忍者ブログ

弥生人と縄文人の共存と角逐

まあ、基本的には縄文人と弥生人(おそらく渡来人)が平和裏に共存していた(つまり、北米大陸にヨーロッパから白人がやって来た初期のころの白人とインディアンのようなものだ。白人たちが生きていけるようにインディアンたちはいろいろ親切にしてやったのである。そのインディアンを後にはほぼ絶滅させたのが白人であるwww)という説に私も賛成する。
だが、弥生人(渡来人)が完全に社会の上位を占めるようになると「縄文人差別」が生じてきたはずだ。屠殺を「穢れ」とする風習も、仏教伝来以前から、弥生人の縄文人への差別として発生したと思う。縄文人の多くは北や南の辺境に追いやられ、東北地方以北は「蝦夷」とされ、その差別は政治的な「東北地方冷遇」として現代でも生き残っている、というわけ。ただ、「渡来人」のすべてが中央に集まったのではなく、最初から東北などに渡来した朝鮮や中国の人間も多いのかもしれない。つまり、別に、現代の東北人が縄文系だと言っているわけではない。そもそも長年の混交で縄文人と弥生人の純粋種はほとんどいないと思う。

(以下引用)


縄文と弥生のハイブリッド

| コメント(13)

弥生時代の遺跡から出てきた人骨を分析したら、「母方は渡来系、父方は縄文系」という結果だったというんだが、それがどういう意味を持っているかというのは微妙なところで、「渡来系が日本列島にやって来て征服した」というのだったら、そういう結果にはならない。少なくとも、平和裏に、弥生の渡来系と土着の縄文系が共存し、交流していたという証拠です。

 国史跡・青谷上寺地遺跡(鳥取市青谷町)で発掘された弥生時代後期とみられる人骨について、県が国立科学博物館や国立歴史民俗博物館と進めるDNA分析の経過報告が2日、鳥取市であった「とっとり弥生の王国シンポジウム」で発表された。昨年実施した母から引き継ぐミトコンドリアDNAの分析ではほぼ全員渡来人系だったが、父から引き継ぐY染色体からは縄文人系の配列がみられた。
 人骨のDNA分析研究班の代表である科博の篠田謙一副館長によると、父母から引き継ぐ核DNAを6人について分析した。その結果、男性5人、女性1人で、それぞれの遺伝的な違いは大きかった。男性特有のY染色体のDNA配列を調べると、縄文人系の配列が3タイプ確認された。核DNAの配列を現代の日本人や韓国人、中国人と比較すると、現代日本人のグループ内に位置した。

いつもおいら言ってるように、弥生と縄文とは、生活の基盤が違う。弥生は湿地帯で稲作を専業でやり、コメだけをたくさん作る。でも、オカズに色々あると楽しいよねw そこで、海山の幸に詳しい縄文人が、イノシシ捕まえたり、カツオ獲ったりして、コメと物々交換。仲良く暮らしていた。稲作は生産性が高いのでどんどん子孫が増えるんだが、オンナはあまり労働力としては有益ではないので、どんどん嫁に出すw 土着の縄文人にしてみても、弥生のオンナというのは「都会的」で、色っぽく見えたかもw




拍手

PR

この記事にコメントする

Name
Title
Mail
URL
Comment
Pass
Pictgram
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
4
23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリー

最新CM

プロフィール

HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

ブログ内検索

アーカイブ

カウンター

アクセス解析