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「夏への扉は閉まったまま」

「夏への扉は開いたか」は、実はここまでしか書いていない。だが、書いた本人が言うのも何だが、中々面白い話にはなりそうではないか。問題は、SFという奴はミステリー以上につじつま合わせが必要なことで、私はそれが大の苦手なのである。私の小説の書き方は、行き当たりばったり主義で、それでこそ小説に自由で気楽な雰囲気が生まれるという「トリストラム・シャンデー」式の作法なのである。
この話に関しては、最終的には福井聡史に渡したICレコーダーの中に録音されていた浅井助教授の言葉から福井聡史がタイムマシンの原理を理解して、未来に帰ることにしようかとも思っているが、無理に未来に帰らなくても、過去の世界で、たとえば、未来の世界でアイドルタレントになる美少女と恋仲になって幸せに暮らすとか、子供時代の浅井助教授と組んで、ビジネスをやるとか、まあ、どんな話にでも進ませることはできそうではある。
基本的には、少年俺の恋愛の手助けをするというプロットは入れたいとは思うが、何だか、SFにはならない感じがして、書き進むのをためらっているのである。
誰か、この先を続けてくれる人がいたら、喜んでお譲りするのだが。

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酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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