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常識批判の皮をかぶった悪徳商売

「現代ビジネス」から転載。ただし、批判対象としての掲載である。
下記記事に書いてあることが嘘っぱちであることは、経験的に分かる。

風邪をひいたら、温かくして寝る。これ以上の療法はない。
薬は風邪の症状を止めるだけのことで、風邪そのものを治すわけではない。これは医者も認めているはずだ。
風邪のウィルスは熱に弱い。(だから冬に風邪が広まるのだ)発熱は、体内のウィルスを撃滅する体の自己防衛機構なのだから、体を温めることは理にかなっている。体を冷やすなど愚劣そのものだ。
発汗は体が風邪のウィルスを退治するのに十分な程度に温まっていることを示す指標である。発汗による脱水症状など、そう起こりはしないが、気になるなら水分を十分にとればいいだけのことだ。
発熱を抑えるのは、よほどの高熱の場合のみである。
風邪薬を使用するのは、仕事や学校の都合で「寝ていられない」場合だけにするべきだろう。その場合でも解熱薬は不要なことが多いはずだ。
風邪をひいたら休みなさい。それさえもできない現代生活というものがおかしいのである。
このような「マスコミ医者」は、「医療商売」の尖兵だから、世の中の人間が病気になり、不健康になるほどいいのである。
この「森田豊」という医療詐欺師の名前は、今後の要注意人物として覚えておこう。


(以下引用)


医学が目覚ましい進歩を遂げる一方で、先人の「知恵」に、目からウロコの驚きを感じることもある。でももしかしたら、あなたは世間に広まる都市伝説に、だまされてはいないだろうか? 医学都市伝説にまつわる著書もあり、テレビ、ラジオ、雑誌等にて、医学常識の仕分け人として活躍中の医療ジャーナリスト、医学博士の森田豊先生にお話を聞いてみた。

【Q1】風邪で熱がでたら、温かくして寝て汗をかくと治る?
【答え】×

 発汗療法は日本で50年以上も伝えられてきた風邪の対処法だ。

 しかし、現代医療の方向はむしろ逆。

 正しい対処法は、クーリングと呼ばれる方法。

 太い血管が集まる脇の下、首の周囲やそけい部(股の付け根の内側)など、太い血管が走っている部位に、

 冷やしたペットボトルや冷たいタオルなどを置く。

 物理的に体全体の温度を下げ、体力の消耗を極力避けながら、発汗による脱水を予防するのが重要なのだ。

 頭部を氷嚢や氷枕で冷やす光景も昔はよく目にしたが、頭部には太い血管はあまりないので、体を冷やす作用はさほど望めない。

 頭痛などの症状緩和に対して、ある程度の効果が認められるのみだ。

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経済発展と幸福

「ITスペシャリストが語る芸術」というブログから一部転載。
筆者はITスペシャリストというよりは神秘主義者(つまり、現在の科学では証明されていない力の存在を信じる人間)のKAYさん。
まあ、一般の人にはあまりぴんと来ない話かもしれないが、これからの日本の方向性を考える上では、聞くべき発言であろう。その意見に私もほぼ同意である。日本は生活水準を現在の8割程度に落とすべきだと私も思う。つまり、エネルギー使用量や食料消費量を2割落とせば、それだけ日本人の生活は健康的なものになるということだ。
それと同時に、それは国民間の異常な競争と他者排斥の精神を改善する。要するに、競争で一番簡単なのは、自分が努力するよりも他人の足を引っ張って蹴落とすことではないか? 今の日本で幸福な顔をした人間がほとんどいないのも当然だろう。子供も大人社会の陰惨な現実をよく知っているから、子供社会もそのコピーになる。
経済発展とか生活水準維持は、本当に我々にとって必要か? クーラーや車やテレビの無い生活はつまらない生活か? 我々は雲を眺め、風に吹かれるだけで幸福を感じる能力があるのではないか?


