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創造者と受容者

「紙屋研究所」から転載。
「批評の欲望」、あるいは「ファン心理」についての痛烈な一言である。


(以下引用)



 余談になるが、冒頭の座談のなかでの穂村の次のことばは印象的だった。
「たとえば『わたせせいぞう』とか名前を出すことが自分を傷付けることになる名前と、自分を高めてくれそうな名前とかがあって、『黒田硫黄』は断然後者なんだよね」
「黒田硫黄について書かれた文章って内容の正しさとは別に、黒田硫黄を選んだ自分を誇るみたいなところがあるんだよね」
 これは大久保ニューの漫画『ニュー・ワールド』(青林堂)にでてくる主人公・倉田麻美子(よく見ると「くらたま」かよ)のコトバを思い出させる。ビョークというアーティストが好きな自分に酔っていたが、自分がバカにしていた「コギャルあがり」がビョークっていいよねと言ったのを聞いての告白。
「なんかね 自分の底が見えちゃって…
 誰だって聴いたらスゴイって思うことなのに… 
 アタシただ“スゴい”って思うだけで自分が“特別”だと思ってたんだよね
 ホントに“スゴい”のはビョークなのにね… アタシって最低」

 ネットにあふれかえる「漫画レビュー」は、ぼくのものもふくめて、独力での輝きをしめせない、情けない自己顕示なのだなあ。


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子供の学力向上を妨げるもの

まあ、少し昔に言われていた「ゲーム脳」と同じことで、何か特定のものをやり玉に挙げて子供の学力低下の原因とする、あまり根拠の無い論だとは思うが、要するに、現代ではスマホが一番の「時間食い虫」だというだけの話だろう。
べつにスマホには限らない。勉強より面白いものの存在を子供が知った時点で「上からの教育可能性」は終わりである。セックスとかね。(これは確かルソーが言っていた。)
だから、子供を全員東大理3に入れたとかいう親は、子供に「男女交際厳禁」としていたのであり、漫画もテレビも禁じていた可能性があると私は睨んでいる。東大に入ること自体が一生の目的であるならそれでもいいだろうが、それが子供にとって幸福な人生かどうかは分からない。



(以下引用)






2018年03月19日


【これはショック】スマホが子供の『偏差値』にどう影響してるかを調査した結果wwwwwwww

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コメント
pixta_22457822_M-728x486
1: 2018/03/18(日) 14:39:22.15 ID:CAP_
◆スマホを捨てれば子どもの偏差値は10上がる 「ながら勉強」が子どもに与える深刻な影響

いまや多くの人の生活に欠かせない存在となったスマホ。
自分はついつい長時間使っていても、子どもにはスマホの見過ぎを注意する人もいるでしょう。
スマホが子どもの脳に与える影響に関し、「脳トレ」ゲームを開発した東北大学の川島隆太教授が、中学生2万人以上を対象に調査を行いました。
その調査からわかったのは、「スマホを使用すると偏差値が10下がる」という衝撃の事実でした。
本稿では、なぜスマホが学力に悪影響を及ぼすのかについて、近著『スマホが学力を破壊する』の内容を基にお届けします。

■始まりは驚きの調査結果

「なんだ、このデータは!?」
2013年10月、私の研究室の助教からメールで送られてきた資料を目にして、私は思わず声をあげてしまった。
科学者は通常、予想外の結果、すなわち新発見につながる知見に出あうと心が沸き立ち、アドレナリンが分泌されるはずなのに、目の前に表示されたグラフは、私をただただ暗い気持ちにさせただけであった。
そのグラフは、宮城県仙台市の公立中学校に通う2万2390人が受けた数学の試験結果と、平日の家庭での学習時間の長さ、平日の携帯電話やスマートフォンの使用時間の関係を示したものだった。



家庭での勉強時間が同じでも、携帯・スマホを使用する時間の長いほど成績が下がることがわかる。
図をよく見ると、家庭で毎日2時間以上も勉強をしていても、携帯・スマホを3時間以上使用すると、携帯・スマホは使用しない、かつほぼ勉強もしない生徒よりも成績が低くなっている。
2時間を超える勉強の努力が消えてしまったことになる。

さらに深刻なのは、ほぼ家庭で勉強をしない生徒達のデータである。
この生徒達は学校の授業でのみ勉強をしていることになる。
それが、携帯・スマホを1時間以上使用すると、使用時間の長さに比例して点数が低くなっている。
携帯・スマホを使用したことによって、学校で学んで得た記憶さえもが消えている可能性がある。

この調査は、東北大学が仙台市教育委員会と共同で行っている「学習意欲の科学的研究に関するプロジェクト」の一環で行われたものだ。
同プロジェクトは、子ども達の学習意欲をどのようにして向上させることができるかを、脳科学、認知科学、心理学の側面から明らかにしようとするものである。
2010年より継続して活動を行っており、毎年7万人以上の市立小・中・高校に通う児童・生徒全員のデータの解析をしている。

