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処世術としての嘘とお世辞

他人から忠告されるのは非常に不愉快なものだが、それは忠告というものが「お前は(あるいはお前のしていることは)馬鹿だ」という指摘と同じだからであるwww 当然、「その馬鹿なお前に忠告している俺はお前より偉い、賢い」という含意があるwww
小田嶋師が言うように「批判だの直言だのは、的外れだったら腹が立つし、図星だったらさらにアタマに来る」ものなのである。まあ、目上の人に忠告したりする人間はまずいないわけだから、忠告という行為自体が相手を何らかの意味で下に見ているものだろう。

お世辞というのはその反対に、これほど気持ちの良いものは無いのであり、それは人間の最大の本能である自己愛をこの上なくくすぐり快くしてくれるものだ。
ただ、根が正直な人間にとってお世辞とは「真っ赤な嘘」なのだから、その技術を身につけるのは難しい。特に、恵まれた条件を持って生まれた人間は、お世辞を聞き慣れているが、逆に自分がお世辞を言う立場にはなかなかならないのである。当然、嘘やお世辞が下手になる。
安倍総理とか麻生大臣というのは大馬鹿で性格も悪いが、安倍総理は嘘が下手、麻生大臣は開き直って本音で最低発言ばかりしている。とても分かりやすい。



  1. 小田嶋隆 @tako_ashi 11月14日
  1. まあ、オレ自身、お世辞を言うのはきらいだけど、言われるのはわりと好きだったりする。あからさまなおべんちゃらだとわかっていても褒められると悪い気はしない。その点、批判だの直言だのは、的外れだったら腹が立つし、図星だったらさらにアタマにくる。
  1. 何を言いたいのかというと、「お世辞を言わない人ほどお世辞に弱い」ということです。学校の先生とかお役所の外郭団体の偉い人の中に時々いますね。
  1. 逆に、他人に向けてお愛想を言いまくっている人は、誰かに褒められることがあったにしてもどうせ話半分にしか受け止めていなかったりするのでしょうね。
  1. 他人に向けてお世辞やお愛想(「社交辞令」としての過剰な称賛や感謝の言葉)を言わないどころか、正直が過ぎて失礼に聞こえかねない言葉を平気で発しているタイプの人は、意外なことに他人から言われるお世辞やお愛想をモロに真に受けていたりする。 まあ、正直者なのでありましょう。


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