(以下引用)


そして、もう1つの理由は、面白いことに、第1の理由と逆に、共通の、そして、強固な固定観念があるということだ。これは分かるだろうか?
共通であるだけに、そして、強固なために、壊しようが無いものだ。それは、固定観念というより、幻想や迷信である。
それは、今の生活、今の国力(経済力)を保たねばならないという妄信で、そうでなければ、日本は惨めになるという迷信である。
日本は既に惨めであるが、それは経済力が衰退したためではない。

中国に抜かれたとはいえ、日本はGDP世界3位であり、4位のドイツとはまだ大差がある。
そのような、確固たる経済大国であるが、実際は、GDPでははるか下の、オランダ、フィンランド、スイスあたりと比べても、国民は惨めである。本当に酷い国と比べれば、悲惨ではないが、幸福でもないのである。
結論を言えば、今の生活も経済力も維持する必要は無い。いや、してはいけないのである。
今までの生活が異常だっただけである。
今のままを維持すれば、既に解消不能な負債は更に増える。これらの負債は、そもそも、今までの異常な生活や経済が生み出したものである。それでも良い生活をしたいなら、自分だけ金持ちになればいいのである。確実に不幸になるとは思うがね。

これまで、我が国は、経済力を、不幸になるためにつぎ込んできたのである。
ほとんど動かなくてよくなり、生活環境は快適な上に、飽食・美食で、過剰栄養となり、医者はそう言わなくても、慢性病と異常性欲で、もう身体も心も完全に駄目になっている。
娯楽も、自分の身体も頭も使わず、刺激を与えられるだけのものばかりで、しかも、性的欲望を煽りそれを解消するものも大っぴらになり、身体、感性、発想力、思考力、全て破壊され、失っている。
根本的に問題なのは、教育、マスコミ、医療であり、それらをいまのように在らしめているのは国家なのであるから、実際は、もう滅ぶ以外にないのだとは思う。第二次世界大戦で敗戦した時、実際は、国民はほっとしたのだ。今、国家が滅べば、やはり同じではないかと思う。

だが、可能性がある限り、諦めないのが人間の正しいあり方だ。
そして、エネルギー問題は、表面的なことだけで解決できるものではなく、我々の内面の変性を必要とするものなのである。
具体的には、大雑把に言えば、皆が、身体を使って勤勉に働くことと倹約である。消費拡大の必要など、混乱した倒錯者の妄言である。

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泥棒に金庫を管理させると

「ダイアモンドjp」の加藤何とかいう女性のコラムの一部である。直接には「阿修羅」記事からの転載。
お役所と東電はよく似ていて、「法律の抜け穴」探しが実に巧みである。それも当然で、東電にはお役所からの天下りがワンサカいるのだから。
で、役人は法律を作る立場だから、作る段階で自分たちに有利なように作るし、いざという時の抜け穴もちゃんと準備してある。
下記記事は、そういう「役人と法律」の関係と読み換えるのが良い。


(以下引用)


日本人には危険だが外国人なら?

 もっとも、アメリカの原発業界にも問題があるからといって、東電や日本の規制当局が免責されるわけもなく。ロイター通信は「特別レポート」と銘打って、24日付で「日本の『使い捨て』原発作業員たち」という記事を配信しました。記事は1997年に福島第一原発3号機でおきた「安全性の危機(safety crisis)」の取り上げ、原子炉の隔壁(シュラウド)のひび修復作業において「もっとも危険な作業には外国人労働者を使ったと、当時のマネージャーは話している」と書いています。石川播磨重工業(現・IHI)で原発建設をずっと担当していた藤井カズノリさん(72歳、下のお名前の漢字が分かりません) はロイター通信に対して、「自分たちのやったことは日本の安全基準では許されなかったはずだ」と話しています(日本語の文言は私が英語から訳したものです)。

 シュラウド交換作業にアメリカやサウジアラビアや東南アジアの人たちを使っていたのは、記事によると「初めて明らかになった」ことだと。なぜ外国人を使ったかというと、日本人作業員には1日の上限放射線量が厳しく適用されていたからで、外国人を抜け道として使ったのだと。「日本人よりはるかに大量の放射線を東南アジアやサウジアラビアから来た作業員は浴びていた」と藤井さんはロイターに話しています。人種や国籍と放射線に対する耐性はまったく無関係だと思うので、なんだかめちゃくちゃな話です。記事によると、東電やIHI、また同じ工事に関わった東芝は、外国人作業員を使った記録はない、そういう事実は確認できないと答えているそうです。

