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消費税増税推進者は売国奴と認定してよい

消費税増税法案が成立しそうな現在、消費税というものが現在の日本でどういう意味を持つかについて復習しておくのも意味があるだろう、ということで、(前にも引用した可能性もあるが)「阿修羅」過去記事から一部を再引用しておく。
要するに、日本のGDPのほんの一部を占めているにすぎず(つまり日本という国への貢献などほとんど無く)、しかもその株の5割近くは外人株主が所有している輸出企業が利益を得るために消費税は増税されるということである。また、デフレ時の増税が不況を加速させるということについては誰でも直感的に分かるはずだ。
そういう売国的政策を、国民の大部分の意思に逆らって推進しつつある民主党・自民党・公明党を支持する人間は、その当人も売国奴であると認定していいだろう。


(以下引用)


また、財政赤字について。
赤字、というと聞こえは悪いが国の財政が赤字であるということは他の経済主体である企業、もしくは、個人はプラスであったはず。何故なら国の借金が増えた分は、日本が海外からほぼ借金をしていないことからも、家計か企業へ所得移転か支払いがなされているわけだから、どちらかの主体がプラスであるはずだ。ところが、個人所得は増えるどころか減ってしまったわけで中小企業も8割以上が赤字であった。
結局は、この間、国富は毎年ジワジワと減少したわけでその中で富を増やせたのは大企業だけだったということになる。
ところが、大企業の大部分は上場企業なわけで現在だと海外株主比率も5割近いような会社が多いため、結局毎年、ここでたまった富(内部留保)は株主配当として海外に流出するか一部上場会社経営者の場合は役員報酬として得ることになり、社員給料はそこまで増えなかった。
この15年の構図の中で得を出来たのは大企業の株主と一部上場企業経営者だけではなかろうか。大多数の個人、そして、中小企業はほとんど売上も所得も増えない中、低成長の日本経済の中何とかやりくりしてきたと言うことが言えるだろう。
しかも、GDPを分解したらその多くが、一般個人の消費(所謂個人消費)と投資(国と民間)がGDPの実に9割近くを占めている。貿易など輸出の占める割合は実に2割ないのが日本の実情である。
よく言う日本は貿易立国、というが、この貿易の占める比率の低さは先進国では日本とアメリカが双璧だ。昔から言われてきた、
日本は島国で資源がない
だから、モノづくりをして海外に売るしか生きていく道はない
というのは、日本が小国だと言っていた(実は意外と面積は広いし、領海面積まで入れたらかなり大きな国になる)昔も含め、日本人の印象をそのようにまとめたということでは別に構わないが、実体としては、日本の経済を元気にするためには輸出産業をこれ以上優遇させるよりは、日本の内需を増やしてGDPを増やすしかないのではと思うのが自分の考えだ。韓国やドイツといった輸出産業がGDPに占める割合が高い国なら、TPPも含めて妥協を求められるだろうが日本の場合には関税障壁は世界的に見ても既に低いわけだし、これまたノリで参加するメリットは全くないと思う。
そして、個人消費を増やそうにも今の状況では所得も増えないわけだし、公的部門が投資を行うことで、民間投資への呼び水となり、乗数効果を生み出しそれが、中小企業の業績を後押しし、個人所得に連鎖していくことを期待するのが一番経済学の王道、と思うのは内需型産業の経営者をしている元経済学部学生としてはしごくまっとうに思うわけである。
逆に、消費税を上げてしまうとただでさえ縮小している消費が更に減少する。また、中小企業のほとんどが赤字だから、法人税には影響はないが消費税負担が増える(細かく書けないが人を雇って商売をする限り消費税課税仕入れとならない人件費分は企業は必ず損となる。ここが消費税のからくりだと思う)。そして、ここにさらに大きなからくりがあるわけだが、大企業の中でも輸出産業は消費税は還付として国家から返ってくるいわば、「輸出戻し税」という税金ではなく助成金優遇制度があること知っている人は少ない。
トヨタ自動車が1兆円の利益を出したとき実は2000億円近くはこの助成金だったことは意外と知られていない。
もし、これが消費税10%になったときどうなるのだろう?
それこそ、内需産業(主に中小企業と個人)から更に富を吸い上げた上に、その富は一部の産業に補助金として還付される。そして、その富の幾分かは配当として国外に流出してしまううえに、法人税まで下げてしまえば更に税収は下がってしまう。これが96年の橋龍改革の時の失敗経験だ。わざわざ、もう一回同じ過失をする必要はないだろう。

