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真面目さと小心さ

「大摩邇」から転載。
我々日本人は根が真面目すぎるから、問題や悩みを自分一人で抱え込み、鬱になったり病気になったり、しまいには自殺したりする。福島の畜産農家の人が原発事故で畜産が続けられなくなり、自殺したことなど(今日の「徽宗皇帝のブログ」参照)は、その例だ。本当なら、政府と東電に対し、巨額の損害賠償を要求して裁判で戦うべきところだのに、そういうことはしないのである。まさしく日本人的反応というものだろう。問題は、巨大組織相手の戦いに立ち上がると、今度は社会のすべてが彼に悪口雑言を浴びせ掛け、彼を冷笑し、彼を叩き潰そうとすることだ。
今、山本太郎がその渦中にいる。
では、巨大権力相手の戦いに立ち上がった人間を、家族や親戚や友人だけでも支援してくれるだろうか? 私にはそうは思えない。彼を愚かなドン・キホーテ、思い上った英雄主義の阿呆と見做し、そういう無理な戦いはやめろと忠告するか、あるいは彼から離れ、あるいはむしろ彼の敵に回るだろう。
それが日本社会なのである。徹頭徹尾、卑怯なのである。それが、日本人の小心な真面目さの反面だ。(もちろん、私自身もそういう人間の一人だ。)
下記記事のイタリア人のいい加減さにはあきれもするが、何か爽快感もある。日本人も少しは見習ったほうがいいだろう。



(以下引用)*空白部は写真があったところ。写真はコピーできていないようだ。



2013年08月07日21:42
カテゴリ
イタリア美的生活

危機的状況、イタリア人の場合

アルさんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/artevita/archives/2013-08-07.html


<転載開始>

ネットでこっちの国営放送テレビを見ることが出来ます。
で、昨日久しぶりにニュースを点けてみたんですが、点けた途端に出てきた
ニュースが、しみじみと、イタリアでした。。

2012年の1月にイタリアのジリオ島で、豪華客船コスタコンコルディア座礁事故
がありましたね。30人以上の死者を出した大事故なのに、あの船長のとんでもない
行動により、不謹慎にも世界を笑いの渦に巻き込んでしまったあの事故です。
「これぞイタリア」と世界中にたらしめてしまったあの事故です。
当時日本でイタリア人の真面目な部分を一所懸命アピールしてイタリアの印象を
くつがえそうとしていたザッケローニの苦労が、水の泡と化したあの事故。
ザッケローニ的な真面目な人も実はイタリアに沢山いるんです。
ただ、ベルルスコーニやこの船長みたいな人が伝統的方法でイタリアたるやを
世界に見せつけてくると、もう太刀打ち出来ないものがあります。
あの事故の後で、「船に戻れバカ野郎!」Tシャツが世界中で大売れしたという
事実がそれを物語ります。
ザッケローニが真面目に頑張れば頑張るほど、イタリア人の中の彼の特殊性
だけが浮き彫りにされて行くという。。。 きっと彼はイタリアに戻ってきたくない
はず。 だから、不調の時もどうか温かい目で見守ってあげてください。。。

さて話を戻して昨日のニュースなんですが、あの豪華客船が今も尚、あの場所に
横倒しになったまま放置されているそうです。
ジリオ島というのはバカンス地で、この時期は海水浴客で賑わっているんですが、
その人達のインタビューで、
「こうやって気持ちよく海で泳いでる最中にさ、目の端にあの横倒しの船が飛び込ん
でくると一気にテンション下がりまくりなんだよ」
みたいなことを言ってました。一般イタリア人にとっても、あの一件は「恥」であり、
早い所忘れてしまいたいと思っているのです。
イタリアという国は、千年も前の遺跡とかがそこら辺に置き去りになっているのが
魅力的な国なんですが、この豪華客船もそれ狙いなんでしょうか。。。

世界に名だたる「放置国家」イタリア。
もうこの国に津波とか来ちゃったら、一体どういうことになってしまうのか。。。

放置と言って思い出したんですが、夏のイタリアは空気が乾燥しているので、
火事が起こりやすくなります。
チボリに住んでた時、車で高速道路に向かう途中、その近くの広々とした所に
建っている家具のショールームが燃えているのを見かけました。
近所の人達が大勢集まって見物してたので、すでに消防車は呼んでいるものと
解釈しました。でも、大きな建物のたった一部しか、まだ火の手が上がってない
ので、こんだけの人がいたら日本だったら絶対バケツリレーで消火してるものを、
キャンプファイアーのノリだよまったく、と思いながら通り過ぎました。
で、ローマ市内で用事を済ましてから夕方帰る時に、またそこを車で通りかかった
んですが、なんとまだ燃えてました。。しかも建物全部まるっ焦げ。 放置しすぎ!
意味が解らずびっくりしたんですが、横で運転しているHは涼しい顔をしています。
彼の言い分だと、こういうのはよくあることで、破産寸前の店が保険金目当てで
火事を起こし、多分消防署もぐるなんだろう、ということです。

