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下品な闘士とお上品な卑怯者たち

「逝きし世の面影」コメント欄から転載。
菅野完という人物をどう捉えるか(評価するか)というのは、彼の存在を初めて知ったころからかなり迷ったものだが、なぜ迷ったかと言うと、彼がかつて「しばき隊」に入っていたという経歴があり、私は「世に倦む日々」などの記事を通して、しばき隊には「左翼ゴロ」の印象が強かったからである。今でもそう思っている。世直しは口先だけであり、内実は街宣右翼とまったく同じ、左翼活動で何かの個人的利益を得ようとしているだけだろう、というわけだ。「しばき隊」というネーミングの不快さは前にブログに書いているし、この場合、名は体を表していると思っている。つまり「暴力性を看板にしている」時点で、この団体のいかがわしさは歴然としているわけで、そういう団体にかつて所属していた菅野氏の見識や人品をも私は疑問に思ったのだ。
そして、人品に関しては、今でもさほど好ましいとは思わないが、「社会改善のため活動する勇気のある野人」と「社会のためにまったく活動しない上品な人間」とどちらが社会のためになるかは論じるまでもない話で、社会の80%くらいは後者(上品な人間はまたその一部だが、社会のための活動をしない人間、悪と戦う勇気の無い人間のことだ。)であるから、社会は一部の悪党の思いのままに動かされるのである。
菅野氏の「強姦未遂事件」に関しては、以前のブログに書いた通りである。男の側が大胆な行動を取らないと性的関係など達成できないのが男女関係であり、和姦であっても事後に女性が訴えて強姦だったとされれば男性側には抗弁は難しい。
山口事件の場合は、女性の意識を失わせた状態での強姦だったようだから、(より悪質な強姦だのに、なぜか「準強姦」という、強姦ほどたいしたことではない印象の法律用語になっている。)私はためらうことなく山口強姦事件を批判したが、菅野氏の場合は「第三者には強姦未遂かどうか判断できない状況だし、そもそも未遂である」と考えたので、即座に自分のブログで菅野氏を擁護する意見を書いたわけだ。安倍政権による印象操作であることも歴然としていたし。

山口事件も菅野事件も強姦云々が安倍政権の存立に関わるという点で政治的利用が左右両陣営からなされており、単純に判断してはいけないのは、下の幾つかのコメントが丁寧に説明している通りである。なお、菅野氏の件で裁判結果がどうこうというのはナンセンスの最たるもので、政治の絡む事件で裁判所や裁判結果が政権や政府にコントロールされることはほぼ常識だろう。



(以下引用)



菅野完の素行 (ayako)2017-08-23 21:20:47貴ブログにて、以前はこの人のコメントを参考に読んでいましたが、菅野完という人物、先日、強姦未遂の民事訴訟で110万円支払の判決が出ていますよね。
仕事の打ち合わせという口実で女性宅に上がったそうですが、女性に抱きついて押し倒したことの言い訳を、「自分が好意を抱いていたので相手も同じと勘違いした」と述べているようですが、こんな誤解はありえないですよ。
行為の前に、会話やコミュニケーションでの明らかな同意も無いのに、随分図々しい言い訳をして、情けない大人だな。 レイプ魔の山口敬之と同類じゃありませんか!
反安倍で、知識があって、弁が立つからといって、こんな人間性の低い大人が、何食わぬ顔で言論活動していることが不愉快だし、ずるくて、せこい奴だな、とあきれます。

以前は、この人のコメント読んでいたけれど、今は、素行の悪さを知って、大変不快。がっかりした。
Unknown (通りすがり)
2017-08-23 23:03:19
菅野さんの強姦未遂訴訟は、彼が有名になってから突然訴えたものだったと思います。女性に抵抗されたから止めた、という事は男性なら身に覚えがある人も多いでしょう。
いずれにしても、彼が有名になって、日本会議というタブーに手を出したゆえに、表沙汰にされた問題でしょう。
もちろん、褒められた事ではありませんが、権力を持つ側の印象操作に安易に乗らない方がいいでしょうね。
Unknown (ayako)
2017-08-23 23:52:18
菅野完が以前、活動していた、しばき隊というグループも、まともとは思えない事と、そこに在籍している時にも、性暴力事件を起こしているんですね。2件目ですよ!
「男性なら身に覚えがある」人は、おかしいんですよ。両者の合意もないのに、いきなり抱きついて、即押し倒すことは、普通ではありません。
私も最初は、印象操作かな?と思っていましたが、内容が気になったので、少し調べてみました。
未遂であっても、彼の人間性の低さを表してしまったんですよ。 公に言論活動をしていたら、男性にも女性にも何らかの影響を与えるのですから、今回のようなことがあれば、批判があって当たり前でしょう。
印象操作を避ける為に、色々な情報に関心をもつのですから、安易に乗りませんよ。
反安倍で、日本会議のタブーを暴いた功績があっても、それとは別の話じゃありませんか。

