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暴力と威嚇による部活統治

「レジデント初期研修用資料」という、新米医者あるいは医学生向けのブログから転載。
このブログ主は、発想が非常に柔軟で、思いがけない視点から物事を切り取ってみせることが多いが、また分析力にも優れている。
下記記事は、事実に基づくというよりは、ほとんどは推定による考察だと思うが、「暴力による統治のメカニズム」を実に鋭く分析していると思う。
私のように頭の粗雑な人間は、体罰による部活統治をただ「生徒は体罰が怖くて指導者の意思に従うのだろう」程度にしか考えないのだが、下の文章は、それをさらに「暴力による統治が最も実効的であるための方法」まで考察していて、おそらく桜宮高校での事件はまさしくこのような形での「暴力による統治」が「逃げ場の無い生徒」を自殺にまで追い込んだのだろうと想像できる。
その「逃げ場の無い人間」を「見せしめ」の対象にすること、そして「逃げ場の無い人間とはキャプテン(や副キャプテンなど)である」という指摘は、まさしく目から鱗である。
なるほど、統治する側の人間とは、まさしく統治のプロなのであり、効果的な統治方法を意識的であれ無意識的であれ選んでいることが多いのだなあ、と思う。そして、その方法がしばしば非人間的なものであることは、企業研修では定番の「新入社員辱め行事」などにも見られるところだ。いわば、従う側の自主的思考力や主体性を奪ってロボット化させることこそが、こうした統治の最高の目的なのだろう。そして、そうしたロボット集団は、しばしば短期間で効率的に「優秀な戦闘集団」にもなるが、自発的思考はできないから、ある程度以上のレベルには決して行けないのである。

下の文章は、なぜ多くの運動部部活で「暴力統治」がはびこるのか、という根本原因を示していると思う。
それは、まさしくそれこそが「効果的」だからである。

なぜ「非人間的であっても効果的な方法」を取るかと言えば、結局はそこに何らかの「報酬」があるからだ。
したがって、運動部部活での暴力が起こらないようにするには、「勝って得られる報酬」を無くすのが一番だ、という事になる。

勝っても何も得られないなら、指導者も、何も暴力行為の危険を冒す必要は無いわけである。もちろん、その報酬とは金銭的なものばかりでもない。また生徒たちが得られる報酬(マスコミによる栄誉や学校の表彰など)も、最小限にすればよいのである。
さらにもう一つの問題として、これも本当は大問題なのだが、部活指導を無報酬でさせている学校が多すぎる。相手から奪った時間や相手の費やした労力に対しては正当に賃金を払い、しかし、「勝利報酬」や「成功報酬」はまったく与えなくてもいい、と私は思う。それこそが正しい部活指導の在り方だろう。もちろん、それでは強いチームなどまず作れないことは言うまでもない。したがって、私の提案を聞き入れるスポーツ強豪校は、まず出てこないことは賭けてもいい。(笑)



(以下引用)


2013.01.10

暴力の工学的な側面

顧問の体罰が集中して、キャプテンの学生が亡くなった事例は、あれは「暴力を用いた統治」というものを考えると、ひどい事例とはいえ、工学として理にかなっているようにも思えた。
暴力は疲れる。暴力を行使する側は、「統治」という目標を達成するために投じる暴力量は、できることなら減らしたいだろうから、そこには「効率」の考えかたが入ってくる。説得みたいなやりかたは、暴力を好む人には甘すぎるように見えるだろうから、たぶん最初から選択肢に入らない。

選択肢を持たない人を探す

生徒を死に追いやった顧問の先生は、キャプテンに対して体罰を集中したらしい。
暴力を統治の道具として行使するときには、「選択肢を持たない」人間を選ばないと意味が無い。暴力というのは不快なやりかただから、その人に付き従う以外の道を選べる人に暴力を振るったところで統治は達成できない。たとえばチームで一番体力のない生徒に体罰を集中しても、何の効果も得られない。その生徒はたぶんクラブ活動を諦めて、もしかしたら親御さんは学校や警察に通報して、統治は崩壊してしまう。
チームにあって唯一、やめるという選択肢を持たないのはキャプテンになる。キャプテンがクラブ活動をやめるということは、チーム全員に対して迷惑がかかってしまうから、キャプテンの生徒には、やめるという選択が事実上与えられていない。
キャプテンに顧問の暴力が集中したのは必然なのだと思う。顧問が暴力を通じて「いいチーム」を目指そうと考えた時には、暴力を行使する意味のある生徒は、クラブの中にはキャプテン以外に存在しないから。
キャプテンに暴力を行使した後で、「お前には期待しているんだ」とか、「お前の能力ならばもっと成果が出るはずなんだ」とか、顧問がそうした暴力に前向きな理由付けを行うと、キャプテンの選択肢は断たれる。逃げ場を潰してしまえば、暴力の効果は増していく。

被害者は一人でいい

暴力は公平に配分する必要がない。選択肢を枯らした誰かを徹底的に追い詰めて、残りのメンバーに「ああはなりたくない」と思わせれば、それで統治は達成できる。
暴力を道具として用いる人はたいてい、チームのメンバーから「舐められる」ことを快く思わない。
キャプテンに対する暴力を通じて、チームに抑止が配分された結果として、顧問はたぶん、キャプテンには極めて厳しく当たる一方で、他の選手にはむしろ、公平で優しい統治者であったのだろうと思う。

連帯責任ルールの効果

連帯責任を上手に使うと、統治の効率はさらに向上する。
フルメタルジャケットの映画では、ほほえみデブの失敗を、他の新兵全員が肩代わりさせられていた。失敗した個人を罰するよりも、ああいうやりかたはよほど厳しい。
同じようなルールが、恐らくは顧問が率いるチームで施行されていて、他の生徒の失敗は、おそらくはすべて「キャプテンのせい」になり、失敗した生徒は事実上免罪され、失敗は全て、キャプテンが殴られることで贖われたのではないかと思う。
「自分が殴られなくてよかった」と思うような生徒はそもそも厳しい体育会のクラブ活動には入らないだろうから、こうしたルールで統治されたチームでは、失敗に対するプレッシャーは、失敗した個人が殴られるチームよりも、むしろ強かったのではないかと思う。