将来を担う子ども達の健全育成に直接つながる社会的意義の高さに加えて、膨大な数のデータを扱うので、科学的には強い信ぴょう性のある結果を得ることができる。
そのため、研究者の私としては魅力的なプロジェクトである。
プロジェクト開始当初(2010年頃)は、テレビ視聴やゲームプレイが子ども達の学力に負の影響があることを詳細に解析するための議論をしていた。
しかし、青少年のテレビ離れやゲーム機離れが進んでいることを、産学連携研究を通して知っていたため、代わりに台頭してきたタブレットやスマホ利用の影響を調査することになった、という経緯がある。

■学力低下は睡眠時間が短いからではない

スマホが学力を破壊する――。
この原因として最初に考えたのは、睡眠時間の減少だった。
携帯・スマホを長時間操作していれば、当然、夜遅くまで起きていることになる。

毎年行われている文部科学省の全国学力調査結果から、睡眠時間の短い児童・生徒の学力が低いことがわかっている。
また、睡眠不足が細胞内でエネルギー産生を行っているミトコンドリアの機能を低下させることも科学技術振興機構「脳科学と教育」の班会議で報告され、学力低下の一因と考えられている。

そこで、2014年度以降の調査では、平日の睡眠時間との関連も調査することにした。
結論から言えば、睡眠の影響である可能性はほぼ否定された。
十分に睡眠をとっていようが、睡眠不足であろうが、スマホ等の使用時間が長ければ長いほど成績が下がることが証明されてしまったのである。


東洋経済オンライン 2018年03月18日
http://toyokeizai.net/articles/-/212824
http://toyokeizai.net/articles/-/212824?page=2
http://toyokeizai.net/articles/-/212824?page=3
http://toyokeizai.net/articles/-/212824?page=4

※続きます .
(夢人追記)参考までに「NIKKEI STILE」記事から抜粋。


「基本、スマートフォン(スマホ)はまだダメ。ラ・サール生はフェース・ツー・フェースでコミュニケーション力を高め、人間関係を学ぶことが大切です」。ドミンゴ校長はこう強調する。今どき珍しいが、寮生はスマホは禁止だ。一人でゲームアプリで遊んだり、LINEに興じることは許されない。




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馬鹿の怖さ

下の言葉は三島由紀夫の言葉らしい。その馬鹿が総理や内閣重職や経済界トップを務めている現在の日本を三島が生きていたらどう思っただろうか。彼は早死にしていて正解だったのではないか。


(以下引用)



男でも私がもっとも怖れる 
のは馬鹿な男である。まことに馬鹿ほど 
怖いものはない。 




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不幸な天才か幸福な馬鹿か



まあ、性格そのものがプー熊でないと、無職でいることへの世間の目を気にしたりして、「いいことばかり」、にはならないだろうが、あまり何事にも神経質すぎるよりも、「ばっかな熊の奴」と言われるくらいが幸せなのではないか。世の中には知能指数は高くても不幸な人間はたくさんいる。天才になるには天才として生まれるしかないが、幸福になるのは誰でもできる。




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仕事辞めて365日休日になった時に使いたい画像






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食べたい時が美味い時、というCMの意味する「法則」

別ブログに載せたものだが、こちらにも載せておく。




時の経過による感情の風化
至言である。かなりのリツィートと「いいね」がついているところを見ると、ある年齢になった人は誰でも思い当たるのだろう。
逆に言えば、失恋なども、そのうち時が癒す、ということだ。





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「やりたいことをやりたいときに出来ないと、どんどん情熱が薄れていく」っていうことが、ようやく最近わかってきた。本が読みたいときに忙しくて読めず、観たい映画の上映館が近くに無いせいで観れず、書きたい物語が作業優先度が低くて書けなかった結果、全部「したい」欲求が消え失せててやばい





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人生と運命

以前に載せたかもしれないが、かなり前に書いた「情報学的に見た『運命』」という拙文の一部である。読み返すと、我ながらなかなか面白いので部分再掲載する。
なお、二段落目に言及されている枯堂夏子は、私が尊敬する作詞家であるが、アニメ業界お偉方に嫌われたのか、ある時期からほとんど活動しなくなった(できなくなった?)人だ。「天地無用!」や「神秘の世界エル・ハザード」などのOP曲やED曲の作詞をしていた。





 



もう一度「運命」の話に戻ろう。



 



