に則って危険の可能性を公に認め、被ばく線量を低減
するための措置を積極的に講じることこそが、県民から信頼され愛される福島県を再び
取り戻すための唯一の道であると、我々は確信します。よろしくご検討くださいますよ
うお願い申し上げます。


【要望1】

福島県は、低線量被ばくの健康影響に詳しい専門家として、次の二つの立場の学識者
をそれぞれ放射線健康リスク管理アドバイザーとして招聘してください。
(1)被ばく量が少なくなればリスクは減るものの、どんな低線量でもリスクはゼロで
ないとする立場
(2)内部被ばくのリスクを重視し、低線量であっても決してリスクは小さくないとす
る立場
この二つの立場は、低線量被ばくの健康影響はほとんどないと主張する現アドバイザ
ーの山下俊一氏、高村昇氏、神谷研二氏とは異なるものです。低線量被ばくの健康影響
についての様々な見解を県民に示すことは、県民をいたずらに不安にさせるという懸念
があるかもしれません。しかしながら、一面的な情報だけを流し、見せかけの「安心」
を作り出しても、長い目でみれば、県民の健康を守ることにつながるとは思えません。
低線量被ばくの健康影響に関する専門家の見解は定まっていないという事実がある以
上、県民ひとりひとりがその事実を受け止め、考え、議論していかなくてはなりません。
そのための下地を作ることは、県行政の重要な役割であるはずです。医療現場における
セカンド・オピニオンの重要性が指摘されているように、様々な立場のリスク管理アド
バイザーに意見を求める機会を県民に与えることは、むしろ、県民の健康を守るうえで
有効であると考えます。


【要望2】

福島県は、県民の被ばくによる長期の健康影響を疫学的に明らかにするために調査検
討委員会を発足させ、その座長には、低線量被ばくの健康影響はほとんどないと主張し
てきた山下俊一氏が就任しました。この人選のプロセス及び根拠を説明してください。

(以下略)

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大企業による食料支配の足音

beyond 5 sensesというブログから転載。「東海アマ」ツイッターで知ったサイトである。
この記事の見解に同意するかどうかは別として、そういう可能性もある、と覚えておくだけでも有意義だろう。
これに関連して、アメリカでの野菜自家栽培禁止法を思えば、この記事の見解は、十分に合理的だと思われる。


(以下引用)


法医学的証拠によりヨーロッパのスーパー大腸菌はバイオテクノロジーで製作されたことが判明
Forensic evidence emerges that European e.coli superbug was bioengineered to produce human fatalities
マイク・アダムス(ヘルスレンジャー)

By Mike Adams, the Health Ranger

2011年6月6日

ドイツでは超強力な耐性を持つ大腸菌株が病気を発生させ、病院を満員にしており、菜食主義者たちも含めて、EU全域で責任のなすり合いが行われている。だが、いかにして大腸菌が8種類の抗生物質(薬剤)に耐性を持つようになり、突如として食品供給の中に出現したのか、誰一人として議論していないようだ。今回の大腸菌変異株は、O104株の仲間であるが、通常、O104株は、決して抗生物質に耐性を持つようなものではない。その耐性を備えるには、繰り返し抗生物質にさらされる必要がある。それによって、完全な薬物免疫を持つように「変異圧力」がかかるのだ。

そうした株がどのように発生したのか起源を知りたいときには、基本的にはその大腸菌の遺伝子コードをリバース・エンジニアリングすれば、その発達(開発)過程でどのような抗生物質にさらされたのか、かなり正確に特定することができる。下記の通り、この手順は既に実施されている。現在EU全域で食品の消費者に脅威を与えているO104株の遺伝子解読結果を見ると、それがどのように出現したのか、非常に興味深い実態が浮かび上がってくる。

遺伝子コードに残された経歴
ドイツのロバート・コッホ研究所の科学者たちが、O104株の遺伝子構成を解読したところ、以下の全ての種類の抗生物質、およびその組み合わせに耐性があることが分かった。

