長い記事なので、結論部分だけ転載。
冒頭に、COVID19の死亡率の件が書いてあったが、2%未満のようだ。そして、ほとんどは自然治癒する、というものらしい。では、なぜあれほど頻繁に「コロナ死亡者」がニュースになるのか。まあ、2%でも、罹患者の50人にひとりは死ぬわけで、予防に努めるのは必要だろう。だが、例年のインフルエンザでも同じくらい死亡者は出る(おそらく高齢者が中心で、それは新型コロナも同様のはずだ。)のであり、それをいちいちニュースとして報道しなかったわけだ。特に、若い人が突然死すると、その報道で「ほれ、こんなに恐ろしい病気なんだぞ」と強く印象付けられる。自動車事故での死者など、年間だとその何百倍もあるだろう。しかも、一度に数人同じ現場で死んだりする。自分の注意だけで事故が避けられないのもCOVID19と同じことだ。
なお、私は例年のインフルエンザについては、罹患しながら公共の場に出てウィルスを撒き散らす奴はバイオテロの犯人だ、という意見を毎年のように書いていた。だが、今回の新型コロナの場合は、例年のインフルエンザとはマスコミの扱いが違いすぎていて異常である。
はっきりと感染したという人間、あるいはその可能性の高い人間だけが病院で診察を受け治療すればいいのであり、感染もしていない人間までマスクをしたりするのは馬鹿げた行動だと私は思っている。(罹患者が発症前から感染させる可能性があるから、罹患者以外も含め、全国民がマスクをするべきだ、としたら、それこそ世界中でマスクの奪い合いだろう。そもそもマスクのできない赤ん坊なら罹患してもいいのか。)
(以下引用)
症状がない人もマスクをすべきか?
発症の2日前に感染のピークがあるということになれば、必然的に「症状がないときにも常にマスクをすべきではないか」という議論が生まれてきます。
これまで(新型コロナ流行以前は)基本的には病院以外では症状のない人がマスクをつけるメリットはないとされてきました。
しかし、CDC(米国疾病予防センター)は「無症状の患者や発症前の患者から感染が広がることがあるため、特に流行地域では、症状がなくてもマスクの着用を推奨する」と発表しました。
これはかなり大胆な方針転換ですが、これまでは主にインフルエンザのような発症後に感染性のピークがある感染症を対象にしていたため「症状のある人」にマスク着用を推奨していたのが、新型コロナのように発症前に感染のピークがあり、無症状者からも感染しうる感染症を想定すれば「全員マスク推奨」というのは妥当かもしれません。
ただし、理論的には正しいように思われる推奨ですが、これにより本当に新型コロナウイルスの伝播が防げるのかは現時点では不明です。
マスクだけでは感染予防にはならない 自身の予防のためにはこまめな手洗いを
また、CDCは「人に新型コロナをうつさないようにマスクをつけましょう」と言っているのであって、マスクをつけた自分自身の感染予防になるというわけではありません。
残念ながらマスクを着用した人が感染を予防できるという科学的根拠は今のところはありません。
確かによく鼻や口を手で触ってしまう人にとってはマスクを着用するメリットがありそうですが、逆にウイルスで汚染しているマスク表面を触った手で目や鼻を触ることで感染してしまうこともあるかもしれません。
自身の予防のためにはマスク着用以上に、手洗いをこまめに行うことが重要です。
というわけで現時点での私のマスク着用に関する考え方は「無症状でもマスクを着用して良いかもしれないが、他の感染対策もしっかり行うことが重要」というものです。
マスクをつけているから自分は安心、と思わず基本的な感染対策もおろそかにしないようにしましょう。