最初に訪れたのは知的障害者の方々への就労支援、
グループホームを運営する支援施設。
普段利用者は50人。
現在、21歳から84歳までの40人が身を寄せる。
被害の大きかった輪島や珠州に注目が集まるが、
ここ輪島の門前町も支援が届きづらい状態。
Q
1番困ったことは?
A
水は数日前から自衛隊の給水で確保できてる。
電気が通っていないのが困る。
夜は真っ暗な居室で利用者は過ごしている。
感知式のライトを
トイレ付近にのみ設置するのがやっと。
後は真っ暗の中で生活している。
利用者の娯楽としても
不安な気持ちを紛らすためにも
TVが必要だが電気がないと。
Q
発電機の提供の申し出など行政からあったか?
A
全くない。
ボランティアの方が発電機を大型と小型の物を持ち込んでくれたが、大型のものは燃料がそれなりに必要になるので動かしていない。
小型の物で何とか賄っている。
Q
暖房は?
A
今日、ボランティアがストーブを
1つ持ってきてくれた。
助かっている。今もみんなで暖を取ってる。
そう言って1つのストーブを皆で囲んでいるところに案内してくれた。
Q
職員の体制は?
A
通常は厨房に4名、夜勤は男女各1名。
日中14-5名。
現在は地震もあるので、
夜勤は倍の4名だが、
日中は3、4名。
職員自身も被災しているので
出てこれない人が結構いる。
手が回ってない。
Q
食料は大丈夫か?
A
何とかなってる。ここは施設なので、
行政からの物資が基本入らない。
近くの避難所から貰ったりする。その避難所は、この施設と区が違うのでそのような融通はして貰えないらしいが、区長が掛け合ってくれて可能になった。
施設として必要な物資は
輪島市中心部まで取りに行ってる。
普段輪島市までは30分程度の道のりだが現在は
穴水経由で2時間ほど掛かっている。
Q
今、必要なものは?
A
利用者の口腔ケアで
入れ歯洗浄の泡タイプのものなどあれば助かる。
あと、使い捨ての食器類・容器が欲しい。