・ペニシリン

・テトラサイクリン

・ナリジクス酸

・トリメトプリム・スルファメトキサゾール配合剤

・セファロスポリン

・アモキシシリン/クラブラン酸

・ピペラシリン-スルバクタム

・ピペラシリン-タゾバクタム

これに加え、このO104株には、特殊な酵素を生成する能力があり、この酵素により、専門用語でESBLと呼ばれるような超強力なバクテリアになる。

「ESBL (拡張βラクタマーゼ)は、バクテリアが生成する酵素であり、この酵素によりバクテリアは、多くの病院で最も一般的に使用されている抗生物質であるセファロスポリン(セフロキシム、セフォタキシム、セフタジジム)に耐性を持つようになる」とイギリスの健康保護局は説明している。(http://www.hpa.org.uk/Topics/Infect...)

その上さらに、このO104株には、「1990年代から医者たちを脅かしている」(ガーディアン紙の記事参照)二つの遺伝子(TEM-1とCTX-M-15)がある。どうして医者たちは恐れているのかといえば、極めて致死性が高く、こうしたバクテリアに感染した場合、多くの人々は重篤の臓器不全に陥り、死んでしまうからである。

バイオ工学で致死的なスーパー細菌を製造
では、このように8種類の薬物クラスに分類される多くの抗生物質に耐性を持ち、二つの致死的な変異遺伝子を特徴とし、さらにESBL酵素の能力を持つバクテリアが、いったいどのように出現したのだろうか。

そのようなものが出現する方法は一つである。たった一つである。それは、大腸菌の株を8種類の全ての抗生物質にさらすことだ。もちろん通常は、それを同時にまとめてするわけではない。最初にペニシリンにさらし、生き残ったコロニー(ペニシリン耐性を持つ)を検出する。次に、その生き残ったコロニーを、テトラサイクリンにさらす。それでも生き残るコロニーは、ペニシリンとテトラサイクリンの両方に耐性を持つことになる。次はスルファ薬剤にさらし、やはり生き残ったコロニーを採取する、というふうに続けていくのだ。いわば実験室内で特定の成果を目的として行われる遺伝子選択のプロセスである。基本的にはこれが、メリーランド州フォート・デトリックの米軍の研究施設で生物兵器を開発する手順である。 (http://en.wikipedia.org/wiki/Nation...)

実際の手順はもっと複雑であるが、肝心なことは、8種類の抗生物質に耐性のある大腸菌株を製造するためには、繰り返し、継続的にそれらの抗生物質にさらす必要があるということである。このプロセスが自然界でひとりでに発生したと想像することは、ほとんど不可能である。例えば、もしこのバクテリアが(一般に説明されているように)食品に由来するのであれば、いったいどこで抗生物質耐性を身に着けたというのだ? 事実として、野菜には抗生物質は使用されていない。

こうして我々に突きつけられた遺伝子の証拠を考えると、これが「野生の世界」で発生したと想像することは困難である。一つの抗生物質に耐性があることは珍しくないが、8種類の抗生物質に対して、ひとまとめに耐性を持つ大腸菌株が誕生するとは、自然界の遺伝子の組み合わせや、遺伝子置き換えの法則に逆らっている。ズバリ言えば、このスーパー大腸菌が自然に発生することはありえない。そうなると、どこで誕生したのか?という問いに対する答は一つだけである。研究所だ。

製造され野に放たれた
こうして、致死的な大腸菌株が人為的に製造され、食品流通の中に放出されたか、もしくは、何らかの事故で研究所から抜け出し食品流通に混入したことが証拠となって示されている。この論理的帰結に同意しない人も歓迎するが、もし否定するならば、この8種類の抗生物質に耐性を持つスーパー細菌が、偶然に出現したことを認めることになる。そうなると、人為的に製造されたという説明よりも、遥かに恐ろしい話になる。8種類の抗生物質に耐性を持つスーパー細菌が、特に理由もなく、いつどこで発生するか分からないことを意味するからだ。だが、それはかなり奇異な理論になるだろう。