事実、イタリアではオリーブ林などの所有者が経営難から山火事を起こして
保険金をせしめる、というのが頻繁に起こるんだそうです。

さて、詐欺の山火事を別としても、オリーブ林は燃えやすいので、タバコのポイ捨て
程度で簡単に火事になってしまいます。
チボリは小高い丘の上にあり、オリーブの林が方々に広がっています。
なのでチボリに住んでいた時は、夏場しょっちゅう山火事を見かけました。
では、私達が住んでいたアパートの真下にあったルイジおじさんのオリーブ畑の
一部から煙が上がっているのを私が発見した時の話を。
それは、イタリアにおける危機的状況を一部始終、実況中継的に目撃した時の話。



← 発見直後。











すぐさまルイジに電話をし、消防署の手配をしました。その間、煙の中に炎が
見え始め、家の中にいて煙で目が痛くなるほどで、「消防車早く、早く」とハラハラ
しながらベランダから様子を伺っていましたが、やはりお約束のように、なっかなか
サイレンが聴こえてきません。。。
そして、一足先に到着していたルイジが、ランボーのごとくたった一人で消火活動に
火事場に下りて行こうとするので、
「ルイジ!危なーい!行っちゃダメー!」
と上から叫んでいると、突然、足元からバババババ!と凄い騒音が立ち登ってきて、
目の前に突如、大きな消防ヘリコプターが現れました。




それはそれは
胸がキュンとなるくらいの
カッコイイ登場。 
ちょっとハリウッド映画みたいな。






で、このヘリが、オリーブの木と木の間の凄く狭い場所に、007並みの運転技術で
着陸し、おおーと思いながら胸を躍らせたんですが、あれ? 運転手が降りてきて、
何やら巨大な袋のようなものをヘリに取り付けているんです。。。
もうあんた、それをなんでわざわざこんな場所で。。。

「水袋は最初から取り付けて、水を入れてから持ってこいやー!!!」

と、そんな私の突っ込みをよそに、ヘリがまた、素晴らしい運転技術で飛び上がり、
水を汲むために湖の方に遠ざかって行くのを見ながら、赤いヘリがあと2機こっちに
向かってきてるのを見付けました。 
「3機いるから大丈夫!3機いるから大丈夫だよー!ルイジ!」
でも、その2機がなかなかこっちに近付いて来ないんです。。。
で、望遠鏡で見てみるとそれは、この地域で今流行りの趣味のグライダーだった
という。。。もうこんな時に紛らわしいったら!!
なので結局、やはりルイジがランボーに。 オリーブを助けるべく、ポパイになって
火元へ向かって行きました。

その後しばらくして消防ヘリも戻ってきて、空中から水を散布して応戦するんですが、
これが、第2次大戦時のイタリア空軍のやり方と全く同じで、危険を避けて上の方
から落とすから、的が外れまくり。。。もう泣ける。。











そもそも、一般道路に隣接した畑が火事なのに、消防車じゃなくてヘリが来てる
意味が全く解らないのです。。。 カッコイイから? そうか、カッコイイからなのか。。
そうこうする間、ルイジが開けっぱなしにしといた鉄門から、近所のおじさんが
畑に入って来ました。 おおっ勇敢なおじさんがルイジを助けるべく来たか!と
思いきや、なんと、ここぞとばかりに畑の野生ルッコラを摘んでいるという図が。。
なんか、もうアハハハ、アハハハ。 煙の中で笑うしかない状況が。。。

最後は結局、ルイジが軽く火傷しながら殆ど一人で火を消し止めました。
風が無かったのが幸いだったんですが、こんな決死の消火活動を成し遂げた
直後に、ベランダにいる私に手を振りながら、「今晩うちに夕飯食べにきなよー☆」
って。。。さっきまでのランボーの面影全然無し。超余裕。
なんでも、このように一人で消火活動にあたったのはこれが3回目で、もう慣れて
いるんだそうです。

このようにイタリアは、危機的状況をも、嬉々的状況に変えてしまうという、
何だかよく解らない特殊な才能を持った国です。
なんだかんだ言って、やっぱイタリアは、憎めない。。。



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渡部昇一論(笑)

