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「専門家」の世界

今、見たいアニメが少ない(見たいのは週一回しか更新されない)ので、「ツルネ」という高校弓道部のアニメを見ているが、BL風味が強くて少々気持ちが悪いww 男子部員の裸はよく出るが、女子など刺身のツマ程度の描写である。
それはともかく、この「ツルネ」というタイトルが気持ち悪い。これは弓道界での「弦音」の読み方らしいが、「つる」という訓読みに「ね」という音読みが続く湯桶読みで不快感がある。日本語は基本的に漢字二字の熟語は、上が音読みなら下も音読み、上が訓読みなら下も訓読みというのが聴覚的生理に合っているというか、多くの人が慣れているのである。一字なら「音(ね)を上げる」のような場合もあるが、普通は「弦音(つるおと)」と読むべきだろう。それ以外では音楽的な音の場合に「音(ね)」という読み方をする。弓の弦音を音楽的と思うのは特殊な人間だけだろう。
要するに、弓道界の馬鹿な大御所が「つるね」という読み方を始めて、下っ端がそれに追随してそれが弓道界の伝統となったのだと思う。こういうの(この種の言葉)を「ジャーゴン」と言う。専門家の悪しき風習である。

(以下引用)

1:yunaさん こんにちは!

えー私は今度漢字検定を受けるのですが、それに備えて今問題集をずっと解いています。
その問題集の読みの問題のひとつに「弦音」はなんと読むかというのがあったのですが、自信満々で「つるね」と書いたら答えでは「つるおと」となっていました。
なんか絶対間違えたくない用語で×になってしまいとてもショックを受けました。
弦音の他にも弓道用語と一般とで読みが違う言葉ってあるんでしょうか??
こんな経験ある人いらっしゃいませんか?


↓ちなみに問題全文↓
矢を放つ瞬間の美しい弦音。(弦音の横に線が引いてあります)

2:でんきちさん http://www.hat.hi-ho.ne.jp/otonosekai/sub9.htm

詳細は「現代弓道小事典」で調べると良いと思いますが。

3:たぶんおやじさん 辞書をとよっと調べたら「つるおと」とありますね。
弓道の常識は怪しいと私は思っているので
調べる事が重要ではないでしょうか?

4:dot/pさん たぶんおやじさんの言う通りだと思います
少し違うかもしれませんが作文や小論文で『中る(り)』と書いたら見事に全て『当たる』に直されましたからね
やはり『場合』を考えて使わないとダメですね

5:だめ学生(もう院生) ◆zPJ1SiMQさん ほんとだ…広辞苑、大辞林には「つるね」載ってませんね。
弓の世界でも「つるね、つるおと、つる拍子」などと言うようですが、一般にはつるねなのですね。
「ね」は叙情・音楽的な音を表す言葉ですので、明治大正あたりの風流な弓引きが言い始めたのでしょうか?

他に思いあたる言葉はないのですが、
「弦音にほとりと落ちる椿かな」という漱石の句を思い出しました。もちろん「つるおと」です。漱石も弓を引いていたそうです。

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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