暴力の工学的な側面について

人が亡くなっていて、顧問が行ったことはまず犯罪と言っていいのだろうけれど、暴力を用いて統治を達成するやりかたとして、この人がチームに投じた総暴力量は、その日の気分で無作為に暴力を振るうような顧問よりもむしろ少なく、この顧問はこの人なりに、「工夫」を行なっていたのだと思う。
暴力の工学的な側面を考えるのは不謹慎だけれど、顧問のやりかたは工学としてよく考えられたものでもあって、こうした事例を「頭のおかしな顧問が招いた犯罪」であると切断処理してしまうと、再発は防止できない。




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嘘と演技の才能や努力

「晴耕雨読」から転載。
橋下の話などするのも本当は不愉快なのだが、いくら失敗を重ねても、いくら悪事を働いてもすべてマスコミや既得権益グループから守られているのだから、ほとんど不死身である。これは恐ろしいことだ。
だが、彼を選挙で落とすことは(不正選挙さえ無ければ)可能である。
であるから、彼のあの鉄面皮ぶりやしぶとさに負けず、こちらも粘り強くあのチンピラヤクザが化けた怪物と戦っていくしかないだろう。

私は、現代社会で生きるための必須の技術は「嘘と演技」である、というのが持論なのだが、私自身は自分がついた嘘を覚えるだけの記憶力も無いし、演技など練習するだけの根気も無い。で、仕方なく正直者のままで生きてきたわけである。まあ、面倒臭い嘘や演技をしてまで得るほどのものがこの世にあるとも思わなかったということもある。当然、それでは社会の第一線では働けないわけで、だから私は別ブログで「本業では無能な人間」の意味で、「徽宗皇帝」をペンネームにしているわけである。そして、私が願う、本来の生き方である「酔生夢死」をもじってこちらでは「酔生夢人」と名乗っている。
要するに、嘘をつく技術も演技する技術も、才能と努力の賜物なのだ、ということである。社会に出て人と交わるためには、これは必須の技術だ。だから、昔からそうした技術を身につけるのが嫌な怠け者は、隠者などになったわけである。独りでいれば、嘘も演技も不要だからだ。

公的な立場にあればあるほど、この嘘と演技の才能は非常に役立つものなので、橋下があれほどのし上がったのは、マスコミその他の後押しもあるが、本人の才能や努力も当然大きなものだっただろう。ただ、その人間性が最悪なために、その才能や努力は社会的な被害をより大きくしただけだが、これは彼をそのような存在に作ってきた連中の責任である。
一日でも早く、この怪物の幼虫を我々は叩き潰す必要がある。幸いなことに、彼は、まだ幼虫段階なのである。


(以下引用)*コメント筆者が誰か分かりにくいが、面倒なのでそのままコピーしておく。


2013/1/30


「いい加減、視聴者や有権者は彼の技法を見抜かないと、今後とも誤摩化され続けると思う:想田和弘氏」  その他

https://twitter.com/KazuhiroSoda
 


とくダネで橋下徹の弁明を聞いたが、「新入生を迎え入れる状態にない」の一点張りで、何度説明を聞いても、入試を中止することの必要性が不明。

「意識改革、意識改革」とも連呼していたが、入試を中止しないと意識改革が不可能だという理路も示されない。

結局、「僕は厳しく対応してますよ」ということを印象づけ、体罰を容認してきた自らの責任に対する追及をかわすための、保身術であるように思えた。

ついでに、あわよくば教育委員会制度もつぶして、政治家が教育現場を支配できる体制を作る突破口にしたいという野心も透けて見える。


文字起こしをすればはっきりすると思うが、橋下はどんな質問が来てもそれには正面から答えず、自分が言いたいことを繰り返し話しているにすぎない。

話し方や身振りのせいで理路整然と話しているような「印象」が伝わりがちだが、内容のみを精査すれば説得力はまるでない。

内容は薄いのに、いかにも立派なことを言っているように見せかけるテクニックは、橋下徹が以前から最も得意とする技のひとつである。

しかしこのことを指摘する人は、驚くほど少ない。

いい加減、視聴者や有権者は彼の技法を見抜かないと、今後とも誤摩化され続けると思う。

橋下が弁舌で醸し出すある種の「説得力」は、非言語的コミュニケーションの巧みさに由来する。

それは論理ではなく、感情や印象を操作する技術である。

彼が発信するツイッターの文章が、弁舌よりも遥かにボロが見えやすいのは、文章では非言語的コミュニケーションが発揮できないからである。

> 橋下徹はテレビは内容より印象ということを熟知してます。髪を整え背筋を伸ばしカメラから視線をそらさず何を突っ込まれても動揺せず真面目な顔で持論を繰り返しておけば視聴者は騙される。古くから言われている事ですが実践は意外に難しい。

ですね。

> さらに巧妙なのは中継を利用している点です。相手が目の前にいると本能的に反応してしまうけど中継だと相手はモニターの中。でも視聴者は二人が同じ場所で会話しているように感じる。橋下は小倉と会話するフリをして視聴者を洗脳してただけです。

> アドルフ・ヒトラーもそうでした。それはゲッペルスによってより一層増幅されました。日本では大手マスコミがゲッペルスの役割を果たしているようですが,それは意図されたものでしょう。

マスコミは意図がある場合も、ない場合もあるでしょうね。
 






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投稿者: 早雲
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この記事へのコメント一覧
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投稿者:ワイワイ

2013/1/30 20:58

 記者会見で答え難い質問、本質を突いた質問を記者がすると、彼は必ず記者に反問しているようです。記者が何を前提に質問しているかを確かめるためのようです。そしてその前提を崩そうとします。前提を崩せば議論は勝てます。記者会見は質問に答えること場なのに、質問に答えず議論するのはおかしいです。そのことを言わずに橋下市長から訊ねられた記者が答える必要はないのに、議論に引きずり込まれているのを何度か見ました。逆質問された記者は、質問しているのは私です、質問に答えてください、と食い下がればいいのに。結局橋下氏は質問にちゃんと答えずお茶を濁しています。記者の人たちは自分の役割を果たしてほしい。