産経新聞デジタル版から転載。この新聞らしく、例によって右翼を喜ばせる記事だが、マッカーサーのこうした発言があったというのは事実だろうから(どういう文脈かは分からないが)備忘のために保存しておく。
まあ、あの戦争が日本の自衛のための戦争だったか、侵略戦争だったかというのは水かけ論にしかならない話で、その両方の側面があったとしか言えないだろう。ABCD包囲網によって経済封鎖された日本が「座して死するを待つよりは」と対米戦争に踏み切った、という点では(米国、あるいは連合国に対しては)自衛のための戦争である。だが、それ以前に中国大陸への侵略があったのだから、時間的順序としては明らかに侵略戦争と言うのが正しいだろう。
とりあえず、資料の一つと言う程度の価値しか無い情報であり、これを「超重大」な証拠と言うのは渡部昇一くらいだろう。
ところで、この英語学者(か?)は、シナ(中国を彼はいつもそう言う)に対してはキチガイみたいに非難するが、バブル崩壊以降、日本を搾取し続けてきた欧米に対してはまったく批判しないという(批判しても、大昔の事件のことで、ほんの形だけ)のは、よく考えるとおかしいのではないか? そもそも日中戦争で迷惑を被ったのは明らかにシナ(当時は中国、つまり中華人民共和国ではなかったので、仕方がないから私もそう言っておく)の方だのに、なぜ加害者側の日本が威丈高に相手を非難できるのだろう。
だいたいが、この男は「歴史認識」のワンパターンの話しかできず、現在の話(欧米による日本侵略、日本収奪)にはいつも頬かむりなのである。
要するに、渡部昇一という男は欧米(=ユダヤ)の飼い犬にすぎず、(ご主人が日本政府ではない、というだけで)一種の御用学者であるわけだ。そういう役割があるのでなければ上智大学(欧米の出先機関の一つ。ここには神学部がある。つまり、ユダヤ・キリスト教の大学)が渡部昇一を飼っておく理由は無い。
この男は極右の論者としてしか活動しておらず、学者としての実績はおそらくゼロだろう。無知な若者の頃、彼の訳したハマトンの「知的生活」を、書物の装丁と題名に惹かれて買ったが、内容は乏しく(というか、ほとんど記憶にも残っていない)高い買い物であった。彼の印税を少しでも増やしたのは、私の生涯の失策の一つである。



(以下引用)

「日本は自衛戦争」マッカーサー証言 都立高教材に掲載 贖罪史観に一石
2012.3.30 08:11更新

 日本が対米戦争に踏み切った理由について、連合国軍総司令部(GHQ)最高司令官だったマッカーサーが1951(昭和26)年、「主に自衛(安全保障)のためだった」と述べた米議会での証言が、東京都立高校独自の地理歴史教材の平成24年度版に新たに掲載される。日本を侵略国家として裁いた東京裁判を、裁判の実質責任者だったマッカーサー自身が否定したものとして知られる同証言を、公教育の教材が取り上げるのは初めて。
 昭和の戦争での日本を「侵略国家だった」と断罪した東京裁判に沿う歴史観は、「日本国民は…政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意」で始まる憲法前文にも反映され、「軍隊を持たず」という国際社会でも異質な国家体制の前提となってきた。歴史教育は「贖罪(しょくざい)史観」一辺倒となり、子供たちの愛国心を育んでこなかった。その歴史観が絶対ではないことを示すマッカーサー証言の公教育での教材化は、戦後日本の在り方に一石を投じそうだ。
 証言は、朝鮮戦争で国連軍やGHQの司令官職を解任されたマッカーサーが1951年5月3日、米上院軍事外交合同委員会の公聴会に出席し、朝鮮戦争に介入した中国への対処に関する質疑の中で言及。連合国側の経済封鎖で追い詰められた日本が、「主に自衛(安全保障)上の理由から、戦争に走った」と述べた。
 都の教材は、この部分の証言を英文のまま掲載し、《この戦争を日本が安全上の必要に迫られて起こしたととらえる意見もある》としている。
 教材は、江戸時代以降の日本の歴史を、東京の歩みとともに紹介する『江戸から東京へ』。都教委が都立高校の全生徒に平成23年度から配布している。都民の意見をもとに改訂した24年度版は、全新入生約4万3千人に配布する予定。
 『江戸から東京へ』に掲載されたマッカーサー証言については、月刊「正論」5月号(3月31日発売)が詳しく紹介している。
 渡部昇一・上智大学名誉教授の話「連合国から東京裁判の全権を委任されたマッカーサー自身が米議会で『日本の自衛戦だった』という趣旨の証言をしたことは、村山談話に象徴されるように東京裁判を背負ったままの日本にとって“超重大”であり、すべての日本人が知るべきことだ」
 ■村山談話 戦後50年の平成7年8月15日、当時の村山富市首相が発表。わが国が「遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与え」たとし、「痛切な反省の意」「心からのお詫(わ)びの気持ち」を表明。以後の内閣もこの見解を踏襲してきた。


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もはや「国会」は不用品扱い

「陽光堂主人の読書日記」から一部転載。自民党に投票した人間は、日本の今後にどう責任を取るつもりなのか、聞いてみたいものである。まあ、安倍等と同じような言い逃れをするだろうが。
しかし、下の産経ニュース記事は完全な国会空洞化の目論見を示しているわけだが、ここまで国民を馬鹿にした話は無い。もっとも、先の衆院選・参院選が正当な選挙であるなら、日本国民は自民党に「全権委任」をしたも同然であるのだから、何をされても仕方が無いとも言える。つまり、日本国民は民主主義に永遠に別れを告げたのである。
民主主義(または国会)が事実上存在しない社会で、民衆が自分たちの生活を守り、意思を示す方法は、革命しかないだろう。だが我々日本人に、中東の人々のように自らの死を賭けて立ち上がる勇気や誇りがあるだろうか? 