私の結論の方が理にかなっている。この大腸菌株は、ほぼ確実に製造され、特定の目的のために食料供給の中に放たれた。では、その目的は何だ? それは明らかだろう。

プロブレム(問題発生)、リアクション(人々の反応)、ソルーション(都合の良い対策)だ。最初に「問題」を発生させる。今回の場合は、食品流通に致死的な大腸菌が発生したことである。そして、人々の「反応」を待つ。我々は大腸菌の恐怖に襲われていると悲鳴をあげさせるのである。その人々の反応に対処する形で、計画していた「対策」を導入する。今回の場合は、世界的な食料供給の全面管理であり、生のスプラウト、生乳、生野菜を違法化することだ。

今回のことは、全てそれを目的としている。最近では、FDA規制官に媚びへつらわない限り、小規模家族経営の有機農場が実質的に違法になる「食品安全近代化法」を推進する際に、FDAが米国で同じような現象を利用した。FDAは、米国の食料供給に大腸菌が発生したことで広がった人々の恐怖に乗っかり、アメリカの農業の自由を破壊することができた。忘れてはならないことだが、恐怖に陥った人々を操ることは容易である。どんな理不尽な規制であろうと納得させることができる。そして、食べ物で人々を脅すのは簡単なことだ。何件かの政府発表を主流メディアのニュース配信系列に電子メールで送るだけで完了する。

まず自然療法を禁止、次に食料供給を攻撃
ここで忘れないでもらいたいことがある。全て今回の事態は、EUが医療用のハーブ(薬草)と栄養サプリメントを禁止したのに続いて起きている。露骨にも、この禁止は、人々の健康を維持し、病気から自由にする栄養療法が違法化するものだ。こうした薬草やサプリメントの違法化に成功すると、次のステップは、人々に新鮮な食品を怖がらせることだ。新鮮な野菜には薬効があり、人々に新鮮な野菜を買う権利が残されていれば、病気を予防されてしまうからである。

だが、人々に新鮮な野菜に対する「恐怖」を植えつけることができれば、そして更にそれを違法化できれば、全ての人々に死んだ食品、加工食品を押し付けることができ、徐々に身体を蝕む病気を普及・促進し、強烈な製薬会社の利益を持ち上げることができる。

これは全て一つのアジェンダ(目標)の一環である。人々を病気にし、薬草を入手できないようにし、サプリメントも買えないようにし、人々を苦しめることでグローバル製薬カルテルに利益を握らせようとしている。

もちろん、GMO(遺伝子組み換え生物)にも、同じような意味がある。多くの人々を不妊にするような遺伝子コードを食料供給に混入させる意図がある。GMOを食べても生殖し続ける人間は、徐々に身体を蝕む病気で苦しめる。それで「治療」すれば、製薬会社は儲かる仕組みになっている。

最近の大腸菌の恐怖の標的になった国はどこだか覚えているだろうか? スペインだ。なぜスペインなのだ? ウィキリークスから漏洩した通信文書で、米国政府が舞台裏では政治的報復をすると脅していたにもかかわらず、スペインが国の農業システムにGMOを導入することに反抗していたことが明らかになったことを思い出してもらえるだろう。大腸菌による死亡をスペインのせいにするというイカサマは、おそらくこの報復だったのだろう。GMOの大合唱に参加することに乗り気でなかったスペインに報復したのだ。(http://www.naturalnews.com/030828_G...)

これがスペインの野菜農家が経済的損失を被っている本当の理由だ。このスーパー大腸菌作戦のサブストーリーの一つだったのである。

ビッグ・ファーマが作り出した戦争のための兵器としての食料
ところで、この大腸菌株はどこで製造されたのかだが、最もありそうなのは、自前の研究所を持つ巨大製薬会社だ。恐らく何千というコロニーから狙い通りの突然変異を起こせるような設備や様々な抗生物質を用意できる組織が他にあるだろうか。この計画を実行でき、この計画から利益を得ることができる独特の立場にあるのは、製薬会社ぐらいである。そうした計画を実行する動機と手段を併せ持っているのだ。