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社員を道具やコストではなく人間と考えること

「日本一社員が幸せな会社」として有名な「未来工業社」社長の山田さんの発想が素晴らしい。
会社の上役というのは下の人間を常に猜疑の目で見ているものである。規律や罰則で縛りあげないと、社員というものは必ず悪いことをする、というのが多くの会社の上層部に共通する心理である。つまり、人の本性は悪である、というのが彼らのひそかな信念なのである。(要するに、小人である自分に照らして他人をそう見るわけだ)
だから、そういう会社に勤める人間は、毎日が息苦しい。常に監視され、疑われているのだから当然である。仕事の辛さなどよりも、そういう精神的不快感の方が、人間をよっぽど苦しめ、委縮させるものだ。ひどい場合には、それが身体的な病気を招いたりもする。会社勤めのストレス解消として酒を飲まないようなサラリーマンは、むしろ少数派だろう。上役に気に入られるためには、自分をアピールすることも必要だが、そういうのが嫌いな人間もいる。昔は、そういう人間、黙々と働く人間もきちんと評価する上役がいたものだが、今の時代は自己アピールで上にのし上がった上役が(人を見る目などないのだから)同じようにアピール上手なだけの人間を上に引き上げていく。そして気が付くと、会社の上部は弁舌能力だけの、人格低劣、識見皆無の人間が占めるようになるのである。
日本の多くの大企業はたぶんそうなっているのではないか。そうでもない限り、経団連という所にあのように人格低劣な下司(ゲス)だけが揃っているはずはない。東電などもその一つである。
下記記事で「ホウ・レン・ソウ」禁止、というのは面白い。「ホウ・レン・ソウ」をやかましく言うトップは、下の人間に権限を移譲していないということであり、下の人間を信じていないということだ。
実際、現場のことは現場の人間が一番知っているのだから、「報告・連絡・相談」などにほとんど意味はないとも言える。まあ、不測の事態が起こった時に報告・連絡・相談すればいいのであり、部下からの報告・連絡・相談など無くてもいつでも不測の事態への備えをしているのが優れた上司だろう。たいていの職場の「ホウ・レン・ソウ」はただそうやれと上から言われているからやっているというだけの形骸的なものと化している例が多いはずである。で、上の人間も自分がすべて知らないと不安で仕方がないから報告しろ連絡しろ、と部下にやかましく言うわけである。知って何をするわけでもないのだが、まあ、上司の精神安定剤にはなるわけだ。
最後に書いてある、「自由にさせても日本人はきちんと働くものだ」というのは至言である。逆に、そうでないような人間を社員として採用したなら、それは、採用した人間が自分の不明を恥じねばならないはずだ。
日本の会社の多くで、この山田氏のように人格・識見に優れた人物がトップになっていたなら、日本経済の現在のような落ち込みはなかっただろう。
最後に、山田氏の考え方を一言で言えば、社員を信頼すること、である。あるいは社員を人間としてまともに扱うこと、と言ってもいい。

(以下「ヤフーニュース」から引用)*元記事は産経新聞のようだ。


山田 社長の仕事というのはね、社員を幸せにして、「この会社のためにがんばろう」と思ってもらえるような『餅(インセンティブ)』を与えること。社員がヤル気を出して会社が儲(もう)かれば、分け前をまた『餅』にする。それだけだよ。バブル崩壊後、多くの会社が、正社員を派遣社員やアルバイトに切り替えてコストを下げようとしたでしょ。だけど、それで会社が儲かるようになったのか、って聞きたいですよ。人間(社員)を「コスト扱い」するな、ってね。

 --ノルマや上司への「ホウレンソウ(報告、連絡、相談)」も禁止。支社や営業所も社員が勝手に作ったとか

 山田 現場のことは、現場の社員が一番よく知っているからね。支社や営業所も「必要だ」と思ったから作ったんでしょ。私は名刺を作る度に(裏に書かれた支社・営業所を見て)「また増えとるなぁ」と思うぐらい(笑い)。社長なんてバカだと自覚しなきゃいけないんだよ。陣頭指揮などもってのほか。どう『餅』を与えるか、っていう大きな「戦略」を考えるだけでいい。「戦術」は社員に任せるのがいいんです。