(以下引用)*前半略。




 安倍政権の目指す方向はナチスと同じですから、麻生は正直に語って国民に実態を知らせてくれたわけです。選挙前に言ってくれればよかったのですが、与党に一票を投じた国民は、今頃悔いていることでしょう。(やっぱり投票してよかったと考えている人は、確信犯かうつけ者のいずれかです)

 独裁政権は、野党の意見など聞きませんから、国会審議も形だけとなります。閣僚や官僚どもは、国会答弁を放擲して隠密裏に売国行動することに決したようです。「産経ニュース」は、本日付で次のように報じています。(http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130805/stt13080507130001-n1.htm)

   首相の国会答弁削減検討 自民 副大臣らの代行焦点

 自民党は、首相や閣僚が国会で答弁する機会を減らして外国訪問などの公務に取り組みやすくする改革案を近くまとめ、与野党に賛同を呼び掛ける方針を固めた。国会改革を掲げる日本維新の会と連携し、秋の臨時国会で新ルールの導入を目指す。政権追及の場として国会審議を重視する野党の反発は必至で、実現には曲折が予想される。

 参院選での自民党圧勝により衆参両院の「ねじれ」が解消されたことを踏まえ、ルール見直しを国会審議の迅速化につなげる狙いもありそうだ。

 先の通常国会で、首相が出席する衆参両院予算委員会の集中審議は平成11年の国会改革以降で最多となり、安倍晋三首相の周辺から「政策遂行に専念できない」との不満が漏れていた。自民党は、党政治制度改革実行本部に「新しい国会の在り方小委員会」を設置して議論を進める方針。首相や閣僚が国会へ出席できない場合に、副大臣らが答弁を担う慣例の確立が焦点となる。

 有識者や自民党国対委員長経験者、衆参両院の事務局幹部らからのヒアリングを今月下旬から始める。

 国会議員が政府の公式見解を尋ねる質問主意書についても見直しを検討する。各党が行政のチェック手段として多用する質問主意書の提出件数は近年、増加。答弁書を作成する霞が関の官僚の負担が大きいとして制限を求める声が一部にある。衆参両院の委員長や理事らに割り当てられる国会専用車の削減も議論する。
 (下線は引用者による)

 凄いですね、これは。閣僚が国会答弁をせず、官僚が答弁書を作成しないというのですから。肝心な仕事をしないで、何をやるんですかね。米国の御用聞きに専念し、勝手に物事を進めたいようです。

 安倍に言わせれば、「権力を取り戻したのだから、勝手にやらせてもらう」ということなのでしょう。下手をすると、憲法改正も、閣僚らの答弁が碌になされないまま実現してしまうかも知れません。国民投票も、「投票者」の過半数の賛成で成立ということにし、不正選挙で鍛えた手口ででっち上げを行うことでしょう。

 今後は、一般国民の想像を超えた酷い政治が行われます。自公などが参院選に勝てばこうなることは判り切っていたのに、民主党に対する怨念に凝り固まった人たちが多かったが故に最悪の事態を招いてしまいました。

 与党に一票を投じた人は、独裁政治を招く原因を作ったわけですから、今後の展開に大きな責任があります。「こんなはずではなかった」と臍を噛んでいる人も多いはずで、大規模な抗議活動を起こすべきです。安倍ナチス政権は極東大戦争に向け、ひた走っており、その危険性は誰が見ても明らかです。




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見ぬもの清し

「大摩邇(おおまに)」という難しい名前のサイトから転載。
地下水は必ずしも山から海に流れてはいない、という話で、実は福島の放射能汚染水は日本海側の他府県にも流れている、ということのようだ。
当然、福島以外の本州東日本の農産物も放射能汚染され、日本全国に移出されることになるだろう。海産物の放射能汚染は言うまでもない。日本のどこにいようが、日本人の体内被曝はどんどん進行することになりそうだ。かと言って、海外脱出するほどの金も勇気も無い、というのが日本人の大半だろう。そこで、「実は放射能の体内被曝は、たいした影響は無いんじゃないか」という希望的観測に、専門家も素人もすがりついている、というのが実情だろう。

Living is easy with eyes close(ビートルズ「ストローベリー・フィールズ・フォーエヴァー」)


(見たくないものに)眼を閉じていれば、生きるのも容易だ、というわけである。沖縄のことわざで言えば「見ぬもの清し」である。



(以下引用)



みんな楽しくHappy♡がいい♪ さんサイトより

「地下水は山から海へ流れると普通は考えるが、
ずっと調べてきた人たちの意見はそうじゃない」
広瀬隆氏
(文字起こし)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3169.html

<一部転載>


「地下水が海側から郡山方面、いわき方面へ流れていく」という話です。
抜き出して文字起こししました。


Youtubeはこちら↓
http://youtu.be/BbCQm9CLHZg?t=2h35m2s

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で、地下水というのは我々普通に考えてたら、山から海へ
流れるとこういうふうに考えるんですが、
地下水をずーっと調べてきた人達の意見はそうじゃない。

