酔生夢人のブログ

スレッドタイトルを見て、子供のころを思い出し、懐かしくなった。
子供には、トマトのあの酸っぱさと匂いが苦手なものだが、砂糖をかけると微妙な風味の果物みたいになる。砂糖の甘さに騙されて数回食べているうちに、トマトの匂いや風味が好きになりはじめ、砂糖をかけないトマトも好物になったものだ。これは、我が母親のファインプレーだろう。
その反対がカボチャで、こちらは毎度毎度煮物しか作らず、あのカボチャの嫌な臭いがいっそう際立ち、慣れることができなくて、とうとう大人になるまで苦手だった。それが食えるようになったのは結婚後で、カボチャのソテーやカボチャのテンプラだと、カボチャ臭さはほとんど無く、なかなか美味いと思うようになった。カボチャのクリームシチューも、美味く思うようになったが、今でもカボチャの煮物は大嫌いである。
要するに、子供の好き嫌いは９割まで母親の責任だ、ということである。
セロリなども苦手な子供が多いと思うが、これも生だけでなく、炒めても美味いものである。短冊に切って塩少々とうまみ調味料で味付けしたら面白い味になり、酒のつまみにもなる。セロリの葉は、みそ汁の具としても美味いのだが、こちらもほかでは見たことがない。まあ、私自身の発明のようなもので、自分以外の人はどう思うか知らないが、少なくともうちの娘には好評だった。
生で食っている野菜は、炒めてもだいたい美味いもので、レタスなども、炒め物でも味噌汁の具でもいけるものだ。サラダが少し変色したら、捨てないで、そういう再利用をしてみるといい。中華料理ではキュウリだって炒め物に使うんだし。


（以下引用）


トマトに砂糖