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ローマの休日(他人を犠牲にして得る娯楽・利益)
映画史に残る不朽の名作『ローマの休日』(オードリー・ヘプバーン主演、1954年日本公開)は、ローマ滞在中に自由を求めて宮殿を抜け出した王女アン(オードリー・ヘプバーン)と、町で偶然出会ったアメリカ人の新聞記者ジョー(グレゴリー・ペック)の恋を描くラブストーリー(★注、当時のハリウッド映画の定番のハッピーエンドではなく王女は恋を諦め記者はスクープ記事を諦めて別れる悲恋として描かれる)
日本語版タイトルは英語を日本語に直訳したものだが、この映画の正しいタイトルは「Roman Holiday」(=ローマ人の休日、「ローマの休日」はホリディ・イン・ローマ)
映画「ローマの休日」の原題の「ローマ人の休日」とは古代ローマ帝国においてコロッセウムでキリスト教徒をライオンに食わせるとか剣闘士の戦い(奴隷同士の殺し合い)を、ローマの民衆たちが見世物として楽しんでいた史実に由来する慣用句で「他人を犠牲にして得る娯楽・利益」という恐ろしい英語表現で、密かにタイトルにもう一つの意味が隠されていた。脚本を担当したダルトン・トランボは当時のアメリカで吹き荒れた「赤狩り」(マッカーシズム)の標的になって投獄され、ハリウッドから追放されたハリウッド・テンの一人で、「ローマの休日」には別人(偽名)で参加。死後の1993年「ローマの休日」アカデミー原案賞がトランボに贈られた。2011年米脚本家組合が『ローマの休日』のクレジットをトランボに変更したと発表した。2022年05月13日 | 経済 ローマの休日(他人を犠牲にして得る娯楽・利益)
『ロンドンデリーの歌』(The Londonderry Air)、または『デリーの歌』(The Derry Air)は、18世紀から伝わる古いアイルランドの旋律『若者の夢(The Young Man's Dream)』に基づく歌詞の無い器楽曲。
1855年出版の楽譜集「The Ancient Music of Ireland(アイルランド古代音楽)」に収録され、ロンドンデリー出身のジェイン・ロス(Jane Ross/1810–1879) が収集したことから、後年この曲名がついた(出版当時は無名だった)。
このメロディには様々な歌詞がつけられているが、『ダニーボーイ(Danny Boy)』が最も有名と思われる。
写真:ロンドンデリーの街並み(出典:Wikipedia)
『Londonderry Air』のメロディにつけられた数多くの歌詞の中では、キャサリン・タイナン・ヒンクソン(Katherine Tynan Hinkson)が1894年に発表した『アイルランドの恋の歌(Irish Love Song)』が世界的に知られている。
歌詞の一行目から、『私がリンゴの花だったら(Would God I were the tender apple blossom)』の曲名で呼ばれることも多い。
このページでは、この『アイルランドの恋の歌(Irish Love Song)』の歌詞について、その意味・和訳を掲載しておく。
『Irish Love Song』(アイルランドの恋の歌)
作詞:Katherine Tynan Hinkson
1.
Would God I were
the tender apple blossom
That floats and falls
from off the twisted bough,
To lie and faint
within you silken bosom,
Within your silken bosom
as that does now!
もし私がリンゴの花だったなら
ねじれた枝から
ふわり浮かんでふわり落ちて
貴方のシルクの胸元に
舞い降りたい
Or would I were
a little burnish'd apple
For you to pluck me,
gliding by so cold,
While sun and shade
your robe of lawn will dapple,
Your robe of lawn,
and you hair's spun gold.
もし私が磨かれたリンゴの実だったら
木漏れ日の中で ローブが揺れる
金色の髪の貴方に
もぎ取ってほしい
2.
Yea, would to God
I were among the roses
That lean to kiss you
as you float between,
While on the lowest branch
a bud uncloses,
A bud uncloses,
to touch you, queen.
もし私が野薔薇だったら
軽やかに舞う貴方に
身を傾け口づける
貴方に触れたいがため
開く下枝の芽
Nay, since you will not love,
would I were growing,
A happy daisy,
in the garden path;
That so your silver foot
might press me going,
Might press me going
even unto death.
貴方が愛してくれないのなら
庭の小道に咲くヒナギクとなって
銀色の靴を履いた貴方に
枯れるまで踏み潰されたい
『ロンドンデリーの歌』には、日本語で歌える訳詞がつけられている。
まずは、訳詞:近藤玲二による日本語の歌詞を次のとおり引用し、その内容を原曲と比較してみたい。
1.
北国の港の町は
リンゴの花咲く町
したわしの君が面影
胸に抱きさまよいぬくれないに燃ゆる愛を
葉かげに秘めて咲ける
けがれなき花こそ君の
かおりゆかしき姿2.
さぎり降る港の町は
リンゴの花咲く町
いつの日も匂いやさしく
夢はぬれてただよいぬたそがれにほほすりよせて
リンゴはなにを語る
誓いせしあの夜の君の
かおりゆかしき姿
近藤玲二による訳詞では、「リンゴの花」という原曲との共通点が見られるが、それ以外は独自の内容で日本語歌詞がつけられているのが分かる。
『ロンドンデリーの歌』の訳詞としては、フォスター歌曲の訳詞で知られる津川主一(つがわ しゅいち)による次のような日本語歌詞が知られている。引用してご紹介したい。
1.
わが子よ いとしの汝(なれ)を
父君の形見とし
こころして愛(いつく)しみつ
きょうまで育て上げぬ古き家を巣立ちして
今はた汝は何処(いずこ)
よわき母の影さえも
雄々しき汝には見えず2.
はてしもなきかの路の
あなたに汝はゆきぬ
むなしき我が家見れば
亡き父君おもわる足もとの草むらより
立つはさえずる雲雀(ひばり)
ああ われも強く立ちて
我が家の栄誉(ほまれ)を守らん
津川氏による日本語歌詞を見ると、『ロンドンデリーの歌』原曲の歌詞とはまったく関係のない内容である事がわかる。
おそらくこの日本語歌詞は、『ロンドンデリーの歌』に別の英語の歌詞がつけられた『ダニーボーイ Danny Boy』の内容を念頭においたものと推測される。
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