「文殊菩薩」で知った記事である。「ロシアの声」はしばしば訪問するサイトだが、この記事は未見であった。
オバマがキューバ制裁を解除する裏には、キューバが社会主義的政策(生産手段は原則国有とする)を少しづつ解除しつつある、という事実があるかと思う。キューバ国民にとっては経済制裁の解除は朗報だが、キューバで今後資本主義的社会体制が進んでいけば、「全員が等しく貧しい」状態から「極端な金持ちと極端な貧乏人」が存在する格差社会になるわけで、手放しで喜ぶわけにもいかないと思う。貧しい報酬で人民のために優れた医療活動を行ってきた医者たちが、まずキューバを脱出してアメリカで「高額医療」に従事するのではないか。そしてキューバの医療も次第にアメリカ化していくわけだ。
まあ、私は現在のキューバの状況に詳しいわけでもないので、成り行きを見守るだけだが、私にとっては世界でも稀な老子的「小国寡民」の理想郷と見ていたキューバが拝金主義に汚染された社会にならないように祈りたい。
(以下引用)
米国、半世紀に及ぶキューバ制裁を解除か
タグ: 政治, 北米・中南米, 米国, キューバ, 記事一覧, 国際
9.11.2013, 11:49
сша куба сша флаг сша куба флаг куба 2011 январь коллаж
Collage: The Voice of Russia
米国政府は1960年に導入された対キューバ制裁措置を解除する構えだ。オバマ大統領が8日述べた。
政策を周到かつ創造的に革新しなくてはならない、と大統領。
対キューバ経済制裁措置は、キューバが米国市民・企業の財産を接収したことへの報復措置として、1960年に導入された。措置は1962年には完全禁輸にまで発展した。
イタル・タス
PR