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親による「栽培オカマ」

前にも書いたが、私は「オカマ」と「ゲイ」の区別がつかない。「ホモ」の場合は他者に向けての愛情(恋愛)の方向性の問題だろうが、「オカマ」と「ゲイ」はどう違うのか。下の記事の場合は「オカマ」になるのかと思うが、違うかもしれない。まあ、ただの女装趣味(と言うより些細な好奇心や疑問)が、この子供の一生を決定する可能性は高い。つまり、親がオカマを「栽培した」わけだ。
なぜかと言うと、4歳で自分の性別を意識することは、他人からの指導や指摘がないとありえないというのが私の認識だからである。普通は、幼稚園や小学校に入って「男の子」と「女の子」が区別されることから性自認が始まるのではないか。まあ、保育所あたりから始まっている可能性もあるかもしれないが、よく分からない。
コメント58に同感。

なお、私の知人にもオカマはいたが、人間性はまともだった。しかし、「普通の人生」のほうが幸福だったのではないか、と私が思うのは、やはり世間から背いて生きることの苦労を想像するからである。もちろん、「特殊な世界」で生きることがかえって幸福なのだという可能性もあるだろうが、自分の意思で決めた生き方ならともかく、下の記事のように「親に栽培されたオカマ」は、気の毒でならない。要するに、4歳の子供の単なる無邪気な疑問を親が利用したのである。

(追記)要するに、戦国武将や、「葉隠」で描かれた侍の男色はゲイで、オカマは「体は男で心は女」という存在らしい。これは私の印象にも一致する。男性同性愛者(ホモ)はこのふたつに大きく分かれるのではないか。下は、とあるネット質問への回答。単純で分かりやすい。

(以下引用)

4歳の長男「なんでスカート履いたらダメなの?」。→結果・・・




1: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:05:55.97 ID:fbjMDxHZ0● BE:896590257-PLT(21003)

どうしてスカート履いたらダメなの? 4歳長男の告白を受け止めた母
2024年2月26日18:16 北海道文化放送

「自分は女の子なのに、なんでトイレは立ってしないといけないの?」。
4歳の長男が母親に投げかけ、“こころの性”と“からだの性”が異なる「トランスジェンダー」をカミングアウトした。
日本人の10人に1人がLGBTQ+(性的少数者)との調査結果もある。性を自認するのは13~14歳が多いと言われ、4歳での告白は極めてまれだ。
「どんなあなたでも好きだよ」。母親は即座に受け止めた。それから5年あまり。いまは女の子としての生活を続けている。
北海道で暮らすこの親子を通じ、LGBTQ+や家族を取り巻く現状と課題を探る。

2019年の秋。幼稚園からの帰り道だった。北海道に住む優子さん(32)=仮名=は、長男の樹(じゅり)さん(9)=仮名=から告白された。
自転車をこいでいた優子さんに、幼児用シートの樹さんが後ろから語りかけた。
「樹はつぶやくように、突然言い出したんです。『自分は女の子なのに、なんでトイレは立ってしないといけないの? どうしてスカートをはいたらダメなの?』と」
樹さんは、ミニカーや戦隊モノのおもちゃより、おままごとで遊ぶことが好きだった。おっとりしていて争いごとを好まず、女の子とよく遊んでいた。
優子さんは樹さんにいわゆる「男らしさ」は感じていなかった。

「産んだのは私だけど、この子の人生だから否定することじゃないと思った」。驚きはあったが、意外なほどすんなり納得できた。「どんなあなたでも好きだよ」。すぐに気持ちを伝えた。

樹さんも当時をはっきり覚えている。4歳にとって重い決断だった。
「ずっと言うか、迷っていた。いつか言おうって。言ったら何を言われるかなって考えていた」
母親は肯定してくれた。

「ダメとか言わないで、受け入れてくれた。なにがあっても、なんでも相談できるから、すごくうれしい」。
小学3年生になった樹さんは、少しはにかみながら振り返った。

https://www.uhb.jp/news/single.html?id=40964





4: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:08:31.73 ID:iQX5QK9/0
スコットランドに移住しよう


6: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:09:30.29 ID:al/w9jAF0
>>4
ウェールズじゃダメなんですか?



125: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 08:10:20.28 ID:ELBuAN620
>>6
ダメだね
スコットランドの文化だから!
ノーパンで履けよ!



5: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:09:16.82 ID:6cGYScgB0
ただの変態



8: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:10:20.36 ID:U4ucBoV60
スボン履いてる女もいるやろ



9: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:10:52.28 ID:STiX2C600
ドキドキするから


10: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:12:40.28 ID:t3XvEfD60
こころの性の定義を明確にしろよ
スカート履いて座って小便すると心が女なのか?



114: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 07:58:13.39 ID:9qSA6Lpt0
>>10
俺の婆ちゃんは、着物姿で小便器で後ろ向きで立って着物捲って小便してたわw
子供心にちょっとショックだったけど。



11: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:12:55.09 ID:hQdEAeJ30
スカートの存在意義が分からない
日本人は全員ジャージを履くべき



12: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:13:11.98 ID:dLXB0rlV0
すね毛がキモいから



13: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:14:48.08 ID:4i0erQf70
見たくない人がいるから


14: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:14:57.58 ID:Zme5btbt0
キンタマ取るなら早いほうがいいぞ。将来男性ホルモンのせいでゴツい顔でヒゲボーボーのハゲ頭になった時の絶望感がすごいから



17: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:17:51.28 ID:T5BFDyVJ0
次男に聞け



23: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:23:44.81 ID:lXs+lmqW0
立って出来る方が早いし面倒臭くないのに



24: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:25:07.88 ID:8xmLP9E70
4歳だと性自認はギリあるかないかってくらい?



31: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:29:45.68 ID:p4oy/enz0
>>24
親に言わされてるとか?