投稿者:磯谷

2013/1/30 18:49





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安倍政権の最初の経済政策は貧民いじめ

「ネットゲリラ」から転載。
片山さつきが「生活保護支給は年金支給の2倍もあるのはおかしい。生活保護支給を半額にしろ」と騒いでいたが、その甲斐あって、めでたく生活保護費は減額され、これで全国の貧乏人は寒空に震えることになりそうだが、なぜ「年金支給を2倍にしろ」という話にならないのか、おかしな話である。
そもそも、政府の仕事は国民生活の向上、福祉の向上が第一の仕事である。国民生活を悪化させる政策を取る一方で、米国債を何十兆円買い入れます、ではおかしいだろう。その金を国民貧困層に回せば、生活保護減額の必要性などまったく無いし、むしろそういう貧困層の金はすぐに消費に回るから、景気上昇にも役立つのである。
アベノミクスも、どうやら「下から吸い上げて富裕層をさらに豊かにし、国民生活は全体として窮乏化する」ことにしかならない気配である。



(以下引用)



給料あがらず物価だけがあがる。間違いない

野次馬 (2013年1月29日 23:13) | コメント(10)


まぁ、2年間は間違っても給料アゲない、安倍晋三の目の黒いウチは間違っても給料アゲないと経団連も言ってるんだから、アベッチが首相のうちに給料があがる心配はなさそうだw 平均1年、頑張っても1年半というのが首相の在任期間だものw そもそも今の自民党政権がやっている事が、ナマポ値切って、地方公務員の給料削って、デフレ政策まっしぐらだしw ホンキでインフレにするんだったら、ナマポ増額、公務員の給料倍にするとか、そういう政策しなきゃw それが不可能な以上、民間だって無意味に給料は上げられない。あたりまえ。給料あがらず物価だけがあがる。間違いないw



【衝撃の事実】 8割以上の国民がインフレを望んでいなかった

1 ボブキャット(東日本) 2013/01/29(火) 08:36:10.44 ID:ko0V8/Fl0

「アベノミクス」の物価上昇計画を脅かす賃金下落

 日銀が一般の国民を対象に行っているアンケートによれば、昨年春の(燃料価格上昇による)物価上昇を認識した回答者の80%以上は、物価の上昇はどちらかと言えば困ったことだと答えている。
 安倍氏のインフレ目標を渋々受け入れた日銀総裁の白川方明氏は25日、1980年代後半のバブル期においてもインフレ率は平均で1.3%にすぎなかったと指摘した。
 「性別、年齢、職業を問わず、多くの国民が望んでいる『物価の安定』とは、雇用の増加と賃金の上昇、企業収益の増加などを伴いながら経済がバランスよく持続的に改善し、その結果として物価の緩やかな上昇が実現する状態だ」と白川氏は述べた。

>>続く 2 ボブキャット(東日本) 2013/01/29(火) 08:36:41.62 ID:ko0V8/Fl0
>>続き

 物価の上昇には賃金の上昇が伴わなければならない、と安倍氏は強調している。内閣からは、給与やボーナスを引き上げた企業を対象に減税を行うという構想も浮上している。
 しかし、今のところ見通しはあまり芳しくない。企業のロビー団体である経団連は今年の春に行われる伝統的な労使交渉「春闘」で、「ベースアップ」を実施する「余地はない」と断言している。景気が悪いというのがその理由だ。
 経団連は先日、企業の経営側は来年度についての議論で「企業の存続と従業員の雇用の維持・安定を最優先する」と語った。しかし三井住友銀行のアナリスト、岡川聡氏によれば、安倍氏の金融緩和発言を機に進んだ2ケタの円安・ドル高がガス・電力料金上昇の引き金になり始める日は近いかもしれない。(後略)



5 ハバナブラウン(埼玉県) 2013/01/29(火) 08:38:56.18 ID:F11/ZMmZ0
物価が安くて暮らしやすい民主か
物価が高くて高圧外交でテロの標的になる自民か

6 トラ(岩手県) 2013/01/29(火) 08:39:37.46 ID:GNBpRRgb0
そりゃ、札束持ってパン屋に行くようなインフレは誰も望んでないだろ
今がデフレすぎるからそれを元に戻そうとしてるだけだろ

8 イエネコ(東京都) 2013/01/29(火) 08:39:56.21 ID:tVNXo/Us0
もうデフレは勘弁です
デフレだと経済が縮小して、全員が貧しくなる

10 ラ・パーマ(チベット自治区). 2013/01/29(火) 08:41:14.99 ID:G1EII/ag0
インフレバブルの後は
高い人件費が重石になって
リストラ、就職難が
お決まりのパターンだからな
例外は世界に1つも無い

13 ユキヒョウ(WiMAX). 2013/01/29(火) 08:42:42.07 ID:FBzpu+Ug0
物価は上がるけど給与は据え置き
でもこれがお前らの民意なんだから仕方ないよね

15 スペインオオヤマネコ(埼玉県). 2013/01/29(火) 08:44:53.91 ID:yiYjLbhRP

●やさしい「ドル/円」の歴史(初心者向け)

