「中世史の保管庫」というサイトからの転載だが、言うまでもなく、どこまで信頼できるかは保証できない。
私はカトリックの中枢自体がユダヤ人(偽ユダヤ人・偽クリスチャン)であり、金貸しをキリスト教で禁じることでユダヤ人による金融業の独占を図ったと見ている。本当の大資本家はユダヤ人であることを隠していたわけだ。キリスト教徒から迫害されるユダヤ人は本来のユダヤ教の馬鹿正直な信者で、その生活態度を隠さなかったから迫害を受けたわけである。
金融業はカネがカネを生み、時間が味方して資産を増やすのだから、時代が進めば金融業者が社会のカネの大半の所有者となるのは理の当然である。何の生産技術も要らない職業だ。借金を返せない者からは担保を押収すればいい。そこで資本家と暴力装置との癒着も生じる。
(以下引用)
私はカトリックの中枢自体がユダヤ人(偽ユダヤ人・偽クリスチャン)であり、金貸しをキリスト教で禁じることでユダヤ人による金融業の独占を図ったと見ている。本当の大資本家はユダヤ人であることを隠していたわけだ。キリスト教徒から迫害されるユダヤ人は本来のユダヤ教の馬鹿正直な信者で、その生活態度を隠さなかったから迫害を受けたわけである。
金融業はカネがカネを生み、時間が味方して資産を増やすのだから、時代が進めば金融業者が社会のカネの大半の所有者となるのは理の当然である。何の生産技術も要らない職業だ。借金を返せない者からは担保を押収すればいい。そこで資本家と暴力装置との癒着も生じる。
(以下引用)
○ユダヤ人と金貸し
(1)ユダヤ人を取り巻く経済環境の悪化
A.ユダヤ人を所有している君主・領主は彼らから金銭を得ようとし、彼らがかなりの収入をもたらす限り、群集の暴力・教会の干渉から守るために出来る限りのことをした
B.しかしユダヤ人をめぐる状況が悪化して「ユダヤ人はいかなる基本的権利も持たない」という観念が発達すると、西欧でのユダヤ人の経済生活も大きく変化する。「商業路をユダヤ人が旅するのは危険となる」「次第に強力となるギルドはキリスト教という宗教的枠組みを持つので、必然的にユダヤ人を排除した」「ユダヤ人が武器携帯を禁止されると間もなく、彼らの土地所有を禁止する法も現れた」(封建的な土地所有には名誉の観念が付随し、騎士の奉仕義務が伴っていたから)
C.ユダヤ人としても、土地を持っていたら「重税を課され、民衆の略奪にあう」というデメリットがあるので、資産を有するユダヤ人はそれを貨幣・宝石に換えた(この方が容易に隠せる)
(2)高利貸し
A.ユダヤ人に対する最もありふれた非難は昔から「彼らが高利貸しである」ということだった。既に6世紀にトゥールのグレゴリウスが「高額の金を2人の元高官に立て替えて、結局殺されてしまったユダヤ人」について記述している
B.しかし、商人としての活動には場合によっては信用貸し・貸付を行うことがあったとはいえ、ユダヤ人と云えども旧約聖書(の何箇所かの記述)に基づいて高利貸しは禁止されていた。実は中世のキリスト教神学も、旧約聖書の同じ部分に基づいて信者の高利貸し禁止を説いている
【高利貸しの解禁】
C.12世紀になって商業が発展して貨幣・債券が流通するようになると、高利貸し禁止問題はキリスト教・ユダヤ教双方の宗教上の権威者にとって大きな問題となる。中世初期には「資本家であった聖職者が、徴税人や商人とともに金貸しの役割を果たしていた」にもかかわらず、教会は常にその行為を認めなかったし、それどころか一層強く反対するようになった。第3回ラテラン公会議(1179年)では「利子を付けて金銭を貸すキリスト教徒はキリスト者としての埋葬に相応しくない」と宣言した
D.しかし「王(軍隊の維持・拡充のため),商人(事業のため),高位聖職者(堕落した贅沢な生活を続けるため)」にとって、借金はますます必要となっていた
E.こうした状況において、経済的環境の悪化していたユダヤ人にとっては「金貸しこそが自分たちに残された唯一の生計の道である」と、ユダヤ教のラビたちも認めざるを得なくなる。タルムードにある禁止条項の厳格な適用を止め「代わりの仕事がなければ不本意な悪は許される」として、金貸しを解禁した
【高利貸しへの反感】
F.元々嫌われていたユダヤ人がヨーロッパで金貸しを始める(12世紀~13世紀初頭)と、ユダヤ人に対する敵意は更に強まった。借金を返せない・返したくないキリスト教徒の債務者は、ユダヤ人に対する反感を「自分たちの苦境を救うための手段」として利用した
G.暴動・虐殺の中で「運良く借金証文が破棄され、ユダヤ人の所有者である王が返済を要求できなくなる」というのが、債務を帳消しにする上手い方法だった
(3)キリスト教徒の高利貸しの登場
A.13世紀に現れた急速に広まった『教皇直属の両替商カオルシーニ』は、2・3世代の間にユダヤ人を高利貸しの職業から追い出していく
B.教会はユダヤ人・キリスト教徒にかかわらず金貸しを禁じる立法を繰り返した。ヴィエンヌ公会議(1311年)では「利子付きで金を貸すことを異端と等しく扱う」とまで主張した。にもかかわらず、銀行業が特にイタリアで発達したため、必然的にこうした法の実際の適用は緩和された
