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病めるは昼の月

沖縄でもまだまだ気温は低く、20度を少し上回る程度で、まあ、梅雨寒とも言えそうだが、昨日と今日は幸い雨にもならず、早朝散歩ができた。しかし、空は雲に覆われ、月も星も見えない。
月のほうは、昨日が旧暦四月末、今日が同じく五月一日で、完全に地球の影になっていて見えないのだろうが、月の出がどんどん遅くなっていて、今日あたりは、もしかしたら月の出と日の出が同時になるのでは、という期待もあったので、曇り空が残念だ。
で、考えたのだが、月の出と日の出が同時になることがある、ということを考えたこともない人がほとんどだと思うが、理屈から言って、年に12回はそうなるはずである。ただ、その時は、月は太陽の光によってほとんど見えない状態のはずだから、そういう現象を目撃し、あるいは認識した人はほとんどいないのではないか。
これは、私が理屈の上で考えたことで、確証はないので、一応調べてみる。
たとえば、群馬県前橋市の(たぶん去年の)1月18日の日の出と月の出は
18
 
日の出 6:54
南中 11:54
南中高度 33.1
日の入り 16:55
月の出 6:39
月の入り 16:07
正午月齢 29.1

となっている。これが、太陽と月がほぼ同時に出た日で、それ以外はどんどん時刻の差が大きくなるので、要するに、毎月1回、ほぼ同時になる、と言えるのではないか。そして、そういう現象を見た人はほとんどなく、見ても月が薄くしか見えないので気づかないと思う。
まあ、「やめるはひるのつき」という詩句があるが、朝の月や、日の出と同時刻の月も気の毒な存在だ。
なお、前橋市の表を見ると、この日の月齢は正午で29.1日、つまり、繊月であり、空に出ていてもほとんど気づかれないだろう。毎月、そういう状態の時に日の出と月の出は重なるのかもしれない。地球の自転によって両者がほぼ同時進行するなら、昼間、注意して見たら、太陽の近くにうっすらと見えるのではないか。

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HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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