1870年 約1円 (明治維新-開国直後 円が初めて世界へ!)
1894年 約2円 (日清戦争勝利/台湾島を領土として編入)
1905年 約2円 (日露戦争/日本海海戦でまさかの大勝利/日本が調子に乗る)
1910年 約2円 (うっかり日韓を併合してしまう)
1923年 約2円 (関東大震災)
1929年 2.5円  (世界恐慌が起こる/世界中でブロック経済の始まり)
1932年 約3円 (日本もブロック経済圏として満州国を建国/世界恐慌の余波は止まらず)
1941年 約4円 (円安が止まらない/石油が買えない/ABCD包囲網をされる/やむなく太平洋戦争開戦)
   |
   | 【戦時中も急速に円が下落/ミッドウェー海戦大敗/グアム・テニアン守備隊玉砕/日本敗戦濃厚へ】
   |
1945年 15円 (沖縄地上戦/東京大空襲/原爆投下 【★日本無条件降伏】 いよいよ円のハイパーインフレ開始)
1947年 50円 (戦後のハイパーインフレ初期/餓死者続出/死にすぎてるのでアメリカが食糧支援)
1948年 270円 (戦後インフレ末期/財閥解体が進む/農村の餓死者救済の為に農地改革が進む)
1949年 360円 【円相場固定】(GHQ日本経済救済の為、円を固定相場化する。インフレに360円で強制歯止めがかかる)
   |
   | 【固定相場に守られて高度経済成長期へ。1ドル360円を背景に見違えるような経済成長を遂げる】
   | 16 オセロット(埼玉県). 2013/01/29(火) 08:44:57.30 ID:gPaew1cP0   |
   |
1971年 308円 固定相場が308円に変更になる(アメリカのゴールドが底をつき始めたので、金ドル本位制の停止)
1973年 260円 【裕福になった日本は変動相場制へ強制参加させられる】(すぐに260円の円高になる)
   |
   | 【ここから激しい為替変動の歴史が始まる】
   |
1978年 200円 (日本安定成長/円高傾向)
1985年 250円 (バブル突入)
1986年 160円 (土地神話/夢のマイホーム/新入社員ボーナス100万円/お前高級車持ってないの?が合言葉)
1990年 140円 (バブル末期/俺の家の値段上がんねーんだけど?/株も上がんねーんだけど何で?)
1991年 130円 (バブル崩壊!)
1994年 100円 (株価大暴落/地価大暴落/お父さん会社クビになったんだ/ローンで一家心中/失われた十年)
1995年 80円  (阪神淡路大震災/不況で連鎖倒産続くも、新興国の需要で日本経済なんとか踏ん張る)
1998年 140円 (民主党誕生/自殺者が急増して初めて3万人(年間)を越える)
2003年 120円 (小泉内閣絶頂期/企業のみ業績回復/給料は上がらない/就職氷河期が続く)
2006年 116円 (郵政民営化/メガバンク統合/フリーター激増/NEETという名が登場するほど仕事のない若者が増える)
2008年 110円 (リーマンショック/株価大暴落7000円割れ/ゆとりも就職難/働いたら負け・ナマポ勝ち組が流行語に)
2010年 90円 (円高不況/ウォン安で韓国企業が大躍進/日本航空倒産/サンヨーがパナに吸収され消滅)
2011年 76円 (東日本大震災/無敵だったトヨタが初の赤字転落/「安定の電力株」が崩壊/放射能ジャパン()笑
2012年 77円 (エルピーダ倒産/ソニー大赤字/シャープ大赤字/NEC株100円割れ/ユーロ94円/世界情勢不安拡大)
2013年 91円 (日経平均11000円超え/シャープ復活&黒字で株価3倍/円安ウォン高で韓国から悲鳴/アベノミクス) ←今ココ!

17 バリニーズ(チベット自治区) 2013/01/29(火) 08:48:04.48 ID:aQzesoio0
>>16
まだ一ヶ月目なのにアベちゃん飛ばしすぎだろwwwwwwwwwwwwwwwwwww

19 スナドリネコ(東日本). 2013/01/29(火) 08:54:25.94 ID:VPUi82HT0
灯油が高すぎて昼間は暖房しないで我慢してます...

20 ベンガルヤマネコ(福岡県). 2013/01/29(火) 08:54:29.31 ID:lzsPLiYo0
スタグフレーションのはじまり

21 スナネコ(庭) 2013/01/29(火) 08:56:44.73 ID:zzx9bjETP
円安で喜んでるのってFXや株やってる奴だけって事
後は日本経済がどうなろうが韓国の阿鼻叫喚っぷりが嬉しい層だけ

26 セルカークレックス(catv?). 2013/01/29(火) 09:06:48.21 ID:wf6RFg340
給料に反映させる政策も併せて行わないと片手落ちという事は認める。

31 シャム(広島県). 2013/01/29(火) 09:10:08.98 ID:Sqb3C0Bo0
まずはブラック企業を潰せ

32 シンガプーラ(チベット自治区) 2013/01/29(火) 09:10:36.62 ID:dZBxb8ao0
給料が下がって物価が騰がるのは「インフレ」とは言わんのじゃないか普通は

35 茶トラ(奈良県) 2013/01/29(火) 09:12:01.44 ID:UyoBu4H80
給料そのままで物価だけ上がるんだもん
スタグフレーションってやつか?最悪だな

36 カナダオオヤマネコ(東京都) 2013/01/29(火) 09:12:17.69 ID:UKqs9Fsu0
テレビで「物価を上げなくてはなりません」とか気持ち悪すぎ

38 サーバル(大阪府). 2013/01/29(火) 09:12:46.88 ID:vrmBUAw+0
給料が上がらないのが目に見えてるからな
今年、消費が拡大するのは、来年の消費増税を見越してのことだし、
来年増税されたら、また消費が冷え込むのは当然

39 ジャガー(埼玉県) 2013/01/29(火) 09:12:49.29 ID:VlV7oNRP0
緩やかなインフレが一番健全ってのは経済学的にはコンセンサスなんだと思うんだけど
日本人ってそんなに馬鹿なの?

40 トラ(愛知県) 2013/01/29(火) 09:14:27.01 ID:KtUdJowQ0
>>39
バブル以降のマスコミによる洗脳は伊達じゃねえ

41 ブリティッシュショートヘア(岡山県). 2013/01/29(火) 09:14:53.88 ID:PlrF89Hj0
給料は据え置きか微増で物価は高騰するのが目に見えてるし 労働者層は望むわけが無い

42 スペインオオヤマネコ(神奈川県) 2013/01/29(火) 09:15:09.72 ID:jrgfCPlNP
ふー、びっくりした。
今回のこたえは数字のうえでは「物価の上昇はどちらかと言えば困ったことだ」
が多数だったので、回答した多数のサイレントマジョリティを考慮にいれて決定させてもらいます。
国民の8割はインフレを望んではいない。当たり前の話だよね。
メール をくれた 「少数派」 はあまり反日報道やネットの情報に踊らされないほうがいいのではないかな。

44 スペインオオヤマネコ(新疆ウイグル自治区). 2013/01/29(火) 09:15:55.95 ID:iEIasDsV0
インフレは悪とか思ってる奴はWW1の後の独逸や今のジンバブエ見たいなのが普通のインフレと勘違いしてるじゃねーの

45 ブリティッシュショートヘア(岡山県). 2013/01/29(火) 09:17:14.29 ID:PlrF89Hj0
政府が介入して起こそうとしてるインフレは普通のインフレじゃないし むしろジンバブエに近い

46 ブリティッシュショートヘア(神奈川県). 2013/01/29(火) 09:17:56.34 ID:oRTLsa+H0
だって絶対給料は上がらないとわかってるもんな

