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ラム酒が一本!

ラム酒というのは私の憧れの酒だが、まだ飲んだことが無いし、売っているのを見たこともない。
沖縄はサトウキビの名産地なのだから、ラム酒を作ったらどうか。
「海賊パーティ」などしたくなるのではないか。


エンヤラホイ、
それにラム酒が一本! (「足長おじさん」中の「宝島」の引用)

Avast!Belay! Yo ho ho,and a bottle of rum.

ちなみに、ヘミングウェイの好みのカクテルだったというダイキリの酒もラムである。
アグネス・ラムとも鬼娘のラムともたぶん関係はない。

(以下引用)

ラムの製法

ラムの原料はサトウキビである。まずは、その堅い茎を絞ってジュースを抽出するのだが、歴史の項でもふれている通り、サトウキビジュースはその全てが砂糖に変化する訳ではない。結晶化して砂糖になる部分と、結晶化しない=砂糖にならない部分が同時に出来る。この砂糖にならない部分のことを、日本語で「糖蜜」と言う。全世界のラムの8割は、この糖蜜から造られている。これを「トラディショナルラム」という。では、サトウキビの収穫から順に説明する。

1.サトウキビの収穫



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サトウキビは葉で光合成をし、茎の中に蔗糖を貯める。収穫は糖度がピークに達する乾期に行う。サトウキビは、ナタを使って手刈り、またはトラクターを使った機械刈りをする。サトウキビは刈り取った後、加水分解と酸化がはじまらないうちに圧搾し、次の工程に進めなければならない。




2. 洗浄〜圧搾



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大きな滑り台のような機械で洗浄されたサトウキビは、カッターで20cmほどに切断される。切断されたサトウキビは、シュレッダーで繊維を裂かれた後、ベルトコンベアーで運ばれて3〜5個の歯車に順に押しつぶされながらジュースを絞り出される。

3. バガス



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サトウキビを絞り尽くした後に残る繊維をバガスという。通常このバガスは蒸留所のボイラーにくべられて燃料となる。その他、紙や建築資材、飼料肥料に再利用されている。

4. 砂糖と糖蜜の分離



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サトウキビジュースを加熱・濃縮をすることにより、多くの糖分を含む糖液が出来る。これをバスケット型の遠心分離器にかけて、砂糖の結晶と糖蜜とに分ける。ここで分離された糖蜜がトラディショナルラムの原料となる。

5. 発酵



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酵母が糖分を分解し、エチルアルコールと炭酸ガスに変化させるプロセスを発酵という。この発酵の段階で、ラムの特徴となる芳香成分の大部分が形成される。カリブ海での一般的な発酵時間は24〜36時間で、発酵後のアルコール度数は平均4〜8%である。

6. 蒸留



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カリブにおいて、大多数はステンレス製の柱状型連続式蒸留機を用いる。他、一部では単式蒸留機も用いられている。発酵済の液体を熱することにより、気化したアルコールはコンデンサーを通り液化される。カリブでの一般的な蒸留後のアルコール度数は約70%である。

7. 熟成



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蒸留後のアルコールは、ステンレスタンクで3ヶ月〜12ヶ月休ませながら加水されボトリングされる。これをホワイトラムという。また更に2年前後の間、樽に寝かせてからボトリングされるものをゴールドラム、3年以上の長期熟成をするものをダークラムという。糖蜜を原料とするトラディショナルラムに対し、サトウキビジュース100%を発酵・蒸留する製法がある。19世紀にフランス植民地で始まったこの製法のことを「アグリコールラム」という。また、サトウキビジュースを一度加熱し、シロップ化させた「ハイテストモラセス」を発酵・蒸留する製法もある。ここでは、主な製法を紹介したが、「サトウキビを原料とした蒸留酒」という条件を満たせばラムとなるため、他にも様々な製法が存在する。


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