37: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:32:39.26 ID:y2Ui+H9V0
>>24
性自認はなくて性誤認、ただの思い込みだな
でもこのLGBT社会が尊重(笑)とか言って思い込みを育んで本物にしていくんだろうな



28: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:29:26.91 ID:/Do+6v9v0
気持ち悪いから一択



34: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:30:52.21 ID:AdVkj3Ui0
こういうのやるとどうやって金が入ってくるのかを解説してほしい



35: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:31:23.33 ID:JC8lNybH0
4歳とか、無理矢理教え込まれないとこんな事言いださんだら。



36: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:31:39.52 ID:cnaKdt2j0
その子の好きにさせたらいいと思うけどな。
しかし、活動家みたいな人たちに変に誘導されないように気配りしないといけないと思う。


39: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:34:27.68 ID:b0lCWAcH0
まあ親に歪められるケースが多いんだろうなと確信できる話ですね
名前からして女の子みたいな名前つけて言い逃れは出来ないだろうと



40: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:34:36.00 ID:G6rplIlr0
ド変態を美化するの止めろ



51: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:45:20.70 ID:o+6BD2jZ0
病気だから治療しないとね



54: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:47:45.27 ID:0FuZbpI/0
アホやな
ちゃんと身体的な性と心が繋がるように教えてやらないと思春期で苦しむぞ
性自認する年齢が何故13~14歳なのかをよく考えろ



58: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:48:58.99 ID:e5/jOWx40
純粋な疑問をジェンダー問題にして
不幸な人を増やすのやめて欲しい


59: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:53:09.98 ID:lGT10z3z0
4歳ぐらいの子なら履いても違和感なさそうだな



60: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 06:54:11.37 ID:2eyrRDSJ0
なんでも受け入れたらいいってもんじゃない



71: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 07:06:12.23 ID:bHz6xRvt0
親の思想入ってない?



73: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/02/27(火) 07:07:01.97 ID:rkzpeU2O0
>長男の樹(じゅり)

親が最初から女っぽく育てたんじゃねーの?

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ビジネス界も「非日本人」が大多数か

芸能界やスポーツ界に在日朝鮮・韓国人が多いことは昔から有名というか、公言されないだけの事実だったが、実業界もそうではないか、というのが私が孫正義や三木谷などに感じていたことだ。その言動の「非日本人性」からである。柳井も同じだ。つまり、ある種の冷酷さ、極度な打算性によってである。人間よりカネを優先する性格と言ってもいい。まあ、それよりも、彼らは「いきなり」大富豪になったという特徴がある。これは、ユダヤに似た、「仲間内での『引き上げ』」によるものではないか。日本人の場合は、同じ日本人うちでの競争と思っているから、出世勝負はフェアだと考えるが、社会の上の人間の意思によって、最初から決まっているのではないかというのが私の「妄想」である。仮に官僚世界がそうだとしたら、彼らにとって日本人は憎悪と収奪の対象だから、政府の極度な国民収奪政策も当然になる。
昔は朝鮮人差別が問題視されたが、今や日本国内での日本人差別が問題になりそうである。
ただし、下の記事が事実かどうかは分からないので、単なる「可能性」の問題だと言っておく。
念のために言っておけば、たとえばユニクロ(柳井)の事業の成功の端緒は、ユニクロ商品の見事なビジネス戦略にあったわけで、成功したビジネスマンのすべてが「インチキ」だったとは主張していない。孫正義や三木谷など(特に孫正義)は最初からユダヤ資本(DS)が背後にいたと私は思っている。

(以下「大摩邇」から井口博士の記事後半を転載)


拙ブログではこれまで何度か雑誌フォーブスによる長者番付をメモしてきた。
【反日・在日の陰謀】日本の有名人は在日帰化人(大企業の社長)_d0407307_11505576.png
2015年
【反日・在日の陰謀】日本の有名人は在日帰化人(大企業の社長)_d0407307_11530780.png
★付きが在日(と明確に判っているもの。実際にはもっと多いはず)。

1.佐治信忠    5800億円【サントリー】
2.福田吉孝    5600億円【アイフル】(サラ金)★
3.武井保雄    5500億円【武富士】(サラ金)★
4.糸山栄太郎   4900億円【新日本観光】
5.木下恭輔    4700億円【アコム】(サラ金)★
6.毒島邦夫    4700億円【サンキョウ】(パチンコ)★
7.岩崎福山    4400億円【岩崎産業】
8.孫正義      4300億円【ソフトバンク】 ★
9.堤義明      3700億円【西武鉄道】
10.森章      3200億円【森ビル】
11.柳井正     3200億円【ユニクロ】★噂あり
12.伊藤雅俊   2900億円【イトーヨーカ堂】
13.重田康光   2600億円【光通信】★噂あり
14.滝崎武光   2600億円【キーエンス】
15.船井哲良   2300億円【フナイ】
16.吉田忠裕   2300億円【YKK】
17.神内良一   2200億円【プロミス】(サラ金)★
18.山内薄     1800億円【任天堂】
19.岡田和生   1700億円【アルゼ】(パチンコ) ★
20.辛格浩(重光武雄)1700億円【ロッテ】 ★
21.福武總一郎  1500億円【ベネッセ】
22.大島健伸   1400億円【SFCG(旧:商工ファンド)】★
23.盛田英夫   1300億円【ソニー(レイケイ社長)】
24.馬渕健一   1200億円【マブチモーター】
25.韓昌祐     1100億円【マルハン】(パチンコ) ★
要するに、長者番付の大半が、
サラ金、パチンコ、IT、ネット、通販、小売、不動産、、、、
というような製造業ではない、資本のかからない事業にすぎない。
まあ、Vシネマにあるような企業ばかりなり。
いうまでもなく、電通や読売も毎日も似たようなものだし、共同は言う必要もない。
いまやNHKすら在日理事の支配下に落ちた。
そして神社庁や宮内庁まで在日支配下に落ちた。
というような事情で、我が国は
東朝鮮国
にすぎないのだ。
いやはや、世も末ですナ!
弥栄!