48 猫又(秋田県). 2013/01/29(火) 09:18:14.49 ID:TTFBbDU80
少なくとも賃金上昇が約束されてないんじゃ負担場所の転移でしかないわ
国から離れられない国民といつでも出て行ける企業じゃどっちの数が多いか

51 ボルネオウンピョウ(京都府). 2013/01/29(火) 09:20:20.18 ID:BlqOtlVe0
アホな国民はほっとけ

52 黒トラ(愛知県). 2013/01/29(火) 09:20:25.22 ID:ionct2Op0
給料上がらないのにインフレにして増税するってシナリオがおかしい

53 ベンガルヤマネコ(内モンゴル自治区) 2013/01/29(火) 09:20:34.19 ID:ieIH86F/O
バカに聞いてるからだろ。キチンと説明してから再度聞けば全員インフレ支持だよ。

56 ターキッシュバン(千葉県) 2013/01/29(火) 09:23:24.08 ID:Tft+r0pk0
給料の上昇は望ましいか聞いても8割が望ましくないと答えるなら良し。

58 ピクシーボブ(東京都) 2013/01/29(火) 09:23:43.94 ID:BgHy/Vi70

円安、アベノミクス|pink's blog - 学校じゃ教えてくれない経済学
http://ameblo.jp/pinkbijp/entry-11447550763.html

>2012年10月後半ぐらいから急速に円安が進んでいます。
>最近、安倍政権誕生によるアベノミクス政策により円安が進んでいるような報道が多いですが、
>安倍政権誕生は12月であるため、アベノミクス云々関係なく円安は進んでいることが分かります。






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小中学生を原告とする放射能疎開裁判

「阿修羅」から転載。
集団疎開という方法がいいかどうかは別として、福島県の、特に原発隣接地域からは逃げるべきであるのは確かだろう。個々に逃げてもいいのだが、そうすると費用は全部個人負担になるのだから、国や地方自治体を相手に裁判訴訟を起こすというのは正しい方法だと思う。
小中学生を原告としたのは「受け狙いだ」という批判も出るとは思う。(私も少しそう考えた)だが、できるだけ話題となって多くの人に興味を持ってもらうことも、この裁判を進める上で必要だろうから、これも非難すべきことではない。

蛇足だが、「疎開」は字義から言うと、爆撃などでは人口密集地の被害が大きいから、都会から人口が「疎ら」な地方へとあらかじめ人を移動をさせること、と考えるべきだろう。したがって、こういう場合は単に「避難」というのが適切かと思う。多分、「子供が避難すること=疎開」のイメージがあるのかと思う。ただし、これは私が漢字の意味から判断しただけの話である。

なお、訴訟の対象は郡山市である、というのはどうなのだろうか。政府を対象とするのが正しいような気がするのだが、そうすると、「あれは民主党政権のしたことだ」で終わりとなるのだろうか。



(以下引用)



福島県郡山市で小中学生14人が起こした放射能疎開裁判の経緯 (NEWS ポストセブン) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/858.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 1 月 28 日 08:41:00: igsppGRN/E9PQ


http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130128-00000010-pseven-soci
NEWS ポストセブン 1月28日(月)7時6分配信


 裁判の通称は「ふくしま集団疎開裁判」という。

 原発事故の3か月後の2011年6月、「郡山市内は放射線量が高くて危険」「安全な地域で教育を受ける権利がある」などと、郡山市を相手どったこの裁判は始まった。

 注目すべきは、申立人が郡山市在住の小中学生14人(法廷では親が代理人)だったことだ。

 原告団の主任弁護士である柳原敏夫さんが言う。

「郡山市の土壌汚染レベルは非常に高い。原発事故があった旧ソ連のチェルノブイリの基準でいえば強制移住が必要とされるレベルです。チェルノブイリでは避難が遅れ、放射能の影響で小児甲状腺がんをはじめとするさまざまな疾病の患者が急増しました。それを考えると、とても子供の生命や健康を守れる場所ではありません」

 埼玉県在住の柳原弁護士が裁判にかかわることとなったきっかけは、原発事故直後の2011年4月、文部科学省が子供の年間被曝を20ミリシーベルトまで許容すると発表したことだった(後に年1ミリシーベルトを目指すと修正)。「子供を危険にさらす無責任な措置」と激しく憤った柳原弁護士は、住民支援のため郡山市に向かった。

「従来の国の許容基準は年間1ミリシーベルト未満で、国際基準であるICRP(国際放射線防護委員会)の数値と一緒でした。それを事故後に、いきなり20倍に引き上げたんです。子供は、大人よりも放射能への感受性が4~5倍高いといわれています。途方に暮れる親御さんがいるだろうと現地に向かい、“子供は安全な場所で教育を受ける権利がある。市はそれを守っていない”ということを伝えました」

 保護者は、郡山市や教育委員会に疎開措置を期待していたがかなわず、訴訟に至ったのだという。

「といっても、教育を受ける権利があるのは親ではなく子供。そこで、子供たちが原告になりました」(柳原弁護士)

 放射能への不安に駆られた地元住民のうち、県外への自主避難の道を選んだ家庭も少なくない。

 裁判に臨んだ子供たちは、なぜ自主避難ではなく、“集団疎開”を求めたのか。柳原弁護士が代弁する。

「経済的な事情もありますが、子供たちの気持ちの問題も大きかった。“友達を見捨てて自分だけ逃げるなんて裏切りはできない”という思いです。子供にとって友情はとても大切なもの。でも、放射能も怖いんです。

 ある子供は“ぼくは(学校を)絶対離れない。でも、福島には絶対いたくない”と引き裂かれる気持ちを話していました。この矛盾を解決する方法は、集団で避難することしかありません。裁判で求めたのは、あくまで14人の疎開ですが、この裁判に勝つことができれば、福島の子供たち全員の疎開を実現していけると思っています」(柳原弁護士)

 郡山市教育委員会に取材すると、「係争中なので裁判についての具体的なコメントは控えたい」との返答。

 この裁判の行方については、国内ではほとんど報じられてこなかったが、ドイツや韓国のテレビ局が取材に訪れるほど国際的な注目度は高かった。しかし、福島地裁郡山支部は2011年12月、以下の理由などで子供たちの訴えを却下した。

