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気の赴くままにつれづれと。
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重版出来をご覧の皆様、重版といえば只今こうの史代さんの『この世界の片隅に』がアニメ映画化にさきがけて重版されております。私が宇宙で一番好きなマンガ家さんです。この機会に読んでみていただけたら幸いです。
(夢人追記)公式サイトから、この作品がいかに繊細に作られているかの例。夏と冬の空の色からして違う。
最近「空気つぎ」が広島弁じゃゆうことを知って衝撃を受けた、監督助手の三宅です。今回は「色彩編 その3」をお届けします!
ここに2人のすずさんがいます。左は昭和8年冬のすずさん。右は昭和10年夏のすずさん。夏のすずさん、こんがり日焼けしとりますね! 肌だけではなく服装も、夏のすずさんは冬に比べてかなり彩度が高く塗られています。同じ作品でこんなに色が違うてええんでしょうか? 秘密は背景にあるみたいですよ。
それぞれのシーンの背景美術の上に立たせてみました。
冬のすずさんからは、ツンと冷えた空気の中に注ぐ真冬の鈍くてやわらかい光を、夏のすずさんからは、ギラギラと照りつける太陽に照らされた鮮やかな思い出を感じて頂けるのではないでしょうか!
この作品では、シーンごとの背景美術に合わせてキャラクターの色を作っています。これは、かなり豪華な作り方なんだそうです!
片渕監督と色彩さん、それに美術監督さんも加わって色を作っているところです。この色チェックでは、何とキャラクターの色に合わせて美術の色が決定しました。
小物に関しても、1カットずつ片渕監督が色をチェックして決めています。こんな細かい小物の一つひとつまで、監督の目が入っているんです。
キャラクター・小物の色と背景美術の色を一緒に決めていく過程は、個々の物を塗っているというよりは、まるでその瞬間の空気に色を塗っていくようです。こうして各シーンの色が出来上がり、『この世界の片隅に』は色で満ち溢れていきます。
皆さんのお気に入りのシーンはどんな色彩で満ちるのか……どうぞご期待下さい!
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