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我ろ旅は、旅と思(おめ)ほど、家(いひ)にして、
子持(め)ち痩すらむ、我が妻(み)愛(かな)しも。 (万葉集・防人歌)
これも方言がきつい歌ですが、その訛りがかえって素朴な匂いとなって歌の情感を高めています。意味は、「防人に行くための、私の旅は旅と考えればいいのだが、私の苦労よりも、家で子供を養って痩せるであろう妻がいとしいことだ」ということです。「も」は詠嘆の終助詞。
我ろ旅は、旅と思(おめ)ほど、家(いひ)にして、
子持(め)ち痩すらむ、我が妻(み)愛(かな)しも。 (万葉集・防人歌)
これも方言がきつい歌ですが、その訛りがかえって素朴な匂いとなって歌の情感を高めています。意味は、「防人に行くための、私の旅は旅と考えればいいのだが、私の苦労よりも、家で子供を養って痩せるであろう妻がいとしいことだ」ということです。「も」は詠嘆の終助詞。
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