「小中学校における実際の被曝量の程度を考慮すると、債権者ら(訴えを起こした子供たちのこと)の生命身体に対する切迫した危険性があるとまでは認められない」

 地裁の決定に小中学生10人が即時抗告し、現在は宮城県の仙台高裁で控訴審が続いている。

※女性セブン2013年2月7日号


 

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コメント

01. 2013年1月28日 11:39:50 : b9cIvKW2yM
「小中学校における実際の被曝量の程度を考慮すると、債権者ら(訴えを起こした子供たちのこと)の生命身体に対する切迫した危険性があるとまでは認められない」

  ひどい話だ。


02. 2013年1月28日 20:13:50 : 9gjw4gFacE
裁判所の裁判官は平然とこんな嘘を判決に書けるのか。
恐ろしいね。

03. 2013年1月28日 21:06:45 : JM2PvJrYZQ
大体が原発建設に反対して住民が起こした訴訟も99.99%は司法によって敗訴となった。司法も原発被害の加害者である。
要するに犯人が裁判官なのだから、押して知るべし。



(追記)この十年ほど、高知白バイ事件や植草事件、小沢裁判など、あまりにひどい裁判が多いので、裁判官や検察の責任というものを社会的問題として提起していく必要があるようだ。
なぜそのような無茶苦茶な裁判が行われるかというと、裁判官や検察官は、その犯した過ちが明白なものであっても責任を問われることが無い仕組みになっているからである。これはまったくおかしな話であり、誤審や冤罪があった場合には、裁判官や検察官に責任を取らせる仕組みをこれからは作っていかねばならない。
この点、古代中国の裁判官(獄官)の方がまだまともであったようだ。(もちろん、これは稀な例だからこそ記述した、とも考えられるが、ここに書かれた思想は裁判をする者が常に持つべき心掟であろう。)(「心掟」は古語を現代語として使ったもの。「こころおきて」と読ませたい。)

(「史記 循吏列伝」より引用)*(夢人曰く)……下僚の過ちによる誤判でさえ、李離は、それは自分の責任であるとして死んだのである。


李離は晋の文公の獄官であった。たまたま、裁判を誤って無実の人を殺したので、みずから獄につながれて死罪にあたると主張した。文公は言った。
「官位には貴賤があり、罰には軽重がある。そなたの下僚に過ちがあっても、そなたの罪ではない」
(中略)
「獄官には獄官の常法があります。まちがって刑罰を加えれば自分が刑に伏し、まちがって死刑にした場合には自分が死刑に伏するものなのです。君公には、わたくしがよく微妙な理を聴察して疑獄をさばくことができると思し召されましたからこそ、臣(私)を獄官に任命なさったのです。ところが、いま、臣は裁判を誤って無実の人を殺しました。その罪は死罪にあたります」
こうして、李離はついに文公の命にしたがわず、剣に伏して死んだ。






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原発汚染水一斉放出

「ニュース2ちゃんねる」というサイトから転載。
まあ、本当のところはこれまでだって海に汚染水を流していたが、今後は堂々と流します、という話だろう。しかし、なぜ漁業関係者だけの同意を得ればそれが可能なのか? 海岸で泳ぐ可能性のある一般人、つまり日本人全員の同意を得なければおかしいのではないか。もっと言えば、これから生まれる日本人全体の同意が必要だし、さらに言えば、海水は海流として世界を循環するのだから、世界中の人の同意が必要である。
私以外の65億人が同意するなら、私は反対だが、それに従ってもいい。(笑)
漁業関係者なんて、自分が金さえ貰えれば同意するに決まっているだろう。そんないい加減な「同意」がまるで錦の御旗ででもあるかのように、これから「汚染水一斉放出」の逃げ口上に使われるのは目に見えている。



(以下引用)



【悲報】 東電 「もう限界なんで原発の汚染水を海に一斉放出します」


2013年01月26日


1:ボルネオヤマネコ(福岡県):2013/01/26(土) 18:46:01.22 ID:Z6GNu2130


東京電力 汚染水濃度下げ海に放出の考え

東京電力は、第一原発の中に溜まり続けている汚染水について、濃度を下げる処理をし、漁業関係者などの同意を得た上で海に放出する考えを明らかにした。

第一原発では、放射性物質で汚染された水が溜まり続けていて、東電は敷地内のタンクを増設して管理している。

東電は、きのう原子力規制委員会に対し、汚染の濃度を下げる処理をした上で海に放出する対策案を説明した。

東電は、漁業関係者などの了解が得られなければ海への放出はしないことを強調しているが、タンクの増設はいずれ限界に達する可能性があるだけでなく、敷地内に溜まり続ける汚染水の最終的な処分の方法は見通しが立っていない。
http://news24.jp/nnn/news8654748.html






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米国は「今は」日中戦争を望まない?

「2ちゃんねるDAYS PLUS」から転載。
どうやら風向きが少し変わってきた、というか、安倍総理が最初から現オバマ政権の意向を読み違えていたというか、ジャパンハンドラーズが実は米国現政権とは(少なくとも地位的・指示系統的には)まったく無関係な利益集団であるにもかかわらず、安倍政権は彼らに踊らされて一生懸命無駄な働きをしていたか、まあ、最後のあたりが一番可能性が高いのではないか。
つまり、軍産複合体というのは確かに存在するし、米政権はその意思を体して動くことも多いのだが、必ずしもそれだけでも無く、場合によっては別の事情を優先することもあるのだろう。当たり前と言えば当たり前ではある。しかし、日本の右翼的政治家は米国軍産複合体や、その日本支部のジャパンハンドラーズを絶対的な存在と思いこんでいるから、読み違いも起こるわけである。(しかし、「右翼政治家」とか「保守政治家」は、安倍や石破や前原や石原や橋下を形容する言葉としては不適切なので、いい形容が必要である。「属米政治家」「偽右翼」あたりがやはり適当だろうか。もっと適切な言葉がほしいところである。)
とりあえず、これもよく言われていることだが、米国で今何が起こっているかをワッチングしていけば、日本政治経済の今後の動きは読める可能性は高い、ということだ。
今回の記事タイトルは、もちろんワシントンポスト記事は米政府の意向を暗示している、という趣旨で書いている。マスコミが政府の世論誘導装置や洗脳装置であるのはどこの国でも同じことである。



(以下引用)