驚いたことなんですけれど、郡山。
なんであんなに上がるんだろうと思うんですが、
地球の自転が影響するんだそうです。
この地下水はですね。

だから郡山の方向へ、内陸側へ流れていくんです。
いわきにも流れてくるんです。
こういう所は大都市ですからね。

いずれ、こういう地下水は首都圏にも行くと言われています。



Youtubeはこちら↓
http://youtu.be/BbCQm9CLHZg?t=2h31m10s

私たちは長い目で子の事故と放射能を考えていかなければ
ならないという事を、皆さんに強く警告しておきます。

人間はどんどん忘れます、私たちは。
日が経つにつれて、そして、何か慣れていくんですね。
もういいんじゃないか、もう1年経ったじゃないか、
…と、思いたいんです。

だけどそうじゃない。今度出たセシウムの量はとてつもない量です。
とてつもない量です。
これは何処に降り積もったかというと、
主にですね、福島の原発から出て内陸側に向かった放射能は
みんな山にぶつかりました。

阿武隈山系。

そこに降り積もって、それから秋がきまして落ち葉の中に
大量に入って、その後、今年の冬の豪雪で雪が一回蓋を
したような形になる。
そして、3月から雪解けに入って、それがどこに来てるか、
大体わかるでしょ?
今、水に入り始めたんです。
川に、河川に、それから地下水に入りやすくなったんです。
今そういう流れの中にきています。

だから問題はですね、実は今、水源の大汚染に入っています。


そして、いままで一度も言っていないんですが、
プールされていた放射能の中で、トリチウムというのがあります。
これは水素なんです、放射性の水素なんです。
だから水ですよね。
水素と酸素で水が出来るわけですから、水の中に放射性の
トリチウムというものがどんどん入っている。
誰も言っていません。
これはベータ線を出すんでカウンターで誰も測れませんから。
そしてそれを防ぐ事が出来ない。


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ですから、たとえば日本海側の山形県。
ここら辺は汚染が低いんですけれど、でもこの山中は
かなり出てしまいました、悲しい事にですね。
そしてあの大河の最上川でさえ、源流をたどってくると
こっちになるんですね。
宮城県に出てくる有名な阿武隈川。
だけどもこの源流は福島にあるんです。


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だから去年の11月に出たこの記事は恐ろしいんです。
阿武隈川から海へ500億ベクレル。
「東電が4月に海へ放出した、あの低濃度と称した汚染水の
セシウムの総量に匹敵する」
これが福島市のところから、県庁所在地がある福島市から
ずーーーっと、宮城県のあの海域に流れ出てきている。


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それからこの辺は特にすごいですね。
この阿武隈山系はですね。
だから今年2月に福島市を回ったんですが、
ずーっとしんしんと降る雪を見てね、あの雪を見て本当に
涙が止まらなくなりました。
この綺麗な山に雪が降ってくるんですけれどもね、
その雪が怖いわけです。
私はカウンターを持つのが嫌だったんだけども娘に
持たされていったんですけれども、やっぱりグーンと上がるんです。
駅前からタクシーに乗っていくと。
針を見るのも嫌でした。
そういう中であの美しい山がですよ、
全部放射能で汚染されているかと思ったら悔しくてね、
涙が止まらなくなりました。

みなさん、どうかですよ、
北海道で同じ事を起こさないでくださいね、
どんなことがあっても。
いいですか、起こっているんですから。

いま。
これがどんどんどんどん川に入って地下水に入って、
今この河口域にどんどんどんどん入ってきている。

<転載終わり>

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圧力釜を買う人は警察にご注意




「ロシアの声」から転載。
一番の問題は、国民のインターネット通信内容(あるいは履歴)が警察に筒抜けになっていることだ。スノーデンによる「米国国家盗聴体制」暴露が事実であったことがはっきりと証明された形である。
しかし、圧力釜を買っただけで警察が家に踏み込んでくるとはねえ。まあ、日本でも車にカッターナイフ(たぶん、商売道具か)があったとかいう理由で警察に連行されて取り調べられた漫画家もいたが、警察というのは市民の所持する武器に関してはほとんど病的な警戒をしているようだ。
ところが、その気になれば何でも武器になるのであり、箸一本で人を殺すこともできる。自衛隊(軍隊)などではそういう暗殺技術も仲間内で教え合っていると私は推測している。もっとも、べつに教えられなくても、少し考えれば誰にでもその方法は分かるだろう。
しかし、人を殺せば自分自身の一生をフイにする、という想像力が通常の人間にはあるから、そういう犯罪(殺人技術)の想像はしても絶対に殺人を実行しないだけだ。まあ、台所用品など殺人道具の宝庫のようなものである。電子レンジでだって人を殺せるのではないか。たしか「キックアス」では大型電子レンジで人間を爆発させていた記憶がある。ただの圧力釜でも旦那や女房の頭にぶつければ立派な凶器だ。(笑)
圧力釜の場合は「大量殺戮兵器」に転用されるとは言っても、せいぜいが数人規模だろう。(あのボストンマラソン爆破事件は、本当に圧力釜爆弾だったか、怪しいものだ。効果が派手すぎる。)そんなに市民の持つ「武器」が心配なら、いっそ全家庭の台所から包丁の類を一斉に没収したらどうか。いや、それ以前に、アメリカの場合はあれだけ銃が野放し状態のくせに、圧力釜に眼の色を変えるというのもおかしな話である。あるいは、「我々はテロ対策を真剣にやってますよ」というアピール目的の意図的な「勇み足操作」事件かもしれない。まあ、実際にはただのお馬鹿な間違いだろうとは思うのだが、アメリカの現状をいろいろ教えてくれる事件である。