おそらく、製薬会社の他にこうした研究設備を持っているとすれば、感染症を監視する行政機関ぐらいである。例えばCDCならば、本気になれば、成し遂げることができるだろう。

誰かが大腸菌株を製作したことを示す証拠は、バクテリアのDNAにそのまま記述されている。これは法医学的な証拠であり、それが明かすことは否定できない。この株は、繰り返し、長時間、8種類の抗生物質にさらされ、何らかの経路で食料流通に出現した。これが悪党科学者によって入念に計画され、実施されたことでなければ、どのように理解できるというのだ? 現在、ビッグファーマが販売している上位8種類のブランド抗生物質に耐性を持つ株へと「自然発生的に突然変異」することなどありえない。意図的に変異させたものだ。

繰り返しになるが、この分析を否定する人は、意図的ではなく、偶然にこれが起きたと言っていることになる。そして、それが本当ならば、実に恐ろしいことだ。野生の大腸菌株は圧倒されて死滅し、8種類の抗生物質に耐性を備えるスーパー大腸菌株が自然界に充満し、致死的な存在に変化していることになる。抗生物質による自然界の汚染がそれほど極端なレベルまで進んでいることになる。もしそう信じるならば、人為的に細菌を製造したという話よりも、遥かに恐ろしいことだ。

食品に生物兵器という新時代の到来
だが、いずれのケースを信じようとも、共通する事実は、いま我々の世界は、既知の医薬品では治療不可能なスーパー細菌が世界規模で蔓延するという新時代を迎えているということである。もちろん、どの細菌も、コロイダル・シルバーで容易に殺すことができるが、まさにその理由から近年では邪悪なことにFDAなど世界の保健行政機関はコロイダル・シルバーを扱う会社を攻撃してきた。本当に効果のある自然な抗生物質を人々が入手できては困るのだ。そもそも、あらゆる人々を病気にするという大きな目的の意味がなくなる。

実際、こうしたスーパー大腸菌株は、ニンニク、しょうが、たまねぎ、薬草など自然の様々な抗生物質を組み合わせると、容易に対処できる。それに加え、プロバイオティックス(体に良い働きをする細菌)が、消化管の微生物叢(フローラ)のバランスを整え、致死的な大腸菌を追い出す働きをしてくれる。健全な免疫システムと良好な消化管があれば、スーパー大腸菌の感染を打ち負かすことができる。だが、これもまた、製薬会社が人々に知ってほしくない事実である。病院に寝転がって、死を待ち、他に救済を求めることのできない犠牲者のままでいてほしいのだ。それが、「人々の幸せのための現代医療」である。自ら問題を作り出しておいて治療する。だが、その治療も、本当の治療ではない。

今回の大腸菌の発生で死亡した例についても、その殆どが簡単に回避できたものだ。そういう意味では、無知による死である。だが、それだけではなく、人類に戦争を布告した狂った科学者たち、あるいは、アジェンダ(計画)につき動かされている組織が放つ食品生物兵器の新時代の犠牲者なのかもしれない。

(翻訳:為清勝彦 Japanese translation by Katsuhiko Tamekiyo)

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小沢は投了しなかった

「阿修羅」経由で山崎行太郎のブログから転載。
民主党内「隷米グループ」がまたしても小沢鳩山排斥を画策しているわけで、せっかく菅総理退陣への道筋がついたのに、これで民主・自民大連立となったのでは、民主党政権誕生による「日本独立革命」が崩壊してしまう。選挙時点で完全に敵であった自民党と組もうというのは、選挙で民主党に投票した人々への裏切りである。まあ、民主党の半分は自民党と同じ「隷米」の血が流れているのだからそうなるのも当然ではあるのだが。

そういう意味では、民主党がこのままひとまとまりでいるのは間違いだが、かといって民主党を分裂させるのも「政治は数」という田中角栄の金言から言えば間違いだということになる。つまり、国民新党のように正しい主張をする政党でも、代議士の数がいなければ政治的な力にはなりえないわけだ。まあ、国民新党の場合は、亀井静香という稀有な人物の人格力で今はなんとかある程度の影響力はあるにしてもだ。