ニュース速報+



【NHK】「尖閣問題は棚上げすべき」…米有力紙ワシントン・ポスト社説★2


res:1 再チャレンジホテルφ ★2013/01/28(月) 00:21:27.60 ID:???0

米有力紙 尖閣問題は棚上げすべき
1月27日 9時43分

アメリカの有力紙、ワシントン・ポストは26日付けの社説で、沖縄県の尖閣諸島を巡る日本と中国の対立について取り上げ、
不測の事態から日中間の軍事衝突に発展する可能性に懸念を示したうえで、
「当面はこの問題を棚上げすべきだ」として、鎮静化に向けてアメリカも支援すべきだという考えを示しました。

ワシントン・ポストの社説は、尖閣諸島を巡る問題について
「日本と中国の間でこれまで棚上げされてきたものの、去年9月に日本政府が島を国有化したことで
中国側に激しい反発の口実を与え、中国による挑発行為がエスカレートしてきた」と指摘しました。

そして、不測の事態から日中間の軍事衝突に発展し、日本の同盟国であるアメリカが介入を余儀なくされ、
衝突に巻き込まれる可能性が以前より増していると懸念を示しました。

その一方で、社説は公明党の山口代表が25日、安倍政権の幹部としては初めて、
中国の習近平総書記と会談したことについて「事態の鎮静化の兆しだ」と歓迎しました。

そして、来月訪米する予定の安倍総理大臣に対し
「中国側の挑発に応じるのではなく、緊張緩和の道を探るべきだ」とするとともに、
「当面はこの問題を以前のように棚上げすべきだ」と訴え、鎮静化に向けてアメリカも支援すべきだという考えを示しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130127/t10015088931000.html






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勝利とは何だろうか

例の桜宮高校体罰自殺事件について「阿修羅」コメント欄で議論が行われているが、その中になかなか面白い意見もあるので、幾つか転載してみる。
コメント32の

【結論】“負ける事”を当然の前提として、高校の部活動のあり方を冷静に見直す時期に来てるんじゃね?

は、まさしく我が意を得たり、という意見である。というのは、たとえばトーナメント大会の最後の勝者は基本的に一人(1チーム)であり、他の対戦相手は全部敗者なのである。つまり、スポーツでは、「1%の勝者対99%の敗者」という「1%対99%」というのが現実なのだ。(だから、オリンピックの銀メダリストがたまに「金メダルでなければ意味がない」という発言をしたりするわけである。)したがって、「負ける事を当然の前提として高校の部活動の在り方を冷静に見直す時期に来ている」というのは、現実を見据えた非常に理性的な意見であると思う。
勘違いしてはいけないが、「負けるために練習する」馬鹿はいない。しかし、勝つことが何よりも優先されるような部活の在り方というのは、それは人格形成や人格陶冶という教育の大目的に真っ向から反するものなのである。(そもそも、私は、一方の勝利は敗者に苦痛と屈辱を与える、というだけでも「競争」そのものに批判的なのだが)まして、勝利とは無縁の部活動からは何も得られない、ということでは、その部活動に何の意味があるだろうか。
いや、現実の多くの部活動に見られるように、学業に悪影響を与えるというだけでも、その部活は間違っている。部活とは、あくまで精神や健康(体力)を向上させ、そして、何よりもその部活の時間が幸福な時間であることが第一義なのである。勝利は、幸運にも恵まれて得られた偶然的な結果であり、それを喜ぶのはいいが、それだけを目的とするべきではない。学生の本分はあくまで学業と人格修養にある。
もちろん、ハードな練習の果てに素晴らしい結果を出し、その事で精神的に向上し、また一生の思い出にもなる、という形の部活もある。いや、たいていの部活はそれを目指しているだろう。しかし、その場合も、それはあくまで構成員の自発的な同意や指導者の適切な保護・指導に基づくものでなければならない。

だが、やや悲観的なことを言うが、「負けることは当然の前提」という考えは、「敗北主義」であり、「弱虫の思想」である、として、むしろ多くの生徒自身から否定されると思う。そんな考えでは強くなれるわけはない、向上や進歩があるわけはない、とされるだろう。

そしてまたいつのまにか勝利至上主義がはびこり、体罰やしごきが横行し、スポーツ障害が蔓延し、いじめなどがはびこる部活になっていくわけである。

いい加減に、こうした悪循環から学校教育の中の部活、特に運動部の部活を救い出す必要がある。(その当事者である部活生の大半が「放っておいてくれ」と言いそうなのが救われないところであるのだが。)

なお、私の記憶では、中学高校の運動部員はたいていが学業不良であり、素行的にも不良(これが「ヤンキー」と言えば、可愛げがあるように聞こえるのは、一種の言い換え詐欺である。若い頃の悪事や犯罪を「やんちゃ」と言うのも同様。性行為を「えっち」と言い換えることで、若年層の性行為へのハードルが下がったのも同様。すべてマスコミによって作られた社会潮流である。つまり、マスコミや電通はこうした「見えない教育」で日本社会を退廃させることに熱心であったわけだ。)が多かったようだ。これは、早熟で肉体的発達が他の生徒より上の生徒が運動中心の生活をし、学業や読書を疎かにした結果、精神性は劣等なままにとどまったというパターンがあったのではないだろうか。そうすると、部活さえ一生懸命していればそれでいい、という多くの家庭や教師の教育方針は、非常に危険なものだと言える。部活絶対主義によって劣悪な人間を作り出してしまうというのが現実だろう。

青少年や低年齢の子供を「競争」させる場合にも注意が必要である。
特に小学校時代など、早生まれか遅生まれかだけでも、身体能力には大きな差があるのだから、そうした不平等な条件のもとに「競争」を強要することは、害の方が大きいと言える。また、毎日運動をしているだけの連中が運動で勝つのは当たり前であり、そんな勝利に過大な評価をする必要はない。甲子園における「野球名門校」の勝利も同じことである。
なお、精神能力の面では、(習ったかどうかだけが問題で)1、2年の違いはあまり問題にならないようだ。たとえば中学一年生と三年生では体力や運動能力は圧倒的な差があるが、頭の中身は、「ヤンキー」の三年生よりも普通の一年生の方がはるかに上等である。