C.「『適当な利子』は、借金返済までにかかる時間に得られたであろう利益を貸し手が損失したのだから、教会法に反しない」(14世紀末の神学者の主張)。コンスタンツ公会議(1414~18年)でも金貸しを暗黙のうちに承認している。「『適当な利子』を11%に固定すべき」と宣言したが、これは以前から普通に行われていたことの乱用を規制したものだった(銀行から容易に融資を受けるようにして交易を盛んにする狙いがあった)
D.キリスト教徒の金貸し(カオルシーニor「ロンバルディア人」とも呼ばれた)が次々と登場したので、ユダヤ人が対抗することはほとんど不可能だった
(1)ユダヤ人を取り巻く経済環境の悪化
A.ユダヤ人を所有している君主・領主は彼らから金銭を得ようとし、彼らがかなりの収入をもたらす限り、群集の暴力・教会の干渉から守るために出来る限りのことをした
B.しかしユダヤ人をめぐる状況が悪化して「ユダヤ人はいかなる基本的権利も持たない」という観念が発達すると、西欧でのユダヤ人の経済生活も大きく変化する。「商業路をユダヤ人が旅するのは危険となる」「次第に強力となるギルドはキリスト教という宗教的枠組みを持つので、必然的にユダヤ人を排除した」「ユダヤ人が武器携帯を禁止されると間もなく、彼らの土地所有を禁止する法も現れた」(封建的な土地所有には名誉の観念が付随し、騎士の奉仕義務が伴っていたから)
C.ユダヤ人としても、土地を持っていたら「重税を課され、民衆の略奪にあう」というデメリットがあるので、資産を有するユダヤ人はそれを貨幣・宝石に換えた(この方が容易に隠せる)
(2)高利貸し
A.ユダヤ人に対する最もありふれた非難は昔から「彼らが高利貸しである」ということだった。既に6世紀にトゥールのグレゴリウスが「高額の金を2人の元高官に立て替えて、結局殺されてしまったユダヤ人」について記述している
B.しかし、商人としての活動には場合によっては信用貸し・貸付を行うことがあったとはいえ、ユダヤ人と云えども旧約聖書(の何箇所かの記述)に基づいて高利貸しは禁止されていた。実は中世のキリスト教神学も、旧約聖書の同じ部分に基づいて信者の高利貸し禁止を説いている
【高利貸しの解禁】
C.12世紀になって商業が発展して貨幣・債券が流通するようになると、高利貸し禁止問題はキリスト教・ユダヤ教双方の宗教上の権威者にとって大きな問題となる。中世初期には「資本家であった聖職者が、徴税人や商人とともに金貸しの役割を果たしていた」にもかかわらず、教会は常にその行為を認めなかったし、それどころか一層強く反対するようになった。第3回ラテラン公会議(1179年)では「利子を付けて金銭を貸すキリスト教徒はキリスト者としての埋葬に相応しくない」と宣言した
D.しかし「王(軍隊の維持・拡充のため),商人(事業のため),高位聖職者(堕落した贅沢な生活を続けるため)」にとって、借金はますます必要となっていた
E.こうした状況において、経済的環境の悪化していたユダヤ人にとっては「金貸しこそが自分たちに残された唯一の生計の道である」と、ユダヤ教のラビたちも認めざるを得なくなる。タルムードにある禁止条項の厳格な適用を止め「代わりの仕事がなければ不本意な悪は許される」として、金貸しを解禁した
【高利貸しへの反感】
F.元々嫌われていたユダヤ人がヨーロッパで金貸しを始める(12世紀~13世紀初頭)と、ユダヤ人に対する敵意は更に強まった。借金を返せない・返したくないキリスト教徒の債務者は、ユダヤ人に対する反感を「自分たちの苦境を救うための手段」として利用した
G.暴動・虐殺の中で「運良く借金証文が破棄され、ユダヤ人の所有者である王が返済を要求できなくなる」というのが、債務を帳消しにする上手い方法だった
(3)キリスト教徒の高利貸しの登場
A.13世紀に現れた急速に広まった『教皇直属の両替商カオルシーニ』は、2・3世代の間にユダヤ人を高利貸しの職業から追い出していく
B.教会はユダヤ人・キリスト教徒にかかわらず金貸しを禁じる立法を繰り返した。ヴィエンヌ公会議(1311年)では「利子付きで金を貸すことを異端と等しく扱う」とまで主張した。にもかかわらず、銀行業が特にイタリアで発達したため、必然的にこうした法の実際の適用は緩和された
C.「『適当な利子』は、借金返済までにかかる時間に得られたであろう利益を貸し手が損失したのだから、教会法に反しない」(14世紀末の神学者の主張)。コンスタンツ公会議(1414~18年)でも金貸しを暗黙のうちに承認している。「『適当な利子』を11%に固定すべき」と宣言したが、これは以前から普通に行われていたことの乱用を規制したものだった(銀行から容易に融資を受けるようにして交易を盛んにする狙いがあった)
D.キリスト教徒の金貸し(カオルシーニor「ロンバルディア人」とも呼ばれた)が次々と登場したので、ユダヤ人が対抗することはほとんど不可能だった
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