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口は便利なもの

legacy of ashesから赤十字関係の記事を転載する。
ちなみに、このサイトを知ったのはごく最近であり、私が赤十字という機関を疑うようになったのは、もう数年も前からである。ほとんど直感だ。戦争の現場でさえ、敵味方関係なくどこへでも通行できるというのは、スパイにとって最高の組織ではないか。そして、人道的口実さえあれば、世の中の多くの人はそれに反論できないのである。
それ以外に、赤十字の上層部にはだいたい王族皇族がいるというのも、「現代は王族皇族が資本家と手を握って世界を支配している時代だ」という私の推測からすれば、非常にいかがわしいものだった。
まあ、赤十字を好きな人が世の中にはいるから、また前のようにコメントなどくださるかもしれない。気が向いたら、そういう反論のコメントも読みます。
とにかく、私は「人道的組織」やら「人道的口実」ほど怪しいものはないと思っている人間である。


(以下引用)


2001年8月13日、共同通信社はスイス政府とスイスの赤十字委員会(ICRC)の1945年8月、終戦直前の公文書を報道した。その内容を記すことにする。簡単にわかりやすく解説する。

終戦直前の8月、昭和天皇の皇后(良子)の名で一千万スイス・フラン(当時と現在のスイス・フランの購買力を単純に比較しても約33億円)の巨額な寄付をするとスイスの赤十字国際委員会(ICRA)に提示した。これに対し、連合国である対日政策決定機関の極東委員会が、この寄付申し込みを受け入れるなと赤十字に通達を出した。しかし、赤十字はこの極東委員会の提案を覆し、1949年5月に秘密裡に送金を受け入れた。この寄付は横浜正金銀行がスイス国立銀行に保有していた「日本の秘密口座」と呼ばれた「特別勘定」から拠出された。皇室はスイスの国立銀行に秘密口座を持っていたし、現在も持っている。どうして天皇が自分の名前でなく皇后名で横浜正金銀行からスイスに送金したかは不明である。

しかし、推測してみよう。2001年の評価額で約33億円の金を赤十字に寄付するということは、赤十字と何らかの秘密取引をしたとしか考えられない。寄付の数十倍ないし数百倍の秘密預金を、赤十字の名前を借りるか、その力添えでスイスの国立銀行の秘密口座に入れたということであろう。

終戦直前の8月7日、東郷茂徳(当時外相)が、赤十字の駐日代表に皇后名で一千万スイス・フランの寄付を申し入れた。赤十字は応じた。しかし、スイス政府は8月16日に英米などとの合意に基づき、日本資産を凍結した。

1949年に赤十字が英米による圧力下の日本資産凍結の圧力を覆し、一千万スイス・フランの寄付を正式に認めたということは、横浜正金銀行の天皇の「秘密口座」の資金の凍結を解除するための努力の見返りであったといえよう。正確な金額は把握できていない。前述のマニングは昭和天皇の秘密資産の一部について次のように書いている。

「天皇はハイテク電子工業とホテルへの適切な投資で得た推定五千万ドルを公認の手持ち資金として個人的に東京で貯蓄することができた。この投資を可能にしたのが、スイスにある推定30億ドルの秘密資産である。この秘密資産の一部をさまざまな一流企業に融資した天皇は、投資の機会を得て、かなりの額の利益を得たのである。」

<中略>

天皇は(表面的には皇后名であるが)、執拗にこの寄付に力をそそいだものと思われる。この紛争は1946年6月、極東委員会と連合国軍総司令部(GHQ)にゆだねられた。極東委員会はこの年の10月、「ICRCの主張に根拠はない」として送金禁止を決定した。マッカーサーの決定ですべてが終わったかにみえた。しかし、赤十字はアメリカの弁護士を雇い、マッカーサーに脅しをかけた。マッカーサーは解任の動きを知る。この問題がからんでいると私は推測する。しかし、今のところ確証はない。

そしてついに極東委員会も、この問題に反対し続けた英国政府も、赤十字の工作に敗北宣言を出した。

<中略>

赤十字は私たちが考えるようなナイチンゲールの世界ではない。国際金融資本、特にユダヤ資本と深く結びついている。彼らは朝鮮戦争を仕掛けるために、天皇が必要だったのではないのか。天皇は彼らの要望に応えると約束したために、秘密資金の凍結を解除されたと推定しても、そう間違った推測とはならないであろう。