(以下引用)


米国:圧力釜はテロリズムの疑い
タグ: 北米・中南米, 米国, テロ, 記事一覧, 国際, 社会・歴史
2.08.2013, 18:00


Photo: RIA Novosti
米国人主婦がインターネットで圧力釜を注文したことで、家に警察が押しかける騒動があった。
「ガーディアン」紙が伝えたところによれば、ミシェル・カタラノさんが圧力釜をインターネットで探していたところ、3台から4台のジープに乗った6名の警官がやってきたという。了承を得た上で家宅捜索を行い、圧力釜があるかどうか問いただされた。炊飯器があることを知った警官たちはそれで爆弾が作れるかどうか聞いてきたという。警官たちはインターネット上でのミシェルさんの検索履歴に基づいて捜索を行ったという。その中には「圧力釜の爆弾」および「リュックサック」がヒットした模様。主婦は圧力釜を探し、夫はリュックサックを検索し、息子はボストンテロ事件を調べていたという。その結果、誰かの頭の中でボストンテロ事件後の米国におけるテロのイメージに合致してしまった。
Newsru.com







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片山さつきという女

「村野瀬玲奈の秘書課広報室」から転載。
あまり人の知らないニュースだろうから、保存し、拡散の一助とする。
しかし、片山さつきってのはどうしようもないクズ女だ。麻生と並ぶ、社会のゴミである。日本が中国や北朝鮮と戦争をするのが待ち遠しくてたまらない、という感じだ。こういう女はさっさと戦場に連れて行って慰安婦にでもするのが一番だ。(兵隊たちがお断りするだろうがね)
こういう種類の女(桜井よしことか)は、おそらく自分が実際に戦争をする立場でものを考えることはしないのだろう。つまり、想像力がゼロなのである。あるのは薄汚い権力欲と虚栄心、そして国民不在の奇妙な「愛国心」だけだ。


(以下引用)



日本国憲法第9条があったから、確かに戦闘状態の発生を抑えることができたようです。自民党の参議院議員、片山さつき氏の発言がそのことを示してくれました。片山さつき氏に最低限の遵法意識が辛うじて残っていたことも幸いでした。








●しんぶん赤旗
“9条なかったら中国艦を撃つ”
レーダー照射
自民・片山さつき政務官
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-07-31/2013073102_02_1.html
2013年7月31日(水)

 片山さつき総務政務官(自民党・参院議員)は29日放送のテレビ朝日系番組で、東シナ海上で発生した中国艦艇による海上自衛隊護衛艦への射撃用レーダー照射事案(1月)について、「他の憲法上の制約のない国だったら、9条の1項、2項がなかったら、(自衛隊が)撃っていますよ」と述べ、軍事衝突を招きかねない対応が当然だとの暴言を吐きました。
 レーダー照射とは、射撃対象を捕捉し、いつでも発射できる状態(「ロックオン」)にするもの。危険な行為で許されるものではありませんが、日本側が先に攻撃に出れば軍事衝突を招くのは必至です。
 番組に同席したタレントの大竹まこと氏が「じゃあ撃てばよかったの?」と繰り返し真意をただすと、片山氏は「今の(憲法の)状況では撃てない」と述べただけで撃った場合、どんな事態になるか説明できませんでした。
 自民党は改憲草案で9条の全面改定を掲げており、歯止めをなくした場合の危険な実態が浮き彫りになったかたちです。

(転載ここまで)

大竹まこと氏のツッコミは的確でした。片山氏、あるいは片山氏のような軍事優先思考の人々は、軍事力を行使した場合、どんな事態になるかについての予測がないということが示されたのです。







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赤ん坊が政治の中枢にいられる国

麻生発言について私が読んだ中で、もっとも深い内容を持っているのが、下の「晴耕雨読」記事である。筆者は日本生まれの韓国人らしいが、それだけに通常の日本人とは異なる「外部の目」で日本を冷静に分析できているようだ。麻生の笑顔がチャーミングである、という評価は、言われてみればその通りで、普段のドスの利いたギャング顔との落差がまた一種の魅力でもある。それに、あの馬鹿さ加減も、けっして人に嫌われるものではない。むしろ、人間は自分より知能の劣る存在を愛するものだ。人が赤ん坊や犬や猫を可愛く思う理由の一つは、自分がそれらより上位であり、余裕をもって接することができるからだろう。だが、政治家においては頭の悪さや常識の無さ、道義心の欠如は最悪の欠点だろう。いくら笑顔が可愛くても赤ん坊を一国の総理や副総理にしておくわけにはいかない。(笑)