高校生への体罰に関しては、コメント37「殴り返したらどうですか」は非常に私のお気に入りの意見だ。
というのは、体罰というのは、「自分は殴り返されることは絶対に無い」という教師側優位の立場(上級生優位の立場からの先輩による体罰も多いが)からなされる卑怯な行為だからである。
相手が殴り返すと分かっていれば、体のでかい高校生を殴る勇気など無い指導者も多いだろう。だが、相手が身体的に自分より下だと見れば、相変わらず、そういう相手に対してだけ体罰をする、という人間の屑も指導者の中には結構いそうだから、(また、そういう指導者が必ずしも生徒に嫌われているとは限らない。たいていのガキが、いや、大人だって同じだが、人間を見る目なんて、いい加減なものである。)この案は残念ながらあまり有効ではなさそうだ。

「勝利」とは、他人と争い、「利」を自分が得る、というだけのことであり、そのための努力行為以外は、べつに他人が称賛するようなものではない。
君子は争わず、というのが本来の東洋的思想である。人と人が争い、相手を蹴落とし、傷つけあう「修羅道」を学校教育が礼賛し、競争を後押ししているというのが現代の社会だ。学校にも社会にもいじめや体罰が横行するのは何の不思議もない話である。





(以下引用)




15. 日高見連邦共和国 2013年1月24日 14:30:06 : ZtjAE5Qu8buIw : C7Wqvb1wZA

スポーツじゃないけれど、盛岡にある『岩手高校将棋部』は、名だたる全国の猛者(進学校)を相手に連覇中です。
(決勝の相手が灘高だったりとか)
日体大、といえば、09年に菊池雄星を擁して甲子園を席捲した花巻東高校の“小さなトプバッター”
佐藤くんが進学し、悲しい事に自ら命を絶った舞台となった学校です。色々な噂が立ちました。
学校教育における部活の強化には様々な形があり、賛否両論も有るでしょう。
強ければ正義ですか?勝つ事が正解ですか?
それを一人ひとりが噛み締め、考え直すきっかけとせねばなりません。



32. 日高見連邦共和国 2013年1月24日 16:18:53 : ZtjAE5Qu8buIw : C7Wqvb1wZA

>>29
>問題の教諭に対し、体罰という方法論を否定の上「スポーツ科学的」な指導を心がけるべきだったのではないかと提言した。
問題ないまっとうな意見だと思うよ。
>日高見>>15では(試合での勝利という)成果を求めること自体問題があるように言っている。
“勝つ事”を目的として切磋琢磨する事と、“勝つ事だけ”を目的化させる事は、全くの“別問題”でしょ?
私はそれを、
>強ければ正義ですか?勝つ事が正解ですか?
それを一人ひとりが噛み締め、考え直すきっかけとせねばなりません。
(セルフコメント引用終わり)
と、問題提起(自戒を含めて)してるだけ。
このコメントで、貴殿に何か喧嘩を売ったり、貴殿の主張を否定をしてるかい?
勝つ事を目的としても、最後の勝者は“一人”だ。
ゆえに“負けること”を当然の帰結とした考え方を提示している。
これは『スポーツ全般“激弱”』の岩手県人としては“当たり前”の感覚だ。
それにそういう“最後の勝者が一人”のスポーツと“農業”を引き合いに出すのは、
唐突過ぎるし、比較すべきものでもない、というのが当然の感覚だ。
挙句に、
>それが嫌なら「分配均一主義を要とする」共産主義国家への移住をお勧めする。
などと言われれば“カッチ~ン”と来ない方がおかしいと思わないかね?
おっと、話しがソレた。
繰り返すが、
①勝利を目的とする ・・・ 正しい。
②勝利のみを至上の目的化する ・・・ 間違い。
③強い事が正義か? ・・・ 間違い。
④勝つ事が正しいか? ・・・ 間違い。
【結論】“負ける事”を当然の前提として、高校の部活動のあり方を冷静に見直す時期に来てるんじゃね?
以上。


37. 2013年1月24日 17:47:16 : xWfLYkjvnA
殴り返したらどうですか?
ケンカと言う事になる。
体罰と言う言い訳はできなくなるし、一方的な暴行ということもなくなる。
大事になったら両者の言い分を聞いて判断することになる。
体力的には高校生の方が上だからな。
取っ組み合いの後でお互い疲れ切ったところで話をするしかないんでしょう。
普通じゃできないと思うけれども、殴られて、殴られて、堪えて、堪えて、そして怒りを爆発させるんだよ。
先に手を出したのが先生だか、退学になる事はない。
部活は出来なくなるかもしれないが、いやなら転校すればいい。
こっちの方が、生徒が先生を、学校を、教育的指導することができる。



40. 2013年1月24日 18:51:04 : DpLdRyGjxM
「売りよし、買いよし、世間よし」
この言葉って、近江商人の精神とか言われているが、
竹中らに象徴される自己中の新自由主義者に浴びせたい言葉だね。
強欲拝金主義者というものは、社会を腐敗させる元凶だ。
競争に勝って、自分だけいい思いをしようと云うことばかり考えている、ほんとうに自己中で強欲なやつらだ。
こんなやつらを撲滅しない限り、健全な社会は訪れない。
人間の基本は、支えあい、助け合い、みんなで力を合わせてより良い健全な社会をつくっていくことだ。
競争は、ゲームの世界だけで十分じゃないの!?



46. 2013年1月24日 23:23:04 : FfzzRIbxkp
小学生の頃、ヒステリーな教師がいて、いつも怒鳴り声が同じ階の他の教室まで響いてた。女の先生。そこのクラスの生徒は、顔から足まであざだらけだった。
怒鳴り声を聞いて、私のクラスでは担任に抗議したよ。
「僕たちの友達がたいして悪いことしてないのに、どうしてあんなに怒られるのさ!先生、やめさせてよ。ひどいよ!」って。担任は、怒鳴っている先生には考えがあってやっているのだから。と生徒をなだめたけど、
クラスの男子は、
「だったら、先生も俺たちのこともっと殴れよ。同じように叱れよ。先生は俺たちにそんなことしないじゃないか!」って食ってかかった。
その後からかな。暴力教師のクラスでは保護者会が頻繁に行われてた。
でもね、ぜんぜん治らなかったよ。その教師の暴力。
今から思えば、あの先生は、何かの病気だったと思う。
注意しても直せないなら、病気かもしれないのだから早めに治療をすすめたほうがいいし、現場の仕事は荷が重いだろうね。
生徒を犠牲にするなんてことは、あってはいけないしね。






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