さて、私はこの項を書くためにたくさんの本を読んできた。私はポール・マニングの『米従軍記者が見た昭和天皇』を読んでいる。興味ある読者は是非読んでほしい。もう一度、この本から引用する。今までの私の推理を裏付けてくれそうである。

「1944年1月、昭和天皇は参謀総長と軍令部総長から結論として太平洋戦争に勝機はないと報告され、木戸内大臣に和平計画を立てるよう指示した。木戸は当然のことながら、この指示の意味は皇室財産を守ることが第一であり、日本を平時の状態にする準備は二番目であると理解したのである。二番目の状況を達成するには時期尚早だったができた。木戸は皇室の財政顧問でもある主要銀行の経営者たちを招集し、会議を開いた。彼らの提案で、天皇の現金が東京から銀行間無線でスイスに送金されたのである。東京にある天皇の銀行口座の残高が事実上ゼロになったが、スイスの銀行の番号口座残高が急激に増加したのだった。横浜正金銀行のスイスの支店は次に、天皇の仮名による銀行投資にドイツの信用を付け、天皇の流動資産の換金能力をさらに高めた。他の財閥の大企業経営者たちも天皇の現金の流出に気づき、アフガニスタン、トルコ、スペイン、ポルトガル、スウェーデン、朝鮮、香港、満州、フランス、ドイツなどに預金していた現金を引き出し、スイスの銀行へ送金した。彼らはまた、ブエノスアイレスにある銀行の法人や個人口座の数も増やしたのである。

占領期間中、日本銀行が横浜正金銀行の業務を引き受けることになり、この結果、皇室財産の財務上の秘密が継続して保証されたのである。」

私が書いた赤十字と天皇の秘密は、このマニングの本で真実であることが理解できよう。

日本赤十字社は、現在でも、皇室が支配的立場にあることを知らねばならない。この赤十字組織が、世界を支配する勢力の一支部なのだ。マニングの本には、天皇がいかに金塊をアルゼンチンに運んだかの詳細な内容も書かれている。

もう少し具体的に、赤十字国際委員会(ICRA、本部ジュネーブ)について書くことにしよう。では、アダム・レポーの『ヒットラーの秘密銀行』から引用する。

「赤十字国際委員会が各国諜報機関から、スパイを潜入させる標的として狙われたのは当然のことだった。大戦中でも枢軸国、連合国を問わず自由に越境して、救援活動ができる国際的組織だったからだ。また、情報収集も任務のひとつで、職員たちは双方の捕虜や軍指導者たちに対する質問権を与えられていた。」

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他人の死

「産経ニュース」から一部転載。
いやはや、現在の日本の状況でこういう発言ができるというのは、ある意味すごい。まるで敗戦必至の状況で、日本国民が全員死んでも戦争を続行するべきだと叫ぶようなものだ。まあ、戦時中のマスコミはそれに近い言説をしていたのだが。

「世界が滅ぼうが、俺が一杯の紅茶が飲めればいい」
(ドストエフスキー『地下室の手記』より、地下生活者の独白)


(以下引用)

IAEA提案 日本は潮流を読み誤るな
2011.6.27 03:25 (2/2ページ)
 それに対して日本はどうだ。定期検査による停止原発が増える一方だ。菅直人首相からは再稼働への熱意が伝わってこない。菅首相にはエネルギーの安全保障をめぐる国際情勢が理解できていないようだ。少数国の原発離れに目を奪われて、世界全体のエネルギー潮流に逆行しようとしている。

 世界では新興国を中心に75基の原発が建設中だ。これに加えて約90基の新設計画がある。

 原発は増えていく。その安全技術を高めていくのは、事故で世界に迷惑をかけた日本の重要な義務であろう。IAEAによって示された原発の安全性強化策の実行の先頭に立つのも日本の役割だ。そのための第一歩は、国内原発の早期再稼働にほかならない。

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「世界的合意」のある事象はだいたい詐欺である

beyond 5 senceというブログから転載。
いろいろと勉強になる。喫煙自体は、添加物の入っていない煙草でも有害ではあるが、添加物のために何百倍も危険なものになっている、ということだ。そして、煙草にはある種の利点もある。それは、もちろん美味いということだ。美味いというよりは、ちょっと「悟り」の気分に似た「いい気分」になるということだ。まあ、座禅をやるより一服の煙草のほうが効果的だと私は思う。しかし、健康にはもちろん害があるから「体質的に煙草に向いている人」以外には勧めない。私は煙草は吸いたいが、気管支に軽い持病があるからほとんど吸わない。
それにしても、全世界的な煙草敵視政策には、「地球温暖化の嘘」と同様にやはり何かの裏があると見るべきだろう。