 --社員に任せすぎて失敗したことは

 山田 「報告は禁止」だから知りませんねぇ(苦笑)。でもね、休日が多く、労働時間も短い、上司への報告も禁止…となると、人間はむしろ、いいかげんなことができない。その中で成果を上げようと必死で工夫してがんばるもんですよ。これは日本人だからできること。儒教精神が残っているし、農耕民族だからね。狩猟民族は獲物がなければヨソへ行くけど、農耕民族は苦しくても、土地にしがみついてがんばるしかない。『餅』を貰(もら)った以上、そこ(会社)で懸命に働こうと思うんだよ。

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消費税増税戦争では敗戦必至だが、次の戦いを考えよう

このブログでは生臭い政治経済の話を離れて、のどかな話題を中心にしたいのだが、消費税国会にからんで小沢一郎へのなりふり構わぬ攻撃が爆発しているので、今日はその話だ。
私の推理では、これは右翼出版社文春の自爆テロだと思う。つまり、週刊文春の廃刊覚悟で、小沢への無根拠な(これは注釈がいるが)スキャンダル攻撃を仕掛けたのだろう、という推測だ。いや、小沢に他に女がいるとか、隠し子がいるというのは多分事実だろう。だが、小沢夫人の手紙自体は、非常に怪しげである。あれは前原誠司が引っかかった偽メール事件と同じく、でっち上げの手紙であるように見える。とても個人への信書には見えない内容である。
だが、前原誠司のように、失脚したほうが日本のためになる最低政治家とは違い、今の小沢は日本人の希望の中心となる存在だ。妾や愛人や隠し子が何百名いてもいいから、小沢には消費税増税反対の中心核となってもらわないと困るのである。
私のひいきする鳩山や亀井静香には、残念ながら小沢ほどの「人を集める能力」がない。
だから、小沢一郎よ、この攻撃に何とか持ちこたえてくれ。

しかし、暗澹とした気持ちになるのは、自民党と民主党中枢部が野合するのがほぼ確実だという情勢である。公明党がどう出るかはまだはっきりしないが、これも多分増税に賛成する。とすれば、小沢派が民主党から離れたところで、衆議院での過半数を増税賛成派が占めることになり、消費税増税は不可避だろうという見通しになる。
まあ、次の選挙では消費税増税賛成者を全員落選させて気分をすっきりさせることもできるが、それも気分だけの問題だ。増税賛成議員全員に老後を楽に暮らせるだけの金が行き渡っているかもしれないし。そうでもない限り、国民過半数の意思に反して増税に賛成することはしないだろう。
まあ、ブログの記事タイトルに書いたように、多分今回は負け戦になるだろうが、しかし敵も楽勝ではない。野田総理誕生の経緯も綱渡りであり、今回の消費税増税では「国民の敵」が完全にあぶり出されている。日本国民も次は簡単には騙されないだろう、と無理にでも思うことにしよう。


(追記)

上記記事を掲載した後に、山科恭介のブログを見たら、鋭い分析があり、さらにそこで言及されていた「ハイヒール女の痛快日記」には女性心理を元にしたもっと面白い記事があったので、後者を転載しておく。(山科恭介氏の記事は長いので)
まあ、私はハイヒールをはく女や厚化粧をする女は嫌いだが、この気炎は確かに痛快である。


(以下引用)


成る程、文春から出来の悪い小説が出版されたようだ。

ってか、完璧に捏造でっち上げ記事だが、フィクションとしても出来の悪い中傷記事としか思えない。事実は小説より奇なり、という言葉があるが、それを付加してもこのライターは超未熟だわね。

この程度の記者と誌面を作っている文春は、週刊実話、週間大衆、アサヒ芸能よりレベルが低いのは明らか!

この文章の分析や証明、論破は必要ないが、多少でも文章を書く人が読んだら、小沢の奥さんの手紙はあり得ない文脈。この手紙を読んで共感や共有をできる女性は100%いないはずだ。

だって、女性の文章じゃないもん。間違いなく男が書いた文章だわね。

何故って?繊細で微妙な神経が欠けている。女しか分かんないと思うが、夫や恋人を切り捨てる時って有るんだけど、この手紙はそんな心情とほとんど違うのよね。この文章じゃ意味が違って来るの。

しかも、これでは自分をも辱める結果になっている。

夫婦間のことをここまで赤裸々に赤の他人に知らせたくない。ましてや、愛人、隠し子まで。簡単に言えば三流小説のプロット。女性が見れば、生理的な直感で即、違うと思う。男には分からないだろうけどさ。

ガセネタ記事を平気で掲載する週刊文春の神経。超劣悪化過ぎて話にならない。小沢を陥れるために、裏も取らずにでっち上げ記事を捏造!しかも、消費増税採決間近の絶妙なタイミングで。

バカな国民は本気にするんだろうなあ?

