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秋風や。むしりたがりし赤い花。 (一茶)
「『さと女』三十五日墓」と前書きがあります。愛児さとの死後、墓前で詠んだ句でしょう。幼い子は花などをむしりたがるものですが、墓の前に揺れている赤い花を見ると、さとが生きていた頃、花をむしりたがったことをつい思い出してしまうのです。
秋風や。むしりたがりし赤い花。 (一茶)
「『さと女』三十五日墓」と前書きがあります。愛児さとの死後、墓前で詠んだ句でしょう。幼い子は花などをむしりたがるものですが、墓の前に揺れている赤い花を見ると、さとが生きていた頃、花をむしりたがったことをつい思い出してしまうのです。
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