(以下引用)


掲載2011年6月24日

内容紹介・訳者メモ
「タバコ」は加工食品である。「タバコ」の添加物をご存知だろうか。これを知ることが、「タバコ」の有害性(嫌な臭い、発癌性など)を巡る議論で重要なポイントになる。一部の人はタバコは健康に良いと言い、多くの人は健康に悪いと思っているが、その矛盾の謎が解けるだろう。

以下のJTのサイトにあるように、いわゆるタバコ(シガレット)には、膨大な数の化学物質が添加されている。この他に巻紙の助燃剤もある。

たばこ添加物リスト 紙巻たばこの製造工程において葉たばこに添加されている物質リスト

無添加のタバコは日本製品としては存在しないが、手巻きタイプの欧米のタバコが日本でも入手できる。喫煙者の方は、一度、無添加のタバコと巻紙を試してみると、その歴然とした違いがわかるだろう。(しばらく無添加タバコを吸った後で、一時的に普通のJTタバコに戻してみると、よくわかる)

石油を普及させるために麻を有害扱いしたのもそうだが、企業に操られている政府が本当に国民の健康を思って何かすることはありえない。操られているというのは、賄賂や人事などマネーを通じた支配もあるが、情報による支配(企業からマネーが出ている「専門家」に騙されている)もある。禁煙運動も、何らかの理由で製薬会社などグローバル企業の利益に結びつくからこそ、これほどまで大々的なキャンペーンが行われてきたのである。それだけは間違いないと断言できる。

では、その理由は何かだが、とりあえず私は癌の本当の原因をごまかすためだと思っている。今の放射能騒ぎと同じである。本当に癌を作っている「普通」の食品、医療の問題から目を逸らすためのスケープゴートになっている。本当に癌がなくなると、製薬会社は困るのだ。


ビジュアル警告ラベルで植物のタバコを悪者扱いするFDA
FDA unfairly maligns tobacco plant with graphic new cigarette warning labels
マイク・アダムス(ヘルスレンジャー)

By Mike Adams, the Health Ranger

2011年6月24日

FDAは米国のタバコ(シガレット)に義務付けられる9種類の新しいイラスト警告ラベルを公表した。喫煙者にタバコの購入を思いとどまらせるように視覚に訴えるグロテスクな絵である。一見したところ、喫煙による死亡数を減らすための賢明で効果的な作戦のように見えるかもしれない。シガレットを吸うことは良くないことを示す科学的根拠が多くある。だが、こうした議論には大事なことが抜けている。FDAや医療当局があえて話題にしないことだ。それは、化学物質が混ぜられ「加工」されたシガレットと自然のタバコの葉には巨大な違いがあるということである。

多くの人は、「シガレット」と「タバコ」は同じものだと認識している。シガレットが悪いものならば、タバコも悪いものだと信じている。実際に、そうして混同して言葉を使うように、我々は教えられてきた。誰かが「シガレット中毒」ならば、何も考えることなく、「タバコ中毒」だという言い方をする。しかし、この記事でわかってもらえるように、タバコは植物であり、一方でシガレットは致死的な合成化学物質のレシピを加えられた高度に加工された製品である。

トウモロコシの穂が高フルクトース・コーンシロップ(HFCS)で甘みを付けた缶入りソーダと同じではないように、「タバコ」は「シガレット」とは違う。または、安全な小麦が、化学防腐剤を混ぜた加工パンと同じではないように、「タバコ」は「シガレット」とは違う。

シガレットは、単純にタバコの葉を巻いたものではない。タバコに、自然界には存在しない危険な添加物や合成化学物質のカクテルを加えたものである。

タバコは、多種多様な用途のある驚異的な奇跡の植物である。一方で、シガレットは、正常な思考を持ち、まともな感覚がある人ならば決して吸いたいとは思わない高度に加工され、化学物質が混ぜられた製品である。だが問題は、FDAの誰一人として、そして西洋の医療専門家の誰一人として、自然のタバコと高度に加工された化学物質入りのシガレットを区別していないように見受けられることである。何が混入されているかに関係なく、どんなタバコも等しく有害だと言っている。これは重大な過失だ。単純だが嫌われている真実として、自然のタバコを吸うことも健康上危険なのは明らかだが、化学添加物で製造されたシガレットを吸うことの健康リスクとは、まったく比べものにならない。