(追記)書いたものを今読みなおしたが、「赤ん坊」は不適切だった。それほど無邪気なものではない。多少は人がましくなり、悪ずれした年齢、つまり小学校高学年くらいだろうか。ただし、その中でもかなり質の悪い部類だ。私の知っている小学生の8割までは彼より頭が良く、適切な判断力もあった。




(以下引用)





http://toyokeizai.net/articles/-/16867
麻生氏は、なぜこうも”お粗末”なのか
グローバルエリートが麻生副総理に喝!
ムーギー・キム:プライベートエクイティ投資家2013年8月2日

グローバル化の進展により、国の枠を超えて活躍する「グローバルエリート」が生まれている。しかし、そのリアルな姿はなかなか伝わってこない。グローバルエリートたちは何を考え、何に悩み、どんな日々を送っているのか? 日本生まれの韓国人であり、国際金融マンとして、シンガポール、香港、欧州を舞台に活動する著者が、経済、ビジネス、キャリア、そして、身近な生活ネタを縦横無尽につづる。





数々の失言で、日本の国益を毀損する麻生氏(写真:ロイター/アフロ)



「あちゃちゃ~、おなじみの失言癖、また大炸裂させとる~!!」

私がモスクワから香港に到着したその日の新聞で麻生氏の“憲法改正の手法はナチスに学べるのではないか”という趣旨の妄言で国内外から大きな批判を浴びていた。当然香港のテレビでも日本の再軍備を可能にする“変憲”(改憲、と書くとまるで憲法を良くするかのような語弊がある)の文脈で大きく報道されており、同時にドイツと比較した日本の歴史認識が再度批判されている。

私は麻生さんが別にナチスを賛美しているとは思わないが、発言全部を読んでも憲法改正の手法をナチスに学ぼうと明確に発言しているのは確かだ。また憲法を変えるという重大無比で、本来ならば徹底的な議論と透明性と国民の理解が前提となる作業を、国民の支持が得られないのでこっそり強行できるようにしよう、という恐ろしい意図が感じ取れる。これらの発言に対し「誤解を招いたのなら撤回する」という苦しい釈明は、橋下徹氏の従軍慰安婦発言を“誤解・メディアの誤報”と強弁した不誠実な幕引き方法を髣髴とさせる。

なお橋下氏は麻生氏の発言を擁護するためか、“行き過ぎたジョーク”と言っているが、ナチスの賛美ともとらえられかねないジョークも大問題であり、全然擁護になっておらず失笑を誘った。

そもそも政治家は自分の言葉への責任感が極めて希薄で、失言すれば(もっといえば、一般には知られたくない自分の真意がついうっかり外に出てしまえば)、誤解だとか、メディアの誤報とかで逃げるのがまかり通っているのは残念だ。

多くの新聞やテレビのメディアは追及が甘く、政治家にもおもねて、民意にもおもねるので“おなじみの失言と、撤回で幕引き”みたいな空気と“いつものことだから仕方がない”みたいな不感症を感じるが、来香したてのグローバルエリートが到着直後で眠たい眼をこすりつつ、麻生問題に参戦させていただこう。

麻生さんの長大な”失言の歴史“

さて、麻生さんって、今までどんな“失言”をしてきたっけ?

検索するとあまりにもたくさん情報が出てきてネット回線がパンクするので、急ぎで送らなければならないメールは送った後で、回線パンク覚悟でグーグル検索してみよう。

まず過酷な強制連行で多くの隣国人を徴用しその命を紙クズのように扱い、巨額の利益を上げた麻生炭鉱の麻生さんは(グーグルするとたくさん出てきます)、実家が担った隣国への加害の歴史責任を回避する言動を一貫して続けてきた。この手の精神構造は、東篠家の孫が東篠英機を擁護したり、安倍氏がA級戦犯であった祖父を尊敬したりするのと同じで、親族の罪を公平に直視することが難しく、その正当化に“歴史認識の修正”を使おうとするのは、ある意味理解できる。しかし麻生氏の問題発言の数々は歴史認識だけに限らない。

以前、米価をめぐる問題で“国内外の米価を比較する例えとして「7万8000円と1万6000円はどちらが高いか。アルツハイマーの人でもわかる」と発言し、物議を醸した。かつては同じ自民党の野中広務氏に関し、「野中のような部落出身者を日本の総理にはできないわなあ」と発言したことでも知られているし、終末医療費負担の増大に対し、「さっさと死ねるようにしてもらうなど、いろいろと考えないと解決しない」と発言。また女性に関しても、「婦人に参政権を与えたのが最大の失敗だった」との発言録がたくさん出てくる。