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隠居爺氏の歴史観と、その感想

「隠居爺の世迷言」ブログ記事の後半で、私には不賛成の箇所が幾つもあるが、面倒くさいのでいちいち書かない。というか、考えるのが面倒だ。しかし、書かれた中には非常に面白い部分もあるので、読む価値はある記事だと思う。前半部分は、私には「どうでもいい」印象なので、省略する。
安倍元総理暗殺の真相、意味については、隠居爺氏の推理が正しいのではないか。ただ、暗殺自体が目的だったのか、他に「隠したいこと」があって、世間を大騒ぎさせたかったのではないか、という疑いもある。まあ、岸田を脅し、いいように使うため、という安易な理由かもしれない。少なくとも、安倍が米国やDSにとってそれほど脅威だったとは思えない。まあ、うるさい蠅くらいの感じだったのではないか。だから、殺し方も安易というかお粗末だったわけだ。

まったく意見を異にするのが、聖徳太子の「和をもって尊しとなす」が外国人(中国人)の視点だという部分。この思想こそが日本人の平和主義(うっかり閉鎖主義と書いてしまったww)の根本にあると私は思うからだ。中国の歴史のどこに「和をもって尊しとなす」思想があるのだよww ただし、儒教は、それに近い。そもそも、憲法十七条が仏教や儒教の思想をかなり取り入れているのは、常識だろう。ただ、儒教(理想主義・教条主義)は中国人の一般的精神性(現実主義)とは異なると思う。彼らが教条主義的に見えるのは、そう見せることが生存に有利だという現実主義にすぎないと私は思っている。ある意味、日本人は幼稚であり、彼らは大人なのである。
ただし、大人であることが幼稚であるより常に良いわけでもない。たとえば、国内の9億人のために同国人1億人を殺す、というのも「大人の計算」であり、合理主義ではあるのだ。DSの悪辣さも、ユダヤ的合理主義ではある。そこへ行くと、日本人にはやはり「大和(だいわ)の精神」がある、と私は思うわけだ。自他共栄というのが「大和の精神」であり、単なる我欲に基づく冷酷な合理主義など、糞合理主義でしかない。(ここでも「ただし」が付くが、「大東亜共栄圏」は、事実の上では、侵略主義、夜郎自大行為を糊塗するインチキスローガンだったと私は思っている。)
話を戻せば、要するに、明治以降、敗戦までの拡張主義、闘争主義こそが、イギリス傀儡政権による「非日本人的」心性だったと思う。
ちなみに、イギリスが海洋重視国家で侵略主義国家であったのは、彼ら(イギリスの上層部・支配層)が本質的にはバイキングという海賊の子孫だったからだと私は推測している。で、それはユダヤ絶対主義思想の精神的双子なのである。

どうでもいいが、「閉鎖主義」と「平和主義」も、親戚であると思う。外部に開くことは、常に騒動や衝突の元なのである。たとえば移民問題。その国に不満なら、内部から変えればいい。他の国に移民して、移民した先の国に文句を言うことはない。外国で不幸な人たちがいようと、それはその国の国内問題である。他の国が文句を言うことではない。
ひどい場合には、侵略したい国の政府は「民主的ではない」「独裁国である」とイチャモンをつけて武力攻撃し、相手国の全土を破壊したりする。独裁国で平和に生存するより、「将来の」民主主義国家の国民として爆弾の下で死ぬほうが幸福らしい。
つまり、現代のNPOやNGO、人権団体、マスコミは、昔のイエズス会宣教師以上に悪質な「侵略の手先」であることが多いようだ。




(以下引用)



日本には歴史観がゼロかといえば、私の知る限りでは「皇国史観」というものがある。これは「万世一系とする天皇による国家統治を日本の歴史の特色とする考え方。古事記・日本書紀の神話を歴史的事実とする。」(精選版 日本国語大辞典)という、大変に馬鹿馬鹿しいものだ。

 まあ無理もない。大日本帝国憲法(明治憲法)において、いきなり第1条で「大日本帝國ハ萬世一系ノ天皇之ヲ統治ス」と決めてしまったのだから。そして第3条で「天皇ハ神聖ニシテ侵スヘカラス」と駄目押しをしている。日本人というのは昔から嘘つきだったのだろうなあ。嘘つきであると同時に、幼稚で民度が低いともいえる。

 国の建て付けを、そんな子供騙しみたいな幼稚な嘘で固めてしまったら、破綻するに決まっている。そして、実際問題としても、大東亜戦争の敗戦で破綻してしまった。憲法という日本の国の設計図を間違えたのだからそのようなことになる。欠陥住宅が地震で崩壊するようなものだと思えばいい。

 大東亜戦争の敗戦で崩壊してしまった日本だけれども、アメリカに支配されながら復興が行われた。当然皇国史観は否定され、より合理的、科学的な考え方が導入された。おそらく、私の世代は、現在よりもずっと合理的、科学的な教育を受けたのだろうと思う。団塊の世代には浸透しておらず、安倍元総理や岸田総理になると、もう薄れているように思える。

 ただし、アメリカは日本人が身に付けていなかった合理性や科学性を持ち込んだとはいえ、占領政策として自虐史観も持ち込んだ。これがまた、日本史を考える上で一層の混乱をもたらした。なぜなら、自虐史観もまた嘘っぱちだからだ。

 自虐史観は、アメリカが占領政策を行う上で、さらにはその後の日本を実質植民地として飼い殺すために都合のいい史観になる。まあ、敵としては当然のことだろうか。現在そのアメリカの思うがままにホイホイと踊っているのが岸田総理になる。

 話がそれたけれども、ついでに考えてみると、安倍派潰しは当然のことになるのかな。なにしろ安倍派は安倍元総理を含めて基本的に「皇国史観」の人たちだろうから。それに対して、アメリカは日本に自虐史観を押し付けたい。つまり、日本人は悪であると植え付けたい。だから、アメリカのポチである岸田総理は日本国民の虐待を始めたのだろうなあ。なにしろ日本人は悪なのだから、一人前の生活ができると思うなということだね。

 安倍元総理が暗殺されたのは、皇国史観は許さないというアメリカの断固たる姿勢の表れなのだろう。それにしても失礼な話で、 "人の国の元総理を勝手に殺すなよ" と言いたいけどね。とんでもない話だ。