何れにしても小沢は人が好すぎる。確かにこんなインチキ記事は放っておいた方がいいのかもしれない。しかし、ここは違うと思う!そろそろ売られた喧嘩は買わねばならない。

奥さんの名を語ってまで小沢を葬り去ろうとするマスコミ。

国民は小沢氏が思ってるほど純粋でも単純でもない。我が儘気儘なのだ。あるときは小泉にたぶらかされ、あるときは橋下に熱を上げる。このまま放置していれば公私ともに小沢は悪人になる。

そして、深読みすれば野田采配の可能性もある。やるかやられるか、ここは勝負を掛ける時だ!

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民衆への洗脳も煽動も効果切れか

前回記事の補足として、同事件に対する「阿修羅」コメントから幾つかを転載する。まあ、ほとんどが理性的に反応しているようで結構だ。中には20のようなコメントもあるが、これはギャグなのか、小沢支持者へのからかいなのか不明である。
コメントの中にはなかなか素晴らしい分析をしているのもあって面白い。
つまらん推理小説などより、こういう現実の事件を推理するほうがずっと面白い、というのが私の持論だが、その証明のようなものだ。


(以下引用)


15. 2012年6月14日 07:23:17 : RsreIIQ23Y
11枚も同じ文面で手書きするのは
郵送することのありえない
友人知人であればまず先方を気遣う
ことからふつう書き出す
先方の近況を尋ねたり他
そして本題にあるだろう
ふつう手紙を書くときは
そのように書くのが自然だ
それに、サインもないコピーで親書を送るのは
友人知人に贈るのは無礼
こんな礼儀知らずなことをするのは
松田犬やぐらいだろう


16. 2012年6月14日 07:36:21 : Yh9YF3rPWk
小沢婦人は知性ある、確りした人と聞きおよんでおります。
この手紙は丁寧語の使い方、敬語の使い方、全体の文章に知性が感じられません。
非常に幼稚な文章です。
また複数の支援者に出したという事は、コピーして出されたのでしょうか?
11枚も複数の方に手書きで出したとでも言うのでしょうか?
こうした文章をコピーで貰った支援者は、どう感じるでしょうか。
送りつけた人間の知性を疑いませんか?
長年選挙を取りき切ってきた夫人がこのような非礼をするでしょうか?
コピーであれば、いわゆる怪文書の類いです。
お金になれば、何でもするというのは恥ずべき事ですね。


17. 2012年6月14日 07:48:29 : QONfTZhWNg
山崎行太郎の政治ブログ「毒蛇山荘日記」
2012-06-14
文春「小沢夫人の手紙」捏造事件の犯人は誰か??? 昨日、「文藝春秋」本誌に、「平成政治24年、亡国戦犯」は誰か?という記事が出ているのを、電車の吊り広告で見たが、思わず、「亡国の戦犯はお前だろう!!!」と呟いていた。ところで、またまた、最近、売り上げ激減と噂のある「週刊文春」が、トンデモ記事というか、ガセネタ記事を、掲載しているらしい。例によって例のごとく、あのガセネタ記事満載のブラック・ジャーナリスト松田賢弥がらみのガセネタ記事である。小沢夫人が、小沢一郎を、「放射能が怖くて逃げた・・・」と批判する長文の手紙を、岩手県の選挙区の人達に送っていたというのだが、文春は、この小沢夫人の手紙がホンモノだという前提で、この妖しい記事を掲載しているようだが、こんなバレバレのインチキ手紙がホンモノのわけがないだろう。松田賢弥が幼稚・稚拙な低脳児だということは証明済みだが、文春編集部の面々も負けず劣らずの低脳児集団ということか。その程度の「読解力」も「鑑識眼」もない低脳の馬鹿が、堂々と「編集長」をやっているのが文藝春秋という会社の実態なのだ。
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20120614/1339623419

