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罪と罰のバランスのこと

おそらく、男女の間で受け止め方にかなり温度差がある問題(事件)ではないかと思う。
雇用主によるレイプが事実だとして、そのレイプへの復讐(復讐ではなくレイプされそうになったから思わず殺したと言うのなら、そこまでに何度もレイプされていたということと整合性が取れないように思う。)として、相手を殺すというのは罪と罰のバランスが取れないし、また雇用主による虐待(性的虐待)が事実なら、被告がその雇用主を殺したことに対し情状酌量が無く、死刑(それも斬首刑)というのも罪と罰のバランスが取れないと思う。
多分だが、これはサウジアラビアにおける「自国民の、他国民(特に出稼ぎ労働者)に対する法的優越」ということが存在するような気がする。
まあ、基本的に私は他国の出来事を自分の国の常識で判断すべきではない、まして介入すべきではない、という主義だが、これは思考問題として興味深いのでメモした。
ちなみに、日本の司法制度の運用実態も、他国に誇れるものではないのは多くの人がご存知の通りだ。
ついでに言えば、私はレイプへの処罰は男根切除がベストだと考えているwww  
男根があるからそういう悪事を働くのであるから、これが最適な罰だろう。だが、冤罪でそういう処罰を受けたら、まあ、後半生は司馬遷のように偉大な書物でも書いて名を遺すことだ。女色が生活の要素から消えるのだから、知的活動には向いているwww


(以下引用)




サウジアラビア、レイプ被害を主張していた外国人メイドの死刑を執行

女性は雇用主を殺害、正当防衛を訴えていました。


サウジアラビアでメイドとして働き、雇用主を殺害したとして死刑判決を受けていたインドネシア人女性が、10月29日、サウジ当局によって処刑された。女性は、雇用主から数カ月に渡って性的暴行されていたと主張。正当防衛を訴えていた。ワシントン・ポストなどが報じた。



処刑されたのは、トゥティ・トゥルシラワティさん。ジャパン・タイムズによると、トゥルシラワティさんは雇用主の男性から数カ月に渡って性的暴行を受けており、2010年、レイプしようとした男性を殺害してしまったという。

ジャカルタにある出稼ぎ労働者の支援団体「ミグラント・ケア」によると、トゥルシラワティさんは自己防衛であり、殺意はなかったと主張。しかし2011年、トゥルシラワティさんは死刑を言い渡されていた。


■サウジアラビアで出稼ぎメイドをするインドネシア人


朝日新聞によると、2012年の時点でサウジで働くインドネシア人は約150万人。イスラム教の聖地メッカ巡礼と高給という「二つの夢を同時に満たす国」として人気が高い。受け入れ側にも、同じイスラム教徒だという安心感があるという。


しかし、サウジで出稼ぎするメイドたちは立場が弱く、雇用主から虐待を受けた末にトラブルに巻き込まれることも多かった。サウジアラビアでは、労働者の逃亡や異性との交流を恐れて、メイドの外出を禁止している家庭も多かったという(2011年7月2日付朝日新聞)。


また、殺人で死刑判決を受けるケースも相次ぎ、2011年6月には、雇用主を殺した罪で、インドネシア人メイドが斬首刑された。この女性は、雇用主から一時帰国が認められないなどの虐待を受けていたと主張していた。


これらの状況を受け、インドネシア政府はこれまで、移住労働者の権利と労働環境の改善について、サウジ政府と協議してきた。トゥルシラワティさんの処刑は、インドネシアとサウジの外相が、この問題について協議した直後だったという。


トゥルシラワティさんの処刑について、サウジからインドネシア政府や家族への事前の通達はなかった。インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は31日、サウジ外相に対し、今回の処刑を抗議。事前に通達しなかった理由を伝えるよう要請した。






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