森友問題 (農婦)
2017-08-24 00:11:36
籠池さんの力になった時点で興味を持ちずーとツイッターで菅野さんをフォローしてます。宗純様が取り上げて下さってなる程と考えられます。Ayako様、通りすがり様の仰るとうりだと思います。菅野完氏は大変感性豊かな方でおもろい方ですね。
菅野完は部落解放同盟やしばき隊を早々に卒業したらしい、 (宗純)
2017-08-24 09:38:58
ayakoさん、それは、あの前田文科省次官の告発発言を否定する目的で読売新聞が行った出会い系に出入りしていたとの記事を掲載したのと同じ種類の、悪質な印象操作の類ですよ。
しかも2回も類似コメントを繰り返す。

あるいは内部告発サイト「 ウィリークス」創設者のジュリアン・アサンジに対する強姦事件での逮捕状と同じ種類の謀略の類似品。
アサンジは同意の上で性行為を行ったが、アメリカの違法盗聴を告発したら『コンドームを使わなかった』から強姦だと言い出した。あるいは小泉竹中の数十兆円もの国富の簒奪を告発した経済学者の植草一秀も矢張り女性のスカート内を覗く破廉恥罪で逮捕される。

政敵を社会的に抹殺するためには、共謀罪より下半身攻撃が一番効果的であることに注意して下さい。
前田元次官もアサンジも植草一秀も、実は変態のゲス野郎である可能性もある。ただし、下半身が駄目だからと言って、その主張が嘘だとの証明にはならない。
発言の信憑性とは全く別問題なのです。

菅野完氏の経歴ですが、『しばき隊というグループ』以前には部落解放同盟に所属する活動家だったらしいのですが、
どちらも早々に卒業していて今は無関係らしい。解同ですが、これは日本で一番危険で怖ろしい過激組織で、しばき隊など、子供の遊びですよ。このブログでは部落解放同盟のカテゴリーで詳しく説明しています。

そもそも、しばき隊ですが、あの香山リカも参加していますよ。欧米ではカウンターは特別ではなくて、普通なのです。
そして、今アメリカのCNNなどを筆頭にして世界中のメディアが称賛しているのが、実は日本のしばき隊を100倍ぐらい過激にしたものだった。