 話を元に戻して、司馬遼太郎も自虐史観に問題を感じた人であったらしい。ただし、結果から見ても、自分の体験からしても、大東亜戦争は評価できるものではないというのが司馬遼太郎の感じ方だった。その一方では、日本を全否定したくはないという気持ちも強くて、大東亜戦争は愚かだったけれども、日本だってもっと遡れば立派な国だったとみなして作品を書いていった。

 つまり、大東亜戦争が敗戦に終わるまでの昭和の日本は評価できないけれども、明治までの日本は優れた国であると言おうとした。そして、盛んに日露戦争までの日本は立派な国であることや、維新の志士などの目覚ましい活躍ぶりを小説に書いた。今ではすっかりアメリカの傀儡放送局になったNHKも、以前は司馬遼太郎がお気に入りだったようで、大河ドラマ等に盛んに取り入れた。

 私は、司馬遼太郎のエッセイが好きだったせいで、明治維新以降の日本というのは何となくそんな国だろうと、つまり、英米に対抗するために、あるいは侵略を防ぐために、薩長土肥の志士たちが天才的な活躍を見せて、日本を救ったのだろうと思っていた。

 しかし、最近になって、それはあくまでフィクションだと思い始めた。考えてみれば、明治維新は、あるいは幕末の志士たちはそんなに格好のいい存在ではないよね。そのように思い始めたのは、最近YouTubeで見られる「西鋭夫」氏に影響されたせいかもしれない。

 西鋭夫氏の話を聞いていると、明治維新は英米の都合によって行われたものであると思えてくる。う〜ん、その方が合理的だなあ。史実にもピッタリ当てはまる。英米は大航海時代の最後として日本に目をつけ、もちろん侵略しようとしてやってきた。

 しかし、実際に来てみると、日本人は一筋縄ではいかない。素直に従わないし、すぐに切れて戦いを挑んでくる。軍事力も無視できないほどには強い。こりゃ通常の植民地としては不適格だと判断したのだろう。そこで、英米の直接の支配下に置くことはやめて、傀儡政権を置いて操る方針に変更した。それが明治政府になるわけ。

 これが英米にとっては大成功で、日本は英米に代わって、清国と戦争を行い、露西亜とも戦争して、そこそこの成果を収めることができた。ちょうど今のウクライナがアメリカの代理戦争をさせられているのと同じと思えばいい。ウクライナは失敗に終わったけれど。

 おそらく、そんなところが、右にも左にも偏らない、つまり、皇国史観でも自虐史観でもない日本史なのだろうと思う。物事は、自分たちの都合や利益で考えるのではなく、素直に合理的に考えなくちゃ。こうやって考えると、幕末の志士たちがなぜ250年以上も続いた江戸幕府に弓を引く気になったのか、無理なく理解できるような気がする。

 しかし、人間というのは変わらないね。明治維新から150年以上経過した現代において、やっぱり英米は同じことをしている。ウクライナに入り込んで、クーデターを行わせて、ロシアと戦わせるなんて、明治維新から日露戦争までの日本とそっくり同じ。ちょっと感動的ですらあるけれど、同時に成長しないものだとも思う。柳の下のドジョウはやっぱりおいしそうなのだろう。

 私の想像はさらに膨らむ。明治政府は西洋文明を積極的に取り入れ、あっという間に日本を欧米並の国に仕立て上げた。これはすごいものだったね。ちょんまげ結って、刀を差していた日本人が、女の人だと和服に日本髪、既婚者はお歯黒をしていた日本人が、ことごとく西洋化した。靴を履き、椅子に座り、電気がつき、鉄道が走り、洋食を食べるようになった。

 あまりの手際良さに驚くのだけれども、国民もよく付いていったものだと感心する。なぜそんなことができたのか不思議だけれど、実は日本人は昔同じことを経験していたというのが私の考え。それは中国との関係において行われた。

 歴史が苦手な私には何の知識もないのだけれど、推古天皇は592年に豊浦宮(奈良県飛鳥村)で即位したといわれていて、以後、794年に平安京(京都)にたどり着くまでの200年間、転々と宮(みや)や都(みやこ)が変わったようだ。そしておそらくそれらの宮や都は、全て中国の模倣だったことだろう。

 つまり、明治維新になって日本は欧米の文化を全てといっていいくらい模倣したけれども、それは今からおよそ1000年以上も前に、中国を相手に行っていたことになる。遣隋使や遣唐使は明治でいえば留学生だろうし、中国から教えを請うために技術者等も招いたに違いない。明治政府がたくさんの外国人を雇ったように。

 私は、聖徳太子は中国人だったろうと勝手に思っている。なぜなら、17条の憲法の有名な第一条に「和をもって貴しとなし 逆らうことなきを宗とせよ」とあるのはいかにも外国人の視点だからだ。

 日本人であれば当事者だから、このように客観的な記述はできにくい。俺に従えとか、悪いのはあいつだとか、そのような表現になるはずだ。第一条はその後以下のような内容になる。

 「人はみな派閥を作り、わきまえのある者は少ない。そのため君主や父親に従わず、近隣の人ともうまくいかない。しかし上の者が和やかで下の者の仲が良ければ、議論で対立しても自然に道理がとおり、何事もうまくいくものだ。」

 まるで、第三者が仲の悪い日本人の仲裁に入っているかのような書き振りに感じられる。また、ことによると聖徳太子は、中国から日本に渡った天皇家を応援しに来たのかもしれない。世界の先進国でもあった隋から日本に使わされた、助っ人ということになる。行政の事細かいところまで指導したのではないだろうか。

 私は、「五箇条の御誓文」の最初もイギリス人が作ったのではないかと感じる。「広く会議を興し、万機公論に決すべし」という文言は、どう考えても日本人の発想ではないと感じるからだ。

 それは今の岸田内閣を見ていても分かる。国民に知られないように閣議でこっそり決定し、都合の悪いことは隠蔽して、いつの間にか国民が不利益を被るようなことを実行に移している。それが日本人なのだと思う。「広く会議を興し、万機公論に決すべし」という文化は現在に至っても日本に根付いていない。