私の立場を誤解してもらいたくないが、私は喫煙に反対である。間接喫煙により、本当に子供たちは害を受ける。何であれ、日常的に吸引すれば、肺と心臓に危険である。私は、自然療法の主唱者として、どんなものを吸っていようとも、喫煙はやめるべきだと強く勧める。しかし、客観的に考える者として、加工製造されたシガレットの危険性がどこにあるのか、我々は正直でなければならないと思う。喫煙をめぐる議論においては、植物であるタバコが不当に中傷されていることがわかる。

植物のタバコに過激な非難ではなく真っ当な評価が必要な理由
私は何であれスモーキング(吸うこと)には賛成ではなく、私自身植物であろうが製品であろうと吸わない。天然のタバコの葉であっても肺には悪い。だが、加工されたシガレットを吸うのは、それとは比較にならないほど悪い。この健康危害の本当の罪人は、タバコという植物そのものではなく、シガレットの製造過程で植物に加えられる有毒な化学製品であるにもかかわらず、恥ずかしくもFDAが植物(タバコ)そのものを非難しているのを見ていられない。それで私はこの記事を発表することにした。

FDA、DEA(麻薬取締局)、製薬産業は、別の植物(麻)のことも意地悪く攻撃したことを忘れてはいけない。麻に対するヒステリーは、完全な捏造情報、恐怖を煽る偽情報のキャンペーンによるものだった。麻(そしてマリファナ)に関する警告は、まったくの嘘であることが判明しているが、不当にもこれと同じ非科学的な偽情報のキャンペーンがタバコ(植物)に対しても行われている。

シガレットの健康危害をタバコのせいにすることは、コーンドッグ(アメリカンドッグとも。棒を刺したソーセージの周りに、トウモロコシの粉末を練った生地を付けて揚げたもの)の発癌リスクをトウモロコシのせいにするようなものである(実際の問題は、加工肉にある亜硝酸ナトリウムの存在で発癌リスクが発生している)。

喫煙問題に関して人々の洗脳はかなり成功しており、この記事の文章に対しても感情的な反応をする人が多いだろう。そのようにずっと教えられてきているため、反射神経的にタバコ(植物)は健康に悪いはずだと主張する。まるで「タバコ=悪魔」であるかのように、何も考えることなく感情的に反応するように条件付けされている。

だが、それは非常に粗雑な単純化である。シガレットを危険にしているのは、全てタバコ以外の成分である。

加工シガレットには何が入っているのか?
典型的なシガレットには、タバコの葉には存在しない合成化学物質の危険なカクテルが入っている。シガレットには、合計599種類の化学添加物が認可されており(http://quitsmoking.about.com/)、こうした化学物質が燃やされ、煙を出すと、最大で4,000種類の化学物質が生成され、それを吸引することになる。

自然のタバコの葉には存在しない599種類の化学物質である。実はシガレットからタバコを除去し、ボール紙と入れ替えても、化学物質と添加物のせいで危険性は変わらない。典型的なシガレットの総体的な健康効果としては、他と比べるとタバコの葉は殆ど関係ない。合成化学物質の焦げた気体を吸うのは、ゆっくりと自殺しているようなものである。一方、化学添加物のないタバコの葉だけで喫煙するならば、健康上のリスクは疑う余地なく低い。

別の観点から見るために、次の単純な事実を考えてほしい。健康への影響という意味では、ホウレンソウの喫煙とタバコの葉の喫煙は、ざっと同じである。他の植物の葉を喫煙することに比べ、タバコに何か特別な発癌性があるわけではない。もちろん、ニコチンの含有のため、タバコには高い習慣性があるが、それは煙の毒性の問題とは別の話である。

もし誰かが、乾燥させたホウレンソウの葉に何百種類もの有毒化学添加物を加えた「ホウレンソウ・シガレット」を売るならば、頭の悪い連中は「ホウレンソウには発癌性がある」と言うだろう。タバコに対しては、まさにそれと同じことを言っているのである。「タバコで癌になる」という決まり文句を何度聞いただろうか?