とりあえず、「民主党を分裂させない」という方針を選んだ小沢だが、そうなると逆に、それを逆手に取った、自分への排除工作がこれから激化するわけで、いわば雪隠詰めに近い状況だ。
普通の精神の持ち主なら、とっくにあきらめているところである。そういう状況で小沢はここまで平然と戦ってきたわけで、それだけを見ても小沢が並みの人間ではないことが分かるし、政治家としてのレベルの高さが分かる。


(以下引用)


菅直人の「偽装退陣」工作と言う前代未聞のダーティな陰謀・謀略による「騙しの政治」が、世界中が見守る中で公然と行われたわけだが、さすがに多くの国民の顰蹙をかい、菅直人続投どころか、むしろ逆に「菅直人早期退陣」が確実になった今、またまたその謀略工作の中心人物を軸に「小沢・鳩山抜き大連立」の陰謀謀略の裏工作が進行しつつあるらしいが、むろん、そういう「横取り」政治が成功するはずはなく、もし万一成功したにしろ、菅直人内閣と同様に長続きはしないし、国民の手によって引き摺り下ろされることだろう。つまり、この話が、菅直人とともに政治責任をとつて幹事長を辞めると言っている岡田克也を中心に進んでいることからも分かるように、菅直人、岡田克也、枝野幸男等、要するに謀略工作一派による次の陰謀・謀略であることは明らかである。ところで、この「小沢・鳩山抜き大連立」工作の自民党側の仕掛け人が石原伸晃幹事長らしいが、僕は、この石原の貧相で、不吉・陰湿な顔を見ると、ますますやりきれなくなるわけだが、そして「やはり政治家は顔だよ」と言いたくなる。

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非常(非情にあらず)の人

ここのところ言説が低調だった山崎行太郎が、今回の政変劇について、なかなかいい事を言っているので転載する。
仙石を代表とする策謀と裏切りの政治家グループは、一時的には勝利を得るかもしれないが、その勝利はあまり長続きはしないし、歴史によって厳しく裁かれるものである。
近代日本を作った大久保利通、西郷隆盛の政治家としての偉大さは、ただ無私の心にある。私利私欲のために政治を行う人間は大事を成し遂げることはできない。しかし、また、そういう無私の人間は、自分の心に一点の疑いも無いから、クロムウェルやロベスピエールのような大虐殺もためらいもなくできる。そういう意味では、政治家というものは並みの人間ではない。
庶民が政治家を馬鹿にするのは、まあ、恵まれない自分の生活の憂さ晴らしにはなるだろうが、あまり褒められたことではない。
政治家に対する過度の敬意も困るが、政治家軽視はもっと困るのである。


(以下引用)

特に小沢一郎の場合、今回の政変劇で、「小沢一郎は終わった」のではなく、「小沢一郎は勝った」と言うべきかもしれない。小沢一郎の政治力が、何回も何回も危機に直面しながらも、なかなか衰えないのは、小沢一郎が「性善説」の人であって、「裏切る人」ではなく「裏切られる人」、「騙す人」ではなく「騙される人」だからではないのか。その醜い人間性を天下に曝け出した卑劣漢・菅直人首相の退陣は、本人や取り巻きが、どんなに足掻こうとも、かえって早まったと思う。いずれにしろ、「日本人の恥」を世界中に晒したのは、菅直人とその取り巻きである。政治家の本質は、やはり古いと言われるかもしれないが、「騙し」でも「裏切り」でもなく、「誠」である。小沢一郎の政治力が衰えないことの秘密は、意外かもしれないが、そこにあるように思われる。今回の政変劇でも小沢一郎は「一敗、地にまみれた」ように見えるが、そして「小沢一郎の時代は終わった」と思われているが、たぶん、今後もしばらくは「小沢時代」が続くように思われる。「騙し」や「裏切り」では、政治家はつとまらない。

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考えること
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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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