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北一輝の「天皇制国家社会主義」

私は国家主義者ではなく「国民主義者」だが、今の「民主主義体制」は偽装民主主義であり、またそもそも、原理として「国家を動かす主体」としての民衆・大衆というのはナンセンスだと思っている。つまり、「国民主権」というものが「国民の意思によって政治的決定がなされる」思想だとするなら、愚劣なナンセンスコメディの脚本だと思っている。一般大衆にそれほどの知性と教養があるはずがないではないか。だからこそ政治目的は「民衆全体の利益と保護」でなければならないのである。
そして、私は社会主義者でもあるが、尊皇主義者でもある、というのは天皇という存在の「潜在的価値の高さ」を今の日本人は知らず、その宝石を無駄に死蔵しているからである。

そういう意味では、私の思想は下の記事の北一輝にも似ているが、慧眼篤学な松本清張ですらその思想を見誤ったというのは示唆的である。

当時の政府(軍部支配政府)が北一輝の思想を危険思想だと見たのは北一輝や226軍人の「天皇制国家社会主義」が、「財界および軍部支配政府の傀儡としての天皇」から「天皇による国家革命(社会主義国家建設)」を将来する可能性を見たからだろう。226軍人が最初に財界人を殺したのが歴史教育では軽視されすぎている。

もちろん、私はクーデターによる政府打倒を肯定する者ではない。だが、あまりにその政府が「国民いじめ」をするなら、その限りではない。さて、今の政府や財界はどうだろうか。



(以下引用)

松本清張唯一の失敗作『北一輝論』二・二六事件を読み誤らせた先入観とは?


配信

Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE

右翼の中で左翼思想を持っていた北一輝


清張はなぜ北一輝の思想を読み誤ってしまったのか?


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