Unknown (ayako)
2017-08-25 02:16:45
植草氏の事件、よく覚えています。 当時の勤務先に、30代中頃の女性が来店、私が接客を担当し、会話が弾んでいたところ、「植草一秀という人の事件をご存じですか?」と切り出された。「知っています。」と答えると、「あれ、違うんです、全部嘘なんです!」と急に真剣な面持ちに変わり、「私、仕事で、植草さんの事をよく知っているんですが、そんな人じゃないんです。絶対に違うんです!」
「信じてくださるかわからないけど…」とのお話。誠実な印象の方だったので、「信じますよ、9.11のテロの後から、TVの報道内容にも疑問を持ち始めているんです。色んな事がおかしいと感じているので」と答えた。
結局、冤罪は晴れて潔白でしたね。
その頃から、TVで報道されない内容が沢山ある事を知って、本で調べ始めました。
前田文科省次官の件は、
貧困調査で行っていた。行為はしていない。会話から、彼女達の生活の状況について、聞いたりしていた。
この件は家族も了解している。 という内容でしたね。
(前田氏を気の毒に思った、お店の女性が、週刊誌を通して、やましいことはない、と擁護したんですよね。)
と、いうわけで、冤罪、人格破壊工作、ハニートラップなどあること存じております。 両者は潔白だと思っています。
(例え、自腹で花街で遊んでいても、それは何とも思わないですし…。性欲は個人差があるから(男女共に)強い人の欲求を満たす手段が、暴力でなければ、構わないと思うので。)
菅野完の件が気になったのは、一回目も二回目も、非常識な彼独自のやり方だと思うからです。
言い訳の内容も理解できないようなものだった。
被害者の女性による、言論活動を妨害する目的の訴訟じゃないか、という意見も読みました。
もちろん、彼のご著書の内容には影響ないですよ、主張のすべてが嘘になると思う訳ではなく、「こんな人か。」と、あきれちゃったんですよね…。
ガンジーだって (私は黙らない)
2017-08-25 03:26:18
すみません、言論人の人格と思想の価値問題で、どうしても思い出しちゃって。
性的スキャンダルが政敵追い落としの常套手段であることに気付いている人は多いと思います。(トランプもそうですね。)
私にとっては、スキャンダルの真偽はもはやどうでも良くて、その言論人の思想に価値があるかどうかだけが問題です。そのことは、宗純さんのブログで植草さんの言論が度々取り上げられ、気付いたことです。
それにね、性的スキャンダルだったら、マハトマガンジーという、とんでもない大御所がいますよ。(これを言うとインド人は火を噴いて起こるけど。)だけど、彼の思想は、21世紀の思想史に燦然と輝いています。
(訂正)ガンジーだって (私は黙らない)
2017-08-25 04:59:31
彼の思想は、21世紀の思想史に燦然と輝いています。
×21世紀
〇20世紀
要は「声を上げる者が他に居ない」という状況 (海坊主)
2017-08-25 06:56:24
久々にコメント致します。

菅野完氏の発言は、筋が通っているのにその氏の過去の言動が現在の氏の発言の価値に瑕疵を与えてしまう、というもので、物議を醸し出すこの状況は、今までも様々な場面で垣間見られた事です。

私が問題と感じているのは、至極真っ当な発言をする人物がその発言に瑕疵があるかのような印象を与えてしまっている、「このような状況」に対してです。

つまり、至極真っ当な事を発言する者、批判を恐れずに発信し続ける者が極めて少なく、菅野完氏のような人物が必然的に目立ってしまうこの状況が異常なのであって、残念なのです。多くの知識人、言論人が氏のように声をあげ続けていれば、氏への印象によって氏の発言の価値が損なわれる事なく、多くの人々に届くと思うのです。

問題は、真っ当な指摘が出来る知性があり、それを人々に伝達する能力を持っているのにも関わらず、保身のために沈黙を続ける者達が多く居ることなのだと私は思います。
Unknown (ayako)
2017-08-26 00:05:13
宗純様 
個人的な気持ちから書いたコメントでお騒がせして申し訳ありませんでした。
昨今の、性ハラスメントにおいて、社会的地位があるから許される、男の性的衝動はしょうがない、そのくらいはよくある事だ 等の、ゆるゆるに許されるような状況に疑問を持っていた為、場違いになってしまいました。
過去の経歴は置いといて、彼の思考、発言内容の正統性は一読に値するものだjから尊重している、という皆さんのご教示、勉強になりました。
そんなに奇麗事ではいかないよ、というご示唆でもありましょうか。解同記事もいくつか拝読し、そんな風に思いました。
私は…様、ガンジーは小学生の頃に読んで尊敬していましたが、風変りな性癖を知った時は、ちょっとがっかりしたものです。それを聞くと怒るインド人の気持ちが少し解る気がします。 大人物の性的エピソードは(エネルギーの強さ故)沢山ありますが、それを引き合いに出されても…。あと、当時のインドでは、「人権」の内容も現代とは違いませんか?
私は…様や、皆様のように、思想とモラルを分けて捉えなかった理由は、 自分や周囲の人の体験において、ストーカー行為、行為未遂、セクハラ、痴漢被害、
幼少期の性被害、等、実際に結構多いのです。
よほど失敗しなければ、表沙汰にはならないので、気軽にやっている男性が沢山います。そのような意識が変わって欲しかったのです。
元々は人権活動家のカテゴリーと思って、菅野氏の件を挙げたのは、良くない選択だったかもしれませんが、
稚拙な見識の為、当たってくだけろ、でコメントをしてみて、主様、皆様のお言葉から分かったこともありました。沢山書いておきながら申すとお叱りを受けるかもしれませんが、貴ブログにご迷惑をおかけしていたら、削除お願いいたします。


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