 以上のように、日本という国は元々が文明の遅れた国であって、古くは中国の真似ばかりをし、明治以降は欧米の真似ばかりをしている国であると日本史を理解してみた。もちろんそれが全てだとはいわないけれど、おおまかな理解としてはそれでいいのではないかと一人で頷いている。

 願わくは、真似をするばかりではなく、自分の頭を働かせて人間はどのような生き物であるのか、どうあるべきなのか、日本という国はどのような国で、どのように歩んでいくべきなのか、そのようなことを考えられる国、あるいは国民になってほしいと思う。現在の日本もやはり真似ばかりであり、いいところを真似するのならともかくも、アメリカの巨悪まで真似し始めた。

 アメリカに命令されるままに、日本とはほとんど何の関係もないウクライナに加担して、日本人を貧乏にするほどの援助をすることがいいことなのか悪いことなのか、さらには、現憲法では戦争を放棄しているはずなのに、それを無視して日本の防衛戦争でもないロシア・ウクライナ紛争に、資金や武器の提供をして参戦しているのがいいことなのか悪いことなのか、自分の頭で考え、判断できるような国になってほしいものだと思う。


 


 それにしても、与野党もマスメディアも裏金問題で大騒ぎすることによって、日本政府の憲法違反やワクチン問題等を隠蔽することに協力しているように見える。いつもの手口ではあるけれども、根から腐っているね、この国は。

 

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ネトウヨの反中国言説と、中国人

内田樹の「箱根で感じた中国のリアル」という記事で、あまり期待しないで読み始めたのだが、面白いところがある。つまり、「中国は『資本主義国家』である」という当たり前の話だ。ところが、ネットでは中国を「共産主義国家である」という言葉が後を絶たない。だが、これは、「悪質な経済行為」には政府の指導が入るということで、それこそ「新自由主義」資本主義の悪質さの教師になるべき「望ましい資本主義」であり、「社会主義の精神を残した資本主義」と言うべきだろう。
私の認識では、もともと中国人というのは「政府の存在をあまり気にしていない」民族であり、革命直後の(毛沢東を中心とした)共産党政府が、革命政権維持のために国民を強固に罰則で縛っていただけであり、今の共産党政権は、かなり軟化していると思う。そうでなければ、とっくの昔に「再革命」で政府は倒れていたはずだ。天安門事件や香港騒動など、米国を背後にした中国政府打倒運動を見ればいい。あの運動で、中国政府は倒れなかった。いや、微動もしなかったと言っていい。つまり、国民の大半は政府を支持していたと判断できるだろう。
ところで、今の岸田政権や自民党の支持率は何パーセントだったっけwww

ちなみに、ネトウヨ(反中国、反ロシア、野党嘲笑のネットコメント)の多くは自民党工作員であることが、とっくにdappi事件で判明している。日本国民もそろそろ、そうしたインチキ言説から脱皮すべきだろう。

(以下引用)


 城崎に続いて、箱根に旧友たちと湯治に出かけた。箱根湯本はコロナ前のにぎわいを取り戻し、旅館も一時は「閑古鳥が鳴いている」状態だったがほぼ旧に復し、従業員数もコロナの間は半減していたが、またもとに戻った。
 宿泊客の半分以上が外国からのお客さんだった。浴衣の帯をとんでもない結び方をした人たちがお箸で器用に和食を食べている。
 中国からの人はだいたい見ればわかる。日本人と外見は変わらないが、どこか違う。何と言うか「昂然と頭をもたげている」感じがする。規則だから(納得ゆかないけれど)従うとか、傍らの人が嫌な顔をしているから遠慮するとか、そういう「調整」にはあまり気を使わないようである。そういうのが中国人気質なのだろう。
 少し前に凱風館にも20人ほど中国からのお客さんを迎えた。引率された毛丹青先生に「この人たち、どういう方なんですか?」と訊いたら、「ビジネスで成功して、もう働く必要がなくなったので悠々自適の生活をしている人たち」だと教えられた。年代は30代から50代。功成り名遂げた中国のお金持ちたちである。アメリカなら、フロリダに屋敷を買って、ゴルフをしたりセーリングをしたり毎晩パーティをしたりして過ごすのが定番だけれど、中国の富豪たちは一味違っていて、彼らの間では今哲学や宗教に対する関心が高まっている。それを求めて訪日したのだと聞いた。
 たしかに、物質的な欲望が充足されたあとに「精神的な飢餓感」を覚えるということは理解できる。なにしろ中国では文化大革命で清朝以来の伝統的な施設は解体され、その後は北京五輪と上海万博で「古い中国」の痕跡はほぼ消え去ってしまったからである(北京の伝統的な胡同もその時に壊された)。今の中国人が「古い中国」への郷愁が兆した時にどこに行けばよいのか。
 朝鮮半島にも「古い中国」はほとんど残っていない。朝鮮戦争の時に「山奥の寺院に敵兵がたてこもっている」という噂に煽られて、歴史的建造物が惜しげなく焼き払われた。だから、韓国で私が訪れたいくつかの寺院も、遠目からだと美しいが、近くにゆくとほとんどがコンクリート造りの「レプリカ」だった。ソウルにも平壌にも、もう李氏朝鮮時代の建物はほとんど何も残っていないと聞いた。
 だから、中国の人たちが「古い中国」の郷愁を覚えた時に行く先は日本しかなくなったとしても不思議はない。たしかに日本には「古い中国」が残っている。宋や明や清の時代のものが日本列島に伝来して、いろいろなかたちで、そのままアーカイブされている。
 箱根でも、中国からのお客さんたちもずいぶんリラックスしているように見えた。だって、部屋の床の間には漢詩の掛け軸や南宋画が掛かっているのである(私たちの定宿はロビーの壁に中国の馬だけを描いた巨大な画布がかかっていた)。それを見た時の彼らの安堵はいかばかりであろうか。
 もし、私たちがアジアのどこかの国に旅したときに、ホテルのロビーに芭蕉の句や西行の歌が達筆で書かれている扁額を見出したら、ずいぶんほっとするはずである。そう考えると、中国のお客さんたちの気分にもいくぶんかは想像が及ぶ。(2023年9月1日、)