繰り返しになるが、この問題に正直な理知をもって取り組むつもりならば、有毒な化学物質が詰まっている高度に加工製造されたシガレットと、自然のタバコ植物の違いを明確にする必要がある。

シガレットの喫煙よりはるかに有毒な化学療法
有毒な化学物質を喫煙することは、それを注射するのと同じぐらいばかげているが、医療産業全体が、シガレットの煙にあるものよりも遥かに危険な化学物質を注入するという考えで成り立っている。それが化学療法(キーモ)と呼ばれるものだ。毎日1箱のシガレットを吸うよりも急速に人間を殺す。

FDAは化学療法についてビジュアルな警告を義務付けていないことに注目しよう。人々は嘔吐し、筋肉は衰弱し、髪は抜け落ち、目が虚ろになる。それが化学療法の真相である。この化学療法を受けても生きたままいることができる人は、癌を生き延びたというよりも、化学療法を生き延びた人々である。それなら、イラストでわかりやすく警告すべきだろう。

だが、現代の西洋医学を象徴する医療神話のために、化学療法には「癌の治療」というラベルが付けられているため、そんな警告はなされない。これは現代医学の神話の中でも強烈な例だ。化学療法で最も顕著な副作用は、信じがたいかもしれないが、癌になることだ!

つまり、西洋医学で全般的に利用されている癌の「治療」は、癌を発生させている。ここまで医療体制が理性的な思考から乖離しているならば、シガレットを吸うことが癌の「治療」だと言い出してもよさそうである。実際に、それほど昔ではないが、医療専門家のほぼ全員が、シガレットを治療薬として推奨していた。歯を白くし(真剣に言っていたのだ)、精神的な集中力を高め、女性にももてるとされていた。

信じてもらえないだろうか? 20~30年前のAMA(米国医師会)ジャーナルを読んでもらえば、シガレット喫煙の多大な健康効果を宣伝する全面広告が掲載されている。「他のシガレットよりもキャメルを吸っている医者が多い」というのが、AMAジャーナルに繰り返し掲載された最も有名な広告の1つである。(http://www.naturalnews.com/021949.html)

また、NaturalNewsの以下のページは、悪い広告の博物館になっている。http://www.naturalnews.com/index-Badvertising.html

特定の加工食品と加工シガレットの危険性は同じ
タバコは、スーパーで売っている工場製造のパッケージ食品が加工食品であるのと同じように、シガレットというのは基本的に加工された煙であることを忘れてはいけない。実際、加工食品には加工シガレットと同じくらい豊富な種類の化学添加物が含有されたものがある。それでも人々は深く考えることもなく、既知の発癌性化学物質で作られた極めて毒性の高いデリカテッセンの加工肉と加工パンで作られたサンドイッチをむさぼり食っている。

では何故FDAは、癌を促進するベーコン、ソーセージ、ホットドッグなど加工肉に表示すべきビジュアルな警告ラベルを発表しないのだろうか? FDAとアメリカの医療体制は、食品中の有毒な化学添加物による健康上のリスクを完全に無視した上で、タバコに対して宣戦布告したからである。

これは誇張ではない。シガレットの煙が肺に作用するように、加工パック肉は、膵臓と肝臓に作用している。

FDAが本当に消費者を加工製品の致死的な添加物から保護しようとしているならば、ベーコンとホットドッグに癌の警告、ソーダ飲料に糖尿病の警告、揚げたスナック・チップには心臓病の警告を義務付けるだろう。MSG、アスパルテーム、亜硝酸ナトリウム、部分水素添加された植物油と人工着色剤にも、警告を表示しなければならない。しかし、そうした食品の化学物質には全く警告がなされることはない。ということは、シガレットの警告表示というのは、国民の健康のためというよりも、利害に基づく駆け引きであることがわかる。

FDAの偽善
どうやらFDAは、人々に知ってほしい毒物と、黙っておきたい毒物を選び分けているようだ。もしFDAに倫理観があるならば、都合良く標的となったごく一部の選び抜いた毒物だけでなく、食品、飲料など個人向け商品に含まれている全ての毒物について警告するだろう。

