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易経 3

3 易の構造

 易は「天・地・雷・風・山・沢・火・水」の八つの要素の組み合わせで現今の問題について占うものである。ところが、その判断がなかなか凡人の予想を裏切るもので、たとえば上卦が「天」で下卦が「地」なら、これは物事があるべき所にあるめでたい卦だと我々は思うところだ。しかし、この卦は「天地否」と言って、良くない卦なのである。なぜなら、天の性質は上昇していくこと、地の性質は下降していくことであるので、天が上にあって地が下にあれば、天と地がどんどん背き離れることになる。そういう不和や別離が「天地否」の意味なのである。もちろん、「天地否」の卦の言葉(卦辞と言うことにする)はそういう悪い内容ばかりではないし、また「天地否」という全体的な卦の中で、また細分化された卦(爻辞と言う)によって、吉凶はまた変わってくるので、即断はできない。

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酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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