18. 2012年6月14日 07:49:34 : VU2KZhbRUI
たしかに内容的にもかなり変だよな。
まず、最初の文面からすると、岩手の「支持者」ということなんだろうが、そんな懇意の支持者なら、その奥さんの名を出したり、~の工場や会社で損害、従業員の被害はなかったか、とか、今年の~の売れ行きはどうなったか、とか、具体的なことを質問したり、心配する文章にするはず。

しかしあのようでは、まったくコピーした年賀状とかの挨拶文と同じである。

また、そんな内容のない無味乾燥な挨拶文のあとに、突然とってつけたような、離婚告白と、長年寄り添った亭主の悪暴露、というのはあまりに不自然。

冒頭の薄い挨拶と後半の「濃い暴露」が釣り合いが全然取れてないし、じゃあ、この手紙を夫人が出した目的・理由は何なのか、と問いたくなる。

仲人とか関係の近い親戚でないなら、そんな私事を暴露する理由がない。


19. 2012年6月14日 08:20:15 : cbjrO8G7U6
一応全国的に名前が知られている週刊誌がここまでの捏造記事をこしらえて記事にすることに恐怖を覚えるが、信じる人もたくさんいるだろう。告訴すべきだ。黙っているから何度でもやられるしエスカレートする。信じるのはB層だなどと馬鹿にしているだけでは政治は変えられない。政治は力学であり数だ。金の為に「真相の道」などとスました名前で繰り返し阿修羅に投稿してくる下劣な人間がはびこるのを許すべきではない。

20. 2012年6月14日 08:22:31 : 0R5PRoedZo
小沢さんって最低!国民の生活が大切なんて嘘。家族が
大切。


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文春の言論テロ

週刊文春の「消費税増税反対派潰し」みえみえの記事を下に引用する。
書かれた内容がどの程度まで事実かはまだわからないが、掲載意図だけはあまりにもはっきりしている。
書かれた内容についての批判も他のサイトなどでいろいろ出ているので、私の意見などいちいち書かない。しかし、仮に小沢(元)夫人が後援者に送った手紙が本物ならば、この程度の頭の女がよく政治家の女房などやっていたなあ、という感じである。離婚されても当然だろう。
小沢憎しのあまり、自分の言動が日本の現在の政局にどういう影響を与えるかも考えていないとすれば、こういう女房に何十年も我慢した小沢は偉い。しかも離婚の理由が「(小沢は)岩手や日本のためになる人間ではないとわかり離婚いたしました」である。まだ、「別に女を作ったのが許せないから離婚した」なら可愛げもあるし、理解できるが、政治的信念で離婚したのなら、今までどうして一緒にいたのか、である。自分の夫がどんな人間か、67歳になるまで分からなかったとでもいうのか。
まあ、後になって「実はこの記事はガセネタでした、ごめんなさい。ハハハ」と文春側は言うことになるかもしれないが、こういう言論テロが許されるなら、マスコミにはなんでもできないことはないだろう。
ついでに、消費税増税案がどういう背景を持っているか、参考記事を「ギャラリー酔いどれ」というブログから転載しておく。IMFの正体がユダ金であることは言うまでもない。


(以下「web文春」より引用)*引用するのも本当は嫌である。


民主党の小沢一郎元代表(70)の和子夫人(67)が、昨年11月に地元・岩手県の複数の支援者に、「離婚しました」という内容を綴った手紙を送っていたことがわかった。

 便箋11枚にも及ぶ長い手紙の中で、和子夫人は、昨年3月の東日本大震災後の小沢元代表の言動について触れ、「このような未曾有の大災害にあって本来、政治家が真っ先に立ち上がらなければならない筈ですが、実は小沢は放射能が怖くて秘書と一緒に逃げだしました。岩手で長年お世話になった方々が一番苦しい時に見捨てて逃げだした小沢を見て、岩手や日本の為になる人間ではないとわかり離婚いたしました」と書いている。

 手紙では、小沢元代表の愛人や隠し子の存在についても触れている。8年前に隠し子の存在がわかったとき、小沢元代表は和子夫人に謝るどころか、「いつでも離婚してやる」と言い放ち、和子夫人は一時は自殺まで考えたとも記している。

 そして、このように綴っている。

「それでも離婚しなかったのは、小沢が政治家としていざという時には、郷里と日本の為に役立つかもしれないのに、私が水を差すようなことをしていいのかという思いがあり、私自身が我慢すればと、ずっと耐えてきました。