麻生氏はなぜ権力の中枢に居座り続けられるのか

さすがにこのレベルの暴言が続くと、麻生氏が首相や財務大臣、副総理を歴任するほどの能力や人格を持ち合わせていないのは確度100%のことだと思う。しかしなぜこんな麻生氏があらゆる場面で、権力の中枢に居続けることができるのだろうか。日本は優秀で賢い人格者がいくらでもいる人材大国なだけに、麻生氏に限らず権力者の極めて低い資質は、大変不思議である。やはり利権と支持基盤が世襲される、政界独特の参入障壁のおかげだろうか。

以前、某政府関係者に、麻生氏の適性について聞いてみたところ、「麻生さんは金持ちだというのが確実に影響していて、たとえば1000万円を包んで持ってくる人はたくさんいるだろうが、そういったおカネは絶対に受け取らない」と言っておられたので、金銭問題で足を引っ張られる可能性がないのは一つの強みなのだろう。

また数がモノを言う政治で力が強いのも確かである。安倍政権にとってチームメンバーの資質を問うべき筆頭候補が麻生氏だと思うのだが、安倍氏は泡沫候補だった総裁選で麻生氏のグループなど幅広い政治家の支援を取り付けて票を集めたので、麻生氏がいかに迷惑な存在だったとしても、麻生氏の顔色を窺わなければならない。

たとえば麻生氏のこの発言は安倍氏の悲願である“変憲と再軍備”に冷や水を浴びせるわけだが、麻生氏がすごいのはおそらく周囲に散々失言に気を付けるように言われ続けているだろうに、いまだにメガトン級の失言を繰り返してくれるところだ。

麻生氏の強み、日本社会への付加価値とは何か?

ちなみに麻生氏ならではの貢献や、麻生氏だからこそ社会のためにできることは、「麻生氏が口をつぐむこと」以外に思い浮かばないのだが、麻生氏が政治の中枢に居続けることの日本社会にとっての付加価値は何なのか、まさに“世界ふしぎ発見“モノである。

香港で昼食のディンサムを食べながら考えていた時、いつもながら無愛想な店員の表情を見て思いついたのだが、一つ麻生氏ならではの強みがあるとしたら、“チャーミングな笑顔”でないか。これは石原慎太郎氏とも共通するのだが、言動はめちゃくちゃで国益を毀損する失策をひたすら続けているのだが、笑顔だけはチャーミングなのだ。笑ってる場合じゃないだろう、という気もするのだが、実際の資質や言動への悪印象を和らげるため、笑顔だけは真面目にトレーニングなさったのだろうか。

ただ有権者の皆様におかれましては、見せかけの笑顔や“漫画好き”、べらんめぇ口調などのどうでもいい理由や印象で支持するのではなく、日本を代表する頭脳や品性といったまっとうな理由で政治家を支持していただきたい。どんな理由で判断するかに、自身の知的レベルが反映され、それが選ばれる政治家の知的レベルを決めるのだから。

麻生氏の今回の発言と責任なき幕引きは、実は麻生さん自身の深刻な欠陥を物語るのみならず、なぜ日本ほどの大国に、この程度の政治家しかいないのか、というより本質的な問題を突きつけている。

金持ちでも“天才”でいられる秘訣とは

麻生さんのように金持ちと政治家に囲まれた極めて恵まれた環境に育ちながら、これだけ品と知性がない人物に見えるのは、それはそれで世界ふしぎ発見のネタになるのだが、今回のナチス発言のようにユダヤ人社会や欧米社会からも唾棄されるような失言で国の威信を傷つける麻生氏は、国粋色の強い右派やネトウヨの皆さんからも見放されていいレベルだと思うのだが、いかがだろう。

橋下氏にも共通しているが、自分が話している内容が国際的にどう重大に受け止められるか、というセンスがこれだけ長年政界にいても欠如しているのだから、これはある意味天才である。

経済政策に関しても、セメントで稼がれたご実家の影響だろうか、財政拡大のハナシをなんやらの一つ覚えみたいにしている印象がある。確かに財政拡大で公共投資を高めれば建設業界やセメント会社に国民のお金が移動するので、御周辺のセメント業界は潤うだろうし、ご自身への支持基盤は固められるだろうが、その他への影響に対する深慮遠謀のなさは、ナチス発言に対する浅はかさとの共通点を感じる。

私は人をバカだというのは好きではないし、個人がバカなのは罪ではないが、一国を代表し、指導し、国益を増進する立場にある人間がバカであるのは犯罪だと思っている。

麻生氏は犯罪的失言を直ちにやめ、日本のためにご自身だからこそできる付加価値は何なのか真摯にお考えになられることをお考えいただきたい。そしてその答えが賢明にも私の仮説である“口をつぐむこと”であれば、自主的に恥を知って公職をお退きいただき、秋葉原で漫画を読むなり、ご自宅で漢字を勉強されるなり、ご自由に余生をお楽しみいただきたい。




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HN:
酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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