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アメリカと「アメリカ的精神」に世界はどう対応できるか

「隠居爺の世迷言」記事で、世迷言どころか、非常に優れた歴史認識、世界認識で、その表現が単純明快で素晴らしい。ただし、氏の持論である「ディープステイトは存在しない」という意見を私は否定する。アメリカ人の精神が異常であるとしても、ではそれにどう対処できるのか。アメリカ人を皆殺しにするしかないとすれば、それこそ世界の「アメリカ人化」である。深淵を見つめるものが深淵に見つめ返され(、溺れ)るわけだ。
ちなみに、このニーチェの有名な箴言の前文は「怪物と戦う者は、みずからも怪物とならぬようにこころせよ」である。(ニーチェ「善悪の彼岸」箴言146:竹山道夫訳)

(以下引用)
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 タッカー・カールソンという "アメリカの保守派政治コメンテーター" なる人物が、ロシアのプーチン大統領に直接取材(インタビュー)を行ったことは、SNSに接している人であるならばご存知のことかと思う。もちろん、アメリカに飼いならされた日本のマスメディアは取り上げないか、悪意からの偏向報道をするかのどちらかになる。

 しかし、私にとっては大変に楽しいインタビューだった。お互いに全く嘘がないとはいえないだろうが、アメリカや日本政府のプロパガンダとはレベルがかけ離れている。基本が正直で、公にできない情報のみが隠されるか、オブラートで包まれるかになる。

 しかし、日本政府やアメリカのプロパガンダは基本が子供騙しの嘘になる。真実が語られるとすれば都合のいいことだけになる。マスメディアも、そんなプロパガンダに輪をかけて報道する。真実などどうでもよくて、ひたすらその情報が日本政府に有利か、アメリカに有利かということだけを判断の基準とする。昔の大本営発表の上を行っているのが、今の日本のマスメディアになる。

 さて、タッカー・カールソンのプーチン大統領へのインタビューを見ていて感じたことは、「ロシア人はアメリカ・インディアン扱いされている」ということだった。このことを理解するには、アメリカに移住してきた白人たちが、アメリカ・インディアンをどのように扱ったかを知る必要がある。

 それほど難しいことではなく、アメリカ合衆国という国家はインディアンを征服することによって建国されたという事実を認識すればいい。コロンブスがアメリカ大陸を発見した1492年以降、ヨーロッパの白人はアメリカインディアンからの強奪と虐殺を繰り返した。その結果、1890年にアメリカインディアンは完全に征服された。

 この間、白人がいかに汚い手口を使ったかについては、ネットを検索すれば得られる情報になる。私が漠然と認識しているところでは、白人たちは最初友好的なフリをして近づく。そして、相手が油断したところをみはからって、盗みや強奪を行う。これが一番原始的なアメリカ白人の手口になる。

 しかし、そんなことはいつまでも続かない。インディアンが警戒し始めるからだ。そこでアメリカ白人は、インディアンと約束(契約)を交わす。土地を借り受けるとか、交易をするなどのことによって交流を図る。何のためにそんなことをするかといえば、それはインディアンを油断させるためだ。

 いかにもルールに基づいて紳士的な交流が行われるかのように見せかけながら、アメリカ白人はインディアン虐殺の準備を整える。そして、準備が整ったところで突然襲いかかり、インディアンを皆殺しにしてしまう。要するに今でいえばジェノサイドを行う。

 その際、それまでのルールをアメリカ白人の都合のいいように勝手に変えてインディアンを怒らせ、インディアンの方から攻め込ませるという手の込んだことも行った。アメリカ白人が自分たちは防衛のために正義の戦いをしているとアピールするためだ。あるいは、インディアンの一つの部族を篭絡して、他の部族と戦わせるなどのこともしている。それは現在もアメリカの得意技の一つだ。

 アメリカ白人は最初から「インディアン皆殺し、財産は全てを奪う」と決めて近づいているが、インディアンの方は白人皆殺しなどとは思っていない。それだけでも戦いは不利になる。そして、1890年にインディアンが完全に征服されるまで、卑怯なだましと強奪とジェノサイドをアメリカ白人は繰り返した。

 以後、今の今に至るまで、アメリカにはこの建国の精神、つまり「だましと略奪と虐殺」の精神が脈々と続いている。アメリカ人は今でも「だましと略奪と虐殺」が大好きでたまらない。中東でも、アフリカでも、南米でも、アジアでも、それを何度も何度も繰り返してきた。アメリカは血塗られた国といえる。

 そして、1991年にソ連が崩壊して以降、アメリカはロシア征服に乗り出した。やはりアメリカの西部開拓、つまりインディアン征服と同じ手口を用いた。まずは、ロシアに対して「NATOを1インチたりとも東方に拡大しない」と約束することから始まった。

 しかし、その約束はどうなっただろうか。ベラルーシとウクライナ以外のいわゆる東欧と呼ばれる地域が徐々にNATOに組み込まれてしまった。明らかな約束違反だ。インディアンを征服する手口と同じになる。そして、アメリカ白人は残されたウクライナも標的にした。

 ウクライナはロシアの隣国であり、ここをNATO加盟国にされて核ミサイルなどを配備されてはロシアもたまったものではない。ゆえに抵抗する。これが現在行われているロシア・ウクライナ紛争の本質になる。過去のアメリカが西部開拓という名のインディアン征服を行ったように、現在のアメリカはロシア開拓に乗り出して、ロシア人を征服しようとしている。それにロシアが反発している。

 ウクライナに介入を始めたときのアメリカ白人は興奮状態だっただろう。活気でみなぎっていただろう。なにしろ、アメリカの西部開拓が場所を変えてまた始まろうとしていたのだから。いくらでもだまし放題、盗み放題、殺し放題なのだから。アメリカ白人の原始人としての血が騒ぐというものだ。

