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気の赴くままにつれづれと。
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>9・11パニックのなかで成立した愛国者法を皮切りに、
アメリカ社会は根底から変えられていきました。
テレビをつけると、政府方針を擁護するコメンテーターばかり並び、
学校に小さな工作用ハサミを持ってきた小学生の女の子が
警察に連行されたというニュースが流れます。
空港のゲートには洋服を着たまま丸裸に映る屈辱的なミリ波スキャナーが設置され、
国中につけられた3000万の監視カメラから、週に40億時間分の映像が警察に送信。
憲法を教えていた教師が正当な理由なく解雇され(授業内容を監視されていた)、
非公開の軍事法廷で、大した証拠もなく大量のテロ容疑者が拘束されていきました。
(中略)
未果さんはPTSDを発症。悪夢と眩暈に悩まされる…
野村証券を辞め、日本に帰国、いくら食べても痩せていき、塞ぎこんでばかりの日々。
そんなとき、お母さんが、
荒行で有名な山で修業を終えた坊さんのところへつれていきました。
(--)b ハイ、ここからが本題です。
>その人は、気の抜けた私を見て、言いました。
「心が動かなくなっているのは、情報が入り過ぎているからです」
そして、聞いたことのない不思議な修行「人断ち」を勧められたのです。
それは、一定期間、徹底的に外部とのコミュニケーションを断つというものでした。
人と会うだけでなく、電話もファックスもメールもダメ。
もちろん、パソコンを開くのも禁止です。
外からの情報を入れず、過去も未来も考えない。
「引きこもり」のようですが、本も読めない。チャットも掲示板もダメ。
外に出ることはできます。
ただ、だれとも会わず、会話せず、毎朝起きて体を動かし、
自分と、自分のからだとだけ「会話」する。
毎朝起きて、からだを動かし、
毎週配達される食材で作ったご飯を一人で食べて、
神社に散歩に行き、またご飯を食べてお風呂に入って寝る。
ウォール街での生活は、24時間情報が飛び交い、「出遅れたら負け」。
仕事も会話も、すべてがスマートで無駄がない。
それが真逆の世界…、時計もなく、音もなく…
はじめは、情報に対する飢餓感で不安になりました。
だれかとつながりたいという欲求も高まりました。
しかし、10日も経つと、少しずつ変化が出てきたのです。
「体感」が、戻ってきたのです。
自分の手のぬくもり、立った時に足の下にある地面、
さらさらと風にそよぐ葉の音に、鳥たちのさえずりに虫の羽音。
木漏れ日のきらめきや、朝と夜の空気の密度と匂い。
道端のタンポポの鮮やかな黄色…
まるで、
いままで一時停止していた五感が、再起動してフル稼働し始めたかのようでした。
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