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世界に14億人を抱えるローマ・カトリック教会の長、フランシスコ教皇が88歳で亡くなった。そんな中、〝900年前〟の予言書が次期教皇の名前を予言していることで、再び注目が集まっている。英紙デーリー・メールが21日、報じた。
バチカン(教皇庁)の「秘密文書館」で発見され、12世紀の書物とされる「全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言」は、別名「聖マラキの予言」「教皇の予言」とも呼ばれ、1143年のケレスティヌス2世から始まり、2027年の「ローマ教皇ペテロ」まで112人の教皇に関する予言が記されている。さらにはキリストの再臨までも予言しているという。マラキとは、12世紀北アイルランドの都市アーマーの大司教聖マラキとされている。
ちなみに預言とは神の言葉を預かることで、予言とは未来を予測することだ。
この書物が現在、騒がれているのが、フランシスコ教皇の有力後継者候補が9人おり、そのうち3人がペテロという名前であるという事実だ。
「ローマ教皇ペテロ」に関する記述によれば、〝最後の教皇〟は大混乱の時代に教会を統率し、ローマの崩壊と教皇制の終焉に至るという。
「神聖ローマ教会の最後の迫害の中で、ローマ人ペトロが君臨し、多くの苦難の中で群れを養う。その後、七つの丘を持つ都市は滅ぼされ、恐ろしい審判者が民を裁く。終わり」と記されている。
この予言は、フランシスコ教皇が最近入院している間に「ローマ教皇ペテロ」が教皇の地位を引き継ぐというものだ、と解釈する者もいる。一方で、フランシスコ教皇自身が最後の教皇となることを示唆しているのだと考える者もいる。
表向きでは「教皇の予言」は、マラキがローマ訪問中に幻視を受けて1139年に書いたとされている。
しかし、一部の学者は、この文書は1590年に作成された偽書であると主張している。1590年まで各教皇が具体的かつ非常に正確に記述されているが、それ以降は、表現がかなり曖昧になり、解釈の余地が大きく広がるからだ。
伝統的な9日間の服喪期間の後、カトリック教会は後継者を選ぶ手続きを開始し、〝教皇選挙〟コンクラーベのために世界中の枢機卿全員をローマに招集する。通常、コンクラーベは、教皇の死後15日から20日の間に開始されなければならない。投票資格があるのは80歳未満の枢機卿で、新教皇を選出するには3分の2以上の得票が必要だ。