FDAは、自然志向のタバコ会社に対し、嘘をつかせてまでタバコ喫煙の危険性を営業資料に記載させるというところまで踏み込んでいる。例えば、化学添加物なしで作られているナチュラル・アメリカン・スピリットは、「当社のタバコには添加物がありませんが、だからといってより安全なシガレットという意味ではありません」と書かされている。(https://www.nascigs.com)

本当は安全だ。化学添加物を減らせば、シガレットの煙の中の発癌物質も減る。これは初歩的な化学である。より少ない種類の毒物を吸引すれば、発癌性は低くなる。だが、FDAはそれを認めない。もちろん、医療産業全般が、「生きた」食べ物と「死んだ」食べ物の違いさえも認識していないのだから、それほど驚くことでもない。実際にFDAは、無殺菌牛乳、生アーモンド、新鮮野菜など生きた食べ物と戦争をしており、死んだ食べ物(これは死んだような人間へとつながる)に深く肩入れしていることがわかる。

ところで、喫煙に関する私の立場を誤解してほしくない。何であっても吸えば、燃料によって生じる化学物質で発癌性がある。私は喫煙しないし、自然のタバコであっても喫煙は勧めない。いろいろな理由から喫煙は嫌な習慣である。公共の場で、火をつけることを禁止する禁煙法にも強く賛成する(だが、自分の選択として自宅でタバコに火をつける権利があることは全面的に支持する)。しかし、医療体制とFDAの偽善を一貫して暴いてきた受賞暦のあるジャーナリストとして、私はシガレット喫煙による健康上の問題は、タバコの葉自体ではなく、化学添加物と「詰め物」の成分によるものだということを指摘しておかなければならない。

FDAの新しい警告ラベルはかなり不気味なものだが、本当にうんざりさせらるのは、FDAが本当に危険な食品添加物・パーソナルケア製品の化学物質を違法化することを完全に拒絶していることである。FDAは、タバコと戦争をしている一方で、食品、ローション、シャンプー、飲料で何百種類もの既知の毒性化学物質の使用を認めている。FDAの「人々の安全への取り組み」とは、たった一つの産業(タバコ産業)を標的とする極めて限定された活動であることがわかる。

喫煙していなくても、加工肉に入っている様々な毒性化学物質を食べれば、死ぬかもしれないわけだが、FDAはわざわざそんなことを教えてはくれない。ホットドッグのどこにビジュアルな警告ラベルがあるのだろうか?

(翻訳:為清勝彦 Japanese translation by Katsuhiko Tamekiyo)



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宗教こそ権力への近道

「スロウ忍ブログ」から一部転載。
三木谷の経団連脱退に関連しての言葉だが、創価学会と統一教会の動向は、今や日本の政治経済と大きく関連する要素だから、参考までに記録しておく。創価と統一は、これまでは協調路線を取っていたようだが、これからはどうなるか。
しかし、宗教が社会的な権力とこれほどつながっている社会というのは、実に気持ち悪いものだ。
西欧中世とは異なり、水面下での権力ではあるのだが。
ついでながら、芸能界に対する創価汚染はひどいものであり、また官僚に対する統一汚染も甚だしいもののようである。まあ、そんなのは多くの人にとって常識の範囲だろうが。


(以下引用)

此れは、統一教会と対立しつつも「反共」では共闘していた創価学会が、遂に統一教会や自民党等の右派勢力を見限ったという証ではないだろうか。つまり創価が空気を読んで左へ旋回したということだ。もしそれが事実なら、今後は公明党が小沢や鳩山周辺の民主党左派勢力へ擦り寄る傾向が顕著になるだろう。というか既に鳩山政権時に社会保障政策や企業・団体献金禁止などで連携を図ろうと擦り寄って来てたわけだが。

ところで、創価学会員の上戸彩をテレビCMに起用しているソフトバンクも創価臭が漂う企業なわけだが、今後、楽天の三木谷が新しい経済団体を立ち上げ、そこへソフトバンクの孫正義が「反東電」・「脱原発」を錦の御旗に合流する可能性も十分に考えられる。その際、ソフトバンクが資金提供等で関与している多くの国内外のIT企業等も此れに合流することだろう。

創価が上手く空気を読んだ一方で、統一教会は此の侭自民党と共に消滅せざるをえない状況に追い込まれている様である。

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