 ところが3月11日、大震災の後、小沢の行動を見て岩手、国の為になるどころか害になることがはっきりわかりました」

「国民の生命を守る筈の国会議員が国民を見捨てて放射能怖さに逃げるというのです。何十年もお世話になっている地元を見捨てて逃げるというのです」

 こうした大震災後の小沢元代表の言動がきっかけとなり、和子夫人は昨年7月に家を出て別居を始めたという。その後も現在まで別居は続いているが、小沢事務所は「離婚の事実はない」としている。

 和子夫人はこうも綴っている。

「かつてない国難の中で放射能が怖いと逃げたあげく、お世話になった方々のご不幸を悼む気も、郷土の復興を手助けする気もなく自分の保身の為に国政を動かそうとするこんな男を国政に送る手伝いをしてきたことを深く恥じています」

 現在、消費税増税法案の採決をめぐって、小沢元代表は造反をちらつかせて野田政権を揺さぶっているが、和子夫人の手紙はそうした政治情勢にも大きな影響を与えそうだ。

文「週刊文春」編集部



(引用2「ギャラリー酔いどれ」より)


◆http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120203/fnc12020319420015-n1.htm
MSN Japan産経ニュース 2012.2.3
◎IMFの篠原副専務理事が「消費税15%」に言及


国際通貨基金(IMF)の篠原尚之副専務理事は3日、都内で記者会見し、
日本の財政健全化のためには「消費税率を最終的に15%まで上げていく姿が考えられる」と述べ、
消費増税の必要性を強調した。

篠原氏は、日本の財政赤字や債務残高が先進国で最悪水準にあることに触れ、
「欧州の信用危機は日本にとっても教訓になる」と指摘。
消費税率の引き上げと歳出抑制を同時に進めることで、
「プライマリーバランス(基礎的財政収支)が黒字になり、
2010年代に債務残高のGDP(国内総生産)比が落ち始める。そういう姿を描くことで、
市場の信頼を維持していくことが大事だ」と述べた。

また、政府・与党が社会保障と税の一体改革で消費税率10%への引き上げを決めた
ことに関しては「IMFとしても歓迎する」と表明した。



篠原尚之は財務省「天上がり」w  中川昭一、へべれけ会見の隣にいた奴です。

グローバル化という名の「ユダ金標準」強制&奴隷化路線からの決別ですよ。

いつまでATMやっておるのか? 疲弊した国内の足元を見よ!

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イライラ社会とその原因

「In Deep」から転載。
うっかり「In Dark」と書きそうになった。記事内容のせいかもしれない。
マスコミ報道は洗脳目的で報道記事内容が選択されることも多いが、こういう社会面記事にはあまり意図的選択は無いだろう。それだけに「社会の無意識的動向」がその中に隠れている可能性がある。「集合的無意識」と言うとまるでユングみたいだが、我々は常に外部の影響を受けて思考し、生活している以上、我々の無意識の中に共通した要素が出てくるのは当然だろう。
で、下記記事の中の「集合的無意識」は言うまでもなく「イライラ」である。我々は絶えずイライラしていて、それが何かのきっかけで暴発する。それが下のような事件である。それが「キレる」という奴だ。刺殺事件に限らず、最近頻発する自動車の暴走事件も何かをきっかけにして頭がプッツンして「キレた」事件のように思える。脱法ハーブがどうのこうのというのは本当の原因ではないだろう。世の中や自分の周囲が面白くないから脱法ハーブなどに手を出し、たまたまその時に事故を起こしたというところではないだろうか。
何も他人や社会のことを言うまでもなく、私自身もけっこうイライラ感はある。
さて、ではそのイライラ感の原因は何かというと、「In Deep」によると、宇宙線は人間の精神に影響を及ぼすらしいから、宇宙線の増加などの物理的影響かもしれないし、あるいは福島原発が日本中に撒き散らした放射能の思わざる副産物かもしれない。まあ、放射能を気にして日本中がイライラするのは当然だし、原発事故への政治の対応がそれに輪をかけてイライラさせてはいるが、ここでは放射能が物理的に人間の精神に影響を与える可能性のことを言っているわけだ。我々の精神にしたところで脳細胞やら脳神経の産物なのだから、そのDNAが放射能によって改変されれば精神も変わるのは当然だろう。
まあ、こんなのは例によって何の根拠もない駄弁だが、ほんのわずかでも可能性があるならば、それをも捨てないような態度こそが真に科学的な態度だろうし、現代の科学など、本当は宇宙の現象の1%も理解してはいないのだ。
参考までに、この「イライラ感」の土台となっている現代日本人の生き方とその結果について、昨日の「徽宗皇帝のブログ」引用記事から一部を再引用する。嫌な現実から目を背ける「日常幻想」的な表層意識と「本当はこのままではいけない」という無意識(深層意識)の矛盾が不安を生み、イライラ社会を作るわけである。