 面白いことに、ロシアに領土拡張の野望がないことも、アメリカ・インディアンと同じになる。今回のインタビューでもプーチンは、ロシアがアメリカからの侵略に対応しているだけであることを、歴史をひも解くなどして説明しようとした。ロシア人はアメリカ・インディアンが先住民としてアメリカで自然に暮らしていたのと同じであると私には聞こえた。ポーランドなどへの侵略の意思がないことも明言した。

 しかし、アメリカは違う。アメリカの野望は他国の征服だからだ。アメリカを侵略したのはイギリスになるが、そのイギリスも侵略によって出来上がった国といえる。つまり、アメリカは侵略の歴史しか持たない。アメリカ建国の精神は侵略・征服になる。

 日本人はほとんど気がついていないようだが、1853年の黒船来航から現在に至るまでの約170年間、日本も英米の侵略にさらされてきた。日清戦争や日露戦争は、英米の代理戦争をさせられたものだ。今のウクライナと同じように。
日本の始めた戦争ではなく、また、日本が勝ったのでもない。


 


 大東亜戦争の敗戦以降は、日本は明確にアメリカの植民地になった。ただし、アメリカは巧妙に日本は独立していると嘘を教え、多くの日本人がその嘘を現在も信じている。なぜ日本は30年間も経済発展をしないのか、国民の所得が増えないのかを考えるだけでも、アメリカの嘘には気づけるはずだ。

 加えて、なぜ日本にはアメリカの軍事基地があるのだろうか。専用施設が80か所近く、共同使用施設を含むと約130か所が存在している。何のためだろうか。日本を守るため? ご冗談でしょう。日本を支配するため、そして、中国やロシアを威嚇牽制し、いざというときには前線基地として使うためだ。おめでたい日本人は、従順に従うばかりで疑問を持とうとしない。

 日本はほぼアメリカに征服されたといってもいいけれども、昨今のアメリカの様子を見ていると、この先一層支配を強めようとしているように見える。何かと理由をつけては日本から金を巻き上げる。日本が植民地だと思っているアメリカにとっては当然のことではあるけれど。思いやり予算もそう、ウクライナ支援もそう、防衛費倍増もそう、郵政民営化もそう、ワクチン接種もそう。全部アメリカの懐に大金が入っていく。与野党含めて日本には反対する者が皆無に近い。

 今の世界ではこれ以上ない悪党がアメリカになるけれども、インタビューでプーチンは、バイデンは敵ではなく、アメリカはずっと同じ力で支配されており、対峙しているのは彼らだと述べている。「それこそがディープステートだ」と好きな人は言い始めるのだろうが私はそうは思わない。

 敵はアメリカ建国の精神になる。インディアンをだまし、インディアンから略奪し、インディアンに対してジェノサイドを行ったアメリカ建国の精神。それを今でも世界に対して実行しようとするアメリカンスピリット。アメリカ人一人一人の心の中に根付いている侵略者精神。それこそがディープステートになると私は思う。それを退治しないことには世界に平和は訪れない。

 アメリカにとってみれば、ロシア領土はかつてインディアンが暮らしていたアメリカ大陸と同じに見えるのだろう。アメリカにとってみれば、中国領土もかつてインディアンが暮らしていたアメリカ大陸と同じに見えるのだろう。それゆえアメリカのすることは一つしかない。「だましと略奪と虐殺」になる。ロシア相手でも、中国相手でも。

 プーチンはインタビューの最後にこんなことを述べている。「実話になるが、戦場でウクライナ兵がロシア兵に囲まれて降伏することを勧められた。しかし、ウクライナ兵は完璧なロシア語で "ロシア人は降伏するな" と叫び、全員が死んだ。」

 これは二つのことを意味しているように思う。敵として戦うウクライナ兵であっても、内面にはロシア人としてのアイデンティティを持っていること。つまりウクライナ人はロシア人であり、ウクライナはロシアであるということ。

 もう一つは、アメリカがウクライナやロシアを侵そうとしても、ロシア人は死ぬまで徹底抗戦をするということ。金さえ儲かれば平気で魂を売るような軽薄なアメリカ人と、ロシア人とでは人格が違うということ。

 そろそろアメリカ人も自分たちの誤りに気がついていいように思う。正義のない戦いはいずれ必ず敗北する。ロシア人をアメリカ・インディアンと同一視して、頭皮剥ぎをするような真似を続けるべきではない。私としては人道的な観点から、そう、ヒューマニズムの観点から、ロシア、そしてプーチンを応援したい。


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世界的食糧生産削減という奇怪なアジェンダの「論理的根拠」

「大摩邇」所載の「あかいひぐま」氏の記事の一部で、私自身はその記事を斜め読みしただけだが、この部分には、私が疑問に思っていたことへの答えがあるように思う。「徽宗皇帝のブログ」に載せてもいい、政治経済的に重要な記事だとは思うが、裏付けの困難な「思索のヒント」にとどまる内容なので、このブログに載せておく。

要するに、私はDSが一枚岩だと考えていたが、NWOとは、実はロスチャイルドとロックフェラーのふたつの家族が、衰退していく西側経済の中で自己防衛のために推進しているだけのものだ、という考えである。で、世界の食糧生産削減という、怪奇極まるアジェンダの意味も、「世界経済規模を縮小させることで、両家族の世界経済への相対的権力を増加する」、というアクロバットである、ということである。なるほど、世界人口の大規模削減同様、悪魔的だが、ある意味論理的でもある。

(以下引用)

エネルギーとグリーン・アジェンダ

このアジェンダは、自称ダボスのエリートたちによって考案されたもので、ロックフェラーの弟子であるモーリス・ストロングによって1992年に構想された。ロックフェラーの弟子であるモーリス・ストロングが1992年までさかのぼる。このアジェンダに組み込まれた夢は、グレート・リセット(無意味な炭素ゼロのグリーン・アジェンダ)を実施することだ。ロックフェラー一族の目的は、この詐欺を使って世界経済を脱工業化することだ。


石油、ガス、石炭、原子力といったエネルギー生産の増加は、労働者一人当たりの生産性を向上させ、余剰を生み出す。逆もまた真である。エネルギーを削減すれば、経済は停滞し、衰退する。つまり、産業活動と生産性を低下させ、ウォール街の政策を優先させ、生産を破壊することは、家族にとって利益となるのだ。生産されないものを食べることはできない。


