トヨタは大幅増益で役員報酬を平均１億円だか２億円だか浮かれている場合ではないだろう。下請けいじめで有名な会社であり、こんな会社の車を買うこと自体、反社会的行動だと私は思っている。まあ、他の会社がいいわけではない。
自動車の起こす害悪は、たとえば交通事故死は戦争による死者よりはるかに巨大であり、排気ガスの問題もある。自動ブレーキ開発などより、社会全体として自動車の不要な社会を目指すべきだろう。
下の記事の事件では運転者の供述が本当か嘘か分からないが、プリウスでの事故が多いことは確かだろうから、トヨタは原因究明を急ぐべきである。最近の自動車は電子制御部分が多いようだから、その辺の欠陥ではないか、と私は思うが、まあ、無知な素人の意見だ。
あるいは、前に書いた、プリウスのアクセルとブレーキの位置関係の問題かもしれないが、それだと下の事件での供述とは異なる。
まあ、そもそも、自動車の一般的なアクセルとブレーキの位置が本当にあれでいいのか、という根本問題を考えてほしいものだ。運転者がブレーキを踏んだつもりがアクセルを踏んでいたら車のスピードが上がり、運転者はパニックになる。その時、サイドブレーキの存在が頭に浮かぶ運転者は少数派ではないか。また、サイドブレーキで自動車を本当に緊急停止できるか。
プリウスに限らず、自動車事故は無数にある。その現状を「便利さの代償」としていつまで社会的に許容するのだろうか。自動車事故1件について、事故原因が何であれ、その自動車を製造した会社自体がその自動車の販売費用と同額を被害者に支払う法律を作るだけでも、自動車会社は真剣に事故対策を考えるようになるだろう。
有名な話（都市伝説かもしれない）だが、ある自動車の設計ミスにより起こった事故で訴訟された会社が、その設計ミスを直す費用より訴訟費用（敗訴による賠償）を払う方がコストが低いとして、その裁判であえて負け、その自動車はそのまま（売れなくなるまで）作り続けられたという話がある。資本主義というのは、そういう「選択」をする社会なのである。要は、儲かるなら何でもやる、という社会であり、そういう社会で悪を是正するには、悪の選択が「不利益である」ように社会システムを作っていくしかないわけだ。


（以下引用）



2019年05月15日

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