「このプロセスでは危険な幻想が生み出される。結局、社会的現実の提示がショーと化す限り、次第に忘却が進みリアリティーが失われてしまう。この結果、現実的であるはずの日常を生活者として生きることが、社会的な現実から目を背け、危機感をマヒさせることになる。

これは、日常の現実に生きることが、実は凄まじい幻想の世界に生きることになるというパラドックスを生むのだ。このプロセスが生み出すものは、日常的な現実が無変化のまままったりと続いて行くという日常幻想の継続である。

日本に生きる我々の多くは、この日常幻想にいわばからみ取られたような状態にあると言ってもよい。放射能漏れなどのような、どんな社会的な危機が起ころうとも、テレビはいつものお笑い番組やグルメ番組を流し続け、街のショッピングセンターには家族連れが買い物し、場末の酒場ではいつものサラリーマンが仕事の愚痴を言っている。こうした無変化の日常に籠もると、外部で何が進行していても、すべてが幻影のように見えてしまう。

これが不行動の原則が生み出した日常幻想の姿だ。これにからみ取られると、社会的現実に対するリアルな現実感覚は喪失してしまうのだ。この喪失は、さらに不行動の原則を強化し、社会問題ショーの上演を通した同じ循環を繰り返す。これは大変に危険なことだ。」

(以下「In Deep」より引用)

ところで、先日の大阪の通り魔の事件や、渋谷での刺殺事件は大きく報道されましたが、実はこの1ヶ月、「刺殺事件」は報道ベースだけで、10件以上あります。

日本って、こんなに刺殺事件が多い国でしたっけかね。

参考までにリンクしておきます。
「殺人」ではなく、「刺殺事件」だけです。
なので、殺人全体としてはさらに多いはすです。

大阪と渋谷の事件は除いています。
また、すごいと感じたのは、金銭目的や「強盗」は一件くらいしかないことです。
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2012年 5月中旬から6月13日までの報道に出た「刺殺」事件

6月13日

・女性店員刺され死亡、刺した男は飛び降り重体 (読売新聞)
・20代男性刺され死亡=アパート隣室の男逮捕-名古屋 (時事通信)

6月9日

・広島市の路上で70歳男性が包丁で胸など刺され死亡 69歳男逮捕 (テレビ新広島)

6月2日

・同居していた男性の腹を刺した女逮捕 男性は重傷‎ (テレビ朝日)

5月29日

・5歳男児が刺され死亡、母は重体 無理心中の可能性/相模原 (神奈川ニュース)

5月28日

・一人暮らしの70歳男性殺される 食事中、背後から刺される? (時事通信)
・長男刺され死亡 父親を逮捕 東御市 (信濃毎日新聞) ※東御市は長野県

5月27日

・殺人:男性刺され死亡 同居の女を容疑で逮捕 -松山/愛媛 (毎日新聞)

5月23日

・男性従業員刺されけが 水戸の中古車店、男が逃走 (産経ニュース)

5月21日

・客同士のトラブルか、渋谷駅で男性刺され重体 メトロ副都心線 (産経ニュース)

5月17日

・72歳刺され死亡 部屋に物色の跡、複数の刺し傷 (スポニチ)

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一人、そしてまた一人が加われば

明日は朝から忙しいので、今日は明日の分まで、ということでもう一つ記事を掲載する。

「In deep」というブログの大震災前後の記事をここ数日読み返している。このブログは宇宙から内的宇宙(精神世界)まで、広く深く考察しており、超一流の哲学的内容を持っていると私には思える。世界の自然災害など、現実的問題についての知見も広く、海外記事にも詳しいので、私から見れば、ある種「知的超人」という印象すらある。しかも、他者に対して、非常に優しい。ネット世界には、面白い記事を書く人はたくさんいるが、彼は単に記事が面白いのではなく、「本物の賢者」と言っていい一人だろう。