西側が衰退し、東側が台頭しているため、西側を支配する2つのファミリーは、衰退しつつある世界的な権力にしがみつこうと懸命になっている。


同様に、南半球における食糧生産も同様だ。アメリカの巨大農業企業に有利な土地改革を含む新たな政策が、これらの国々のほとんどに強要された。食料、エネルギー、金融がロックフェラーの支配下にあるため、これらの国々はワシントンの政策に従うか、飢餓に陥るか、制裁を受けるか、侵略されるかのいずれかである。


経済、金融、軍事、イデオロギー、メディア支配など、2つのファミリーを支えてきた主なベクトルは、すべて衰退の一途をたどっている。もうひとつの側面は、グローバル・サウスにおける天然資源の略奪である。

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笑いの権力化という笑えないシステム

私自身の別ブログに載せた記事だと私自身が書いているから、おそらく、この「酔生夢人」ブログのことだろう。再転載する。「笑いの上納」システムwww
なお、私自身はテレビを見ない人間なので、ここで言われているのが的を射ている発言かどうかの判断はできないが、私は小田嶋隆の知性と感性を信じている。惜しい人を亡くした。

(以下引用)

お大尽と取り巻き

私自身の別ブログに載せた引用記事である。

(以下引用)


『災間の唄』出版記念 小田嶋隆・武田砂鉄対談 後編

糸井重里と松本人志を小田嶋隆・武田砂鉄が改めて語る「“機嫌の悪い人って嫌だよね”で糸井村のムードに」「松本に笑いが上納されている」

「松本人志は、織田信長が「あっぱれじゃ」と言うと「ほほー」みたいな世界に入っちゃっている」

糸井重里と松本人志を小田嶋隆・武田砂鉄が改めて語る「機嫌の悪い人って嫌だよねで糸井村のムードに」「松本に笑いが上納されている」の画像2
『災間の唄』を発売した小田嶋隆氏と武田砂鉄氏(写真/尾藤能暢)

──糸井氏の「ユーモアが大事だよね」ということともつながりますが、この本のなかで小田嶋さんはユーモアや笑いが持つ暴力性も繰り返し指摘されています。その代表格こそ松本人志ではないかと。


〈笑いは権力に抵抗するための有効な手段だと言われている。もちろんそういう側面もあるのだろう。でも、テレビ経由で流れているお笑いネタの大半は、強い者が弱い者をナブる時に起こるアクシデントを笑うパターン芸で、むしろ権力の作用そのものだったりする。〉(2017年10月17日)


小田嶋 私が若いころに面白かった人といえばだいたい左側の人で、野坂昭如とか青島幸男とか、あるいは橋本治とか。右側の人たちは喚いてばかりいて、いつも興奮していて、およそユーモアのない人たちだったんです。それで私自身は思想的に左だったわけじゃないけど、左側の人たちのほうが柔らかみや余裕なんかがあってかっこいいよねと思っていたわけです。ところが、吉本が笑いの中心になってから、批評的な笑いが一切消えて、後輩をいびってみんなで笑うような、ほもソーシャルのなかの笑いが主流になってしまった。松本人志はそのチャンピオンでしたからね。松本は地頭が良くて、教室の後ろのほうでときどき面白いことを言って混ぜっ返すタイプ。それが力を持ってしまったということが、なんていうのかな、真面目に考えることをバカバカしくしちゃう空気をつくり出したんじゃないのかな。


──2019年にも〈松本人志がヤンキーのヒーローたり得たのは、勉強漬けのインテリの知的武装をワンフレーズのボケで無効化してしまうその地頭の良さにあったわけなんだけど、この20年ほどのていたらくを見ていると、「勉強しない地頭」の劣化サンプルみたいなことになっている。〉とツイートされていましたよね。


小田嶋 松本人志がすごく面白かった時期は、とにかく不思議なアドリブの冴えがあったんですけど、でも、あそこから何も成長していない。


武田 たぶん、いまの小田嶋さんのたとえで言うと、これまで、教室の後ろでやんややんや騒いでいた人たちが、いまはもう、教壇に立っているわけですよね。で、その教壇から生徒に対して何を求めるかといえば、同調です。教壇でやっていること、言っていることの面白さに気付けとか、あるいは、いい感じに揺さぶってみろと迫る。僕はナンシー関さんのコラムが大好きでしたが、ナンシー関さんは生前、松本さんのことを高く評価されていた。それは、業界の仕組みに突っかかっていく一匹狼的なところへの評価だったはず。いま彼を見て一匹狼と思う人はいないでしょう。一匹狼ではなく、群れの長です。


小田嶋 それはビートたけしも同じで、軍団つくっちゃったでしょう? たけしがすごくつまんなくてもみんな笑う。松本周辺に起きている笑いも同じ。いつもパターンが一緒なんですけど、同じことを混ぜっ返すだけなのにすごく笑いをとるんです。ある若手芸人が「これ美味しくないですね」って言ったとすると、「それ『美味しくないですね』か?」って言うだけなんですよ。オウム返しするだけで笑いがとれる。あれはなぜ笑いがとれるかと言えば、その立場にいるからなんですよ。


──教壇に立っているから、と。


小田嶋 中小企業の社長がなんか言うとどっと受けるとか、織田信長が「あっぱれじゃ」と言うと「ほほー」みたいな。その世界に入っちゃっている。お笑いの世界じたいがそういうピラミッド構造のなかで、下の者は「私は笑っていますよ」というサインを出す。あれは権力関係の笑い。笑いが上納されているんですよ。


──視聴者もそこに組み込まれていますよね。


小田嶋 これを笑わないと笑いのセンスがないって言われてしまうことへの同調のなかで笑うという動作が発生している。


武田 EXILEグループの皆さんは、一斉に笑いながら、手を叩いて立ち上がります。全体で同意しているぞ、というのを作る、見せる、というのが大事なんでしょうかね。


小田嶋 彼らはTRIBEって言っていますからね。「部族」「種族」ですよ。


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HN:
酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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