ほとんどの人間は自分の現在の状況に不満を持っているだろう。では、どういう状況を望むのかと言えば、案外とそれを明確に言える人はいないものだ。せいぜいが、男なら美女をはべらして酒池肉林の御馳走を食うという程度の、低レベルの極楽をイメージするくらいだ。あるいは恋愛中の人間なら、愛する相手に愛し返されたならそれだけで天国だと言うかもしれない。はっきり言って、どちらも馬鹿馬鹿しい望みである。前者は1時間もたてば満腹して、それ以上は食い物を見るのもいやになるだろう。後者は、自分を愛するようになった相手の現実の姿が、そのへんのただの男や女と何も変わらないことに半日で気づくだろう。枯堂夏子ではないが、恋愛など、片思いの間が最高なのである。



つい興奮して乱暴な発言をしてしまったが、要するに、我々の願望などあいまいなものにすぎないのである。だから、我々は(いつでも望む物に交換可能だと信じている)金を得ることを目標にするのである。だが、その金を得た後、どうするのかはほとんど考えていない。まあ、働かないで、のんびり遊んで生きられたらいいなあ、というのがほとんどの人間の願望の最大公約数だろう。ところが、一生遊んで暮らせる財産を持っている大金持ち連中が毎日遊んで暮らしているかというと、そうでもないのである。つまり、彼らにとっては遊びよりも仕事の方が楽しいのである。働くのが楽しいのだから、金が儲かる。金を得るのは楽しいから、もっと金を求める。金を求める明確な目的があるのだから、金が集まる。こういうサイクルで、金持ちはいっそう金持ちになり、貧乏人はずっと貧乏人のままとなるのである。



こうして金持ちが自分の望む運命を手に入れるのは分かった。だが、では貧乏人は貧乏人の運命を望んだだろうか? そんなはずはない、と世の貧乏人の皆さんは声を荒げるだろう。まあ、落ち着きなさい。かくいう私も貧乏人だが、自分が自分の求めた運命を手に入れていることは分かっている。



 



あまりにも有名な話で、世界中に同じパターンの話があるのだが、知らない人のために書こう。



ある南のリゾート地に、大会社の社長が遊びにやってきて、休暇を楽しんだ。彼がぶらぶらと散歩をしていると、そこに原住民が昼寝をしていた。こういう怠け者の大嫌いな社長さんは、その男を叩き起こして、「そんなに怠惰な生活をして恥ずかしくないのか。少しは働いたらどうだ」と言う。男は「働いたらどうなる」と言う。社長さん「金が手に入る」男「金を手に入れてどうする」社長「いくらでも遊べる」男「たとえば?」社長「そうだな、こんなリゾート地でのんびりと昼寝ができる」



という話だ。



意味わかりません? 分からない人はもう一度読むように。



つまり、私が貧乏人であるのは、このリゾート地の原住民と同じことである。金があっても金がなくてもやることは同じだから、金を求める気持ちがない。だから、金が手に入る気づかいはない、というわけだ。せいぜいが、病気の時の保険程度の金があればいいなあと思っているが、無ければ無いで、医者にかからなければいいだけだ。医者に行くのを我慢した結果、病気をこじらせて死んでも仕方がない。近代以前の社会では、どんな高貴な人でもたいした治療は受けていなかったのだから、何も不満はない。



というわけで、私が貧乏なのは、私が、あくせく働いてまで金を求めるのは嫌だなあ、と心の底で思っているからである。そしてそういう情報を私は常に無意識のうちに外部に流しているわけだ。そうなると、金の話は私の上空を素通りしていくのは理の当然だろう。



これが、多くの貧乏人の方々が貧乏人の運命を自ら手に入れているということの説明だが、まだ納得いただけないだろうか?



同様に、男運の悪い女はそういう運命を自ら求めているのであり、やたらと病気や怪我になる人間はそういう運命を自ら求めているのである。後者には、考えられる限りの不摂生をしながら、病気になるとその治療に狂奔するという場合もある。まあ、病気や怪我は本人の責任ではない場合も多いのだが、私のように臆病な人間は生まれてから一度も骨折などしたことはない。骨折などというのは勇敢な人間、言い換えれば危険に立ち向かう人間の勲章であり、それもやはり自らを骨折する可能性の中に投げ込んだことから来る、性格的運命の一つなのである。






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自由主義の意味

「はてなダイアリー」から転載。
まあ、何度も言われていることではあるが、言い方が明快でいい。
「自由主義とは自分(上級国民)が好き勝手をする自由である」ということである。
それに対し、政府が社会的規制をかける、というのが社会主義の本質。


(以下引用)


日本アメリカ植民地である限り、日本改善はないだろう。


ところでアメリカってどんな国なんだ?→聖書アイン・ランドベストセラーの国。


自分さえ良ければ他人はどうでもいい。みんなで好き勝手にやる自由を維持しようぜ!」という国だw


 


実際のところ、イスラエルロビー活動アメリカを動かしている。

三段論法でいえば、日本宗主国イスラエルシオニスト)ってわけw

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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