下記記事は、現代日本社会の持つ本質的欠陥を明示していると私は思う。そして、そういう、「社会システムからはじき出された人々」への無視や差別は、システムの中にいる人々同志の冷酷なサバイバル、足の引っ張り合いと表裏をなしている。弱者や敗者を冷酷に見棄てる社会は、今、福島の原発被災者、東北や関東の津浪被災者を見棄てている政府の所業と相似形なのである。そして、そういう社会を作ってきたのはあなたたちであり、私たちなのだ。
魯迅の「故郷」の最後に、「希望を言うなら……」で始まる一文がある。身分や階層の無い、友愛に満ちた社会をこれから我々は作っていかなければならない、という趣旨の言葉だ。そして、有名な「思うに、希望とは道のようなものである。最初は道など無い。歩く人が多くなれば、そこが道になるのだ」という言葉(これは記憶による引用だが)で作品は終わる。
3.11はもしかしたら新しい国家、新しい社会を生みだす契機になるのかもしれない。人々が政府に頼らず、縛られず、お互い同士で助け合う社会、あるいは政府が本当に国民を幸福にするための組織であり、官僚が本物の公僕であるような社会が作れるのではないだろうか。
そんなのはただの夢想だと言われるかもしれないが、すべての偉大な達成は、最初はすべて夢想から始まったのだ。

歩く人が多くなれば、そこが道になるのである。


(以下引用)

ちなみに、とても素朴な質問なんですが、夜働いている女の子(特に接待業)の多くが、どうして夜働かなければならないかわかりますか? 給料だけなら普通のOLさんなどよりはるかに低い場合もある夜のお仕事をしなければならない理由。それを考えてみたことはあるでしょうか?


ここに「冷たい日本の社会システムの正体」といったものがあります。



枠からこぼれ落ちた人間は救済されない日本の国家システム


「日本の進学率」なんていう言葉があり、それはたとえば、義務教育就学率は100%、高校への進学率も97.5%になどというニュースにもあらわれているように、非常に「無自覚」に数字が使用されます。


上のような数字は本当なのかもしれないですが、しかし、「現実とはそぐわない数字」だということもまた事実です。

たとえば、夜働いている女の子たちにとても多い学歴のひとつが「高校中退」なんです。

この「高校中退者」の潜在数は男性も含めて、ものすごいものがあるはずなのですが、それについては公共では語られない。そして、彼ら彼女たちがどういう学歴を背負わされるかというと、「中卒」、つまり中学校卒業なんです。


中卒という学歴が就職という条件について、どれだけ不利なものかおわかりでしょうか。「私は好きな仕事に就きたいの」などという絵空事が通じる世界ではないんです。「高校中退」という、あまりにも多い現実が、ちゃんと表社会で語られてこなかったために、多くの人々が「社会で何もできない状態」に置かれることになっています。


高校中退にもいろいろな理由はあるにも関わらず、これを救済するシステムは基本的にありません。「大検」という非現実的な受験制度はありましたが(今は廃止されたらしい)、この「大検」も、それ自体は卒業資格でもなんでもなく、「大学を受ける権利を得た」というだけになる何の意味もない「冷たい制度」です。

そして、この「高校中退者」がどれだけ多いことかは、陽の当たらない多くの社会を知ると、いくらでも知ることが出来ます。


日本という国家・・・・・少なくとも多くの人々が完璧な社会システムや高学歴を持つ国だと考えているこの国には、


「ザルからこぼれ落ちたものを助けるシステムはない」


という冷たい現実があります。


しかし、この冷たい現実はあくまで「日本国家が冷たい」ということで、日本人も日本人システムも冷たいわけではないことも私は知っています。

夜の街だけではないですが、多くの「救済」はいわゆる立派な人々が誇りを持って歩いている世界ではなく、「その裏側にある世界」でおこなわれていて、そこにはダメな部分も非常に多いけれど、基本的には「日本国家が標榜している実態」よりは、はるかに暖かくて居心地のいい世界があります。そして、この「裏側にある世界」は、そこにいない人からは見えません。


私は、他にも様々なアンダーグラウンドな生き方をしている人々を見てきましたが、立派な人々が眉をひそめるような仕事や生き方をしている人は、「国家に見捨てられた代わりにお互いに救済」していました。

戦後に始まった日本の制度は、「ザルからこぼれ落ちた人たちは日本人ではありません」という国家体制となりましたが、ザルからこぼれ落ちるたくさんの人々たちは、すでに国家から離れて、日本国の日本人ではなく、所属のない「単なる日本人」として生活していたように思います。

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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